第5話・・・現実

朝、目覚めると智子はリビングで昨日の格好で寝ていた。
あれから何度も絶頂をむかえ最後は気を失ったのだ。
（ああ・・・なんてことをしたんだろう・・・もし誰かに見られてたら・・・）
塀は道側ではなく裏手だし、裏手の家は空き家なので見られる事はないとは
思った智子だったが少し不安がよぎった。
時計を見ると朝の7時半を回っていた。
「やばい・・・部活に遅れる！」
智子は急いで制服と昨日の下着を穿いて学校へと慌てて登校した・・・・

「先輩、お疲れ様でした〜失礼しま〜す！」
部活が終わり後輩達の挨拶が飛び交う。
「お疲れ〜」
（今日はギリギリセーフだったな・・・さて帰りますか・・・）
朝から何も食べてなかった智子は早く家に帰りたかった。
玄関に入りいつものように郵便受を覗く・・・
朝刊が入っていたので智子はそれを取り出した。
・・・パサ・・・・
何かが落ちた・・・・封筒？
広末智子様と印刷された封筒だった。
（誰だろう？・・・名前がない・・・）
智子は考えたが思い当たるふしもなくとりあえずご飯を食べようと家に入った。
シャワーを浴びレトルトのカレーを食べた。
「ふう〜落ち着いた・・・・そういえばさっきの封筒・・・・」
智子は先ほどの封筒を手に取り開けてみた。
中には手紙と何か写真が入っているようだった。
「・・・・・なに・・・これ・・・うそ・・・・」
智子は愕然とした。
写真には赤い首輪をした智子が股を開き自慰をしている写真だった・・・
乳首を摘み、勃起したクリトリスをしごいてる写真や秘部から勢いよく
飛ぶ淫汁までも鮮明に写っていた。
しかも智子の表情はとてもいやらしく、そこに写ってる姿はあの本に掲載されて
いた写真によく似ていた。
「うそ・・・うそよ・・・そんな・・・こんなこと・・・」
智子はその場に座り込み不安と恐怖を感じた。
そして恐る恐る手紙を読み始めた・・・・
〜広末智子様〜
この写真を学校や友人に見られたくなかったら今日、深夜0時に学校のグランドを赤い首輪姿の全裸で3周走ること。
3周走り終えたらテニスコートも3周しろ。テニスコートではオナニーしながらすること。
もし、実行しなければこの写真を学校や友人に郵送します。
それと、私から写真のお礼としてプレゼントが届くと思います。
ちゃんと受け取るように！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　智子のご主人様より

