第7話・・・携帯電話
深夜テニスコートに崩れ落ちた時からの記憶がない。
気がつくと体操服姿でベットの中にいた。
今は・・・12時半だ。
今日、部活は休みだから慌てることはない。
(体がベト付く・・・シャワーを浴びよう・・・・)
智子はそう思って1階に降りた。
シャワーを浴び、遅い昼食を食べると少し落ち着いた。
ソファーに座りまた夢の中へ行こうとする智子をメールの着信音が呼び起こす。
(また・・・・)
携帯を開きメールの確認をする。
「深夜のランニングお疲れ様^^とてもよかったよ!
またプレゼントがあるから郵便受けを見とくように。」
(今度は何?・・・)
嫌な予感を憶えつつ郵便受けに行くとA5サイズの封筒があった。
開封すると1枚のCD-Rが入っていた。
智子は居間のDVDデッキに入れる。
暗い画面が明るくなり見覚えのある光景が浮かんできた。
「・・・・そんな・・・・」
智子は立ち上がり・・・・リモコンが手から落ちる・・・・
画面には深夜のランニングが映し出されていた。
赤外線付きのカメラで撮ったのか智子の表情まで鮮明に映しだされていた。
最後は智子が崩れ落ち淫汁とオシッコが飛び散る場面になり画面は
元の暗い画面に戻った。
「もう・・・おしまいだわ・・・ああ・・・・」
撮影は校舎から部室から色々な角度で撮られており音声もはっきり聞こえていた。
多分、あらかじめセットして置いたのであろう。
そしてまた悪魔のメール音が鳴った・・・
「どう?よく撮れてるかな。まさか命令してもないのにあんな言葉が聞けるとは
思わなかったよ^^今日は学校に行ってオナニーをしてもらうよ。
場所はまた指示するから制服に着替えて13時までに来なさい。」
(時間は・・・あと10分しかない!)
遅刻するとまた罰があると思うと智子の体から血の気が引いていく・・・・
急いで制服に着替えると家を飛び出して行った。
なんとか13時までに学校に着いたようだ。
学校は誰もいないようだ。
安堵しながら校舎に向かって歩いていく。
歩いているとメールの着信音が鳴る。
「なんとか間に合ったみたいだね。それでは体育館に行って着いたらメールだよ。」
(なんで体育館なの・・・)
不安を抱きながら智子は体育館に向かう。
体育館は校舎から少し離れた所にあり、今日は部活がないので静まりかえっている。
扉はいつもどこか鍵が開いていて休みの日でも入れる。
体育館のドアの前でメールをする。
「じゃあそこで服を全部脱いで中に入りなさい!」
(そんな・・・今は昼間よ・・・・でも・・・従うしかないのよ・・・・)
昨日の痴態を動画に撮られた智子は命令に従うほか道はなかった・・・
智子は自分に言い聞かせ、回りを気にしながら服を脱いでいった。
誰もいないのはわかってはいても昼間にしかも学校で全裸になる行為に智子は
気が遠くなる思いだった。
しかし心とは裏腹に下半身が熱くなっていくのも感じられた。
そして中に入る。
静まり返った体育館にドアの閉まる音が響く・・・
またメールだ。
「壇上でオナニーしなさい。真ん中の一番前で股を大きく開いてね^^。その前に写メで
オ○ンコを開いて撮るんだよ〜。笑顔でね!」
(ああ・・・そんな・・・恥ずかしいこと・・・)
そんな恥ずかしい行為を自分ができるはずがなかったが写真や動画がある以上
命令に従うしか道はなかった。
ゆっくりと壇上に上がっていく・・・足が地に着かないようなふわふわしたような感覚だ。
真ん中に行き体育座りで膝を抱えて座る。
股をゆっくりと開いて手を秘部の方へ下ろしていく。引きつった笑いだが笑顔を作り
ラビアを開いて写メを撮った。
(恥ずかしいのに凄く濡れてる・・・・)
送信する指が恥ずかしさで震える・・・
