第十一章「賢者」裏2
「ふぅ……夜空を見上げながらの温泉ってのは、やっぱり気持ちがいいよね〜……」
崖の上の露天温泉の湯船の中で足を伸ばしたあたしは、淵に両肘をかけてもたれながら、月に代わって星が宝石のようにきらめく夜空を眺める。
身体が温まると口から溜息がこぼれ、激しい戦闘や陵辱でひどい目に遭い続けた身体の内側に蓄積した疲労がゆっくりと蕩けていく。ここで大介に犯されたのも、今では些細な出来事のように思えてしまうから不思議だ。
―――もっとも、記憶が戻ってたら記憶喪失になるまで殴り続けただろうけど。
竪琴を魔力剣で壊した際、記憶が戻ったのは近くにいたあたしだけだったらしい。宿屋で目が覚めてから顔を合わせた大介や弘二にそれとなく尋ねてみても、二人ともあたしとSEXしていた記憶は綺麗になくなっていたままだった。
―――ま、あんな二人のことはどうでもいいけど、この後いったいどうなるのかな……
マーメイドたちを馬車から助けた直後から、あたしの意識は途切れていた。
目が覚めたのは夜遅く。誰もかもが眠りに落ちる時間帯ではあったけれど、宿の中は戦場に近い慌しさだった。
人間と同様の姿になった四十七人にマーメイドは、海に戻ることも出来ず、言葉を喋れないし、ジェスチャーもなかなか通じないしで、いったん宿の空き部屋に住まわせることになったらしい。
留美先生も綾乃ちゃんも個室から身動きの取れなかったあたしと相部屋にされたけれど、他の部屋は同じ広さで五人六人の相部屋だ。弘二と大介なんかは部屋を空けるために宿を追い出され、村の人の家にお邪魔しているらしい。マーメイドは女性ばかりだし、そういう配慮も仕方ないだろう
けれど、いきなり四十七人もの宿泊準備が整うはずがない。ボロでも何でもいいから寝具や衣服を村中からかき集め、満足な食事も与えられるに衰弱していたマーメイドたちのために食堂は大勢の村の主婦たちが集まってフル回転。けれど人間とは食生活が根本的に違うので、フォークもスプーンも使い方を一から教えなければいけないなどなど、それこそ目の回るような忙しさだったそうだ。
そのおかげで、あたしは夜遅くだと言うのに食事の残り物をむさぼるようにお腹いっぱい食べられたのだから感謝感謝だ。それに、どうもあたしは留美先生とともに今回の事件の功労者に祭り上げられているらしい。ダゴンを倒し、洞窟や大空洞での寺田やエロ本との戦いが何故か噂になって広まっていたのだ。
喋ったのは綾乃ちゃんや留美先生だけではなく、捕らえられた男たちからも寺田戦の激突が語られたようで、犯され嬲られながらも最後まで勝利を諦めなかった女勇者……などと一息ついた主婦の皆さんに褒め称えられ、食事中は終始くすぐったい思いをさせられた。
そんな真偽様々な憶測が短時間で村中に流れている一方で、やはり話の中心は海龍王の出現だ。今日のうちに人間とマーマンの間で和解が結ばれ、二度と村を襲わないことや禍根を残さないことが取り決められたらしいけれど、百年以上も姿を見せなかった海龍王を初めて目にしたインパクトは、それは凄まじいものだったらしい。……で、あたしも戦いに乱入した海龍王の凄まじさや、雷眼にさらされた恐怖なんかをついつい口から滑らせてしまうと、さらに話は膨らみ、気がつけばみんなはそのまま食堂で毛布に包まったり机に突っ伏して眠りに落ち、長い食事を終えたあたしは一人、戦いの疲れを癒すために一人で温泉にまでやってきていた。
まだ身体を動かすたびに、全身の骨から鈍い痛みが起こる。それでも寝ている間に、粉々に砕けた骨も大体くっついていて、左腕も持ち上げられるまでに回復していた。女の身体にされてから魔王だ何だと訳のわからないことばかりだけれど、この怪我の直りの速さだけは正直ありがたい。
「ん………」
休養を取り、栄養を取ったせいか、骨がうずうずしながら回復していくのが感じられる。きっと温泉で血行が良くなっているのも回復に一役買っているに違いない。
