プログラム174「ローション・・・(前編)」


 プログラム174 淫靡なるマッサージ(前編) 「痛ぅ・・・沁みるぅ・・・」  お姉ちゃんの暴走鞭責めイヤイヤンな責めから解放されたかえで姉。とりあえず今 日のノルマは終わったということで、お風呂場に移動した。で、かえで姉はお風呂に 入ると、すごく辛そうな声を洩らした。・・・まぁ、あれだけ鞭で打たれれば当然だ けど。 「大丈夫? かえで姉」 「はぁ・・・まぁ・・・かなり沁みますが・・・」 「そりゃそうだよねぇ? お姉ちゃん、手加減なしだったもん」 「ははは・・・はぁ・・・」  渇いた笑いをするかえで姉。結構堪えてる? 「ホント、大変だったね? かえで姉」 「まぁ・・・暫くはしないと言ってましたし・・・」 「でも、顔が笑ってたよ? お姉ちゃん」 「え?」 「暫くしないって言ってる時のお姉ちゃんの表情だよ」 「それがどうかしたんですか?」 「そういうときのお姉ちゃんって嘘つくから気を付けた方がいいよ?」  因みに、過去に5回ほど騙されてます。お姉ちゃんって意外と悪戯好きだからねぇ ・・・ 「ま、諦めるしかないと思うよ? かえで姉」 「そんなぁ・・・」 「こら!! かすみ!!」  ズビシッ!! 「あぅ!? 痛いなりぃ・・・何ぃ?」  突然おつむにズシリと衝撃が走る。何が起こったのか、一瞬解らなかったけど後を 向くと・・・ 「お姉ちゃん?」  そこにはお姉ちゃんが手刀を作って立っていた。 「何余計なこと教えてるの? せっかくの楽しみが・・・」  た、楽しみって? お姉ちゃんそりは酷いと思うよ? 「だって、鞭でピシパシなんてさ、凄く辛いと思うよ? かえで姉、すっごく嫌がっ てるし・・・」  痛そうだしね? 「でも、かえでさん、最後の方は連続でイっちゃったわよ?」 「うゆぅ、そりは・・・」  そうなのだ。かえで姉ってばイヤイヤって言い続けてた割には、最終的に絶頂を迎 えてたのだ。・・・私には理解できないッス。すっごく痛そうなのに・・・ 「それはそうと・・・大丈夫です? お尻」 「そう思うならあんなに打たなくても・・・」  あ、やっぱり根に持ってるんだ、かえで姉。 「ふふふ、ごめんなさいね? その代わりに、いずみさんから塗り薬を貰ったから、 お風呂から上がったら塗ってあげますね?」 「はぁ・・・そうなんですか?」 「結構いい痛み止めみたいですよ? いずみさんも塗った後すっきりしてましたか ら」 「はぁ・・・」  因みにお姉さまは、お姉ちゃんの鞭責めが終わった後、私とかえで姉を先にお風呂 場へと移動させて、その後どこかへ移動しちゃったみたい。 「とりあえず、今日の疲れをまず落としてくださいね?」 「はぁ・・・解りました」 「何か今日は一日中無視されっぱなしだったような気がする・・・」 「え?」 「そういえば・・・」  そうなのだ。今日私がHしたのはホンのちょっとで後はずっと見学だったのだ。う ゆぅ、イヤガラセ? 「いいなぁ、かえで姉ばっかり構ってもらって」 「・・・何でしたら代わりましょうか?」 「うゆぅ、痛いのはイヤッス。気持ち良くして欲しいなり」 「まったく・・・我侭なんですから・・・」  わ〜い♪ 誉められちった(?) 「あの・・・かえでさんはまだお風呂に入ってるんですか?」 「え? はぁ・・・」 「そうですか」  何故に残念そうな表情になるのかな? お姉ちゃん。 「あの・・・」 「何? かえでさん」 「何か企んでます?」  お姉ちゃんの残念そうな表情に、かえで姉も気付いたみたい。さすが鋭いというか ・・・ 「べ、別に何も・・・」  ならどうしてどもるのかな? お姉ちゃん。 「ホントですか?」 「え? えぇ、ホントよ」  うゆぅ、あからさまに妖しいッス。絶対何か企んでるね? これは・・・ 「・・・さやかお嬢様?」 「あは・・・あはははは・・・」  お姉ちゃん、声が渇いてる・・・ 「自白した方がいいよ? お姉ちゃん」 「べ、別に何も企んでませんよ? ホントですってば!! 何よ・・・二人してそんな 視線送ってきて・・・」 「だって、すっごく妖しいよ? お姉ちゃん」 「そう?」 「はい」 「早くお薬を塗ってあげたかっただけなんだけどな・・・」 「え?」 「それだけなの?」 「そうよ?」  ・・・何か腑に落ちないんだけどな? 「まぁ、そういうことでしたら・・・」 「じゃあ、身体を拭き終わったら寝室まで来てくださいね?」 「はぁ・・・解りました」 「じゃあ、私は先に行くから」  そう言ってお姉ちゃんは浴室から出ていった。 「・・・何か妖しいね?」 「そうですね・・・」 「どうするの?」 「どうするって・・・行くしかないと思いますけど・・・」 「そうだけどね」 「とりあえず、もうちょっとだけ浸かってましょうか」 「そだね」  この後起こる出来事、その淫靡さをお風呂にゆったり浸かっているかえで姉は多 分、知る由もなかったんだと思う・・・


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