第二話
とりあえず、あの2人からは目を離そう。もっとも声は聞こえてくるのだから、あまり意味はないが……。
で、こういった事態では間違いなく止めに入るであろう連中はというと……。
「ほ〜ら、モ○ラの幼虫ですよ〜♪」
……何をやってる宮内出雲、お前はどこぞの空手家か?
ちなみに何を出しているかは、言わなくても分かるだろう。
と、言うかおいらが言いたくない……。
「うわぁ〜♡ 大きいんですねぇ、出雲さん」
「くっ……負けた……」
ちなみに一緒にいるのはメルヘンじょうちゃんと熱血ぼうずだ。
メルヘンじょうちゃんの方は出雲のアレを興味深そうに眺めており、熱血ぼうずの方は出雲と同じくでかくなっているアレを出しながらも、がっくりとひざまずいている。
でかくなっているとはいえ熱血ぼうずは中学生なんだから、当然出雲にかなうはずも無い。まぁ同じ男として、その気持ちは分からんでもないが……。
「当たり前です。私はこれで、『ご町内出雲ファンクラブ』の女性を、皆メロメロにしたのですから」
そう言って、アレをおっ勃てたまま髪を“ふぁさ”と掻き揚げる宮内出雲。
お前ホントに神主か……?
「コレが男の人のオチン○ンなんだぁ……ねぇねぇ、出雲さん、野村先輩。触ってみてもいいですか♪」
何を言い出すかなメルヘンじょうちゃん?
その言葉を聞き、出雲はモ○ラをより巨大にし、熱血ぼうずもシュタッと立ち上がる。
「ええ、もちろんいいですよ、花織さん。正しい性教育をするのも、年長者の役目ですからね」
「その通りだぜ! さぁ花織ちゃん、俺のこの熱いリビドーの塊を、心いくまで触っていいぜ!」
いや、お前ら年がどーのこーのより、人として明らかに間違ってんぞ。
「じゃあ、遠慮なく…えい♡」
右手で出雲のを、左手で熱血ぼうずのを掴むメルヘンじょうちゃん。
出雲の方は慣れてんのか特に動じないが、熱血ぼうずは「うっ」と呻いている。
そんな反応に気を良くしたのか、メルヘンじょうちゃんは小悪魔的な笑みを浮かべながら手を動かし始める。
「うふふ。気持ちいいんですか、野村先輩?」
「あ、ああ……すげぇ…自分の手とは全然違う……」
擦られる度に、熱血ぼうずは「っく」だの「あふぅ」だの「あぁああん」だのと声をあげている。
……正直、月天様の声を聞いた後にコレを聞くと、本気で気分が悪くなってくる。
だが、やはりその手技は拙いんだろう。出雲の方は全く声を上げず、余裕の笑みを浮かべながら髪を掻き揚げている。
… …いや、やはり中学生の少女に擦られるというのは、精神的に来るんだろう。
髪を掻き揚げる回数が目に見えて増えてきている。
今じゃあ、一秒に一回掻き揚げるほどになっている。よっぽど我慢してるんだろうなぁ。
それでも声をあげないのは、立派なのかバカなのか……。
「くひっ、あくぁ、ン、ひゃぁああぁあん! だ、だめぇ、花織ちゃん!! イ、イくぅ…イっちゃうぅううぅう♪」
……刺すぞ熱血ぼうず。
とにかくメルヘンじょうちゃんの手コキの前に、熱血ぼうずが崩れ落ちた。
「きゃはっ、野村先輩出しちゃったんですね。んふ、コレが精液なんですね……本当に熱くて苦いんですね♡」
うっとりとした表情で、熱血ぼうずの吐き出した精液を舐め取るメルヘンじょうちゃん。
いや、あんた精液の味の事なんかどこで聞いていたんだ?
乙女チックっつっても、所詮こんなモンなのか……。
「ふふ、情けないですね、野村くん。この程度でイってしまうとは」
どうやら出雲の方はイかずに耐え切ったようだ。
もっとも、その表情は最初に比べりゃあかなり引きつっているが。
「う、うるせぇ! ……だが、確かにこのままじゃあ男がすたる……花織ちゃん! 俺にも花織ちゃんのオマ○コを触らせてくれ!!」
……どうやら精液と一緒に知性も排出しちまったようだ。
再びシュタッと立ち上がり、同時にアレも再び勃たせながら熱血ぼうずが叫ぶ。
って、もう復活したのか、早ぇなオイ!
まぁ、これもぼうずと同じ若さってヤツか……。
「う〜ん、そうですねぇ……いいですよ、野村先輩♪ そ・の・か・わ・り……ちゃんと気持ち良くしてくださいね♡」
「ふ。そういう事なら私もお手伝いしましょう。正直、君だけで女性をイかせられるとは思えませんからね」
その意見にはおいらも賛成だが、お前は単に変態なだけだ宮内出雲。
だがメルヘンじょうちゃんはその事には突っ込まず、妖艶に笑いながら下着を脱ぐ。
スカートの裾から現れた下着は、アニメキャラのプリントされた可愛いものだ。
……いや、決して興味があってじっと見ていた訳じゃないぞ、うん。
「どうですか、2人とも。あたしのオマ○コは?」
「あ…あぁ……」
「ふふふ、可愛いですよ、花織さん」
スカートを捲り上げて、自分の性器を晒すメルヘンじょうちゃん。
まだ毛も生えておらず、ツルツルの割れ目にしか見えない。月天様と比べても未発達だと分かる。
しかし恐らく初めて女性器を見たんであろう熱血ぼうずよりも、宮内出雲の方が目をぎらつかせているのはどうしてだ?
