第12話「屈辱のポップコーン」
(まさか..エステであんな恥ずかしい目に遭うなんて..)
エステを終えて、再びディズニーランドを目指す結愛子は、自分の失態
を悔やんでいた。
何であんなにも乱れてしまったかは自分でも分らない。
さらに、あれほどの辱めを受けても、中條とデートの続きをするなんて
どうかしている。そう思っているのに結愛子は中條に寄り添って歩いてい
る。
(もしかすると..今度こそ、このスケコマシが本性を出すかも知れない。
だから..それを暴くためにデートを再開したのよ..)
結愛子は強引に理由を引き出して、このデートが自分の本意でないこと
を自分自身に言い聞かせた。
あれほどの辱めをした中條に甘いデートの再開など出来ないはず。
おそらく、どっか人の居ないところへ誘って襲ってくるのであろう。
(もう、さっきみたいに乱れたりはしないわ。変な辱めをしたら悲鳴をあ
げてやるんだからっ!)
こうして、理性を奮い立たせた結愛子が中條とのデートを再開したが、
またここで結愛子の誤算が起こってしまう。
あれほど結愛子を辱しめた中條が、一切の辱めを仕掛けることなく、甘
いデートで結愛子の身体や心を蕩かせてくる。
さらに数えられないほどのキスをしてくる。まるで、もう結愛子が自分
の女のような扱いで唇を奪い続けてくる。
このキスが結愛子にとっては媚薬となり、全身の興奮を高めるものにな
っていた。
キスだけじゃ物足りない。女としての性の欲求が強くなっており、スケ
コマシのテクニックを再認識する結愛子だった。
(あっ、あぁっ、キスだけで、こんなに身体が疼いちゃうの?隼人じゃ、
私をここまで淫らにすることなんて..絶対できないわ..)
結愛子は恋人の川阪との3回のキスを比較したが、普通のキスしかでき
ない川阪じゃ中條の足下にも及ばないだろう。
それに時々、周りの人に見せ付けるディープキスは結愛子に優越感を満
たしていく。中條はスケコマシだけあって、近くの女性たちが羨望の眼差
しで熱いため息を送るほどのイケメンだ。
そんな中條を独り占めにして熱いデートをすれば、周りの女性たちにと
っては羨ましく思われて当然である。
やはり結愛子も女として、地団駄を踏んで悔しがる女性たちを目の当た
りにしたら、気持ちよくなってしまう。
まあ、結愛子は気づいてないが、中條の方も高揚感を味わっている。結
愛子自身もアイドル顔負けの容姿なので、周りの男性たちも悔しがってい
るからだ。
(フフッ、いいね〜この視線。君たちじゃ一生相手にされない女性を僕は
自由に出来るのさ。悔しがったら、生まれ変わってもう1度人生をやり直
せばいい。アハハハハハハッ)
こんな中條に、結愛子はいつまでも言い様にされてしまうのだろうか?
もちろん、結愛子もこのままじゃいけないと自覚はしている。
けれど、スケコマシのテクニックを跳ね返すほどの知識は結愛子には無
かった。
以前にも話したが、結愛子は男に対して拒絶感が強く、ボディタッチを
されるだけで鳥肌が立つほどだった。だから恋人の川阪は結愛子が唯一、
身体を触れられても拒まない男性であった。
ただエッチな行為に関しては川阪であっても許すことはなく、キスや抱
きしめるぐらいが精一杯の許容範囲だ。
が、あまりにも性に関して固く閉ざしていただけに、これを強引に開け
てきた中條に対しては何の抵抗も出来なくなっていた。
かって年に3・4回しかオナニーしない不感症のおま●こが、今ではキス
だけで愛液をあふれ出す感じやすいおま●こになってしまったから、仕方
ないだろう。
(うそ..また濡れてきている..お股がびしょびしょに..でも..気
持ち悪くない..濡れてるのが気持ちいいのぉぉ..)
淫らになっていく自分が気持ちよくなっており、中條のテクニックがこ
こまで結愛子を快感の世界に溺れさせているのだ。
(あっ、あっ、こんなに気持ちいいデート、生まれて初めてだわ..どう
しよ..これじゃ、さっきのエステみたいに..)