「そんなこと・・・出来るわけない・・・」
その時
・・・ピンポーン・・・・・
智子はビクっとして音の鳴るほうを見た。
・・・ピンポーン・・・広末さーん、宅配です。
どうやら手紙のプレゼントが届いたらしい・・・
重い足を引きずるようにして智子は玄関に行き荷物を受け取った。
中を開けてみると・・・・
とても女子高生が穿くような代物とは思えない下着や衣装が数着と
遠隔ローター・バイブ・手錠・口かせ・目隠し・などの
ＳＭ道具が入っていた。
「なにこれ・・・うそよ・・・」
見たこともない道具や衣装を見て智子は愕然とした。
そして・・・・メールの着信音が・・・
恐る恐る携帯を見ると
「プレゼントは気に入ってもらえたかな？智子は今日からマゾ奴隷だから
　それ相応の格好をしないとね。今まで持っていた下着類はすべて没収します。
　勿論今、2日間穿いている汚れた下着もだ。
　15時半までにプレゼントのダンボールに詰め、
駅のコインロッカーの１番に入れなさい。鍵は○×郵便局止メの佐藤で
郵送するように。
　それと、ズボンの着用も禁止する。常に膝上2０cmのスカートを着用すること。
　制服も例外ではないよ。
　ブラウスのボタンも上から三つは外すように！
　ちゃんと上記の格好で来るように！別にノーパンでも構わないよ＾＾
　さあ、早くしないと皆に智子のクリトリスが大きいことがばれてしまいますよ〜」
時計を見るとすでに１５時前だった。
智子は慌ててクローゼットの南京錠の鍵を外に探しに行った・・・
（どうしよう・・・・助けて・・・・でもやらないと・・・・）
焦りながら鍵を探し出し家に入ったのは15時丁度であった。
「早くしないと・・・駅まで15分・・・・」
時間を気にしながら智子はクローゼットを開けダンボールに下着やズボンを詰め込む。
そして・・・一瞬、躊躇したが制服を脱ぎ着ていた下着も詰めた。
一番露出が少ない下着を選び着る。
しかしその白い下着はブラは透けて乳首は丸見えでショーツも同じく黒々とした陰毛
や割れ目がはっきり見えていた・・・
（いやらしい・・・・こんな姿を誰かに見られたら・・・・）
そう思うと智子の下腹部が熱くなっていくのが感じられた。
急いで制服を着る。
今までのスカートは膝上10cm程度だった。スカートを折り曲げ2０cmにすると
一応ショーツは見えないが走ったり、少しでもかがむと見えてしまう。
（今からこんな格好で駅へ・・・・しかも明日からも・・・・）
智子は深い不安を抱きながらダンボールを持って外へ急いだ。
時計はもう15時15分を過ぎていた。
ダンボールをかごに入れ自転車に乗る。
自転車のペダルを踏むたびに下半身に風が入る。
スカートの裾を押さえながらだからスピードが出ない・・・・
（このままじゃ間に合わない！）
智子は覚悟を決め、勢いよくペダルを踏み始めた。
足が上がるたびにスカートの奥の白いショーツが見え隠れする。
駅に近づくと人も多くなり歩行者のサラリーマンや学生がスカートの中を見ているような
気がした。
（あぁ・・・見られてる・・・胸も・・・アソコも・・・）
智子は視線を感じるたびに露出の快感を覚えていった。
駅になんとか着きロッカーにダンボールを入れるとメールの着信音が鳴った。
「がんばったけど間に合わなかったね＾＾
　今、15時33分だよ。写真をばら撒くのもいいけど智子にチャンスをあげよう。
　これが出来たら3分の遅刻は許してあげる。
　では命令だよ、駅のトイレに入りノーパン・ノーブラで家まで帰りなさい！
　鍵はちゃんと郵送するんだよ＾＾じゃあがんばって〜」
「そんな・・・・」
メールを見て智子は愕然とした。
しかしメールが来るタイミングといいどこからか見張られているのは間違いなさそうだ。
智子は駅の女子トイレへ入った。
個室に入りブラを取る。
ブラウスを着たがブラウスは乳首が透けて見えるしボタンを外しているので胸の谷間も見える。はっきりとブラをしていない事がわかる。
そして・・・ショーツもスカートを捲り下ろす。
（うそ・・・濡れてる・・・・さっきので・・・・）
白いショーツの股部には透明な液体が糸を引いていた。
自分の体がすでにマゾとして感じているのが智子には信じられなかった。
なかなか外に出る勇気がなく15分くらい閉じこもっていたが意を決してトイレをでた。
下着がないことがこんなにも恥ずかしく心もとないのを痛感した。
自分が今下着をつけてないことは他の人達にはわからないが視線がこちらを見るたびに
ばれてるような気がした。
自転車のところに着き早く人が少ないところまで行きたかったが自転車に乗ることが恐かったので押しながら早足で歩いた。
顔を上げることが出来ず下を向いたまま帰った。
しかし心とは裏腹に智子の秘奥からは淫汁が滲み出ているのを押さえることができなかった。
（ノーパン・ノーブラで街中を歩いてる・・・今からどうなるの・・・・）
不安と妖しい期待が入り混じったような気持ちを抱えながら智子は家路を急ぐのであった。