やっぱり、あいつはロリ○ンなのか?
「さて、それでは始めましょうか、野村くん。まずはあなたから触っていいですよ」
「あ…あぁ……」
完全にこの場の主導権を握った変態が、熱血ぼうずに支持を出す。
熱血ぼうずはその事には気づかず、指を下ろしメルヘンじょうちゃんのアソコに触れる。
どうやら2人のを擦っていた時点で興奮していたのか、熱血ぼうずの指が触れただけで、メルヘンじょうちゃんのアソコからはクチャっという音がした。
「ふ…ン…はぁ…そのまま擦ってください、野村先輩……」
「あ…あぁ……」
それだけで甘い声を漏らすメルヘンじょうちゃん。
対する熱血ぼうずは言語中枢がいかれたのか、さっきからこんな言葉しか言っていない。
アレをギンギンにしながらメルヘンじょうちゃんのアソコを擦っているが、やっぱり動きが単調なせいだろう。一定以上の快感は与えられねぇみたいだ。
「ふふふ。そろそろ私の出番のようですね」
髪を掻き揚げながら登場する変態神主。
いい加減モ○ラをしまえと言いたいが、おいらは無駄な事はやらない主義だ。とりあえず成り行きを見守ろう。
「さて、いきますよ、花織さん」
そういってメルヘンじょうちゃんの後ろにしゃがみこむ出雲。
何をするのかと思って見ていると、なんとメルヘンじょうちゃんの尻を割って、その奥に息づく穴にキスしやがった!
「ひ!? くふぅ、んぁあ……だ、だめぇ出雲さぁん……そんな所汚いですぅ……♪」
さすがに驚いたのか拒絶の声をあげるメルヘンじょうちゃんだったが、その目は淫蕩に染まっている。
どうやら熱血ぼうずの単調な指戯に飽きてきた所への突然の刺激に、内心ではかなり悦んでいるようだ。
「そんな事はありませんよ、花織さん。可愛い女性の肛門ほど美味なものはないのです。私は今までにお付き合いした全ての肛門を舐めてきましたが、貴女の肛門もなかなか美味しいですよ」
この筋金入りの変態が! ロリ○ンだけじゃねぇのか、てめぇは!!
そんなおいらの魂の叫びも届かずに、メルヘンじょうちゃんの肛門を一心不乱に舐め続ける外道神主。
その表情は舐められているメルヘンじょうちゃんより恍惚としていて、正直見ていてかなり怖いものがある。
「ひん、あふぅ、くぅうううぅん! やぁ…お尻で感じるなんて恥ずかしいよぉ♡」
「いいんですよ、花織さん。存分に感じてください。本来、女性というものは性器と肛門、両方で快楽を得られるものなのです。現に、私も今までにお付き合いした女性の7割は後ろの処女を先に頂きましたが、皆大層悦んでいましたよ」
……もう、あの地獄行き決定の神主については何も触れまい。
ちなみに、熱血ぼうずは相変わらずメルヘンじょうちゃんのアソコを擦り続けているが、完全に無視されている。
哀れすぎるぞ……。
まぁ、その事にすら気付かないほど真剣に擦っているんだから、ある意味幸せか……。
「ふぁ、ン、んはぁああぁあああ!! い、いいよぉ……出雲さぁん……もっと舐めてくださぁい……も、もうすぐイきますぅうぅぅうう!!」
「ふ、ふふ。いいですよ、花織さん。思う存分肛門でイって、こちらの世界にきてください」
「は、はいぃい……い、今イきますぅう……あぁん、お尻では初めてイっちゃうよぉおおぉお……ふああぁあぁあああん♪」
出雲の舌の前に、今度はメルヘンじょうちゃんが崩れ落ちる。
しかしメルヘンじょうちゃん。『お尻では初めて』ってことは……。
いや、あまり細かく突っ込むのは止めておくか……。
「ふふふ、楽しかったですね」
「はい、すっごく気持ちよかったです♡」
「その通りだぜ! なんか花織ちゃんのオマ○コを触っていた時の記憶が無いが……それでもよかったぜ!!」
絶頂の余韻からも落ち着き、感想を述べ合う変態・淫乱・バカの最凶トリオ。
つーか、いい加減股間を隠せ、3人とも!!
「さて、せっかくですのでこのまま3Pに突入しますか」
さわやかな笑顔で、ある意味当然とも思えちまう発言をする腐れ神主。
しかし、残りの2人は以外にも反対する。
「それはだめですよ〜。あたしの処女は七梨先輩に捧げるんですから〜♡」
いや、今更そんな事言っても、全然恋する乙女とは思えねぇぞメルヘンじょうちゃん。
「そうだぜ! 俺のこの熱き肉棒が貫くのは、シャオちゃんのオマ○コだけだぜぃ!! 俺はここに宣言する!! 俺の初めてはシャオちゃんの初めてに捧げる!! それまで俺は操を守り通してやるぜ!!」
「あ、あぁあ〜ん♡ 太助様ぁん、もっと突いてくださぁ〜イ♪」
熱血ぼうず、お前一生童貞確定だ……。
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