このままじゃ、まずい!と結愛子は危機を感じていた。
すでに中條の思うがままにされており、そのうち辱めが始まるのも時間
の問題であろう。
何とかキス以上のことは避けようと、結愛子は残った理性を振り絞りな
がらデートを続けることにした。
が、中條がそう簡単に引き下がる相手ではなく、夜のパレードが始まる
夕暮れ時に結愛子をベンチへ誘った。
「結愛子チャン、パレードはまだ先だから少しベンチで休まないか?」
「ええ、少しぐらいなら..」
中條に誘われて座ったベンチは、レジャーランドとは思えないほど静か
なとこだった。
キャストもあまり立ち寄らないのだろうか。誰かがこぼしたポップコー
ンなどがチラホラ見えていた。
「さあ、結愛子チャン。さっき買ったポップコーンでも座って食べよう」
「ええ、そうね」
中條に言われ、ベンチで肩を寄せ合う結愛子。結愛子の髪を中條が撫で
てくるか、これぐらいなら別に気にすることはない。
が、自然と中條の手は結愛子の胸に移動しており、揉み始めてきた。
「な・中條さんっ..こんなとこで揉まないでください..」
「アハハッ、ごめん。デートでは、こういうエッチは禁止だったね。つい
つい揉んでしまったよ」
「わ・分かってくれれば..許します..」
(んもぉぉ〜。今ので、またすごく濡れてきたわ。ショーツがひどいこと
になってきたじゃないっ)
「アハハッ、もしかして僕が揉んだせいで思い切り濡れてしまったのかい?」
「・・・す・少しだけです..ばかぁ」
「周りに人も居ないことだから、脱いで乾かした方がいいんじゃないかな」
ドキッ!「そ・そんなこと出来るわけないでしょ。ポップコーン、早く
食べましょうよ」
何とか話題を反らして、変なことされないように警戒した結愛子であっ
たが、すでに中條の罠に嵌っていたようだ。
(こ・こんなとこで..下半身を丸出しだなんて..考えただけでぇ..)
つい、脱いだ自分を想像すると股間の疼きがさらに増してきた。脱いだ
方がいいと言わんばかりに愛液が溢れ出る。スカートにシミが浮かぶほど
に。いけないことだが、下半身丸出しの妄想に結愛子は嵌っていた。
大量に溢れた愛液の匂いが漂っており、中條にも嗅がれているのは間違
いない。
(な・何で..辱しめられることに感じてるの?け・けど..脱ぎたい)
あと、もう一声..自分を追い詰めて欲しいと結愛子は願ってしまう。
もしかしたら結愛子には露出癖も潜んでいるのかも知れないが、エッチ
が苦手な結愛子が自主的に露出することなど絶対に無理だろう。
だからこそ、強制的な露出を求めており、見られたくないのに、見られ
たくない!と感じるほど、快感を高めてしまう。
新人研修で数々の辱めを耐えられたのも、心のどこかで露出を求めて悦
んでいたかも知れない。
スケコマシの中條なら、もっといろいろと辱しめてくれるはず。デート
スポットで下半身を不様に晒される自分。もう一押しちょうだいと言う待
望の視線を結愛子が中條に送ってきた。
(強引な台詞でもいいの..「脱げ」だけじゃ..言葉が足りないの..)
結愛子が足を開いて中條の次の言葉を誘ってきた。中條も「仕方ないな
〜、結愛子チャンは。それじゃ、少し悪ふざけさせてもらうさ」とわざと
強引な台詞を吐いてきた。
「うっ、何だ!このポップコーンは..」
ドキッ!「ど・どうしたの?中條さん..」
「結愛子チャン、このポップコーン失敗じゃないのかな〜。僕は濃い味じ
ゃないとダメなんだ〜。何か調味料みたいなものないかな?」
ドキドキッ「えっ?調味料って..ゴメンなさい。何も持ってないわ..」
「アハハッ、調味料よりもいい味を出すものなら、股間にあるじゃないか?
良かったら、おま●こにポップコーンを盛ってくれないか」
「!!はぁ?じょ・冗談でしょっ?」
「僕が冗談なんて言うわけないだろ?さあ、それぐらいの我がままは聞い
てくれるよね。それ以上のことはしないからさ」
「なっ!何言ってるのよ..そんな破廉恥なこと、するわけないでしょ」
「アハハッ、そういう割には台詞と行動が合ってないよ〜」
「こ・これはぁ..ち・違うのぉぉ〜」(ああぁ、もう我慢できなかった
のよぉぉ〜)
まるで中條の辱めを待ちかねてたように結愛子は自分からスカートとシ
ョーツを脱いで中條の前でおま●こまで晒してしまった。
さらに、濡れてるおま●この上にポップコーンを溢していった。
(わ・私ったら..と・とんでもない卑猥なことしてるわぁぁ〜)
普段はエッチが苦手な結愛子にとっては、これは相当恥辱なものだった。
が、真面目な自分がこんな辱めをしてるということが、より強い快感を
呼び、強制的な露出の辱しめに陶酔してしまうのであった。
(中條さんったら..本当に私の汁をつけてポップコーン食べてる..)
