プログラム166「もう一つの覚醒(後編)」
プログラム166 Sの血とMの血(後編)
「まずはどこから打とうかしら・・・」
ヒュッ!! ヒュッ!!
「ひぃ!?」
かえでさんの目の前で鞭を振るうと、かえでさんはその音に怯えた表情をみせた。
「ふふふ、そんなに怯えないで・・・ね? 最初は優しくしてあげますから・・・」
「そんな・・・いや・・・止めて・・・」
ヒュッ ピシャンッ
「ひぃ!? ・・・ぁ・・・ぁぁ・・・いた・・・い・・・」
「そう? なら、コレを動かしてあげる・・・」
カチッ、 ヴィィィィィィ・・・
「はぅん!? んぁぁ・・・やぁぁん・・・ふぁぁぁぁ・・・」
バイブの甘い刺激に悶え始めるかえでさん。
「ほら、次はこれよ?」
ヒュッ ピシャンッ
「はぅ!? 痛ぅぅ・・・」
再び鞭でかえでさんを打つ。そして再び苦悶の表情を浮かべるかえでさん・・・
「あら? まだ痛いの? もっとバイブの動きを強くした方が良さそうね?」
「うぅ・・・お願いです・・・もう・・・止めて・・・」
「ダメよ。これが今日の調教内容なんですよ? かえでさん」
カチッ ヴィィィ・・・ヴィンヴィンヴィンヴィン・・・
「はぅぅ!! スゴイィィィ・・・んぁぁ・・・ダメェェ・・・」
さらに早く動きだしたバイブに快感に溺れ始めるかえでさん。でも・・・
「ふふふ、気持ちいいのね? かえでさん。でも、こうするとどう?」
ヒュッ ピシャンッ
「あぅん!! ひぁぁぁ・・・ダメェェ・・・」
「あら?」
これは意外な反応だわ。まさか感じちゃうなんて・・・まぁ、弱く叩いたからかも
しれないけど。
「ふふふ、もうちょっと強く叩きますね? かえでさん」
ヒュッ! ピシャンッ!
「あぅ!? 痛ぅぅ・・・あぁ・・・ダメェ・・・んぁぁぁぁ・・・」
少し痛がったけど、その後はバイブの刺激に痛みが掻き消されたのか、快感の嗚咽
を洩らすかえでさん。
「ふふふ、いい反応・・・もっと強く・・・してあげる」
ヒュッ! バシンッ!
「あぅ!! くぅぅ・・・いた・・・い・・・でも・・・ふぁ・・・ぁぁ・・・」
「あらら? どうしよう、すぐにバイブの快感に溺れちゃう」
「一発一発じゃ意味が無いわよ? もっと連続でしてあげないと・・・ね?」
「はい、解りました」
ヒュッ! バシッ! ヒュッ! バシッ! ヒュッ! バシッ!
「あぅ!? うぁ!? ひぃぃぃ!?」
苦痛に顔を顰めるかえでさん。ようやく鞭を振るってるって感じが出てきた。
「ほら!! どう? かえでさん!! 痛い? 辛い? どうなの?」
ヒュッ! バシッ! ヒュッ! バシッ! ヒュッ! バシッ!
「あぅ!! あぐぅ!! ひぐぅ!! イヤァ!! 止めてェェ・・・」
かえでさんの目から涙が溢れ出す。でも・・・
「ダメよ? かえでさん。こんな程度で泣いてちゃ・・・まだまだ・・・これからよ
!!」
ヒュッ! バシッ! ヒュッ! バシッ! ヒュッ! バシィッ!
「あぐぅ!! イヤァ!! 止めてェェ・・・ヒガァ!! あ・・・ぁぁ・・・」
ジョボ・・・ジョロロロロロ・・・
「ぁ・・・ぁぁ・・・ぁ・・・」
痛みのあまり、かえでさんはオモラシをしてしまった。そんなに辛いの? かえで
さん。
「ふふふ、ダメね? かえでさん。オモラシなんてしちゃ。罰としてもっと強く打っ
てあげる」
・・・何故だろう? かえでさんが苦しんでいるのを見ているとますます身体が興
奮する。これが・・・S?
「もう・・・イヤ・・もう・・・許してぇ・・・イヤァァ・・・」
泣きじゃくるかえでさん。でも許してあげない。
「ダメよ・・・」
ヒュンッ!! バシィッ!! ヒュンッ!! バシィッ!!
「あぐぅ!? ひぎゃぁぁぁぁ!!」
「あらあら、そんなに泣いて・・・そんなに辛いの? かえでさん」
「グス・・・グス・・・はい・・・」
「そう、なら気持ち良くしてあげる」
「え・・・? んぁ!? ふぁぁぁぁん!!」
グチュグチュグチュ・・・
「あふぁ・・・んぁぁ!! あひぁぁぁ・・・」
バイブで責めると、かえでさんは痛みを忘れたように、濡れた喘ぎを洩らしだし
た。
「あら? 嫌々言う割りには・・・オ○ンコからいやらしい音がする。ひょっとして
感じてたの? かえでさん」
「んぁぁ・・・違うぅぅ・・・そんなんじゃあ・・・あはぁぁぁ・・・」
「そう? でもホンのちょっと時間でココまでいやらしく濡れるなんて・・・ホント
に?」
「ふぁぁ・・・はいぃ・・・」
「そう。で、かえでさん、辛かった?」
「・・・辛いに・・・決まってます」
「そう・・・」
暫く見つめ合うかえでさんと私。かえでさんのその瞳は、涙で濡れ光っていた。そ
して、それ以外の妖しい光が放たれ始めているのを、私は見逃さなかった。
「それじゃあ、暫くバイブで感じててね? かえでさん」
「・・・・・」
「ふふふ。さぁ、今度はいずみさんね。よろしくお願いしますね? いずみさん」
「えぇ、お願いね? さやかちゃん」
段々、変わってきてる自分。それがなぜか・・・楽しい・・・
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