―――けど、一人でのんびりってのもねぇ……
さっきまで良く喋る主婦たちに囲まれていたせいで、手でお湯をかき混ぜる音しかしないのは妙に寂しく感じてしまう。かと言って、留美先生はあたしが目を冷ましたときにはどこかに言ってしまってたし、綾乃ちゃんもあたしの看病やマーメイドたちへのお世話に駆り出されたりして疲れて眠っていた。……まあ、女の人と一緒に入りたいと言うよこしまな気持ちではないんだけど、男の人と一緒に……と言うと、あたしの場合、いろいろと問題がある。
「あ、そうだ。いいこと思いついた♪」
大怪我をしたのはあたし一人ではない。そのことを思い出したあたしは魔封玉を一つ呼び出すと、調子を伺ってからお湯の中へと放り込んだ。
『きゃうんきゃうんきゃううう〜〜〜ん!!!』
「あはははは、もしかして熱いお湯は苦手だった?」
お湯の中で魔封玉から出された獣人モードのポチは、水面から頭を飛び出させると、目を白黒させて短い手足をばたつかせている。さすがに呼び出されたのがお湯の中とは思ってなかったのだろう。
だけど一気ににぎやかになったことに、あたしは顔をほころんでしまう。そしてポチの後ろから近づいて首に腕を回すと、小さな身体を小さな身体を落ち着かせるように背中を撫でながら、膝の上に乗せるように抱きかかえる。
『きゅうゥ〜ん……』
怪我はふさがり血も止まっているけれど、ポチもお腹に大怪我したのだから温泉につかるのは良いだろう……と考えながら、ここの温泉の効能に骨折や怪我の治療が含まれていただろうかと思い返す。
「………ま、いっか」
ポチもお湯に慣れたのか、気持ちよさそうにしてあたしにしがみついている。うっとりと瞳を伏せ、大きな胸にほっぺたを押し付けている姿を見ていると、子供が出来るとこんな感じなのかとふと思ってしまい、
―――そんなに悪い気はしないのよね……こ、こまっちゃった……
あたしが子供を産みたいというわけじゃないし、赤ちゃんが欲しいわけでもない。でも……小さな身体を胸に抱いて暖かいお湯につかっているとと、湯気と共に得も言えぬ幸福感に包み込まれてしまう。
『くうぅ〜…ん……』
「ふふっ……赤ちゃんって言うにはおっきすぎるかな……♪」
なにはともあれ、小動物系のポチが甘えてくると、そりゃもう可愛すぎる。ノドの奥を甘く鳴らして、黒い髪の毛の中から黒い毛に覆われた犬耳を生やした頭まで預けてきてくれると、保護欲がバリバリ掻き立てられてしまう。もう男とか女とか関係なしだ。
「んふふふ……♪」
多分、今の声を平時のあたしが聞いていたら気持ち悪いと思ったのかもしれないけれど、まあちょっぴりお母さん……と言うほどの年齢じゃないのでお姉さん気分でスベスベお肌のお年頃の男の子をギュッと抱きしめた。
『わうゥ………』
幸せだなぁ……あったかいお風呂につかりながら、ポチを愛おしく腕の中に抱いていると、失念していたものがあたしのお腹に押し付けられる。
………勃っちゃった?
少し身体を離して、のぼせたみたいに赤くなっているポチの顔を覗き込む。もうすっかり出来上がっていて、今にも達してしまいそうな息の乱れようだ。
『んうゥ……』
あたしの太股の上に横座りし、温泉のぬくもりでほんのり桜色に染まった乳房に頭を抱きかかえられていたポチは、腕の締め付けが緩められると、大きく口を開いて息を吸い込むと、押さえ切れない興奮に背中を押されてあたしの唇へ飛びついてくる。
―――ん……乱暴…なんだから……
これが弘二や大介だったら、眉間に肘鉄を叩き込んで水面に沈めてやるところだ。寺田だったらとりあえずモンスター全部呼び出してタコ殴りにする。エロ本だったら芋を焼くための焚き火に放り込む。
でもポチだったら……舌を一生懸命伸ばし、吸い上げた唾液を唇の端からあふれ出させるような精一杯背伸びした口付けをしてくれるポチにだったら、不思議と乱暴な仕返しを思いつかない。その代わり、炎獣の時と違って華奢な身体を支える手に力を込めたあたしは、キスだけでビクン…ビクン…と力強く脈動してしまっているおチ○チンを手の平でやさしく包み込む。
