プログラム10「初めての緊縛」


プログラム10 縛られる女肉 「ふぅん、あむ。うくぅ」  いずみと呼ばれた女の人は、ねちっこく私の口の中に舌を転がす。 「はうむ、んく。ふぅぅぅ」  その動きは下萄さんよりも優しいけど、じれったくて、何かを探すかのようにねっ とりと動き回る。 「くくく、どうだ? 結構敏感だから簡単に責められるだろう?」 「ぷはっ。ええ、こんなに開発しやすいコがいるなんてちょっと驚き」 「何だったら例の部屋での調教、手伝わしてやろうか?」 「ほんとですか? うれしい」 「くくく、じゃあ、ここらでおいといて移動するか」 「はい。でも、これって振動を弱くしてません?」 「ん、わかるか?」 「はい。だって私のときはもっと音が大きかったですし」 「まぁ、まだまだネンネだからな。これから徐々に慣らしていくさ」 「くすっ、かわいそうに・・・」 「それじゃあ行くぞ」  その言葉と同時に手綱を引かれる。 「あっ……」 「くすくす、たっぷり可愛がってあげるね」  いずみさんの妖しい声が私の心を動揺させた・・・  どれくらい歩いたのだろう? 目隠しをされて時間や距離感覚がわからない私に とってはかなり長い時間に感じました。その間、いずみさんは私の背筋をそっと触っ たり、ローターの振動を受けて大きくなった私のクリトリスを軽く突いたり、何度も イジワルをしてきました。そしてそれらの責めに対して、私は信じられないくらい感 じてしまいました。 「さて、そろそろ着きましたので目隠しを外して差し上げます」  そう言って私は目隠しを外される。 「うわぁ、こんなにかわいらしい顔をしてるなんて……」  その言葉を聞いて、私は声のする方を向いた。 「あ……」  そこには、一流のタレント顔負けの美女がいました。 「くす。初めまして、いずみっていうの、よろしくね」  そう言って彼女は私の唇を指で撫でてきました。 「あ、その、初めまして・・・」  そう言って私は顔を赤らめて俯いてしまいました。さっきのキスを思い出したから です。 (私、こんなきれいな人とキスしちゃったんだ) 「くす、やっぱり初々しくていいわぁ。たっぷりいじわるしてア・ゲ・ル」  その言葉と彼女の瞳に宿る妖しい光を感じた瞬間、私の背筋にゾクゾクッとした何 かが走りました。 「さぁて、それではさやかお嬢様の性感帯開発を行いましょうか」  下萄さんは、そう言って再び手綱を引きました。 「下萄さん、どうしてこの子に対して敬語なの?」 「あぁ、これですか? これはただお嬢様をリラックスさせるためにやってるんです よ。何しろ今回に依頼人は注文が多くてね、時間厳守だし色々オプションは付けるし ……」 「ふーん。大変ですねぇ」 「まぁ、おまえが手伝ってくれればそれなりに進行するがな」 「くす、大丈夫。女の子をいじめるのが得意なの、ご存知でしょう」 「くくく、そうだったな」  そういった会話を聞いて、恐怖に怯えながらも、二人の後をついていきました。 「あらあら、すっかり怯えちゃって。大丈夫よ、痛い思いはさせないから安心なさ い」  その私の様子を感じ取ったのか、いずみさんが優しく私をあやしてくる。その言葉 に、私は思わず赤面してしまう。 「くすくす。ホント、かわいいわぁ」 「まぁ、昨日まで処女だったしな」 「あらそうなの? じゃあさっきのキスはセカンドキッスになるわけだ」  その言葉を聞いて、私の顔はますます赤くなっていきました。 「さぁて、目隠しを外したばっかりで悪いがまた着けてもらいますよ」 「えっ?」 「さっきも言いましたが、今日はお嬢様の性感帯をたっぷり開発します。その為に、 より敏感になってもらいます」  有無を言わせず、いずみさんが目隠しをつける。 「可愛い顔に目隠ししちゃうのは残念だけど、我慢してね」 「あ、はい……」  なぜだろう? この人の言葉に逆らえない。 「それじゃあ、身体の自由を奪うけど……これも我慢してね」  そう言って私の腕を掴んで後ろにまわす。そして次の瞬間、掴まれて交差させられ た腕を、何かざらついたもので縛り上げてきた。 「や、何!?」 「あぁ、これ? これは麻縄といってね、日本古来からあるこういった、人を縛る道 具よ」 「あ、麻縄?」 