プログラム161「さやかお姉様!?(前編)」
プログラム161 いずみ再び・・・(前編)
「かえで姉、かえで姉、・・・」
誰かが私を呼ぶ。聞き慣れたその声・・・誰?
「かえで姉、起きてってば・・・」
起き・・・る・・・?
「むぅ、思ったより強情なり。いつもは私に○○○が□□□□□で、××××××と
△△△△して起すクセに・・・」
○○○が□□□□□で・・・××××××と△△△△・・・? 何・・・?
「まったく・・・そだ、だったら・・・」
何・・・?
「チュバ・・・チュパ・・・チュゥゥ・・・チュ・・・チュ・・・」
な・・・に・・・? この・・・刺激は・・・
「んふぅ・・・ふぅぅ・・・」
息が・・・苦しい・・・何・・・? お口の中が・・・気持ち・・・いい?
「チュパ・・・チュパ・・・チュゥゥゥ・・・」
「んふぅ・・・んぅ・・・ん? んぅぅ・・・」
ダメ・・・舌が・・・あぁ・・・痺れ・・・あぁぁ!!
「ンフぅ!? ふぅぅぅぅ!! んふぅ!! ふぅぅぅ!! プハァ・・・ハァ・・・ハァ・
・・」
「プァ・・・ふぅ、ようやく起きたね? かえで姉」
「あ・・・れ? かすみお嬢様? え? 何・・・?」
「うやぁ? かえで姉ってば寝ぼけてるぅ」
「え? え?」
「かえで姉、朝食の時間になっても起きないから起こしに来たんだよ?」
「え? 朝食って・・・? 今何時なんですか?」
「えーえむはちまるまるだよ」
「はい?」
「つまり朝の8時ってこと。まぁ、昨日は激しかったからね、疲れたかもしんないけ
どね」
「え? 昨日寝たのって・・・」
「うゆぅ? 確か12時ごろだったような・・・」
「はぁ・・・」
そんな時間だっただろうか? 何か計算が合わないような?
「そんなことより早く起きてよ。お姉ちゃん待ってるよ?」
「あ、はい・・・ってあの、退いて頂けます?」
「うやぁ? こりは失敬」
・・・はぁ、まったく。
「ふやぁ・・・お腹一杯なり。余は満足じゃあ♪」
「・・・昨日も言ってませんでしたか?」
ややジト目でかすみに釘を刺すかえでさん。何かあったのかしら?
「うやぁ? そうだっけ?」
「ほら、かすみ。早く片付けて。もうじき下萄さんが来るんだから」
「ほ〜い、解ったなりぃ」
そう言うとかすみは食器を皿洗い機の中に入れていく。これのおかげで手が荒れな
くて凄く助かってる。
「さ、後は下萄さんが来るのを待つだけね」
「・・・・・」
「? どうしたの? かえでさん」
私の言葉に沈黙したかえでさん。まだ堕ちきっていない?
「いえ・・・別に・・・」
「うやぁ? かえで姉ってばまだ素直になってないの? ダメだよ? 人間諦めが肝
心なんだから」
「そ、そんなことは・・・」
「まだ・・・下萄さんには心を許しきれてないんですか?」
「多分・・・完全には・・・」
「そっか・・・でも大丈夫だよ。そのうち気持ち良いことばっかりになると思うから
さ、その時には身を委ねてもいいんじゃないの?」
「・・・そうなるといいですね」
どこか寂しげな表情をするかえでさん。でも、いつかは・・・
「お二人は・・・もう?」
「え? ・・・そうですね。ココに来て2週間以上・・・身体も心も屈してしまいま
したね・・・」
「そうだね。結構色々激しかったからね。でも、今はまさひろの調教が楽しいって言
うか・・・気持ち良いからいいやって感じかな?」
「そこまで・・・許せるのにどれぐらいかかりました?」
「1週間・・・ぐらいですね。だからかえでさんもそのうちに・・・ね?」
「・・・はい」
「それにしても今日はまさひろ遅いね? 何してるんだろ?」
「そうね? いつもならもう来てもいい頃なのに・・・」
「時間は一定してるんですか?」
「うん、大体いつもこれぐらいより早めに来てるよ」
「今日はお休みなのかしら?」
「だったら今日は一日かえで姉と一緒にチョメチョメしたいな」
「チョ、チョメチョメ・・・ですか?」
「うん」
かすみが妖しい視線をかえでさんに送る。なるほど、1日中求め合うってことね。
「は・・・はは・・・」
かすみの屈託のないその表情に、顔を引き攣らせるかえでさん。
「嫌とは言わせないよ? かえで姉がいやらしい人だって解ってるんだから」
「う・・・それは」
「そうよね? お風呂場で・・・ねぇ?」
「・・・お、遅いですね? 来るの・・・」
あ、誤魔化した。
「かえでさん?」
「あ・・・はは・・・はぁ・・・」
諦めたように溜息をつくかえでさん。これはOKって事でいいよね?
「でも、ホントに今日はどうしたのかしら?」
コンコン・・・
「皆揃ってる?」
私が時計を見てそう言うと、ドアがノックされ、そして・・・
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