『アおォ…ン………!』
お湯の中で尻尾が跳ねた。だけどあたしは自ら吸い付いてきたポチの唇を離しはしない。むしろ、ポチにキスされてしまったことで、あたしの中にも完全に火が灯ってしまった。
―――ふふふ……こんなにカチカチにしちゃって……
ポチのペ○スは少年のような身体とは不釣合いなほどに立派だ。けれどものすごく若々しくてプリプリで、包皮をずり下ろすだけでお尻を跳ね上げるほどに腰を震わせる。
『キャウン、キャウウウゥン! ハッ、ハッ、んっ……アォン、アオウゥゥゥン……!』
大人の証拠でもある陰毛が一本も生えていないおチ○チンをまさぐりながら、あたしは次のポイントである乳首へと指を伸ばす。どんなに華奢でも女の子ではないポチの薄い胸へと背中から回した手を覆いかぶせると、少年特有のスベスベした肌を指先で円を描くようになぞり、その円の中心にある豆粒ほどの大きさもない小さな乳首を摘んではコリコリと爪弾く。
『くふゥうぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜んッ!!!』
「怖くないからね……素直ないい子にしてたら、うんと可愛がってあげるから………♪」
唇をどんなに嘗め回しても、昼間の戦闘で高ぶった精神は犬耳少年を弄ぶことをやめようとしない。耳元に甘く囁いた途端に喘ぐのをこらえ始めたポチが小さく短くとろけるように鼻を鳴らすのを聞きながら、あたしはお湯よりも熱い肉棒をキュッと握り締め、余分な皮をさらにずり下ろして亀頭をむき出しにする。そしていやらしく張り出したカリ首を親指で刺激しながら、白い湯気の中で艶やかに悶える美少年の首筋を雨でも舐めるかのように舌を滑らせる。
『アオ…アオォン………』
唾液にまみれた唇と下とがうなじから鎖骨へと統べる最中、あたしの肌がお湯に濡れたスベスベの肌に触れると、ポチは身をすくめ、すすり泣く様に声を上げる。
噛み付かれると思ったのだろうか……見た目は子供でも、その本質を知るあたしは、大きく口を開くとポチの肌へ歯を食い込ませないように気をつけながら噛み付き、そのまま首筋へと顔をスライドさせていく。
『ア…アウゥ……』
―――そんな声で泣かれたら……あたしも……本当に噛んじゃいたくなる……
でも、ポチの痛がるような真似は出来ない……そう思っていたはずなのに、不意にあげた目線が潤んだ瞳でやめてくださいと訴えているポチの視線と絡み合ってしまうと、我慢なんて出来なくなってしまう。
『クぁアアアアアアアァン!!!』
白い湯気の充満する露天温泉に、ポチの悲痛とも歓喜とも取れる叫びが響き渡る。もし深夜でなければ、誰かに聞かれていたかもしれない声に、むしろ異様な興奮を覚えながら顔を上げると、ポチの肩の白からほんのりと桜色に変わった肌にうっすらと赤い歯型がついていた。
「ごめん…ね……」
謝っているのに、あたしの頬の緩みは引き締まらない。むしろ涙を流して怯えながら、それでもあたしの手の中で肉棒を脈打たせるポチの可愛らしさに一本、また一本と理性の糸が切れていくのを感じながら、舌先で歯形をなぞり、唇を押し付けてレロレロと嘗め回す。
『ア…オォォォォン……!』
「ふふふ……痛かった? 怖かった? あたしは……ちょっぴり興奮しちゃった……」
その代わりと言うわけではなく……あたしは膨張と緊縮を繰り返し、今にも精液を吐き出そうとしている肉ポンプと化していたポチのペ○スから手を離すと、お湯の中から立ち上がる。
「同じこと……してもいいのよ?」
温泉の中に座り込んでいるポチの顔を見下ろしながら、あたしは自分のたわわな胸を右手でゆっくりと持ち上げ、左手を浅く開いた脚の付け根に滑らせて閉じ合わさっていた陰唇をクパァ…と割り開く。
