第八章「襲撃」06
「うっ……んんっ……はぅ……」
体が…熱い……どうしてこんなに…はぁぁ……あうううううっ!!
弘二に背を向けて横たわったあたしは、布団代わりに体に巻きつけたマントの下で体をビクッと震わせた。
股間が濡れている……それどころじゃない。まるで火をつけられたみたいに急速に発情したあたしの体は眠る事を許してくれないほどに燃え盛り、両手をギュッと挟み込んだ股間からは短パンがびしょ濡れになるほどに大量の愛液を溢れさせ、何か入れて欲しいとねだるように中央の膣口をヒクつかせていた。
胸も……眠るときは苦しいのでこっそりブラをはずしたので、シャツの胸元には硬く尖った乳首がくっきりと浮かび上がっている。まるで母乳を噴出する直前のように根元から先端まで完全に勃起していて、身をよじるたびに布地と擦れて喘ぎ声を迸らせたいほどの快感に突き上げられる。パンパンに膨れ上がった乳房はシャツの中で火照った肌から滲み出したヌルヌルの汗にまみれ、肌に張り付いた服が……ものすごく気色が悪く、ものすごく気持ちがいい……
「やっ…ぬるぬる……とまらないぃ………!」
両手の指は、ズボンから染み出した愛液で根元まで濡れ汚れていた。糸を引きそうなほど濃厚な汁はわずかな動きにでも音を響かせ、それを弘二に聞かれまいと息を飲むと、半球状に盛り上がった美巨乳が根元から先端に向けて電気を流されたように震え上がり、膣口から子宮にまで強烈な疼きが広がったヴァギナが勝手に収縮すると、グチャグチャと大きく音を響かせてパンツの中に勢いよく臭いのキツい汁を噴出してしまう。
「こんなのっ…信じっ、られないぃ……あっ…あふぅ……!!」
汗と愛液でぐしょ濡れになった体を仰向かせると体に纏わり付いていたマントを振りほどき、膝を立てて股間を強く押さえつけた。もうこれ以上、ハズかしい事はできない……だけど内側から肌を圧迫するような高ぶりは押さえつけられた事でますます全身に広がっていき、体を湯溝利に反り返らせたあたしは喘ぎ声だけは絶対に挙げまいと口を引き結んだまま蜜の溢れる腰をガクガクと揺すりたてた。
「んっ、んんっ…んんんっ!!!」
全身が硬直し、膣内が大きくうねると、股間からお尻の谷間へと流れ込んだ愛液が床へと滴り落ちる。太股の間は膝に至るまであたしが放った愛液にまみれていて、マントを脱いだ事でそこに溜まっていた強烈なあたしの臭いがテントの中へと一斉に広がっていく。
「……熱い…お、収まらない……あ…あくっ……」
もう絶頂を数え切れないぐらい繰り返している。胸も、お尻も、秘穴も、どこも弄る事無く登りつめるたびに、その中央で何かが物足りず……あたしは乾いたノドを震わせ、ついにズボンの裾から指を差し入れ、淫裂の中心に突き入れてしまった。
「うあぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!! は…あっ、あ――――――ッ!!!」
達したばかりの膣壁を指先でなぞると、それだけで下半身は跳ね上がり、差し入れたばかりの指を嘗め回しながらギュッと締め付ける。
「はうッ、はうっ、はっ…んっ〜〜〜〜〜!!!」
ギュンギュンとヴァギナを収縮させ、肉の喜びに腰をくねらせながら愛液を爆発させる。……絶頂の射精だ。もう片方の手もズボンのベルトの位置から差し入れ、下着の上からクリトリスをつまみあげると愛液の噴射はますます勢いを増し、あたしは雨音の響くテントの天井を向いた乳房を揺さぶりながら続けざまにオルガズムを迎え続け、いともたやすく意識を吹き飛ばしてしまう。
けど…指だけじゃとてもこの疼きを収めることなんて出来ない。もっと太くて…大きくて……硬いので……
