第一話「マンボA登場」


 OP  Aパート開始。  薄暗い部屋の中。中央に置かれたダブルのベッド。仄明るい照明が寝台の上を照らし、少女の白い裸身を  照らし出す。  少女は俯せになり、臀部を高く持ち上げていた。僅か、褐色に色付く菊座。その下で猥褻なぬめりを見せる  亀裂。そこから僅かにはみ出した花弁。羞恥のあまりからだが小刻みに震える。  歳は十四歳くらいだろうか?しかし、その乳房は不釣り合いなほどに発達し、柔らかな白い乳房が押し潰され、  脇の下から大きくはみ出している。  そして、その淫靡な光景を楽しむ一人の老人。腹の突き出た、醜怪な老人。老人は愉悦に歪んだ表情を見せ、  脂気のないかさついた指で少女の柔らかな部分をこね回した。  枕に顔を埋め、低く嗚咽を洩らす少女。指の動きに合わせて肩が震える。  次第に粘り気のある液体が滲みだし、くちゅくちゅと猥褻な音が聞こえてくる。  飽くことなく淫裂を掻き回し、蹂躙する老人。  やがて、息苦しくなったのか、少女は枕から顔を上げ、大きく息をついた。 「…ゃっ!?もう、いやぁ………。お願い、お爺ちゃん、もうやめて………」  しかし、老人が敏感なところに触れた為、小さく悲鳴を上げてシーツを握り締める。  少女はシーツを握り締め、涙を滲ませて懇願する。羞恥に頬を染める様が愛らしい。 「何を言う、我等が御先祖様ビナル星人は、この船のように進んだ科学力を持ちながら、戦うことを避けた為に  星を滅ぼされてしまった。お前がそんな事を言ってどうする?地球をビナル星の二の舞だけにはしてはならんのだ」  指をぬぶぬぶと挿入し、老人は深刻な面持ちでそう応えた。 「やぁ!………あんぅっ!………で、でも、悪い宇宙人なんていつ来るの?来るかどうかも分からないのにこんな、  ………ひぁっ!!」 「悪い宇宙人は必ず来るっ!古文書にそう書いてあったのじゃっ!!そんなことより、こちらを向いて、挿入れる  準備をするのじゃ。ほら、濡れてなくて痛い思いをするのは香津美じゃぞ?」  老人に促され、少女は重い乳房を揺らしながら向きを変えると、躊躇いがちに手を伸ばし、そして、赤黒い陰茎に  指を添えた。  老人の好色な瞳が、少女の身体を視姦する。  黒目がちの瞳が涙に滲み、仄かに染まった頬と伏せられた長い睫毛が情欲をそそる。そして、あどけなさの残る顔  とは不釣り合いなくらいに発達した白乳。大きくはあるが肌は弛んでおらず、桜色の乳輪に乳首はつんと立っていた。 「どうした?早くせんと、いつまで経っても終わらんぞ」  老人は躊躇う少女を促す。  白く、華奢な指が醜怪な男根を握り、柔らかな舌が鈴口に触れる。  ちろちろと亀頭を舐め回す少女。  やがて、意を決したように大きく口をつける。 「ほおぉぉ………」  拙くはあるが少女の懸命な奉仕に、老人は大きく溜め息をついた。  子供の熱い体温が、少女の柔らかな舌を通して伝わってくる。すぐにでも発射しそうな快感に、腰が砕けそうになる。  瞼を伏せ、大きな陰茎を咥える少女。涎が溢れ、顎を伝い、胸元に流れ落ちる。  老人は最早、我慢の限界であった。乱暴に陰茎を引き抜くと、呆気にとられている少女に覆い被さり、その豊かな  乳房にむしゃぶりついた。 「いやぁあっ!!」  本能的に悲鳴を上げる少女。 「嫌なものか、地球の為じゃ。この柔らかくてぷりぷりした乳首を舐め回すのも、あそこに息子を入れて掻き  回すのも、全ては世界平和の為なんじゃ………」  少女の身体を唾液でべたべたにしながら、老人は好き勝手にほざいた。  既に陰茎は爆発寸前、かちかちに堅くへそに付かんばかりに反り返っている。 