第13話
「あらん? 相原君を一人占めなんてずるいわよ。こう言うのはみんなで仲良く楽しまないと」
「なに言ってるんですか! 拓也はあたしのなんですから変な事しないで下さい!!」
「そんなに怒らなくてもいいじゃない。減る物じゃないんだから」
「私の体なんですよ! そんな事するたびに汚れるじゃないですか!!」
松永先生にそこまで言える明日香って…結構スゴい。でも、あたしが明日香「の」って言うのは…たぶん言葉の
あやなんだろうけど…ははは……
快感の火照りがあちらこちらに残ったまま明日香の胸に抱きしめられ、女だった時のあたしなら思わず胸がキ
ュンっとときめいてしまったかもしれないけれど、それが結局あたしの男の時の体と言う事にかなり複雑な感情
を覚えてしまう。まぁ…明日香の性格って男っぽいと言えば男っぽいからいいのかな…ちょっとは……
とはいえ、明日香は全裸、あたしは半裸と言う状況、しかもお尻の方には松永先生に初体験を終わったばかり
の舞子ちゃん……どちらかと言えば男よりも女の子の方が好きな二人があたしに対してどんな行動を取るかはさ
っきの通り。明日香の手で二人の責めから一時的に逃れる事は出来たけれど狭いベッドに二人も三人も座ってい
るのである、普通のベッドよりもなぜか多少大きめ(おそらくは色々するために…)とはいえ、手を少し伸ばせば
三人の真ん中あたりに位置するあたしの体は自由にまさぐられてしまい、事実、松永先生の手は脹脛に手のひら
を当てて、ツツッ…と膝の裏辺りにまで指を滑らせてくる。
「ひゃ…ふぁぁぁ……」
「ほら…相原君だってこんなに感じてるのよ? このままにしておくなんて可哀想じゃない……だったらみんな
で……ね♪ 太股だってこんなになって…ふふふ……」
「やっ、う…動かしちゃ…なでないでぇ……ひうっ!!」
あたしが反応を見せるや否や、怪しく微笑んだ松永先生は細い指先を肌が張り詰めて感度を増してしまった内
太股をなぞり上げ、身悶えるあたしをさらに悶えさせるようにくすぐりながら少しずつ股間へと近づいてくる。
その動きを、ゾクゾクと太股の神経を震わせる愛撫を、体は変わってしまっても敏感に感じ取ってしまったあ
たしは反射的に体をゆすってしまう……すると、汗を吸って湿ったシーツに押し当てられているスカートの盛り
あがりが少し硬めのマットにグリグリとこすり付けられてしまう。
「はうっ! ああぁ…いいぃん!!」
松永先生の指から逃れようと腰を揺するたびに、微弱な振動を発し続けるバイブレーターに秘肉の奥深くをグ
リッと抉られてしまう。
「あっ…あっ……んんっ!!」
男になってしまったため、さらに付け加えるならあたしのひ弱な体になってしまったためにずいぶんと薄く、
硬くなってしまった明日香の胸に抱かれながら背中を反らせていくと、腰が下がった文だけバイブ先端への圧力
も増し、子宮口に震える異物がさらに強く押し当てられる。プラスチックよりも柔らかめの素材とは言え、肉棒
とは異質の硬さに子宮口とその周辺の秘肉を嬲られ、あたしの股間からはおマ○コのヒクつきにあわせて愛液が
次々と迸り始める。
「ふふふ…私が指でくすぐっただけでこんなに濡らしてるのよ。相原君がどうして欲しいか…片桐さんにも分か
るでしょ?」
「……………」
「あああ…クッ…くぅぅぅ!!」
明日香に引っ張られた時にままの不安定な姿勢でこれ以上バイブが入って尾無いように足を踏ん張っていたの
に、とうとう股間にまできてしまった先生の指に太股とヒップの境の部分をまるで羽毛かと思わせる優しさで撫
でられただけで支えの膝は脆くも崩れ落ち、バイブは再び男根を模して一回り大きくなっている先端部分をブル
ブル震えている子宮の入り口に密着し、あたしの体を一気にアクメへと押し上げていく。
「はうっ、あうっ、そんな、ああぁ…も、もう…あ…明日…香……」
さらに激しくなる松永先生の責め……さらに強いタッチで、バイブの振動にあわせてヒクヒク痙攣するアナル
とクリ○リスを責めたてる。
体中の震えが止まらない……明日香に抱き締められているのに一切遠慮の無い松永先生の責め苦にあたしの顎
は前に突き出すように反りかえり、だらしなく開いた唇から突き出された舌先にまで痺れは伝わっている……
だ…ダメェ……これ以上されたら…明日香の前で…我慢できなくなっちゃう……それだけは…んんっ!!
我慢しようとしても、一度イかされてしまって枷が外れた体は触られるだけで貪欲に快感を求めてしまう。鼻
を摺り寄せるように明日香にしがみつきながら…あたしは恥も外聞も無く、松永先生の指がもたらす快感に堕ち
ていく……
バイブを咥えこまされている小さな秘裂に先生の指が這いまわり始める。愛液を指先に絡めながら陰唇を撫で、
限界近くまで広がった花弁と震えるバイブの隙間に指先を挿しこまれると、あたしの腰は蠢きながらバイブを締
め付けてしまう。
もうダメ……浅くではあるけれど指を出し入れされるたびに意識が何処か遠くへ飛んでしまいそうになる。松
永先生の顔が今にも振れそうなぐらいに近づき、バイブレーターをギッチリと締めつけている秘所を間近で覗き
こまれながら弄られると、諦めの気持ちと一緒に凄まじいまでの喜悦が下半身から込み上げてくる。
「いっ……やぁ………ひグゥ…んんッ!!」
「拓也………顔…上げて」
「はぁ…んっ…んむぅ……!」
もう、このまま最後まで……そんな考えだったあたしが甘かった。不意に明日香があたしの顎に指をかけたか
と思うと、熱い吐息を何度も吐き出している唇に、自分の唇を重ねてきた……
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