むしろ、そのままお湯の中でイかせてあげたほうがポチの性欲を満たしてあげられたかもしれない。けど、興奮して充血した粘膜をあらわにすると、お湯の中でペ○スを押さえつけながらも、見上げるあたしの肢体から目を離せなくなってしまう。
「ポチ……おいで。気持ちよくしてあげる……」
温泉の淵に腰をかけ、ポチの前に桜色に染まった肌をさらしたまま右手を伸ばす。それに誘われるようにお湯の中から立ち上がったポチは、包皮を剥き下ろされた肉棒をドクンドクンと脈打たせながら、あたしのすぐ目の前にまで近づいてくる。
「ポチ……」
『ク…ゥン……』
「おいで……たまってるの、全部あたしの中に……」
『ワ、ワウッ…!』
限界が近く、破裂しそうなほどに勃起しているモノを握り締めながらも、まだあたしに飛び掛るのを躊躇っている。
―――あんなに大きく膨らませてるのに……
張り詰めすぎて真っ赤になっている亀頭に力強い脈動。目にするだけでポチがどれほどの懊悩を抱えているか痛いほど理解してしまえるのも、あたしが本当は男であるからなのだけれども、それにしても射精したいのをグッとこらえているポチの切なさを前にすると、もう少しいじめてしまいたい気分がこみ上げてきてしまう。
―――このまま、足で擦って射精させちゃおうかな……
お湯で濡れた足先で亀頭をなぞり上げれば、ポチはどんな顔をして泣き呻くだろうか……強烈な快感に腰を引きながらも、あたしの全身に真っ白いザーメンを撒き散らすポチの姿は、想像しただけでヴァギナがヒクンと震え、お湯と違ってねっとりしている液体が膣口から搾り出されてきてしまう。
―――だけど……あたしはポチに…して欲しくて……
だから、自分から手を出してポチをイかせてしまうことはしたくない。大怪我をしてまであたしを何度も助けてくれたポチへのお礼……そんな言い訳を自分にしながら、股間に這わせた中指に円を描かせて肉壁を掻き分け、女の身体の気持ちよさをむさぼってしまう。
「は…あぁぁ……♪」
早くしてくれなければ、このまま女の快感に溺れてしまいそう……男には似つかわしくないたわわな胸の膨らみを弾ませ、中途半端な快感に身体をくすぶらせていると、それは突然に、あたしの無縁に細く短い指が食い込んできた。
「んはあぁぁぁぁぁん!」
昼間の戦闘での気の高ぶりの名残で興奮し、張り詰めていた乳房が、背後から伸びたポチの手で荒々しく揉みしだかれる。指先は乳肉に埋没し、あたしの胸がひしゃげて揉み潰されると、ヴァギナは奥へ奥へと波立つように脈動を繰り返しながらお湯目掛けて。愛液を噴き出していた。
「あ、あああ……そんな、激し…んんうゥ……!」
豊満な乳房は張り詰めていればいるほどに、キツく握り締められると強い刺激を沸き起こらせてしまう。普段ならばただの苦痛でしかないはずのそれが、今では身体の新にまで響く喜悦の小波にすり替わり、そんなあたしを見かねて前に進み出たポチはぴんっととガッたち首を口に含みながら脈打つペ○スであたしの陰唇を上下になぞり始める。
―――って、ポチは後ろにいるんじゃなかった…っけ?
「ぽ、ポチ、ちょっと待って、後ろに誰が…んっ! だから、す…少しだけ……ああっ! はい…るゥ……ハァ、ハァ、ん……んああああああ……!」
お湯と愛液でしとどに濡れそぼったあたしのおマ○コに、固く強張ったポチの肉棒がずぶずぶと卑猥な音を響かせて埋没する。火傷しそうなほど熱く火照った肉壁がおチ○チンの形に掻き分けられ、本当ならノドを震わせながらむせび泣いてしまいたいはずなのに、背後にいきなり現れたもう一人の闖入者の存在にあたしの胸には困惑が広がり始めてしまう。
でも……
「ああ、んああああっ! ポチ、そ…そこは弱いのぉ〜〜〜!!!」
荒々しい手つきで揉みしだかれる乳房。その手の中から搾り出されて大きく突き出した乳房の先端にむしゃぶりつきながら、少し短めのペ○スを往復させてあたしのGスポットと子宮の入り口とを交互につき、掻き毟った。
―――ポチのおチ○チン、あたしのおマ○コに…ちょ…ちょうど良すぎるゥ……!!!