「やぁ、いやあぁ………」  後ずさる少女の腰を掴み、青筋の立った陰茎を淫裂にあてがう。 「ほほ、まるでホットドッグの様じゃな………。柔らかな花弁が、ねとねとと儂のものに絡み付いてくる。嫌だの  なんだのと言いながら、スケベな汁でとろとろではないか」  老人はほくそ笑みながら、淫汁をぬちゃぬちゃとペニスに絡み付けていく。亀頭が淫核を刺激する度、少女は  くぐもった喘ぎ声を洩らした。 「はんぅっ!………あんぅっ!………やはっ!」  少女の身体は、まるで陸に上がった魚の様に、ぴくぴくと跳ねあがる。 「さて、これ以上の我慢は老体には毒じゃ。そろそろ挿入れさせてもらうとするかの……」 そう言うと老人は、  亀頭の先をゆっくりと花弁に押し込んでいった。  ぐぬぐぬと膣口を押し広げ、男根はゆっくり侵入してくる。  少女は下腹部の引きつれと共に、次第に甘い感覚が下半身に広がるのを感じた。  ずるずると襞を押し広げ、身体の中を擦りながら、陰茎は遂に根本まで入り込んだ。  その時、少女の深層意識の底で、誰かが呟いた。 「(気持ち好い………)」  少女の心の呟き、それが聞こえたかの様に、老人は下卑た笑みを浮かべると、腰を前後に振り始めた。 「あんぅっ、あん、あんっぅ!!」  我知らず、少女は鼻にかかった甘い声を洩らす。頬を紅潮させ、額に汗をかき、少女とは思えぬ妖艶な表情を見せる。 「どうじゃ、気持ち好いのであろう?それが恐怖を忘れさせてくれる。マンボAに搭乗するには、その感覚が  必要不可欠なんじゃ………」  老人の言葉に、少女は唇を噛み締めながら首を横に振る。  それは反意を表すものではあったが、快楽に飲み込まれまいとする必死の抵抗でもあった。 「ふうむ、強情な奴じゃ。……しかし、そこがまたカワユイのじゃがのう」  言いながら、老人は陰茎を先の方まで引き抜き、再び一気にねじ込んだ。 「ひあっ!?」  亀頭の先で強く子宮を突き上げられ、少女は悲鳴を上げた。  老人はそのまま、激しく腰を打ちつける。  ずりゅずりゅと壁を擦りあげられ、子宮を突き上げられ、少女はむせび泣き、よがり狂った。 「はんぅっ!!………そ、そんな、はんぅっ!!……激しくしたら」  幼い妖花はその蜜液で淫靡な光沢を放ち、食虫花の様に陰茎にまとわりつき、とろけさせる。 「あんっ、あんっ!!……お、お腹の中がはみ出ちゃうっ!!」  オルガスムスが頭の中で炸裂し、激しく痙攣を繰り返す。  と、その時。 『大変、おじいちゃんっ!!宇宙人が攻めて来たっ!!』  部屋の中に、切迫した少女の声が響きわたった。 「な、なんとっ!?」  声と共に、思わず精も漏らす老人。  少女が小さく呟く。 「………いやぁ、赤ちゃんが出来ちゃうよぉ」  老人が淫らな楽しみに耽っていた部屋、それは巨大な宇宙船の中にあった。老人の名前は仁狒狒衛門。百年以上も  昔、地球に飛来したビナル星人の末裔であり、この宇宙船ビナル一世号を発掘したのもこの男である。  そして何よりロリコンの変態で、自分勝手で破廉恥な男であった。  そして、この狒狒爺の毒牙にかかっていた可憐な少女、名前を仁香津美と言い、狒狒衛門の実の孫であった。  艦内に緊急放送が流れた後、程なくして艦橋に姿を現す仁狒狒衛門。正面にある巨大なモニターには、成る程、  蝸牛に似た巨大な物体、機械とも生物ともつかぬ奇妙な生き物が映し出されていた。 「な、なんじゃっ、あれわっ!?」  驚愕のあまり、色を失う狒狒衛門。 「なんじゃって、お爺ちゃんが言ってたザンゾックの侵略メカ、マラ・ブーストじゃないの?」  