第6話 罰ゲーム 水上ターザン鬼ごっこ −仲原 梨絵(2)−
ついに失格となってしまった私。
ウォータースライダーによってホテルの外へ流されていく。
ザッパアアァァァァン
そして、失格となった私たちは、屋外のプールへと投げ出された形となった。
この第3ステージで失格になった女の子はなんと40人。
周りには例によってギャラリーが500人以上取り囲み、私たちをいやらしい視線で
見つめてきている。
かなりの難関であったが、コツをつかんだ後続の子たちは、すんなりクリアできていた
ようだった。
「第3ステージで残念ながら失格となってしまったみなさん、ここでお帰りいただきます。」
アナウンスが場外に響き渡る。
「それでは、その前に、皆さんこの会場まで来た服装に着替えてください。」
目の前には、私たちの服が並べられ、なんとここで服を返してもらえることとなった。
しかし・・・ない・・・
「おっと、言い忘れましたが、下着はこちらで回収させていただきました。下着は、この先の
玄関でお返しします」
私たちはほとんどが学校の制服でここまで来ており、そうでない女の子もスカートで来るよう指示が
あったため、全員がノーパンでミニスカートという姿だった。
「ここから帰っていただくわけですが、玄関まではこの中庭の特設池の上を通って、隣の建物
3Fにある更衣室まで行っていただきます。」
「では、どのように渡っていただくかといいますと、池には高さ5m〜20mの木が生えています。
この木で木登りをして、次々と木を渡りながら上っていただきます。」
池はかなり深くなっており、水中は暗く何があるかわからない。
「それでは、一人目のチャレンジャーの方、どうぞ!」
さっそく一人目のチャレンジャーが、更衣室を目指して木を上り始めた。
彼女はブレザーに紺のハイソックスという制服姿で、ひざ上20センチという超ミニスカートだった。
最初の木は比較的のぼりやすい木になっており、葉っぱも青々と茂っていたため、恥ずかしい姿を
晒さずにすんでいた。
木から木へと渡りながら進んでいく、まさにジャングルのようであった。
順調に進んでいく彼女であったが、途中から体力の限界と難易度が高くなったことから、次第に苦しい表情
を浮かべ始めた。
「おおっと、スカートの中身が丸見えだ!カメラさん、ナイスです!」
そう、スカートで木登りをすることにより、大胆な動きをするごとに恥部が丸見えになっていたのだった。
それに気づいた彼女は、あまり足を開かずにすむ細い枝を使って上り始めた・・・
その時!
バキッ!!
「ああっ」
突然木の枝が折れ、彼女はバランスを崩し、そのまま・・・
いやああああぁぁぁっ
ザッバアアアーーーーーーン!!
すると、彼女は水中から浮かんできたと思うと、急に溺れはじめ、そして仰向けに浮かんできた。
彼女は水上に上げられ、スカートをはずされ、ハイソックスとブラウスだけの格好とさせられてしまった。
気を失ったまま彼女は十字架に磔にされてしまった。
体をヒクヒクさせ、口からは涎をたらしたまま、恥部と水に透けた乳首をさらけ出す格好となってしまった。
「ああー、ざんねんでした。彼女は気を取り戻し次第、そのままの格好でお帰りいただきます♪」
このあとも女の子たちは木登りをしながらゴールを目指したが、うまく飛び移れずに池に落ちてしまう子、
枝が折れてそのまま転落してしまう子が続き、ついには全員がさらけ出されることとなってしまった。
39人目の子も、最後のところで枝が折れてしまい、まっさかさまに池へと転落してしまった。
そして、ついに私の番となった。
私はひざ上15センチのミニスカートに白いワイシャツ、そしてルーズソックスというセーラー服での
チャレンジとなった。
前の女の子たちのチャレンジを見ていたため、比較的順調に進むことが出来た。
そして、ついにゴールまであと一本の木となった。
この木が運命をすべて握っていたのだった。
「さあ、最後の木です。ついにクリアするチャレンジャーが現れるのか?
それともずぶ濡れの女の子となって、駅まで歩いていくこととなるのか?」
私は慎重に最後の木を上り、ゴールへジャンプした。
パシッ
・・・何?
何かが私のスカートに引っかかり、ゴールへ届かなくなってしまった。
落ちる・・・
そう思ったとき、水上から5mのところからつるされる形となった。
なんとか助かった、しかしここからどうやって?
枝を見ると他の枝と違って丈夫そうであった。
よし、この枝を伝って、もう一回上まで上ろう。そう考え、体を枝の上に持っていこうとした。
枝は耐えることができたが、スカートの方は耐えることが出来なかった。
夏服でもあったため、簡単に破れてしまった。
ビリリリッ・・・
少しずつ破れていくスカート。
それにあわせるように、ギャラリーからは興奮の声が。
私の恥部はすでに丸見えに近かった。
あとちょっと・・
枝に手を伸ばしたその時、
ビリイイッ
ついにスカートは完全に破れ、私の体は宙に舞った・・・
キャアアアァァァッ!!
ドッボオオオォォォン!!
「ああっと、残念!あとちょっとだったのに。しかもスカートは破れてしまいましたので、そのまま
帰っていただきます、ヒヒヒッ!」
池の中へと沈んでいく私。
すると、水中には無数のドジョウが泳いでおり、私の恥部めがけて一気に集まってきた。
あまりの快感に水中へと落ちていく私。
気が付くと、私はギャラリーの目の前に晒されており、びしょ濡れになって破れたスカートが目の前に
おいてあった。
私は気を取り戻すと同時にスタッフに強制的に連れて行かれ、玄関の前へと追い出されてしまった。
私はビリビリに破れたスカートを腰に巻き、駅まで徒歩で向かったのだった・・・
仲原 梨絵 17歳
第3ステージ 水上ターザン鬼ごっこにて失格
THE END
(続)
第7話へ