「そう。そしてマゾ女にとってとっても気持ち良いものよ」 「?」 「くす。完全に目覚めたら、この縄のざらつきですらあそこを濡らしてしまうのよ」  一瞬意味が解らなかった私に、彼女が色っぽく答えてくれた。その声は甘くかすれ てて…… (この人、縄を持っただけで感じてるの?) 「さぁ、これで腕の方は終わり」  気が付くと腕は麻縄でぐるぐる巻きにされていました。 「そしてここから身体の方を縛って……と」  そう言って今度は胸の周りに縄を通してきました。  敏感な乳房に縄が掛けられた瞬間、不思議なざわつきを感じました。 「あ、いや」 「だめよ、体を動かしちゃ。きれいに縛らないと後が辛いわよ」  そう言われて、私は動くのを止めます。 「ふふ、いい子ね。後は両足を縛って・・・」  今度は脚を折り曲げてその形のまま動かないように固定されます。 「ふふふ、いやらしい。やっぱりM字縛りっていいわぁ」 「くくく、本当だな。さやかお嬢様のいやらしい所がまるざらしだ」  そう言われて、あそこに二人の視線を感じました。 「やだ!?」  あわてて脚を閉じようとしますが、縛られているためまったく動きません。 「いやぁ、ほどいてぇ」  必死にあがきますが、脚は一向に閉じれません。 「ふふふ、さやかちゃん。あそこがいやらしく濡れてるぅ」 「いやぁ、見ないでぇ!!」 「おっ? 今度は中から溢れてきやがった」 「あぁぁぁ……、お願いだから見ないでぇ……」  二人の視線をあそこに感じてると、あそこがジュンッと感じてしまう。 「ふふふ、さやかちゃんってかなりのマゾッ気があるのね。初めての視姦責めで こぉーんなに濡らしちゃうなんて」 「あぁ、この子はかなりの素質がある。このままいけば最高のマゾ女になるぞ」  私が恥ずかしがるのを他所に、二人はそんな会話をしてました。 (視姦責めぇ? なにそれぇ?)  恥ずかしさのあまり、私の思考は完全に混乱してしまう。けれども、あそこへの視 線は一向に退かず、逆に…… 「さやかちゃん、早速イジワルしてあげるわね?」  いずみさんのその台詞と同時に……ふぅぅぅ 「ふぁぁぁぁぁぁん!!」  突然物凄い快感が走りました。 「ふぁぁぁぁ……、何したのぉ?」 「ふふふ、何ってただ、さやかちゃんの濡れ濡れお○んこに息を吹きかけただけだけ ど?」 「そ、そんなぁぁぁ、息だけでこんな……」 そこで言葉を詰まらせる。あまりにも恥ずかしいことを、危うく自分で言いそうに なってしまった。 「こんな、何?」 「いやぁぁぁ、言えなぃぃぃ……」  ふぅぅぅぅ 「あひぃぃぃぃぃん!!」  また息を吹きかけられる。そしてまた、あそこに物凄い快感が走った。 「ふふふ、早く言わないとずっとこれでイジワルするよ?」  そんな、こんなにじれったいのをずっとされたら変になっちゃう。 「いやぁ、そんなのいやぁ。変になっちゃうぅぅ」 「じゃあ答えて。息だけでどうなったの?」  この人はあくまで私に恥ずかしいことを言わせたいらしい。 「あ、あの、それは……」  ふぅぅぅぅぅ 「くぅぅぅぅ、だめぇぇぇ!!」  また息を吹きかけられる。もう、だめ…… 「あそこが、気持ちいいのぉ・・・」 「えぇぇぇ!? あそこじゃ解らないなぁ?」 「そんなぁ……」 「さやかちゃんのいやらしいここ、ココの名前をしっかり言わないと」 「そんなの、知りません」 「そう? さっきわたしがいってあげたんだけど?」 「でも知りません」  うそ、本当は知っているの。昨日下萄さんが散々言っていた言葉。でも、恥ずかし い・・・ 「言わないと、また息を吹きかけるよ?」 「あ、だめぇ・・・」  この人はどうあっても私にその一言を言わせたいらしい。 「さぁ、早く言っちゃいなさい」 「そうですよ、お嬢様。昨日散々言ってあげたでしょう」  下萄さんまで煽ってくる。でも、やっぱり言えない。  ふぅぅぅぅぅ……ふっ 「くぁぁぁぁん!! ハヒィ!?」  今度は2回も吹きかけてきた。 「ひょっとしてもっとかけられたいの?」 「あぅぅ、違います……」 「だったら早く言いなさい」 「そ、それは……」  私は追い込まれてしまいました。あそこからくるせつない情感に。そして……


プログラム11へ