コンソールに向かっていた乳房、セーラー服の巨大な乳房が振り返り、狒狒衛門に質す。 乳房の名前、  ………もとい、少女の名前は一美。狒狒衛門の孫であり、香津美の姉である。成る程、姉と言うだけあって  胸も立派である。  首を傾げる一美に対し、狒狒衛門は口の中でもごもごと呟く。 「(ザンゾックなどと、儂が孫娘を自由にするためにでっち上げた出鱈目な宇宙人。そんなものがいる筈ない  ではないか………)」  目の前の不合理に理屈を付けようと、頭を悩ます狒狒衛門。その時、ふと、娘の英恵のことを思い出し、  一美に尋ねる。 「英恵、英恵はどうした?」  祖父の問い掛けに、一美は思わず視線を逸らし、足下を指差した。 「お母さんならチョニシキの下………」  ふと見ると、仁ファミリーの愛犬チョニシキが、せわしなく懸命に腰を振っており、その下で指を噛み、  快感に耐える美女、英恵の姿があった。  思わずずっこける狒狒衛門。 「な、何をやっておるかぁっ!!」  思わず声を荒げる狒狒衛門。しかし、犬のチョニシキはもとより、英恵の方も知った事ではなかった。  チョニシキに秘部を掻き回され、鼻を鳴らして喜ぶ英恵。狒狒衛門は最早、こめかみを押さえて嘆く  しかなかった。 「仕方ないよお爺ちゃん。最近お母さんとは御無沙汰でしょ?」  一美の言葉に、狒狒衛門は首を振る。 「いや、もういい………」  祖父の様子に、溜息をつく一美。  その時、モニターの画像が歪み、醜悪ないぼいぼ頭が映し出された。いぼいぼ頭の持ち主は醜く脂肪を  まとった宇宙人で、好色そうな笑みを浮かべている。 「きょほほほほ。下等な地球人共に告ぐ。この星全てのロリータをこの偉大なるファックザ・プッシャーに  差し出すのだ。さすれば、他の者は奴隷として、生かしておいてやるくらいのことはしてやっても良いぞ。  もっとも、逆らったところで無意味だがな。きょおほほほほ………」  Aパート終了。  アイキャッチ。  Bパート開始。 「きょほほほほ。下等な地球人共に告ぐ。この星全てのロリータをこの偉大なるファックザ・プッシャーに差し  出すのだ。さすれば、他の者は奴隷として、生かしておいてやるくらいのことはしてやっても良いぞ。  もっとも、逆らったところで無意味だがな。きょおほほほほ………」  プッシャーの言葉に、狒狒衛門は激怒した。地球を乗っ取ろうが、人類(ロリータを除く)を死滅させようが、  そんな事は狒狒衛門の知ったことではなかった。  しかし、ロリータを差し出せとは聞き捨てならない。こんなぶよぶよと腹の突き出た親父に、地球の全ロリータ  を好きにさせてなるものか。大体、これまでに侵略した星のロリータを好き放題にしてきたことも許せない。  羨ましい。出来ることなら代わりたい。  狒狒衛門は気炎を吹き上げながら一美に命じた。 「全回線で敵に通信を送るのじゃっ!!」  狒狒衛門の言うとおり、ザンゾックに回線を開く一美。  狒狒衛門はマイクを握り締め、大きく息を吸い込んだ。 「やい、このエロ親父ぃっ!!貴様なんぞにこの星の宝石を渡してなるものかっ!!大体貴様、鏡で自分の姿を  見たことがあるのか?そんなぶくぶくと醜く太りおって、そんな醜悪な姿で、この星の輝くロリータを我がものに  せんとは片腹痛い。顔を洗って出直してこいっ!!この星のロリータは全て儂のモノじゃっ!!誰が貴様ごとき  田舎宇宙人に渡すものか!とっととこの星から出ていけっ!!」  自分の姿を棚に上げ、好き放題暴言を吐く狒狒衛門。普通ならプッシャーも、下等生物の負け惜しみと意に  介さないのだが、この星のロリータは儂のモノ、と言う台詞は聞き捨てならなかった。  