しばらくして返事が返ってきた。
「ダメだよ!その笑顔はもっと嬉しそうに笑わないと〜あとオ○ンコがよく見えないからもっと腰を突き出してオープンしてね^^」
死ぬ思いで撮った自分の写メを再度、撮れと要求してきた。
(ああ・・・悪魔だわ・・・)
しかななく、もう一度撮って送信した。
結局、難癖を付けられて5回も撮りなおしたがその頃には智子の秘部から
淫汁がお尻まで伝い、クリトリスも痛いほど硬くなっていた。
「じゃあ、前に全校生徒がいるつもりで気分だしてオナニーするんだよ^○^!」
(全校生徒の前で・・・オナニー・・・・)
すでに痛いほど感じている智子にこの言葉は目の前に全校生徒がいるような妄想に
入ってしまった。
大きく股を開き腰を突き出した姿で智子の目は妖しく光っていた。
「あん・・・今から3年A組 広末智子はオ・・オナニーを致します。
全校生徒のみ・・・みなさん、変態マゾ女子高生のオ・・オ○ンコやクリトリス
をよく見てて下さい・・・」
そういうと智子はいつものようにクリと乳首を弄り始めた。
「広末先輩って変態だったのね!あんなに濡らして恥ずかしくないのかしら」
「もっと股を広げろ〜」
全校生徒から罵声や蔑む言葉が聞こえてくる。
しかし、その声は智子の快感を増幅させることにしかならなかった。
「んあ・・・もうイキますぅ・・・・変態マゾの智子がイクとこ見てぇ・・・・
イっちゃぅ・・・・イク・・イク・・・イクぅぅぅぅぅ・・・・・・・・・・」
智子は大きく仰け反り、体を震わせた。
写メを撮った行為で感じていた智子はすぐに絶頂に達したのだ。
肩で息を切らしながら快感の余韻に浸りつつ出口の方へ歩いていった。
(早く・・・服を着ないと・・・・・)
いくら休日とはいえ昼間に全裸でいることは智子にとっては恐怖だった。
ドアを開ける・・・・
(・・・・・・・ない・・・・・制服が・・・・ない)
体育館に入る前にドアの隅に置いていた服がないのだ。
(誰・・・学校に誰かいるの・・・さっきのオナニーも見られた?・・・・)
智子の頭の中は混乱していた。
その時、体育館の一番大きなドアがガタガタっと音がした。
智子は心臓が止まるほどびっくりして体育倉庫の方に逃げ出した。
倉庫に入り少し様子を見る。誰かが入ってくる気配がする。
(こんな姿見つかったら・・・もう逃げるしかない・・・・)
智子の体に恐怖が走る・・・倉庫の窓を開けそこから全速力で部室の方まで走った。
(部室に行けばジャージがある・・・・)
全裸だったが回りを気にする余裕もなく、部室まで走り抜けた。
鍵が掛かっていたが窓の鍵が開いていたのでそこから入り置いていた
ジャージに着替えた。
「はあ・・はあ・・はあ・・・」
服を着てとりあえず落ちいた。
しばらくして智子は携帯を持っていないことに気が付いた。
(ない!・・・・ああ・・・あれには・・・恥ずかしい写メが・・・・)
智子は急いで体育館に戻った。
ゆっくりと近づき窓から中を見る。
(誰もいない・・・みたい・・・)
中に入りさっきいた場所に戻る。
(ない・・・携帯がない・・・・ああ・・・どうしよう・・・・誰かが・・・)
やはり誰かが持っていったと思いつつ体育館中を探し回った。
それでも携帯はなく、あったのは智子が着ていた制服だけがもとのドアの隅にあっただけ
で下着はなかった。
(携帯を手に入れる為に制服を隠したの?・・・・どうしようあれを見られたら・・・・)
あきらめきれずまた、数時間探したが携帯はどこにもなかった。
写メを見られる恐怖と不安を抱き、途方にくれながら智子は家に帰っていった・・・・
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