第17話「新入社員配属」
「ああ、今日は散々な目に遭ったわ..」
恥辱の懇親会が終わり、タクシーで自宅に戻った結愛子。
きっと赤の他人に言ったら「嘘だろ」と笑われるぐらいの数々の辱めを
たった1日の間に受けていた。
入社式では裸で逆さに吊るされて..懇親会では会場から覗ける露天風
呂に入れられて..
(何よ..この裸三昧な一日は..)
思い出していく内に吐き気がしてくる。今すぐでも、ここで吐いてしま
いそうな嘔吐感だ。
結愛子は急いで洗面所に駆け込んで吐き始めた。
「うっ、げぇぇ..うぇっ、うっ..」
苦痛の呻きを漏らしながら、自分のしたことに後悔する結愛子。
もし普通の女性が結愛子と同じ辱めを受けたらどうなるのだろうか?
吐くぐらいで治まるだろうか..もしかしたら結愛子だから耐え切れた
ことかも知れない。
何せ、吐き終わった結愛子が鏡を見ると、自分の顔色が一気に赤くなっ
ており、今度は快感が湧いてくるのだ。
(まただわ..吐き気が無くなると身体が気持ちよくなってくる..)
結愛子の全身が疼きだす。ただ、これは入社式や懇親会の辱めでイくこ
とを拒んで身体を生殺しにしたせいもあるだろう。
「・・・いったい、私の身体はどうなったの..何でこんなに感じてるの?」
どれぐらい身体が火照っているかを確認するために服を脱ぐ結愛子。
やはり全身も真っ赤になってて暑くてたまらない。このまま近くの玄関
に向かって外に出て身体を冷ましたいぐらいだ。
でも、そんな破廉恥なことは出来ない。玄関のノブを掴んだとこで我に
返った。
「はっ!私ったら何をしようとしたの..これって、やっぱ中條さんのせ
いなの..」
そう、中條によって開花された秘められた性癖は贖罪ぐらいでは消すこ
とは出来ないのだ。
結愛子の脳裏には笑いながら言う中條の幻聴が響いてくる。
「アハハッ、結愛子チャン。どんなに足掻いても、晒されて感じる快感は
消すことは無理さ。これから、もっと悪化していくさ」
「・・・中條さん..私をここまで堕としていたのね..でも負けない!き
っと前の私に戻ってみせるわ」
結愛子は急いで風呂場に行って冷水を浴びて、欲情を振り払った。
バシャァー「ひゃぁっ..」
氷のように冷たい水が結愛子の火照りを一気に消していく。けど、しば
らく股間から溢れる愛液が止まることはなかった。
翌朝、少し寝不足な状態で会社に向かうことになった結愛子。
今日は新入社員配属の日なので遅刻することなど出来ない。
(・・・もう変なことをされませんように..何度も裸にされるのは嫌っ!)
よく考えたら新入社員研修からずっと辱しめの連続だった。
セクハラ以上の恥辱の仕打ちの数々、裸にされるのは当たり前のように
なっていた。
(今日こそは..ちゃんとした仕事がしたいわっ)
が、出勤早々ピンク会社らしい洗礼が待ち構えていた。
まずは受付で新しい社服を渡された結愛子。
「桜野さんね。はい、今日からこの社服に着替えてくださいね」
「あ・あの..社服なら研修の時に受け取ったのがあるんですが..」
「それは研修用なので、今後はこっちに着替えてください」
「は・はい..」(いや、先輩たちも同じ社服を着ていたけど..)
結愛子は不安いっぱいな気持ちで更衣室へ向かった。
「・・・まさか、また変な服に..」
渡された社服は今までと全く同じ風に見えるが、意外なものが含んでい
たのだ。
「!えっ、何で下着まであるの..下着まで会社で決められたのを穿くっ
てことなの?」
(それも..この下着って真っ赤で透けてるわ..こんな派手な下着を着
ろって言うの?)
が、文句を言ったところで素直に聞いてくれる会社ではない。仕方なく
下着を脱いで用意された真っ赤な透け下着を着けた。
(こんな派手なのを穿くことになるなんて..)