ぴくぴくとこめかみに太い青筋を立て、怒髪天をつく。(髪の毛はないが) 「ぬ、ぬぬぬ、誰が禿頭じゃと?!ロリータを差し出さぬと言うばかりか、儂のモノ、などとなんたる暴言。  ロリータは宇宙の宝ぞっ!!貴様、何者じゃ?名を名乗れっ!!」  宇宙の宝ならあんたのモノでも無かろうに。そんな事は考えもつかず、ぶよぶよと太い腕を振り回し、きいきいと  怒りを露わにするいぼいぼ頭の宇宙人。  相手が思うように怒っているので、狒狒衛門は却って冷静になり、舌を出して喜んだ。 「ぬはははは、脂肪の塊が一人前に怒っておるわっ!問われたからには名乗ってやろう、耳の穴かっぽじって良く  聞くがいいっ!儂は全ロリータの味方、心の恋人、身体の愛人、仁狒狒衛門様じゃっ!!分かったか、この  ポンツクっ!!!」  狒狒衛門の挑発をまともに受け、更に激怒するプッシャー。 「ぬぬぬ、なんたる暴言、なんたる自分勝手、なんたる傲慢っ!!ロリータ愛の伝道師、美貌のプッシャー様に  対して何と無礼なっ!!」  狒狒衛門は更に調子に乗って喚き散らす。 「なあにが伝道師だ、このでんでん虫っ!貴様なんぞは軟体動物とでもやってれば良いんじゃっ!!」  狒狒衛門のこの言葉には、プッシャーも堪忍袋の緒が切れた。最早聞く耳など持たない。マラ・ブーストを  地上に降下させ、手当たり次第に少女を捕まえようとする。  焦る狒狒衛門。このままでは愛するロリータ達が奪われてしまう。  その様子を見たプッシャーは、変じて高笑いをあげる。 「どうした、狒狒爺?ザンゾックの科学には、さしもの傲慢で愚劣な地球人も、手も足も出まい。手に入れた  ロリータはたっぷり余の愛を注ぎ込んでやるからの、そこで指を咥えて眺めているが良いぞ、きょおほほほほほ………」  立場は突然逆転した。拳を固め、歯がみする狒狒衛門。 「ぬぬぬ……、香津美はどうした?マンボAはまだ出られんのか?」  すると、そこへ二人の少女が現れた。  一人は快活そうなポニーテールの少女。名前を神喜多恵美と言い、香津美の従姉妹に当たる。もう一人は色白の  繊細な感じの少女、神栄空。この少女もまた、香津美の従姉妹である。  ポニーテールの女の子が口を開いた。 「香津美ちゃんは今、マンボAに向かったわ。今頃乗り込んでる筈よ」  その言葉に応じるように、一美がスクリーンにマンボAのコクピットを映し出す。  そこには、赤い防護ジャケットに、白いマイクロミニという出で立ちの少女が、シートを前に困惑した表情で  立ちつくしていた。  シートには大中小三本のバイブが突き出ており、座るにはこれを体内に収めなければならない。 「香津美、一体何をしておるっ!!早くコクピットに座らぬか!!」  狒狒衛門の言葉に、香津美はぴくりと反応する。 「えっ?お爺ちゃん?」  きょろきょろと辺りを見回す香津美。見ると、シートの下の方にカメラが設置されている。 「やっ!?何これ?」  カメラの位置からは香津美のスカートの中が丸見えである。慌ててスカートを押さえる香津美。 「何をやっておるかっ!!マラ・ブーストが地上の人々を襲っているんじゃぞっ!!スカートの中など気にしている  場合かっ!!ほれ、ぱーっと下着を脱いで、とっととシートに座らんかっ!!」  狒狒衛門は叱咤するが、香津美はますます身を固くする。誰も見ていないところででも恥ずかしいのに、カメラが  あるならますます座れない。ましてや、カメラのある位置は股間のすぐ前である。 「やぁ、座れないよ………。こんなの………」 「何を言うかっ!!今、地上では沢山の人が殺されかけておるんじゃぞっ!!