ふと、あたしの脳裏に弘二の姿が思い浮かぶ。もしあたしが身体を開けば……昼間みたいに激しく、アソコが壊れるぐらいに突き上げ、かき回してくれるんじゃないかと……そんな事を妄想しながら自分の寝場所で脚を蠢かせ、交互に伸びては膝を立て、膣肉を捩じらせては擦り合わせてビリビリと響く熱い疼きを押さえ込もうとする。けれど脚の動きを繰り返しながら指で膣壁を擦りたてると、そのたびに恍惚としたため息があたしの唇を突き、徐々に焦点を失った瞳が低いテントの天井を見つめる事無くボンヤリと宙をさまよい始める。
もう何も考えられなくなっていた。ただ快感だけを貪るように足の付け根の膨らみに根元まで突き入れた指の出し入れを繰り返す。
「うっ…やあ……ああっ…ぁ………」
優美が敏感な部分を抉るたびに反射的にこみ上げるズンッと重たい衝撃が身体を震わせる。身をのけぞらせると、汗でシャツが吸い付いたためにくっきりと乳房の形を浮かび上がらせたシャツの胸元がブルッと跳ね、それを半ば無意識に手を伸ばして揉みしだくと尖った乳首がさらに硬く充血し、その上で血液が流れ込んでいる。痛みを発するほどにビリビリと痺れる小さな突起を摘みあげてグリグリ捻りあげると、前歯が食い込む下唇を噛み千切りそうな強さで顔をゆがめ、ギリギリと収縮する膣穴から愛液をビュクビュクと噴出してしまう。
「これ…おかしぃ……こんなに感じるの…ちがっ……なんか…変んんん〜〜〜!!」
気持ちいい。頭が変になる。そんな考えさえ一瞬で吹き飛ばしながら後頭部をついて身をのけぞらせたあたしは、すぐさま体を戻して身体を反転させると、震える腰を突き上げ、止める事の出来ない指をズボンの裾からより深い場所にまで突き入れた。
「はっ……ふうぅぅぅ!!」
もう身体の隅々にまで快感が充満しきっていた。
空いた手もズボンの中に差し入れ、もう下着としての用を成さなくなったびしょ濡れの布地の上から摘み上げられるほど肥大化したクリトリスを揉みしだきながら指ピストンはさらに動きを速めていく。……けど動きは全然滑らかじゃない。イきたい一心で焦っているのか、指先が思いもよらぬところを抉りながら往復を繰り返していく。むしろ、そういう動きが単なるオナニーに他人に犯されているような興奮をかもし出しているようにさえ思えてしまい、掻き毟るような動きだけがますます加速していってしまう。
「やぁぁぁ…とまんない…とまんないぃぃぃ〜〜〜!!!」
シャツや短パンから飛び出た手足の肌はねっとりとした液体に覆われていた。弘二がすぐ傍で寝ているのに……その事がかえって興奮を昂ぶらせ、あたしは内股を愛液で濡らした太股を左右に開いて床に着き、グチャリと音を立てて痙攣を繰り返すヴァギナをかき回した。
「あああぁん!!! いや、いや、いや―――――――ッ!!!」
腰を振りたくりながら、汗で服が張り付いた乳房を床へこすりつける。床といっても地面に布を引いただけで、毛布を引いていてもゴリゴリしたものが肌へ当たる感触が帰ってくる。そこへ乳房を押し付け、汗まみれの体を擦り付けるように前後へ揺らめかせながらオルガズムに身体をヴァンプさせ、
そのまま身をよじりながら倒れこんでまた仰向けになって股間をまさぐり始める。
もう頭の中は真っ白だ。拷問のような快感の連鎖に火照りは収まる事を知らず、何度達しても興奮は一向に落ち着く気配を見せなかった。むしろ股間からだらだらと愛液が垂れ流しされるたびに身体が沸騰しているようだった。
「あぁ―――――ッ!! あ――――――、ああああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
絶頂の叫びを迸らせている最中にも、ズボンの中へ差し入れた両手を動かして腰をうねらせる。
もう何を考えているか分からない。完全にわれを忘れて快感を貪るあたしは……いつしか弘二が体を起こしていた事を知っても、手を止める事が出来なかった。
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