プログラム165「もう一つの覚醒(中編)」


 プログラム165 Sの血とMの血(中編) 「さぁ、始めましょう」 「はい」 「それと、さっき言ってたように苦痛と快感を交互に使うんだけど・・・これはかえ でさんだけでいいからね?」 「え? はぁ・・・でも、どうしてです?」 「ふふふ、慣れるといいものよ? まぁ、度が過ぎると辛いけど・・・」 「はぁ・・・」  いずみさんの意味深な妖しい笑みがちょっと怖い・・・ 「さて・・・とかえでさんに対してはやっぱり快感を与えながらしないと覚えられな いでしょうから・・・どれで感じてもらおうかしら?」 「うぅ・・・私は見学ということで・・・」 「却下よ」 「く・・・」  かえでさん、そんなに怯えなくても・・・ 「そうね、やっぱり妥当な線でバイブを入れてあげた方が良さそうね」 「ホントに・・・するんですか?」  まだ怯えてる・・・ 「ふふふ、大丈夫よ。すぐにクセになるから」 「そんな・・・」 「さぁ、まずは身体を縛って・・・ね?」 「どういう格好でするんですか?」 「そうね、まずは立った状態がいいから・・・滑車に両腕を吊ってしましょうか」 「解りました。・・・かえでさん、いい加減観念したらどうです?」 「う・・・」  こっそりドアから逃げようとするかえでさんに釘を刺す。 「うやぁ? かえで姉、どこ行くの?」 「そ・・・それは・・・」 「言ったでしょう? 辛いのは最初の間だけよ。我慢してればすぐに良くなるから・ ・・」 「・・・・・」  かえでさん、すっかり血の気が引いてる。痛いのがそんなに嫌なんだ・・・ 「かえでさん、武道の達人なんでしょう? ちょっとぐらい我慢できますよね?」 「そ、それは・・・」 「ふふふ、それよりもまた逃げられる前に縛っておいたらどう?」 「そうですね」 「う・・・」  いずみさんの案に、速攻でかえでさんを縛り上げる。かすみも手伝ってくれたから 結構早く縛れた。 「イヤ!! 解いてください!!」 「かえで姉、諦めが悪いよ?」 「かすみお嬢様・・・」 「何か泣きそうな目をしてるかえで姉って色っぽいや」 「そんな・・・」 「さぁ、今度は私ね。ふふふ、よろしくね? さやかちゃん」 「はい・・・」  いずみさんの目も潤み始めてる。その潤んだ視線に、私は熱い衝動に駆られ始め た。 「それじゃあ、縛りますね?」 「ええ」  まず、両腕を一つに束ね、滑車から伸びている縄と結びつける。 「ふふふ、かなり手馴れてきたわね?」 「はい、いつもかすみにしてますから」 「ふふふ、そう」  そんな会話をしつつ、いずみさんの身体を縛り上げる。いずみさんはスレンダーな 身体だから、胸縄をかけて、そこから股間部へと縄を流しす縛りがよく似合う。 「ホントに上手になったわね? こんな短時間でこんなに綺麗に縛れるなんて・・ ・」 「いずみさん、ホントにバイブとかはいいんですか?」 「あら? 先輩を信用出来ないのかしら?」 「いえ、そういうわけじゃ・・・ってなんの先輩ですか?」 「MとSのよ」 「はぁ・・・」  まぁ、確かにこういったことのキャリアはいずみさんの方が多いけど・・・だか らって先輩・・・ 「さぁ、あとはかえでさんにバイブを咥えさせてあげて」 「はい」  私は道具入れから少し小さめのバイブを取り出し、かえでさんに近付いた。 「お願いです、さやかお嬢様。こんなことは止めてください。他のことでしたらなん でもしますから・・・」 「ホントに?」 「はい・・・」 「じゃあ、まずはこのバイブをオ○ンコに入れさせて」 「え? はい・・・」  大人しく両足を開いていくかえでさん。ふふふ、さっきの責めで既にびっしょり濡 れてる。 「あぁ・・・そんなに見ないで・・・」 「ふふふ、こんなに濡らして・・・さぁ、入れますね?」  チュク・・・ヌチュ・・・ズプププ・・・ 「はぅ!? んぁ・・・ぁぁぁ・・・はい・・・るぅ・・・」 「ふふふ、こんなに簡単に入るなんて・・・いやらしいわ、かえでさん」 「あぁ・・・言わないでぇ・・・」 「さぁ、次はいよいよこれで責めてあげる」  かえでさんの目の前に鞭をチラつかせる。 「ひぃ!? そんな!! 話が違います!!」 「ふふふ、あれは嘘です。さぁ、覚悟してくださいね?」 「そんな・・・」  また一歩、違う自分が目覚めようとしていた・・・


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