■第二話


「自己紹介が遅れまして、私は野々宮望(ののみや のぞみ)といいます」
「アタシは結城百合(ゆうき ゆり)。よろしく」

一晩中話して明け方に眠り、夜が明けてから今更になって自己紹介した。

ふとした事から知り合った科学者の卵、望。

最初は何か使えそうな物をせしめてやろうかという下心だったものの、
話してみると中々に良い子で、結局仲良くなってしまった。
倫理観にややスレた所があるので、この際アタシが矯正してあげるとしよう。

部屋中にある装置や薬品にも驚かされたが、もっと驚いたのが、

「あんたアタシより年上だったのね・・・」
「そうみたいです・・・」

アタシは二回生。望は三回生でもう成人している歳。
それでこの体格か・・・哀れな。一部じゃ需要もあるみたいだけど。

「お姉さま。今、失礼な事考えませんでした?」
「いや、別に」

定着してしまった呼び方と敬語は変わらなかった。


それから数日が経ったある日。

「プレゼントがあります」

そう言って差し出されたのは薬の入った小瓶。

「もしかしてコレって透明になるやつ?」
「いえ、それは女の子を魅力的にしてくれる薬です。どうぞ飲んでみて下さい」

魅力的・・・って具体的にどうなるんだろう。望を見る限りでは体格が変わるわけではなさそうだ。
蓋を開けてみるといい香り。とりあえず飲んでみよう。グイっと。

「まあ、本当は香水なんですけどね」
「ぶっ! じゃあ飲ますな!」
「ご心配なく。毒性はありません。ただ・・・」

ただ? 何?
訊き返そうと思ったら頭がフラフラして、そのまま気を失ってしまった。

目を覚ますと望のベッドの上だった。
何やら甘い匂いのお香がたかれている。

「んんっ・・・いやっ、何してんのよ・・・」
「はあ・・・くちゅ・・・・お姉さま、美味しいです・・・」

私は裸にされ、望がアタシの秘裂に舌を這わせていた。
やっぱりこの子ソッチ系か・・・油断した・・・
体は思うように動かず、代わりに凄く敏感になっている。

「先ほどの薬は異性を惹きつける香水ですが、服用すると媚薬効果があることが最近わかりまして」
「そんな物飲ませないでよ・・・」
「さらに私特製の痺れ薬をブレンドしました。ちなみにこのお香も感度を高める効果があります」

うっとりした顔でそう告げ、更にアタシを攻める。

「はあっ・・・はあっ・・・はあっ・・・やめてぇ・・・」
「ああ・・・お姉さま、私もう・・・」

望もするすると服を脱いで自分も裸になった。
自分も薬を飲んだのか。肌が異様に紅潮して愛液がトロトロ溢れている。
そしてお互いの秘裂を擦り合わせはじめた。

「ああんっっ! 気持ちいいです。お姉さまのお○んこっ!」
「やめてよぉ・・・女の子同士なんて・・・アタシそんな趣味は・・・」
「でも感じてるでしょう?」
「それは・・・薬のせい・・・だから・・・
「そう。薬のせい。でも疼きを解消しないと毒ですし、体は動かせないでしょう? 私が鎮めてあげます」

理屈が通っているような通っていないような事をいって愛撫を続ける。
イキそうになった時に、不意に腰を離された。

「・・・え? なんで・・・」

絶頂の手前で止められたのでどうしようもなく切ない。
いつの間にか同性で交わる抵抗も消えてはやくイキたい気持ちで一杯だった。

「折角ですからコレを使いましょう」
「えっ・・・駄目! そんなの!」

望が取り出したのは二股のディルド。
それをアタシと自分の秘裂に当てて押し込んできた。

「いやあぁぁぁ! 駄目っ! アタシまだ・・・まだだから駄目ぇ!」
「処女なんですね・・・光栄です。私も初めてなんですよ・・・」
「駄目ぇ・・・お願い・・・」

口では拒絶しつつも体は期待で更に昂ぶっていた。
望は軽く私にキスをすると一気に腰を押し出す。

「「ひゃあああああんっ!」」

膜が破られる痛みと共に強烈な快感に襲われ、二人そろって矯正を上げて絶頂した。

「はぁ・・・はぁ・・・お姉さまぁ・・・」
「そんなぁ・・・でも気持ちいい・・・」

余韻も治まらない内に望はぐいぐいとかき回すように腰を動かす。
更に胸に吸い付き、舌で乳首をコロコロと転がしてきた。

「あっ、あっ、あっ、あああっ!」
「あああぁぁーーー!!」

また二人でイってしまった。強引な愛撫は更に続く。
一方的に攻められていた私だが、だんだんと体が動くようになってきた。
望の体をぐいっと抱き寄せ。唇を合わせて思いっきりディープキスをする。

「んんんっ、むぅ」
「んっ、んっ、はあ・・・」

舌を絡め合い、唾液を交換しながら、また激しく腰を振った。
くちゅ、くちゅ、くちゅ・・・・
上下の口で奏でられるイヤらしい音が部屋に響く。

「ああぁーーーっ!! お姉さまぁっ、最高ですっ!」
「望もっ、凄くっ、気持ちいいよぉ!! あああ!!」

もう何度目かわからない絶頂を感じながら、また唇を合わせた。
それから二人が力尽きて気を失うまで、獣のようにお互いの体を貪り合った。


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