お前はそんな人達を見殺しにするのかっ!?  儂はお前をそんな人でなしに育てた覚えはないぞっ!!」  狒狒衛門は焦っていた。こうしている間にも地球のロリータがさらわれていく。どんなに人死にが出ようとも、  それだけは阻止しなければならない。可憐なロリータ達は、狒狒衛門の助けを待っているのだ。  狒狒衛門の言葉に香津美はようやく意を決し、ブーツを脱ぐと、ショーツを下ろして足首から抜いてしまった。 「莫迦者っっっ!!!」  突然、狒狒衛門の怒声が響く。困惑し、首を傾げる香津美。 「パンツを足首から抜いてはいかんっ!!パンツは太股の途中まで下げるか、さもなくば足首に引っかけておくの  じゃっ!!そうでなければ趣が……おほん、ビナルの作法ではそうなっておる。ビナル星人のメカは非常に  繊細じゃ。儂等はビナル星人の血を受け継いでいるとは言え、地球人の血の方が今や濃い、認識システムに  問題が出ては事じゃから、言うようにするのじゃ」  香津美は狒狒衛門の言葉に懐疑的な目を向ける。しかし、今は口論している場合ではない。渋々ショーツを  足首に戻すと、改めてコクピット・シートに向き合った。 「さあ、座れっ!今、座れっ!すぐ、座れっ!ほれ、がばっと股を開いて、びらびらを指で広げて、ずぼっと  バイブを飲み込むんじゃっ!!」  今更、狒狒衛門にデリカシーを求めるものではないが、香津美はカメラに向けて、心底嫌そうな顔を見せる。  そこに、姉の声が聞こえた。 「香津美、人がマラ・ブーストに襲われているのは本当よっ!お爺ちゃんの言うことは気にしないで、なんとか  コクピットに座って?」 「お、お姉ちゃん、そんな事言ったって………」  姉の言葉は分かるものの、それでも踏ん切りはつかない。 「お願い、香津美。あなたがマンボAに乗れないと、恵美ちゃんや空ちゃんも嫌がるわ。そうなったら、本当に  地球はおしまいよ」  姉の言葉に、遂に香津美は意を決し、シートをまたいだ。  画面に香津美の淫裂が大写しになる。  陽の光を殆ど受けないそこは雪の様に白く、切れ込みしたがって仄かに色付いている。  香津美の震える指がサーモンピンクの粘膜に触れ、花弁を少しずつ開いていく。そうして、バイブを花弁の  中心にあてがうと、ゆっくりと沈み込ませていく。同時に菊門の方にも指を添え、こちらのバイブも沈ませて  いく。一番細いバイブはセットが完了すると、自動的に挿入される仕組みだ。 「んっ!」  頬を染め、小さく声を漏らす香津美  その様子は、ブリッジのモニターに大映しにされており、姉の一美や従姉妹達、狒狒衛門ですら息をひそめ、  その淫靡な光景に見入っていた。  やがて、中腰に力尽きたのか、香津美はシートに座り込んでしまった。 「あんっ!?」  一番細いバイブが狙いを定め、香津美の尿道めがけて潜り込む。 「あんぅっ!な、何これぇ………」  シートに座った途端、バイブが微妙に震動を始め、排泄物を吸引し始めたのだ。 「案ずるでない。搭乗者の生体パターンを解析しておるのだ。その為にバイブ、つまりバイオ・コネクターは粘膜  に直接触れる必要があるのだ」  コンソールパネルに光が灯り、明滅し、無機質な声のオペレーション・システムが起動する。 『搭乗者ノ情報解析完了。コレヨリ登録作業ヲ行イマス。搭乗者ハ搭乗者名、ソシテ好キナ体位ヲ音声ニヨッテ  登録シテクダサイ』 「なっ!?」  事も無げに、とんでもないことを言い出すコンピューター。  しかし、此処まで来た以上、今更引き返すわけには行かない。 「搭乗者名、香津美。好きな体位は………ぅいです」 『ピッ!