Fルートその8


「くぅ……すぅ……」  ……ひょっとして寝てるの?  こんなにすぐ近くであたしがひどい目――どっちかって言うと、今は気持ちよすぎて腰がガクガクみたいな感 じなんだけど――とにかくひどい目にあわされているのに、事の原因を作った恭子さんはソファーに小さな体を 横たえ、手すりを枕代わりに頭を乗せ、安らかそうに寝息を立てていた。  なんだ……横たわってるもんだから、あたしみたいに変な事されたんじゃないかってビックリしちゃった…… でも人が襲われてるって言うのに眠ってるなんて…… 「やっぱり恭子ちゃんが気になる?」 「い…いえ、そんな事…んっ!」  床の上にうつ伏せになったあたしに覆い被さったオーナーはチャイナドレスの胸元をムニュッと鷲掴む。長い 時間かかっててようやくイかされたあたしの体は想像以上に敏感になっていて、オーナーに乳房の膨らみを揉み 回されるたびに、短い悲鳴が何度となくこぼれ出てしまう。  あたしの胸はチャイナ服を内側から大きく盛り上げ、その姿は赤いバレーボールかと思うほどパンパンに張り 詰めている。乳首は見えない糸に引っ張られているようにくっきりと浮かび上がり、細い指先が乳肉に食いこむ たびにプルンと震えて、先端を床に擦りつけられた。 「いいわ……なんて弾力なのかしら…うらやましいわぁ……」 「やっ……揉まないで………んっ……はぁぁ……」 「ごめんね……私、もう我慢できないぐらい興奮しちゃってるの……ほら、分かるでしょ……あなたのチャイナ 服のお尻に当たってるの………」 「あ……な…なぞってる……」  服の布地を押し込むように、固く、かなり大きなモノがお尻の谷間に沿って上下に往復している。先っぽの出 っ張りが布地越しに擦れるとその部分が摩擦で熱くなったかのように熱を帯び、二つの白桃がピリピリとしびれ てしまう。 「あぁ……私の服を着ている人を犯すなんて……もう…出ちゃいそうよ……んんっ……」  本当に……この人が女じゃないなんて……信じられない……  思いっきり顔の前に突き付けられて男であると確かめさせられたんだけど、耳たぶに甘く響く声や香水と入り 混じった体臭は女性の物としか思えなかった。それに背中に押しつけられた乳房の膨らみは詰め物なんかじゃな く、マシュマロのように柔らかく押し潰れるおっぱい…その中に感じ取れる勃起した乳首の感触は布を挟んでも 本物としか思えなくて、くすぐったいような感覚に鳥肌まで立ってしまう。  それでもやっぱり、下半身に押しつけられているおチ○チンも本物で、背後からあたしのヒップを責めたてて くる。動くたびに腰の動きは大きくなり、尻肉を太股側から突き上げるようなこすり付けに、絶頂に達して何と か収まりつつあった火照りがむくむくと息を吹き返してしまう。 「あぁぁん…ねぇ…イってもいい? あ、久しぶりだから、もう出ちゃうのぉ……あっ、あっ、あぁぁん♪」 「だ、だめ、出しちゃ……」 「んあああぁぁぁぁぁ!!!」  ビュクン!!  耳元に囁かれた言葉にあたしが反応するよりも早く、お尻におチ○チンを擦りつける興奮の虜になったオーナ ーは体を起こしてあたしのお尻を真ん中に寄せて、深くなった尻溝を犯すように腰を叩きつけたと思った瞬間、 あたしの背中に精液を撒き散らした。  ビチャ!ビチャ!ビチャ!  やっ……ものすごい量……あ…流れてきてる………  双尻の間から頭を飛び出させたペ○スの先端から精液が噴射されると、真っ直ぐ飛んだ濃厚な白濁はあたしの 背中へと勢いよく落ちてくる。まるで背中一面が汚されたと思ってしまうほど降り注いだオーナーの精液はチャ イナ服にじわじわと染みこんであたしの肌に触れ、服の中から腰やわき腹へとゆっくり広がっていく。 「んっ!……あ…ふぅ………あぁ…ものすごい量……今でもこんなに射精できるなんて……」  射精が収まった後もぶるぶると震えるペ○スが余韻を味わうようにゆっくりと動き続ける。さすがにあれだけ 射精した直後で少しだけ勢いをなくした肉棒の先端をお尻の割れ目に擦りつけ、尿道の中に残っていた物を搾り 出してまで行って気残らずあたしの体に擦り付けていた。 「あ…あの………もう…終わりですよね………」  そう言うあたしの下腹はすっかり熱を帯び、あれだけ潮を噴いたアソコからも新たな愛液が染み出し、その感 触は疼きとなって感じ取れてしまっていた。オーナーには気付かれていないと思うけど、スカートの中ではあた しの股間はお漏らしでもしたかのように(潮を噴いちゃったんだけど…)とろとろになっていて、今入れられたら すぐにでもイってしまいそうだった。こうやっておチ○チンに触れている間も意識は蕩けだし、自分から腰を振 ってしまいそうだった。 「あれ? 先生ってばもう始めちゃってるんですか?」 「わぁ、先生のおチ○チンが勃起してるわ♪ 私立ちがあんなにご奉仕しても大きくならなかったのに♪」 「あ……沙紀さんに真紀さん…………あうっ」  オーナーが余韻に浸っている間はあたしも休む事ができていたんだけど、そこへタイミングよく現れたのは、 さっきまであたしが色々とお世話になっていたレズの店員さんのお二人……そしてその姿を見ると同時に、まだ まだあたしの休み時がこない事を思い知らされた。  