さらにブラウスやスカートを着けてみると、とんでもない事に気づいた。
「ちょっと、このブラウスの生地が薄すぎるわ..スカートも短すぎるわ。
ピンク会社だからって幾らなんでもこれは酷すぎるわっ!」
(これは絶対に変よっ!こんな横暴、許さないわ)
結愛子は更衣室のドアをバンッと開けて、何と配属先の食品部食品課の
課長に直談判した。
「ん?君は確か今日配属される桜野くんかね。どうしたかね、ずい分と怒
ってるようだが..」
「おはようございます、課長。配属初日でこんな生意気な口を聞いてはい
けないのは重々承知ですが言います。この社服は酷すぎます!」
「酷いって言ってもな〜。新人は1週間、この服で仕事するのが決まりな
んだがな..おそらく他の新人女子社員も同じ格好でくるはずだ」
「決まりって..こんな不条理許されませんっ!ちゃんとした服を全員分
用意してくださいっ」
「・・・まいったな〜。先輩OLたちも新人の時に着たんだぞ..そんなこ
と言われても困るよ」
「!わかりました。じゃあ、部長の方へ掛け合ってみます」
「おいおいっ..」
結愛子はそのまま郷幡部長の方へ向かって、直談判してきた。
「ぐっししし〜、まさか俺にこんな抗議をしてくる女子社員がいるとは恐
れいったの〜。俺に歯向かうとどんな目に遭うか分かってるのかね?」
「そんな脅しには屈しませんっ。いくらピンク会社と言われても、こんな
社服はおかしいです」
「ぐっししし〜、確かにお前の言うとおりだ。昨日はいいもの見せてもら
ったし、俺にごーまんかませば認めてもいいぞっ」
「えっ?ごーまんかますって..」
「この場で、お前が社服を全て返すのなら新しいのを用意しよう。もちろ
ん、他の新入女子社員の服も代えてやろう。これぐらいのごーまんかませ
るかの〜」
「・・・社服を全てって..まさか下着も..」
「当然だ。今ここに居る男子社員共にはこっちに来ないように睨みつけよ
う。ケツだけ見られるぐらいで済ましてやるぞ。ぐっししし〜」
「ぅぅ..」(それって..部長だけは見れるってことね..)
「どうだ?これぐらいのごーまんかませる勇気はあるかの〜」
「・・・あ・あの..本当に約束してくれるんですね?」
「ん?俺は郷幡部長だぞ。誰にも文句は言わせんぞ。ぐっししし〜」
「わかりました..社服を全て返します」
結愛子はそう言うと堂々と郷幡部長の前で服を脱いでいった。
いやらしいことが駄目な結愛子だが、それ以上に納得がいかないことを
するのが嫌いなため、服を脱ぐのには抵抗がなかった。
ピンク会社だからって、卑猥な社服を着ないといけないなんておかしい!
この社服で1週間仕事するぐらいなら裸になって抵抗しても良いと思っ
ていた。
あっと言う間にブラを外して、パンティも下ろしてしまった結愛子。
脱いだものを全て郷幡部長の机の上にバンと乗せて、結愛子自身は何と
恥部を一切隠さず直立不動の姿勢を取った。
「社服はお返しします。これでいいですか?」
「ぐっししし〜、ここまでやるとは見事なごーまんかましてきたの〜。し
ばらく見てもいいかの〜?」
「・・・か・構いません」
「ぐっししし〜、実に見事な裸体だの〜。特におっぱいが最高だ。部下ど
もが必死に見ようという気持ち分かるぞ」
「・・・・・」(ああっ、いつまで見るつもりなの..)
結愛子の乳首が郷幡部長の視線で固く尖ってくる。こんな痴態を晒して
も結愛子は手で隠そうとしなかった。
「うむ..乳首は立ってる割には顔がひどく青ざめてきたの〜。ここで吐
かれたら、たまらんから服は着ていいぞ!新しい服はすぐに課長に用意さ
せよう!あと他の新入女子社員の服も代えてやろう」
「!あ・ありがとうございます」
「ぐっししし〜、俺の前で素っ裸までなるごーまんかましたんだ!ますま
す気に入ったぞ!」
こうして郷幡部長の説得が成功し、通常の社服を着ることが出来た結愛
子。が、裏では結愛子の行動が余計に先輩OLたちの怒りを買うことにな
った。
ここまで社長令嬢の奈緒や先輩女子社員たちに対立するなど、今まで有
り得ないことであり、今後更なる恥辱が結愛子に降りかかるのは間違いな
いだろう。
まずは明日のお花見で結愛子が辱しめられるのは今日の段階で決まった
ようだ。
翌日、桜が咲き乱れる中、崎長食品会社のお花見が特設会場で始まった。
このお花見は入社式の2日後に開催される定番行事であり、花見の余興
として毎年、大掛かりな社内ミスコンも行っていた。
社内ミスコンの方は、かなり本格的であり、何と水着審査まですると言
う男子社員にとっては嬉しい余興となっていた。
それも、新人女子社員は自己アピールを兼ねて全員参加が義務付けされ
ているので、男子社員にとってはいいこと尽くしだ。
ただ、この余興はエッチなものではなく中身は普通のミスコンであり、
いろんな審査を通して社内1の美人OLを決めるのだ。
当然、結愛子もこのイベントに出ることになっており、新人研修や入社
式で散々な目に遭ってるせいか、男子社員たちが一番注目していた。
何せ、結愛子は容姿端麗でスタイル抜群。さらにたゆんたゆんと弾む、