エラー。好キナ体位ヲ再入力シテ下サイ』 「好きな体位は正常位ですっ!!」  やけのやんぱち、香津美は大きな声を張り上げた。 『ピッ!エラー。意識ニ僅カナ乱レガアリアマス。本当ニ好キナ体位ヲ入力シテ下サイ』 「え、えええ?」  困惑する香津美。そこに、狒狒衛門が声を張り上げる。 「香津美、お前が本当に感じる体位を答えるのじゃっ!ちんちんを突っ込まれて、一番感じる体位はなんじゃ?」  首をひねって考え込む香津美。 「………後ろ、……からのが、深くて良いかなって思うときはあるけど」  思わず口にして、香津美ははっとして口を押さえる。しかし、時既に遅く、コンピューターは入力を受け付けて  しまった。 『入力完了。搭乗者名、香津美。好キナ体位ハ後背位。四十八手デ言ウトコロノ鵯越エ』  顔を真っ赤にして香津美はうつむいた。そこに追い打ちをかけるかのようにスピーカーから声が漏れる。 「へえ、香津美ちゃんが好きな体位って後ろかあ……」  恵美の声であった。本人に悪気はないのだろうが、香津美はいたたまれなくなり、声を張り上げて号令を発す。 「もう、いやぁ。………マンボA、発進っ!!」  地上を我が物顔で暴れるマラ・ブースト。建物を破壊し、何本もの触手を繰り出しては逃げ惑う少女達を絡め  取っていく。  しかし、今が平日の昼間であることが幸いした。少女達は学校に行っており、マラ・ブーストに捕まっている  のはほんの数人であった。  それでもプッシャーは好色そうな笑みを浮かべると、頭に何やらバケツのような物を被った。 「ほほほ、数としては少ないが、味見にはちょうど良いわ」  回線が開かれたままなので、狒狒衛門はプッシャーの奇行に首を傾げる。 「下等な地球人には理解できぬと思うが、今、余の逸物とマラ・ブーストの触手は感覚が繋がっておるのじゃ。  さて、どのロリから頂くとするかの?」  プッシャーの言葉に、狒狒衛門ははらわたが煮えくり返る思いであった。 「莫迦なことを、少女は生で味わうのが一番じゃと言うのに………」 「きょほほほほほ、ザンゾックのテクノロジーを舐めるではない、このシステムを使えば生と同じ、しかも、  同時に複数のロリータを楽しめるのじゃっ!!」  プッシャーはそう言って、モニターの中の少女達を物色する。初めにプッシャーの目に留まったのは、パジャマ  の少女であった。歳は十歳くらい、頭を左右でくくり、赤い髪留めで留めている。恐らくは風邪か何かで学校を  休んでいたのだろう。  しゅるしゅると触手が伸び、ツインテールの女の子に絡み付いていく。手首、足首から触手が這い登り、幼い身体  を蹂躙する。 「や、やぁっ?!気持ち悪いよう……」  身体をくねくねと踊らせ、触手から逃れようとする少女。しかし、手足を絡め取られていては思うように動けない。 「ん、んんぅっ!?」  パジャマの奥で触手が這い回り、少女の敏感な部分を刺激する。  もじもじと太股を擦り合わせ、くんくんと甘い吐息を漏らし始める少女。  幼いながらに、性的な興奮を感じているのだ。  外からは分からないが、パジャマの中では触手が少女の性感を確実に刺激していた。  パンケーキのように、僅かな盛り上がりを見せる胸の膨らみ。乳房と呼ぶには余りにも未完成なそれを、触手は  粘液と共に這い回り、埋没している乳首を刺激する。  下腹部では未だ毛の生える兆しすら見えない滑らかな丘を撫で回し、その感触を愉しみ、閉じた亀裂に根を滑らせる。 「あんっぅううう、やはだぁ………、身体が変だよおぉ………」  初めて感じる性的な刺激に戸惑い、少女は身を捩って悶えた。  