プログラム104「新たなる目覚め(中編)」
プログラム104 縄に牽かれて・・・(中編)
「はぁぁ・・・んはぁぁ!! くぅぅ・・・んぅぅ・・・はぁう!!」
中で巧みに暴れる生きたバイブに前後の穴を犯され、技巧の粋を集結した縄に嬲ら
れ、そのあまりの快感に身体を仰け反らして反応する。
「はひぃ!! おぅぅ・・・くぁ・・・あはぅ!! んくぅぅ・・・いひぃ!!」
高いピンヒールによりバランスを崩してしまう。そうならないように気持ちを強く
していても、与えられる快感にバランスを崩してしまう。
「どうだ? こうやって外で引き回されるのは? くくく、気持ちいいだろう?」
「んはぁ・・・恥ずかしい・・・ねぇ・・・どこぉ・・・? 何処を歩いてる
のぉぉ?」
脚に植物が当たる感触がある。ヒールから砂利や石の感触が伝わる。つまりそれ
は、ここがアスファルトの敷き詰められた公道ではないことを示している。
「くくく、どうした? なぜそんな事を聞いてくる?」
「んふぁぁぁ・・・だってぇ・・・だってぇぇ・・・」
ミミズのうねりと縄の責めに、言葉をキチンと表現できない。ミミズ達は今なおも
私の中で凄まじい快感を送りつけてくる。縄も然り。、クリトリスを左右から揉み擦
られ、瘤が深く食い込んでくる。ミミズに責められるのとは違う快感が背筋を通って
脳に響く。
「だって・・・どうした?」
「だって・・・んぁぁ・・・人に・・・ふぁぁぁ・・・見られたら・・・はひぃ・・
・恥ずかしい・・・」
「それはそうだろう。だがそれだけか?」
「んふぁぁぁ・・・どういう・・・んくぅ・・・意味ぃ・・・?」
下萄の意味深な言葉に反応する。それだけとは一体どういう意味だ?
「くくく、恥ずかしいだけかと訊いてるんだ」
「んふぁぁぁ・・・それはぁぁ・・・はひぃぃ・・・」
そう言われて考える。恥ずかしい以外に何かあるのか? 例えあったとしてもあそ
こから来る快感だけだ。それ以外に一体何があるというんだ?
「解らないか? ならもっと引き回してやる」
「んぁぁ・・・そんなぁぁ・・・」
いくら快感に負けたとはいえ、こんな格好でまだ外を歩かされるのか? こんな恥
ずかしいことを・・・
「なぁに、お前の素質は一級品だ。すぐに意味が理解できるさ。こうやって裸を露出
させる意味がな」
「くぁぁ・・・そんなぁぁ・・・理解できないぃぃ・・・」
解るはずもない。解りたくもなかった・・・。裸で外を歩くこと。そんなことに一
体何の意味があるというんだ?
「くくく、理解できるさ。露出の悦びをな」
「ふぁぁ・・・露出の・・・んはぁ・・・悦びぃぃ・・・?」
こんな行為に悦びを得ることが出来るというのか? こんな恥ずかしい行為に・・
・
「そうだ。その悦びを知ったらお前はもうこの世界から逃れなくなる。マゾの世界か
らな」
「んぁぁ・・・そんなぁ・・・」
「なんだ? 嫌なのか? ミミズや鰻、ナメクジに犯され、縄を性器に擦れれて悦ぶ
くらい堕ち始めているというのに」
「ふぁぁ・・・それはぁぁ・・・」
た、確かにミミズ達の責めの凄さに溺れ、渇望した。今でもこのままでいたいと思
う。けど、これ以上堕ちるのは・・・
「それともここまで来てまだ抗うつもりか? 往生際の悪いヤツだ」
「んひぁ・・・だって・・・だってぇぇ・・・」
往生際が悪いと言われても困る。確かに自分の意志でここまで来てしまった。
まぁ、誘導された面も多々あったが・・・。しかし、だからといって人としてもっと
も恥ずかしい行為をするのはイヤだ。
「くくく、まぁいいさ。あと暫くすれば自覚するようになるさ。自分が牝犬だという
ことをな」
「はぁう・・・私は・・・牝犬じゃあ・・・はひぃ!?」
牝犬じゃない。そう言おうとした瞬間、強く手綱を引かれる。強い快感に言葉を詰
まらされる。
「んぁぁ・・・ひ・・・卑怯よ・・・はひぃ・・・」
「ん? 何がだ? 無駄話はここまでにして続けるぞ。牝犬の引き回しをな」
「はひぃぃ・・・そんなぁぁ・・・あふぁ!?」
結局これまで通り、強力な快感を与えられて有耶無耶にされてしまう。
「ふぁぁ・・・ヒドイィィ・・・」
言い訳ぐらい・・・させろ!!
「んはぁ・・・はふぅ・・・んぁぁ・・・くぅぅ・・・」
どれくらい歩いただろう? ミミズ達の責めにも、縄の刺激にも絶頂を迎えること
なく、ただ足元をフラつかせながら、転倒しないように必死に堪えて歩いていた。
「はひぃ・・・んぁぁ・・・はぁ・・・お願いぃぃ・・・イかせてぇぇ・・・」
再びもどかしい情感が高まった私は、下萄に絶頂をねだる。人が通りそうにないこ
の砂利道で・・・
「くくく、どうしたんだ? もう露出の快感に目覚め始めたのか? こんな場所でイ
かせて欲しいなんてな」
「あ・・・んぁぁ・・・それはぁ・・・」
ドクン!!
「どうした?」
下萄の先ほどの言葉に、私の中の淫らな何かが熱く脈動した。
「ふぁぁ・・・んぁぁ・・・」
そう喘ぎながら腰を左右に振る。だが、下萄はそれだけで私の変化を読み取ったよ
うだ。
「そうかそうか、身体の方は目覚め始めたか」
「な・・・ちが・・・んぁぁ・・・ひぁぁ・・・」
違う。そう言おうとするが、身体の芯に響く熱い情感に言葉を詰まらせる。一体・
・・何? この変化は・・・
「くくく、否定するならしていろ。すぐに解るさ、自分の身体がどうなったかな」
「そんなぁ・・・んはぁ・・・はひぃぃ・・・んぁぁ・・・」
イかせてもらえない切なさとは別の疼きに、私は戸惑いながらもトキメキを覚えた・・・
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