弾力・柔らかさたっぷりのDカップの美乳を持っている。
社員としても有望であり、こんなピンク会社に入ってこなければ将来は
明るく素晴らしいものだと言っても過言ではなかった。
結愛子はこの社内ミスコンに出るのを嫌がっていたが、新人女子社員が
全員参加ということでやむなく参加することになった。
ただ結愛子が参加するということで、去年・一昨年と2連続優勝の女子
社員が焦りを感じていた。
その女子社員は社長令嬢の奈緒であり、前に地元のミスコンで連続優勝
を結愛子に奪われていたからだ。
「あの牝ブタぁぁ〜、地元のミスコンだけじゃなく、社内ミスコンでも私
に恥をかかせるつもりね〜。許せないっ、許せないんだからっ!」
「奈緒様、あの女が優勝できるわけありませんよ。その為に今までいろい
ろ手を尽くして辱めたんですから」
「早紀の言うとおりです。入社式や懇親会では完全な素っ裸には出来ませ
んでしたが、あれだけ破廉恥な姿を晒せば問題ありませんよ」
社長令嬢の奈緒の両脇に控えるように立っている2人の女子社員、早紀
と憂樹がイラつく奈緒をなだめていた。
この早紀(さき)と憂樹(うき)は奈緒の懐刀的な存在であり、周りか
らは奈緒の取り巻きと言われてる女子社員であった。
「早紀、憂樹!私はね、美人で優秀で可愛くてスタイル抜群で誰にも負け
ない女性じゃなきゃ駄目なのよ!」
「はい、その通りです」「奈緒様は最高の女性です」
「その私が地元のミスコンで2位なんて..屈辱だわっ!もし、社内ミス
コンでもあの牝に負けでもしたら最悪よっ」
「一応、手は打ってありますので」「ただ、あの郷幡部長の手前、あまり
目立ったことは出来ませんが..」
「くっ!あの牝ぅぅ〜。中條をさっさと捨てて郷幡を味方にするなんてぇ
ぇ〜!まったくムカツクわぁぁ〜!」
「しかし奈緒さま、これからどうしますか?中條と郷幡の2人相手では、
こちらも相当なダメージを受けますが..」
「早紀の言うとおり、あの中條が裸で吊るされたぐらいで懲りる奴じゃな
いと思います。きっと、逆襲をしてくると思いますが..」
「中條の方は、すでに手を打っておいたわ。ここはピンク会社よ。その手
の人材は腐るほど居るわ。支社に飛ばしていた矢頼内(やらない)課長を
呼び戻したわ。スケコマシには丁度いい相手よ」
「!な・奈緒さま..矢頼内課長って..食品製造部の現場課長ですよね。
問題を起こしたあいつを戻すなんて..」
「優秀な男子社員が何人もあいつのせいでやめたと思っているんですか?」
「早紀、憂樹!あの牝を落とすためなら手を選ばないわ!あの牝が社内一
のスケコマシを選んだ以上、こっちも最強のホモセクシャルを出してやる
んだからっ!アハハハハハハッ〜」
「はぁぁ〜、またあの紺のツナギ姿を見ることになるとは..」
「顔が中條並にいいのが嫌なとこね..けど、これで中條も終わりね。あ
とは郷幡部長だけですね。奈緒様」
「それも手を打ってあるわ。一応、郷幡とは協定を組んでるから敵対する
わけにはいかないけど、好き放題にはやらせないわ!」
「えっ?手を打ったって..あまり女子社員を動かせないんですよ..」
「早紀の言うとおり、敵対出来ない郷幡部長に誰を?」
「大丈夫よ。目には目よ!郷幡には陰健よ、あのエロ課長を使って郷幡を
コントロールしてやるわ」
「・・・陰健課長まで動かす気ですか..もう、あの女の人生は終わった
感じですね」
「それじゃ、私たちは控え目なイビリでしばらくいきますか。陰健課長や
郷幡部長を邪魔をしない程度で〜」
「ええ、それで構わないわ。さて、今日の社内ミスコンは連続優勝を狙う
わよ。早紀、憂樹!」「はい」「おまかせください」
こうして、奈緒は取り巻きの早紀と憂樹を使って古典的な手とも言える
水着入れ替えで結愛子の印象を悪くさせようとしていた。
が、それが裏目に出てしまうことになるとは..
この社内ミスコンでは主催者側が提供した数種類の水着から選んで着る
事になっており、結愛子が単色で派手じゃない白のワンピース水着を指定
したのを聞いた奈緒は当日に結愛子の水着だけを極薄生地のワンピース水
着に入れ替えた。
それも本来付いてあったサポーターを全て取り外しており、このワンピ
ース水着を手にした結愛子の顔は真っ青になっていた。
(嘘..こんなスケスケの水着でミスコンに出ろっていうの?でもきっと
これは先輩OLたちの仕業だわ..社服の時みたいに文句を言えないよう
にしてくるはず..)
相手が先輩OLたちでは諦めるしかなく、結愛子は極薄生地のワンピー
ス水着を着るしかなかった。
「あぁっ、やっぱりすごく透けてる..」
鏡で確認すると、結愛子のピンク色の乳首がぼんやりと浮かんでおり、
股間の方は結愛子のマンスジが分かるほどだった。
水に浸かるわけではないので思い切り透けることはないが、光の加減次
第では裸同然に見えてしまうのであった。
(最終更新:2011年3月17日)
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