B・A・I・B・U 第3話


ラリー君が来て、数週間... あまりにもフィットしてしまったラリー君に不安を感じ始めた私。 今はラリー君が壊れたり、動かなかったりすることが不安でたまらない。 予備を頼まなかった自分に腹立ってしまうほど情けない状況かも。 けど予備を1個だけ買って、その予備が壊れたときはどうしよう.. そう簡単に壊れないものだから予備まで壊れたときは生産されてないかも 知れない。 こうなったら予備を2個・・・いいや3個買ってしまおうと思うと、私は凄く いやらしい淫乱女みたいに感じで情けなくなってしまった。 けど、いやらしくてもいい、淫乱でもいい、このラリー君を失ってしまうこと だけは避けたかった。 ラリー君をずっとキープ出来るんならダースで買ったっていい。  なんて馬鹿な私... でも、ラリー君が来てからは私のストレスはすっかり消え、充実した生活を送ってる。 これは必要不可欠なものなのよ!  そうよ、必要なものなのよ! シャンプーだって化粧品だって多めに買って置くじゃない。 バイブだってそれと同じよ。同じなのよ! 今の私にとってラリー君は必需品であり、決して淫乱だからというわけじゃない。 書道家の筆や漫画家のペンのようなものかも知れないのよ。 フィットするものをキープするのは悪いことじゃない。 ラリー君がいなくてはならない生活になってしまった。 そう思ったから私は追加注文をした。 ただ、まとめて頼むのは恥ずかしいことなので1つずつ定期的に頼むことにした。 そんなラリー君にどんどんハマっていく私。 もはや彼のものなど無用になっていく。 ラリー君の味を思えてしまった私には、もう他を味わう気なんてならない。 数日後、新しいラリー君がやってきた。 そのさらに数日後にも3つ目のラリー君がやってきた。 購入した業者さんからダイレクトメールが頻繁に届くようになったけどラリー君以外、 興味はない。 あれから3週間、家にはラリー君が7本も揃った。 それぞれに曜日の名前をつけてラリー君を呼ぶ事にした。 今日はマンデーラリー君、明日はチューズデーラリー君。 どのラリー君も私の下半身を満足させてくれる。


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