プログラム236「限界の限界(その10)」


プログラム236 最終覚醒(その10) 「これ、起きなさい」  うゆぅ? 誰か呼んでる? 「これ、早く起きて」  何? 何? 一体何? 「むぅ、やはり起きませんなぁ」  起きるって? ・・・私、また寝てる? 「ふぇ? ふぁ・・・うゆぅ・・・」  珍しく夢を見てない気がするけど、ひょっとして・・・気絶してたのかな? 「ふぁ・・・うゆぅ・・・あり?」 「おぉ、気が付いたみたいですな」 「いやいや、まさか3人揃って気絶するとは思いませんでしたな」 「それだけ良かったんでしょうなぁ」 「くくく」 「うゆぅ? お姉ちゃん達も気絶してたの?」  周りを見ると、既に起きて心配そうに私を見てるお姉ちゃんとかえで姉がいた。何 ゆえ? 「かすみ、大丈夫?」 「何処か異常は無いですか?」  スッゴク心配そうにそう訊ねてくるお姉ちゃんとかえで姉。・・・だから一体何な の? 「大丈夫だけど・・・何? そういえばお姉ちゃん達も気絶してたんだよね? 大丈 夫なの?」 「私たちは別に・・・ねぇ、ホントに大丈夫なの? かすみ」  うゆぅ、一体何なの? さっきから・・・ 「何? 何かあったの? お姉ちゃん」 「え・・・? べ、別に無事ならいいの」 「うゆぅ、またそうやって誤魔化すぅ・・・」 「ホ、ホントに何でもないのよ。ねぇ? かえでさん」 「え? あ、はい・・・」  ・・・何かある。絶対に何かあるなり。 「ウソ、絶対に何かある!! 教えてよぉ、不安になっちゃうなり」 「う・・・だって、いつも夢を見てなかなか起きないのに、今回に限ってすぐに起き たから・・・」  ・・・そ、それだけッスかぁ? 「そ、それだけ? それだけでそんなに心配したの?」 「だって・・・毎日夢を見てるじゃない、かすみ・・・」 「・・・うゆぅ、だからってそりはないなり」  たったそれだけのことで・・・何だかなぁ・・・ 「3人とも、戯れるのはそこまでにしてもらうよ」 「まだ、最後の楽しみが残ってるんだからね」 「はい・・・」 「うゆぅ、解ったなり」 「・・・はい」  私たちのそんな会話を黙って聞いていた仮面の男性達のその言葉に、素直に頷く私 達。  ・・・これだけして、まだしたりないか? 「まぁ、最後の楽しみの前に、一度身体を綺麗にしてあげた方が良さそうだ」 「え?」 「うゆぅ?」 「身体を?」 「まぁ、理由は自分のいやらしい部分を見れば解るさ」 「アソコを?」 「うやぁ?」 「え?」  そう言われて私たちは自分のアソコを見た・・・なるほど、そういうことか。 「こ、こんなに・・・」 「うやぁ・・・随分と沢山出してたんだねぇ・・・」 「凄い・・・これ・・・全部?」 「解ったかい?」 「流石にこれだけ大量に犬の精液があると、我々としてはあまり宜しくないからね」 「だから、一旦風呂場へ移動して身体を綺麗にしてあげよう」  綺麗に・・・してあげる? 「つまり、身体を洗ってくれるの?」 「そういうことだ」  かすみお嬢様の問いに、そう応えるクライアント達。何か色々とされそうな気がす るな。 「さぁ、そういうわけだから早速身体を洗いに行こうか」 「ほれ、3人とも立ちなさい」 「はぁ・・・」 「うゆぅ、解ったなり」 「それにしても・・・凄い量」  自身のアソコから垂れる犬の精液を見て、そう呟くさやかお嬢様。確かに、この量 は凄過ぎる。人間の何倍出てるんだ? 「くくく、吟たちは改造犬だからね。出る量も通常の大型犬の数倍以上なんだよ」 「そ、そうなんですか?」 「まぁ、今の段階ではだがね」 「今の・・・段階では?」  それは一体どういう事なんだろうか?」 「まぁ、その話は終わった後にでもしてあげよう。まずは移動するぞ」 「はい・・・」 「うゆぅ、了解ッス」 「はい」  そう言って移動しだしたクライアント達の後についていった・・・


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