プログラム105「新たなる目覚め(後編)」
プログラム105 縄に牽かれて・・・(後編)
「んふぁ・・・はぁ・・・何?・・・この感じ・・・」
焦らされている以外の疼きに、私はどう対処すればいいのか困っていた。歩く度に
訪れるイけない切なさ・・・。それを煽って余りあるもどかしさに、股縄は私の愛液
を吸いきれなくなっていて、すでにグッショリと変色していた。
「ほらほら、とっとと歩けよ。でないと人に見られるぞ?」
それは嘘だ。もう彼此1時間は歩いているが、それらしい感覚はない。こんな山道
のような場所に、人が来るとは思えない。
「んはぁ・・・はぅぅ・・・んぁぁ・・・」
「それとも、人に見られたいのか?」
「ふぁぁ・・・そんなわけ・・・ないぃぃ・・・んぅぅ・・・」
しかし、だからといって本当に人が通らないかといえば、必ずしもYESではな
い。
「んはぁ・・・お願いぃぃ・・・そろそろ・・・んぁぁ・・・許してぇぇ・・・」
いくらなんでも偶然でこの恥ずかしい格好を見られるのは嫌だ。だが果たして解放
してくれるかどうか・・・
「残念だがまだ終わるわけにはいかないな。まだお前は露出の快感に目覚めてないか
らな」
「んぁぁ・・・そんなぁ・・・許してぇぇ・・・」
今更ながら激しい羞恥心にみまわれる。そして疼いていく・・・
「はぁ・・・はぁ・・・ねぇ・・・はぁ・・・もぅ・・・ねぇ・・・」
溢れ出した羞恥心は、一気に私を官能の渦に包んでいく。頭の中がカッと熱くな
り、淫らな悦びにアソコが甘く弾けていく・・・
「ふぁぁ・・・なにぃ? 何なのこれぇ・・・?」
「何をワケの解らないことを言ってるんだ? さぁ、早く歩け」
「んはぁ!? そんなに強く引っ張らないでぇぇ・・・」
今まで以上に痛烈な快感に驚いてしまう。こんなに強く引っ張らなくてもいいのに
・・・
「何のことだ? 俺はさっきまでと同じ強さで引いただけだぞ?」
「んはぁ・・・そんなぁぁ・・・でも・・・でもぉ・・・」
同じ強さだと? だったらどうしてこんなに感じてしまうの? 一体何故?
「ほぉ? さっきと同じ強さなのにさらに感じたのか?」
「んふぁ・・うぅ・・・」
「ど・う・な・ん・だ?」
「んはぁぁぁ!? はひぃぃぃぃぃ!! あ・・・あ・・・あぁぁぁぁ!!」
一言一言ごとに縄を強く引かれ、揺すられて悶えてしまう。まるで性感が増加した
かのように凄まじい快感が身体を突き抜けていく。
「ほら、どうなんだ? 答えてみろよ」
「んぁぁ・・・引っ張らないでぇぇ・・・あぁ・・・いいのぉ・・・さっきより感じ
るぅぅ・・・あはぁぁん!!」
何故こんなに敏感になったのだろう? いくらなんでも感じすぎる。それに、さっ
きまで感じてた妖しい疼きも無くなっている。いや、その疼きがこうやって相乗効果
を発揮していた・・・
「んはぁ・・・お願いぃぃ・・・もうダメェ・・・」
焦れる性感と高まる悦び。それらに翻弄されてる時、事は起こった・・・
「キャァァァァ!!」
突如、女性の悲鳴が上がった。私のすぐ傍で・・・
「え・・・? な・・・に・・・?」
「イヤァァァァ!! 変態よぉぉぉ!!」
さらに大きな罵声を浴びせてきた。つまり・・・
「そんな・・・見ら・・・れた・・・?」
「イヤァァァァ!!」
その叫びと同時に走り去る音がした。こんな・・・こんなことって・・・
「そんな・・・いやぁ・・・見られたの・・・? 見られ・・・た・・・」
そう呟くと同時に身体が甘く火照る。こんな恥ずかしい姿を見られたのに何故・・
・?
「くくく、とうとう見られちまったなぁ? どうだ? このままもっと人のいる場所
に移動するか?」
「そんな・・・お願い・・・もう・・・許してぇぇ・・・」
下萄のその言葉にも身体が甘く反応する。一体・・・何故・・・?
「遠慮するな。お前もついに目覚めたようだからな」
「目覚・・・める・・・?」
「そうさ。露出の快感を覚えたんだよ。お前の身体が」
「そ、そんな・・・」
「嘘だと思うなら試してやろう。そら!!」
「え・・・? あひぃぃぃぃぃ!!」
私を慰める淫らな股縄が強く引かれる。先ほど以上の快感が身体を突き抜ける。
「んぁぁ・・・何ぃ・・・? こんな・・・くぁぁぁぁ!!」
あまりに凄まじい快感に、その場にしゃがみこんでしまう。その拍子にさらに縄が
食い込み、身体を思いきり仰け反らしてしまう。
「んぁぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・許してぇぇ・・・お願いぃぃ・・・」
「どうだ? 今までと快感が違うだろう? こうやって淫らな姿で外に出て、快感が
増したということはお前が露出の快感に目覚めたということさ」
「んはぁ・・・そんなぁぁ・・・あぅん!! いやん・・・縄・・・揺すらない
でぇぇ」
これが露出の快感? つまり性感を高めるということなのか? それにしても・・
・気持ち良過ぎる・・・
「まぁ、この後も事もあるから今日はこの辺で終わらせるとするか」
「はぁん・・・あはぁ!! きゃぅぅぅ・・・んくぅ・・・ふぁ・・・」
縄を揺すりながら下萄はそう言った。
「さぁ、さっさと立ちな。それともこのまま放置してやろうか?」
「いやぁ・・・そんなのぉ・・・あひぃ!! お願い・・・立つから揺すらない
でぇぇ」
「しょうがないな。ほら、止めてやるからとっとと立て」
「んぁぁ・・・はいぃぃ・・・あふぁ・・・やぁん・・・」
ゆっくりと立ち上がろうとする。しかし、強く食い込んでいるため動くだけで快感
が走る。
「くくく、さぁ、行くぞ?」
「んぁぁ・・・待ってぇ・・・まだ・・・立ててないぃぃ・・・」
刺激に悶えながら、両足をしっかり立たせようとするが、既に力があまり入らな
い。
「くくく、すっかり蕩けちまった様だな? 戻ったらもっと可愛がってやるよ」
「んぁぁ・・・ひぁ・・・んふぁぁ・・・」
縄を牽かれ、甘い刺激に悶えながら私はゆっくりと歩き出した・・・
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