長すぎず短すぎず、太すぎず細すぎず。乳房の先端を赤ん坊のようにチュウチュウと音を立てて吸いながら、ポチはまさに盛りのついた犬のように腰を激しく前後に揺すりたてると、物足りなさも苦しさも感じることなく、あたしはただただ純粋な快感に押し上げられて絶頂へと一気に駆け上りそうになってしまう。
「ダメ……ま、まだ、は…はあァん! ああ、もう…も…もうゥ〜〜〜!!!」
あたしが頭を仰け反らせて悩ましい声を迸らせると、ポチは三角形の犬耳をピコピコ動かしながら、より大胆に腰を振り、パシンパシンと恥丘に下腹部を叩きつけてくる。そんなポチを胸の間に埋もれさせるように強く抱きしめるものの、火山のように噴きあがる少年獣人の性欲は抑えきれない。お湯と汗とにまみれた肌を擦り合わせるように、あたしの柔らかい胸と抱きしめる腕との間で身体を上下に動かしながら、重くて熱いピストンをあたしの膣の奥へと叩きつけてくる。
『あうッ、あ…アオオオォォォォォォォォォンンンッ!!!』
「ポチィ、ポ、ポチィィィ!!! あたし、あぁ、ああぁ、あああぁあぁあぁぁぁぁ〜〜〜!!!」
腕だけでなく足までもがポチの腰へと絡みつき、熱く煮えたぎった精液が噴射する寸前にポチの小さな身体を強く抱き寄せる。そして子宮口にめり込むほどお互いの身体と性器とを隙間なく密着させると、背後から伸びる両手にたわわな膨らみを絞り上げられながら、膨張したペ○スからあたしの身体の一番深い場所へと濃厚なザーメン汁を受け止めてしまう。
「んぁああああああああああッ、イく、イッくゥゥゥうううううううううう!!!」
あたしはポチの小さな身体を抱きしめながら、全身を駆け巡るオルガズムの喜悦の電流に幾度となく全身を撃ち震わせる。精液がおマ○コを逆流できないほどキツく括約筋を締め付け、ドロドロの重たい精液で胎内を満たされていくのを感じながら、
「ポ……チィ……これが…これが欲しかったのぉ………♪」
どう見たって年下の獣人の男の子に愛おしさを込めて呼びかける………すると、
『クウゥン……』
『クウゥン……』
同じ声で同じ泣き声が、あたしの前と後ろとから同時に聞こえてきた。
「え………?」
まだアクメの余韻は収まっていないものの、首を後ろへめぐらせて乳房を揉みしだき続けている謎の相手の顔を目の当たりにする。
可愛らしい顔立ち。小柄な身体。どう見てもあたしより一回りぐらい年下にしか見えない……けれど、その少年の頭には、なぜか見慣れたものがくっついていた。
犬耳……あたしが抱きしめ、緊縮するヴァギナの中で何度も肉棒を力強く脈打たせているポチの頭についているのとまったく同じものだ。
耳だけではない。顔立ちも背格好もまったく同一。背後からあたしに抱きついて身体を密着させ、小さな手の平に収まりきるはずのない乳房を揉みしだいていたのは、立った今あたしの中に射精したばかりのポチと、鏡でも見ているかのように瓜二つの少年だった。
「えっと……双子だったの?」
『わう?』
『わう?』
本人たちにもわからないみたいで、お互いに顔を見合わせて首をひねっている……その仕草が、異様に可愛い。まあ、コボルトから獣人になった頃からずっとあたしと一緒だったのだから双子のはずもなく、どうしてポチがこの場に二人いるのかはまるでわかっていない。
だけどれはまるで、昼間留美先生に童貞を奪われた時と同じシチュエーションだ。あの時と違うのは、あたしの身体が女のままで、複数いるのがポチであること。そして変わらないのはあたしが一人で、エッチなことをされてしまう立場だということだ。
だったら、
「こっちのポチも一緒に楽しみましょう……♪」
あたしのヴァギナの中に納まったまま脈動を繰り返しているポチ一号のペ○スはまだカチコチ。そしてあたしの背中に押し付けられているポチ二号のペ○スも力強く反り返っている。
そんな二人のおチ○チンをそのままにしておくなんて言う可哀想なこと、あたしには到底出来ない。
左手でいまだ射精の余韻に背筋を震わせているポチ一号の肌を撫で回しながら、肩越しに右手を後ろに伸ばしてポチ二号の頭を引き寄せる。そして強引に身をよじって唇と唇、舌と舌とを愛おしげに絡め合わせると、お尻のくぼみに触れている肉棒がピクンと弾む。
『クウゥン……』
「ふふふ、“待て”よ。
その感触を楽しみながら、あたしはゆっくりと身を洗い場の床に横たえ、もう一人のポチの太股に頭を乗せた。
すると頭の横には屹立したおチ○チンがある。そちらに向けてアゴをあげると、横から肉茎にかぶりつき、一号と違ってカリ首が包皮に包まれたままの先端へと唇を滑らせる。
『アオ、アオ、ア…アオォウゥ……!』
「ねえ…下も突いて。ザーメンでグチャグチャになってるおマ○コ、もっと突いてかき回して……♪」
これじゃ、あたしの方は盛りのついた雌犬だ……ふとそんなことを考えながら、身体を回転させてうつ伏せになったあたしは、太股から下を露天温泉につけながら、ポチ二号の股間に顔を埋めてペ○スを呑み咥えて唾液をまぶし、よじれたヴァギナに力を込めてポチ一号のおチ○チンを締め上げる。
『『きゃうん!』』
「二人とも可愛がってあげるから……楽しみましょう、三人で」
顔を上げると、下の先からおチ○チンに唾液の糸が引く。それをすすり上げると、あたしは後ろから疲れながら、もう一人のポチのおチ○チンをタップリと揉みしだかれた豊乳の谷間へと挟み込んだ―――
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