見た瞬間に分かるわよ……あの二人はエッチする気満々だって……  衝立の向こうから出てきた二人は衣服をまったく身にまとっていなかった。名前が似ているから姉妹なのかも しれないけど、知的な印象を受ける制服に包まれていたはずの乳房は二人とも大きさや形もよく似ていて、Cか Dはありそうなおっぱいが四つも並んでいると、あたしの男だった時の本能がモゾッと蠢いてしまう。  ひょっとしたら、この後あのおっぱいに顔をうずめる事もできるかもしれないけど、それよりも先に股間にそ そり立つ物の空いてをするほうが先だと思った……  二人の下半身も裸だったけど、唯一の衣服として黒い皮のような素材の下着をお揃いで履いていた。まるで水 着のようなパンティーは、しかも股間の部分から男性のアレそっくりの、いわゆるディルドーがこれまたお揃い でそそり立っていた。  布地が少なく、腰が引き締まって見える下着は二人の魅力を一層引き立たせているけど、擬似ペ○スと言うか 擬似男根と言うか、勃起したおチ○チンを模したそれは二人の魅力の怪しい部分だけを強調しているようだった。 「でもさぁ、先生は一回終わっちゃったんだから当然次は私たちがしてもいいのよね」  沙紀さんは淫靡な笑みを浮かべると横に立つ真紀さんにしなだれかかり、指先を股間のハリ型へ絡みつかせる。 どうも二人の股間に出ているものと同じモノが入っているらしく、下着に染みこめず、股の下へと溢れ出してく る愛液を絡めて根元から上下にゆっくりしごき始めた。 「あん♪ 沙紀ちゃんってば……し、扱いちゃダメよ……んふぅ……」  滴りそうなほど愛液を絡めた沙紀さんの指がディルドーを擦るたびに、感覚のないはずのペ○スがビクンビク ンと跳ねる。よく見ると、沙紀さんが手を引くのにあわせて、真紀さんのアソコから太い物が少しだけ引きぬか れて再び押しこまれている。動きの幅は小さいけれど、かなりの太さの物が入っているみたいで、少し捻りを加 えながら押し込まれる時に結合部から淫液がしずくとなって床にまで垂れ落ちていた。 「うふふ……そうね、今日はお客様がいるんだもん。私たちはご奉仕しなくちゃね♪」 「んんっ……ふ…二人で舐めまわしたり…触りっこしたり……ああぁ…想像しただけで……♪」  ………すぐに逃げた方がいいかも………  恍惚とした表情を浮かべる真紀さんと沙紀さんがこっちを見た瞬間に、あたしの中で危険を知らせる警鐘がう るさいほどに鳴り響く。けど―― 「ふふふ……いいわよ、沙紀、真紀。四人で楽しみましょう♪」  オーナーがあたしのチャイナ服の胸元についているボタンを巧みな手つきではずして、二人に向けるようにあ たしの体を引っ張り上げた。すると、腰の部分でも布を止めているのか、ウエストをきゅっと締めたまま胸の部 分だけがベロンと垂れ下がり、あたしが見惚れた真紀さんたちのおっぱいより大きな乳房が露わになった。  そしてオーナーはあたしのうなじに濃厚なキスをしながら、豊満な乳房を両手でこね合わせる。たっぷりと汗 の浮いていた谷間は手が妖しく動くたびにグチュ…グチュ…とアソコを浸かれる時によく似た卑猥な音を響かせ る。 「や…やめて……あたし…もう力が……」 「いいんですよ、私たちが全部してあげますから♪ たくやさんは黙って足を開けば……うふふ♪」  結局逃げる事が出来なかったあたしはヒクヒクと震えの残っている体で抵抗しようとするけど、それを無視し て前に屈みこんだ真紀さんは強引に両足を抱え上げ、腰を突き出してきた。すると下着と同じく黒色をしたディ ルドーの先端が、あたしの愛液で湿り、向きを変えられた時に股間に貼りついたスカートの前布を挟んであたし の割れ目に押し当てられた。 「あっ……!」  それだけの事であたしの体は大きく脈打ち、口から声が漏れる。  前布を穿つように押しこまれた先端の感触に重たい衝撃を受けながらも、その裏にある心地よい感触に体中が 総毛立つほどの心地よさを覚えてしまう。 「うふふ…早く…いれたいわ……」  それを聞き取った真紀さんは艶っぽい笑みを浮かべ、布をどけるとさらに腰を前へと押し出してくる。  ジュプッ…… 「あっ、んあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 「んんんっ!!」  中に溜まっている愛液を押し出すほど締めつけている肉ヒダを押しのけて、真紀さんのディルドーがあたしの 胎内に突き立てられると、あたしの口から大きな悲鳴が溢れ出してしまう。  唇を震わせ、根元まで押しこまれた擬似ペ○スの感触に身悶えする。 「す…スゴい……あ、アソコがいっぱいになってるぅ……」  たっぷりと蜜を滴らせた花弁はそれを拒むどころか奥へ奥へと誘い、根元まで埋没した男根に吸いつくように 絡み付いてしまう。 「だ、だめ、あっ、あっ…す…ご……んあっ!」 「あ…あなたこそ……すごいしめつけ…も…すぐにイっちゃいそうよ……」  腰を揺すってあたしの膣内を往復するたびに、歪んだ秘唇から飛沫のように愛液は溢れ出す。無機質なペ○ス はそれでもあたしの体内の一番奥深いところを抉り、それが繰り返されるとあたしはもはや何の抵抗もできなく なり、快感の沼に沈んでいってしまった………


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