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私よりウンと大人のあなたに近付きたくて 「私の時計の針だけをみんなより早く進めて下さい」って ロマンスの神様にいつもそうお願いしてた。 もし私があなたと同じ年齢だったら、傍に置いてくれていた? そんな“もしも”を想像するだけで胸がドキドキしたんだよ。 学生服で駅まで毎朝駆けて行くあなたの背中を見送る度、 二人の距離を切ないぐらいに感じてた。 そんな互いの境界線を寂しく思えていたのは私だけなのかな? あなたと並んで歩いて「お似合いだね」って言われる事を 夢見ながら毎日を過ごしていたんだよ。 泣きたいぐらい大好きで、伝えたい気持ちが胸に溢れて 何もかもが綺麗に映る輝きをあなたがくれたから…… こんなにも愛しく思い出すのかもしれないね。 いつの日か「大好きです」ってちゃんと言わせて? その日が来るまで、もう少しだけ夢を抱いて眠っているから。 |
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