第11話「穢されました・・・(色んな意味で)その1」
「ひぐっ・・・ひぎぁぁぁぁ!!」
今まで散々快感責めにあってたボクのに、まるで傷口に塩を塗り込んだかのような
痛みが走った。
「あら? 痛かったかしら?」
身体を左右に暴れさせて叫ぶ僕を見てそう呟く先生。痛くないって思ってたんです
か?
「痛いに決まってます!!」
「大丈夫よ、すぐに良くなるから」
そう言って問答無用で中に棒を入れてくる先生。
「痛!! 痛い痛い痛い!! 痛いです先生!!」
身を捩って棒が入ってくるのを防ごうとするけど、四肢が封じられててまったく動
かない。
「大丈夫よ。ちゃんと消毒済みだから問題無いわ」
「そういう問題じゃないです!!」
「あんまり暴れると余計痛いわよ?」
唯一動く首を高々と上げて叫ぶ僕に諭すようにそう言う先生。
「う・・・」
流石にこれ以上痛いのは嫌だ。けど、叫ばずにはいられないのも事実。
「ふふふ、大丈夫よ。すぐにこれの虜になるから」
「なりたくないです、こんな痛いの・・・」
「心配しないで。これは一応女性用の自慰具なんだから」
「はい?」
ソレって一体どういう・・・?
「知ってる? 女性の尿道は膣と並行してるから快感を得る神経も豊富なのよ?」
「それとどういう関係が・・・」
「つまり、尿道は女性にとって性感帯でもあるのよ」
「ボク男ですけど・・・」
「あら? 男の人が射精の快感を得るのも尿道だけど?」
「そ、それは・・・」
「だからすぐに気持ち良くなるわよ」
「そんな無茶苦茶な理由・・・」
「一般に尿道オナニー用のカテーテルだって販売されてるぐらいだから、大丈夫よ。
まぁ、これは私が作った特別せいだけどね」
せ、先生が作った!? それって・・・
「尚更不安じゃないですか・・・」
「大丈夫よ。今までの所は問題無いから」
「つまりボクの時に何かある可能性もあるわけですか?」
「大丈夫よ。男性器に使うのが初めてなだけで女性に対しては全く問題無いわ」
つまりボクが被験者1号って事ですか?
「ますます不安が・・・」
「いちいち口答えしてないで、早く感じるように努力しなさい」
って一体どうやって?
「痛みが急に気持ち良くなるわけ無いじゃないですか」
「全く、さっきから言い訳ばかり言って・・・」
いや、それは先生の方じゃ・・・
「まったく・・・でも、流石にいきなり2ミリはきつかったかしら?」
「いだぁぁ!?」
先生はそう言うと一気に棒をボクのから抜き取った。その一瞬の動作にまた苦痛に
悶えてしまう。
「仕方ないから、この1ミリのやつから始めてあげる。まったく、感謝しなさいよ・
・・」
恩着せがましい表情でさっきまで入っていた棒よりも細いものを用意する先生。一
方的にやられてるのに感謝なんて出来ません。
「ほら、今度はさっきよりも痛くないはずよ?」
またまた有無を言わさずボクのの中に棒を入れてくる先生。
「痛っ!!」
いくらさっきより若干細いとは言っても痛いものは痛いです、はい。
「あら? まだ痛いの?」
「痛いです・・・」
涙目でそう訴えるボク。いや、もう既に涙で顔がボロボロなんだけど・・・
「ん?・・・やっぱりいきなりイボ付きはダメだったか・・・」
「は?」
イボ付きって・・・?
「そんなので擦られたら痛いに決まってます!!」
「あら? 普通の棒の刺激が物足りなくなった場合は次に移行するのはイボ付きが王
道なのよ?」
当然でしょ? っとでも言いたげな表情の先生。中学生にそんなの解るわけないと
思いますけど?
「物足りないとか以前に未経験者にそんな凶悪なものを使わないで下さい」
「それ以外ならOKなのね?」
「ぇ?」
「未経験者だから凶暴なものは使わないで下さい。けど、それ以外ならOKです。っ
てことしょう?」
「ななな!?」
何て自己勝手でご都合な変換・・・
「というわけで何も無いタイプだけど2ミリに戻すわね?」
「や、止め・・・」
「ふふふ、今度こそ気持ち良くしてあげる・・・」
口元に妖しい笑みを浮かべてボクのを手で掴む先生・・・
「くぁぁぁぁぁ!!」
そして、棒が入ってきた瞬間、ボクはさっきまでと微妙に違う意味を含んだ叫びを
上げてしまった・・・
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