プログラム81「抗う華、散りゆく花(前編)」


 プログラム81 熟れた華は散った(前編) 「あ・・・うぁ・・・くぁぁ・・・んはぁ・・・」  ヴィィィィィ・・・ 「くぅぅ・・・やめ・・・やめろ・・・やめろぉぉぉ・・・」  ローターと言われたピンク色のそれは、下萄の手によって女の急所を確実に快楽へ と導いていた。 「うぁ・・・うぁ・・・こんな・・・こんなのが・・・はぁ・・・気持ち良いなん てぇ」  与えられる切なくも鋭い快感に、私はつい、本音を洩らしてしまった。 「くくく、そうか、そんなに気持ち良いのか?」 「あ・・・」 「どうした? 気持ち良いのかどうか聞いてるんだ、答えろ」 「うぅ・・・」  言葉に詰まってしまう。こんなこと・・・こんなことって・・・ 「答えられないなら、答えるまで続けるだけだぞ?」 「そんな事に・・・答える気などない・・・」  はっきりと、だが弱々しく答えた。否定の言葉を・・・ 「そうか。だったらもっと辱めてやるよ」 「くっ・・・」 「いくぞ」  ヴィィィィィィ・・・ 「うはぁぁぁぁ!!」  クリトリスに震えるローターが触れる。その瞬間、凄まじい衝撃が突き抜けた。 さっきまでの微弱な振動とは全く違った強い振動に、一気に高みへと連れて行かれそ うになる。ずっと手加減していたということか? 「うぁぁぁ!! こんな・・・こんなぁぁぁ!!」  ヴィィィィィィィィ・・・ 「あひぃ!! くはぁ!! うぐっ・・・んぅぅぅぅぅぅ!!」  自分自身の声でまったく気が付かなかったが、ローターから発するモーター音も さっきまでされていたものに比べて大きくなっている気がする。 「うぁ・・・だめ・・・だめ・・・ダメェェェェ!!」  ほんの少しの時間で、私は絶頂を迎えてしまった。振動の強さでここまで快感が変 わるものなのか? 「んぁ・・・んぁぁぁ・・・は・・・かはぁ・・・」  また呼吸困難になっている。一気に絶頂を迎えたからだろうが、体力に自身のある 私がこの程度でこんな状態になるなんて・・・ 「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」 「くくく、どうだ? 素直に気持ち良いと言う気になったか?」 「はぁ・・・はぁ・・・誰・・・が・・・」 「そうかいそうかい、だったらもっとイかせてやるよ。素直に気持ち良いと言うまで な」 「うぅ・・・」  このまま続けられれば負けるのが目に見えている。快感に面識のない私にとって、 これはまさに不利な戦いだ。だが、今は抗うことしか手は・・・無い。 「くくく、そうら、こうされるとどうだ?」  ヴィィィィィ・・・チュチャチュチャチャ・・・ 「あはぁ!! うぁ・・・くぉあぁぁぁぁぁ!!」  凄まじかった。クリトリスと私の恥部、その両方をローターが責めてきたのだ。ど ちらか片方だけでも凄まじいのに、両方去れるなんて・・・。身体が・・・弾けて・ ・・しまいそう。 「んぁぁぁぁ!! やめ・・・やめてぇェェェ!! うぁぁ・・・激し・・・過ぎ るぅぅぅ!!」  すでに快感としての機能を神経が受け付けなくなっている。苦しい、ただそれだけ になっている気がする。だが、その向こう側に別の快感があることに、私はこの時点 では気付けなかった・・・ 「くくく、まだだ、もっとだ、もっとイけ!!」  ヴィィィィィ・・・チュクチュクチュク・・・ 「ひぃ・・・ひぃ・・・あ・・・ぁぁ・・・あぁぁぁぁぁ!!」  続けざまに迎える絶頂。苦しさと同時に、激しい何かが身体を突き抜ける。 「まだまだ!! もっとだ、もっとイけぇ!!」  ヴィヴィヴィヴィヴィ・・・チュクチュクチュクチュク・・・ 「あ・・・ひぃ・・・うぁ・・・くはぁ!! うぁぁ・・・ぐぅぅ!!」  また一気に登りつめる。こんな苦しみは初めてだ。このままでは・・・保たない・ ・・ 「んぅぅぅ・・・くはぁ!! くぅぅ・・・ぐは・・・きぃぃぃ!!」 「くくく、苦しいか? 辛いか? だったらもっと苦しめ!! そして快感に目覚めき れ!!」 「ぐぁぁぁぁ!! きぃぃ・・・ぐぅぅぅぅ!!」  く・・・気が・・・狂いそうだ・・・。このままじゃ・・・負けてしまう・・・ 「あ・・・ぁぁぁ・・・ぁぁ・・・」  ジョロジョロジョロジョロジョロ・・・  だが、そう思った次の瞬間、私は失禁してしまった。この下衆男の前で。 「くくく、おもらしかよ? だらしねえな」 「うぅ・・・言うなぁ・・・」  力なく抗う。私は・・・こんなにも弱い女だったのか?  「まったく、無知なくせして身体は淫乱だな? こんなに簡単に目覚め始めるとは な? 今まで騙されていたぜ」 「な・・・そんな・・・」  私が騙してきただと? 貴様如きを騙して何の得になると言うのだ? 「まぁ、あの二人にばかり視線がいってたから皆騙されて当然か?」 「あの二人だと? それはまさか・・・?」 「あぁそうさ。さやかとかすみだよ。あの二人、子供のくせに良い身体してたから なぁ。野郎どもは皆あの身体に釘付けだったんだぜ?」 「な・・・そんなバカな事があるか!?」 「だってそうだろう? でなきゃ本当なら皆、お前の身体に視線を送ってたはずだ」 「そんなことをしてたのは貴様だけだろう!?」 「違うな。男の使用人も、レズの気のあるメイドたちも皆あの二人の身体を見てたん だぜ? まぁ、俺は最初からお前が淫乱だと見てたがな」 「そうか・・・だからいつもいやらしい視線で見てたんだな?」 「まぁ、そういうことになるかな?」 「それで、この仕事を引き受けたと?」 「それは違うがな」 「? どういう事だ?」 「くくく、そのうち解るさ。そんなことより、また続きを始めようか?」 「う・・・まだ・・・するのか・・?」 「当然だろう? まだ本番が残ってるじゃないか」 「く・・・」  本番・・・つまりSEX・・・ 「それにしても随分気弱になってきたな? もう抵抗はお終いか?」 「なん・・・だと・・・?」  こいつ・・・やはり遊んでいる。私の心を弄んで楽しんでいる。こんなヤツに・・ ・屈してなるものか!! 「くくく、睨み返すということはまだ余力があるみたいだな? だったら遠慮なく犯 してやる」 「例え・・・私の処女を奪った所で私は屈したりしないからな」 「そうだ、それでこそ犯りがいがあるというものだ」  負けるわけにはいかない。こんな男には・・・


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