触手はそのまま嬉々として淫裂をまさぐり、袋を探り当てて肉豆をほじくり出す。 「ひあぅっ?!」  淫核を刺激され、少女は身体を跳ね上げた。未成熟な身体には、クリットの刺激は余りにも強かった。  とろとろと染み出す愛液。触手はそれを器用に絡め取ると、淫核や秘唇に塗り広げていった。 「あんっ、あんんんぅううっ!!」  やがて、処女の膣口が十分に潤ったことを確認すると、触手は体内目指して侵入を開始し始めた。 「痛いっ!!痛いぃいっ!!やぁぁああっ!!痛いよっ!!抜いてぇっ!!」  涙を流し、悲鳴を上げる処女。  しかし、プッシャーは容赦がなかった。ぐいぐいと潜り込む触手。 「いったいよぉっ!!やめてぇっ!!痛い、痛いぃぃぃぃいいっ!!いやああああああああああっ!?」  一際大きな絶叫が響きわたり、少女は大きく目を見開いた。  パジャマの股間部分に、真っ赤な染みが広がる。  触手は力を失った少女のパジャマを引きちぎり、今更ながらに全裸にする。  淫裂には痛々しい血が滲み、太股を濡らしていた。 「きゃああああ、と〜め〜て〜〜〜っ!!」  少女を陵辱する憎むべきマラ・ブースト。その目の前に、突如として姿を現すロボット、マンボA。 「な、何だあのロボットは!?」  万歳をして突っ込んでくるロボットに、プッシャーは驚きの声を上げた。  衝突するロボットとマラ・ブースト。  双方共にひっくり返る。 『香津美、触手を引きちぎって女の子達を解放するのよ!!』  マンボAのコクピットに、一美の声が響く。 「うん、分かった………あんっう!……だ、だめ、バイブが………動いて、思うように……あんっ!」  頬を染め、嬌声をあげる香津美。マンボAは外部からの刺激をバイブに送り込み、震動することによって、搭乗者  の意識を戦闘による恐怖から逸らそうとするのだ。  それでも何でも起き上がり、触手を引きちぎるマンボA。 「ぃいぎゃあああああっ!!」  とてつもない激痛を感じ、悲鳴を上げるプッシャー。感覚が触手に繋がっているのだから当たり前のことだが、  陰茎を引きちぎられる感覚には耐えられず、思わず気絶しかかる。 「ぐわあああっ!!痛覚を遮断しろっ!!余のあそこがぁああっ!!」  やっとの事で感覚を切り離し、何とか意識を持ち直すプッシャー。  涙に滲む目を擦りながら、モニターに目を向ける。 「んぅあっ!………だめぇ、う、動かないで、……あんぅっ!……意識が集中できない」  コクピットの中で悶える香津美。 「な、なんと可憐なっ!?」  ロボットの中で頬を染める香津美、その姿を見たプッシャーは心臓をガビアルに食い付かれたかの様な、大きな  衝撃を受けた。 「な、なんとしてもあのロリータを手に入れるのだっ!!」  プッシャーは勢い込んで命を下すが、時既に遅く、マンボA必殺の武器マンボマグナムの連射で蜂の巣にされる  マラ・ブースト。 ―ダダダダッッ!!!― 「きゃあああっ?!」  マンボAのコクピットから悲鳴が上がる。マグナムの連射の震動が、そのままコクピットのバイブに伝わったのだ。  閃光と共に爆発四散するマラ・ブースト。  その閃光に飲み込まれながら、香津美は絶頂に気を失った。  Bパート終了。 ED  次回予告 「恐るべきザンゾックは遂に全ロリータ強奪の狼煙を打ち上げてきた。我々仁ファミリーは集結を急ぐ。独り奮戦  する香津美の元へ、恵美、空がようやく駆けつけてくれる。次回、マンボット3『濡れる少女の花弁』。  さて、どう戦い抜くかな………」


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