第5話 水上ターザン鬼ごっこ −仲原 梨絵(1)−
競技も前半最後と思われるところまでやってきた。
生き残った私たちも、そろそろ疲れた表情が隠せなくなっており、女の子たちからは
すでに笑顔は消えていた。
私は仲原梨絵。高校3年生の17歳である。
「それでは、ここで第三ステージを始めたいと思います。」
司会者の声と共に、天井からロープが何本もが降りてきた。
「このステージは、名づけて『ターザン鬼ごっこゲーム』です!」
そして、ルールの説明が始まる。
「このステージは、20本の左右にゆれるロープにぶら下がり、ゴールまでうまく渡っていくゲームです。
しかし、途中にはマッチョなお兄さんたちが皆さんを捕まえにきまーす!」
すると、3人ほどの筋肉質なマッチョマンが上からロープで固定され、パンツ一枚の格好でゆれていた。
「このマッチョな鬼から逃げながら、ゴールを目指してくださいね!」
でも、鬼につかまっちゃったら、絶対に逃げられないじゃない!
「みなさん、心配はご無用です。鬼は絶対にロープから無理矢理離そうとはしないので、逃げることは出来ます。」
私は、いくつもの心配を抱えながら、ひとり目のチャレンジャーの挑戦を見ていた。
「それでは、さっそくいってみましょう!ひとり目のチャレンジャーは、紺野さくらちゃんです!」
紺色のビキニに紺のハイソックスという、名前と同じカラーでのチャレンジだった。
彼女はロープに必死につかまり、次のロープへと渡ろうとしていた。
なんとか2本目に移り、ゴールを目指していった。
しかし、その時、
「ハァーイ、待ってました!」
なんと、突然横からマッチョマンが彼女をめがけてターザンで襲ってきたのだった。
彼女は必死でよけようとするが、すでにマッチョマンに手をかけられていた。
バリッ!
「いやああっ!!」
「あーっと、さくらちゃん、ビキニのブラを引き裂かれてしまいました!おっぱいが丸見えだーーっ!」
思わず胸を手で隠そうとする彼女。
しかし、もちろん体を支えることはできず、そのままプールへとまっさかさまに落ちてしまった。
いやあああああっ!!
ザバアアアアーーーーーーン!!
「あーーっと、さくらちゃん、あっという間にアウトです!」
そう、マッチョマンの狙いは水着であり、彼女の体には直接は触れてこないが、少しずつ追い込んでいくという
とてつもなくいやらしい妨害だったのだ。
彼女はプールへと消えてしまい、例によってそのまま流されてホテルの外へと追放されてしまった。
またひとり、チャレンジャーが消えていく。
そして、次のチャレンジャー、西野亜由美もその一人だった。
快調にスタートし、中盤までは順調に行っていた彼女だったが、ここでマッチョマンに囲まれてしまう。
2人、そして3人のマッチョマンが一斉に彼女を囲み、その隙間からは水着のブラ、そしてパンティが
プールへとヒラヒラと落ちていった。
「いやああーーーーっ!!見ないでェーーーーッ!」
彼女は水上で丸裸にされてしまい、更にマッチョマンからの恥辱な攻撃を受けているようだった。
「さあ、モニターをご覧くださいっ!」なんと、マッチョマンの視点がモニターに映し出され、彼女の
真っ赤に染まった辱められる表情がアップになっていた。
「あああっ・・・いやぁっ・・・」彼女の声がマイクを通して、会場全体に響き渡る。
更に恥辱が続き、彼女もこれまでと思ったとき、司会者がとんでもないことを言い出した。
「さあ、素っ裸になってしまった亜由美ちゃんですが、このままプールに落ちてアウトはもったいないですね。
マッチョ軍団のみなさん、そのままゴールへと運んであげてください!」
すると、マッチョマンは彼女を抱きかかえ、そのままゴールのステージへと運んでいった。
「さあ、最初の成功者が出ました!とはいっても、おっぱいから全て丸見えですけどね・・・」
彼女は、手袋と白いニーソックスだけという恥ずかしい格好で、ゴールに横たわったまま動けなかった。
このゲームは必ず鬼がつかまえられるようにコースが設定されており、ほとんどの女の子たちは水着を剥ぎ取られた
恥ずかしさでプールへと落ちてしまったが、そのまま耐え続けマッチョマンに運ばれてゴールする子たちもいた。
つまり、たとえゴールしても、全裸のままゴールするという恥辱極まりないゲームだったのだ。
そして、ついに私の番が回ってきた。
スタート地点に立つと、水面までは10m以上あろうかという高さであった。
「それでは、白いビキニで挑戦の私立クリスト学園の仲原梨絵ちゃん、スタートです!」
私は白い二ーソックスを思い切り伸ばし、ロープへとしがみついた。
私の作戦は唯一つ、マッチョマンにつかまらず、最後までゴールするというものだった。
私はロープのある場所とマッチョマンの位置を確認しながら確実に渡っていった。
司会者は、あまりの順調さに、アナウンスをする余裕すらなくなっていた。
あと一本、その時、司会者からアナウンスが入った!
「あーっと、梨絵ちゃん、ビキニの紐がほどけているぞーっ!」
最後のロープに移ろうと思った瞬間、私はついビキニの紐を確かめてしまった。
しかし、当然これは罠であり、ほどけてはいなかった。
それどころか、ロープへ移るタイミングを逸してしまい、再び宙に戻ってしまう私。
そして、私のビキニに手が伸びてくる!しまった!
ビリッ!
「あーーっと、梨絵ちゃん、ついにマッチョマンの餌食となってしまったーっ!おっぱいポロリです!」
そして、次々とマッチョが集まってきて、ついに私は3人のマッチョ軍団に囲まれ万事休すとなった。
このままじゃ、丸裸にされちゃう・・・こうなったら仕方がない。落ちちゃう!
全裸を晒すくらいなら、落ちてしまった方がマシと考えた私は、ロープから手を離してしまう。
しかし・・・
ガシッ!
「マッチョマン、ナイスキャッチだ!しかし、梨絵ちゃんはすでに転落してしまったので、失格です!
マッチョ軍団の皆さん、ショータイムのスタートです!」
え?何をする気?私はもう・・・
すると、二人が私の両足を持ち、私はまっさかさまの格好となった。
「おーーっと、梨絵ちゃん、アソコが全開です。ご覧下さい。モニターにアップの画像を映しましょう!」
「いやあああぁぁぁっ!やめてぇぇぇっ!」
すると、もうひとりのマッチョマンが私の恥部を指で刺激し始めた!
「はああああぅぅぅぅっ・・・ああああっ!」
会場に私の喘ぐ声が響き渡る・・・
そして、ビキニのパンティが引き剥がされ、更に恥部を執拗に舐められる私。
「・・・ゃ・・あああっ・・・い・・・いっちゃう・・・」
「おおっと、最後の仕上げに入りましたよ!皆さん。梨絵ちゃんの最期の姿をごらんくださいっ!」
きゃあああああぁぁぁぁぁぁっ!!
プッシャアアアアアアァァァ・・・
「おおおおっ!見事な大噴火です!」
私は、水上で、しかも多くのギャラリーの前で恥辱ショーを演じてしまった。
そして、開放される私。
頭からプールへと落ちていく・・・
ドボオオオオオーーーーーーーーーーーーン!!!
私は、伸ばしたオーバーニーだけの格好で、水流に流され、ホテル外へと追放されてしまった。
(続)
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