時々、ポップコーンでピンクのクリトリスをピンッと弾いてくる。
見事に包皮を捲って膨らんでいるピンクのクリトリスを弄ぶかのように
何度も何度も上下左右に弾いていた。
おま●この方も好き放題弄られており、結愛子は喘ぎ声をあげながら、
中條の悪戯を受け入れた。
「あっ、ああぁっ、もっと激しく..う・上も脱がして..ください」
「アハハッ、さすがにそれは無理だよ。下半身だけならバレないけど、全
裸は見つかっちゃうよ」
「そ・そんなぁ..」
結愛子の淫らなお願いを中條の方から断ってきた。いつもの結愛子とし
ての立場ならホッとしたところだが、何故か生殺しにされたような気持ち
だった。
それも恥辱のポップコーンの方も中條が食べ終わってしまい、結愛子に
服を着替えるように言ってきた。
(ちょっとぉ..こんなに疼いてる状態で止めるなんて..さっきのエス
テのように私をもっと辱しめて..)
もっと快感が貪りたい結愛子を無視するかのように、中條が笑顔でこう
言ったきた。
「フフッ、少し悪ふざけをしてしまったようだ。結愛子チャン、そろそろ
夜のパレードに行こうじゃないか」
「・・・は・はい..」(く・悔しいぃ..私、中條さんにエッチなことを
求めようとしてたわ..落ち着かなくちゃ..こんな疼きなんかに負けて
たまるものですか..)
「どうやら少しは落ち着いたようだね。結愛子チャン、ポップコーンごち
そうさん。君の汁が含んだポップコーン..いや媚肉料理、とっても美味
しかったよ。次のデートの時も是非お願いするよ。アハハッ」
「・・・・・・」
「ん?どうしたんだい、結愛子チャン」
「・・・何でもありません。中條さん..エッチなことはこれっきりですよ。
夜のパレードでは、ちゃんとエスコートしてくださいね」
「アハハッ、そっちの方が僕の得意分野さ。飛びっきり甘いエスコートを
プレゼントするさ」「くすっ、本当かしら..」
どうやら、結愛子の警戒心はすっかり無くなっており、ほとんど中條の
手に落ちたと言っても過言ではないだろう。
こうして、2人で夜のパレードを楽しむことになったが、中條は何故か
結愛子にエッチなことをせず、最高のデートを演出してきた。
逆にこれは結愛子にとっては恋の決定打のようになり、中條にすっかり
心を奪われてしまったようだ。
夜のパレードを終えて、中條と結愛子はディズニーランドを出て近くの
公園で一休みすることにした。
ベンチで熱い抱擁をした後で、結愛子の方から意外な言葉が出てきた。
「中條さん..私って、すごくエッチなのかな?とっても今、気持ちいい
の..今日は隼人とのデートだったのに..」
「そんなことないよ。結愛子チャンはすごく素敵だよ」と言い、結愛子の
唇に自分の唇を重ねる中條。
舌を絡ませる濃厚なキスをしながら、中條の手が結愛子の服の中に入っ
ていく。が、結愛子はその手を拒むことはなかった。
「はぁはぁ、邪魔だったら..ぬ・・・脱がしていいわ」
「いいのかい?今度は本当に素っ裸にしてしまいますよ」
「あっ、中條さんのいじわるぅ〜、好きに・・・して!」
「じゃあ、リクエストに応えて、裸にするよ。結愛子チャン」
「あっ、あっ、あんっ、いいわ、すごく気持ちいいわぁ〜」
(私って..最低な女だわぁ〜。でも、今の私は..中條さんが好きっ..
好きなのっ!)
結愛子は中條の手で全ての服を脱がされると、そのまま裸のままで中條
に抱きついてきた。
このままセックスされる危険があるにも関わらず、結愛子は中條に身を
任せることにした。
が中條の方は服を脱ぐこともなく、ペニスを出すことも無く、裸の結愛
子の身体を弄るだけだった。
「な・中條さん..何で服を脱がないんですか?わ・私じゃ興奮できない
んですか?」
「いや、興奮してるさ。ただ結愛子チャンの口からハッキリと言ってもら
いたくてね」
「!そ・・・そんなこと口に言えない..言えるわけないわ」
「なら、今日はこれでお預けさ。もう1週間じっくり堕としてから、僕の
女にしてやるさ」
「ああっ、そんなぁ..」
「だから来週もここでデートしよう。もちろん、その時は朝まで同じベッ
トで一緒で構わないだろ?」
「朝までベットって..」
これは明らかに性行為に及ぶという中條の宣言だろう。が、結愛子はそ
のことに言及せずに承諾の言葉を口にした。
「・・・いいわ..朝まで一緒にいるわ..そ・それってもちろん、裸で
同じベットってこと?」
「アハハッ、当然さ。その時は僕も裸だから安心していいさ」
この中條の言葉を聞いて何故か結愛子は何の反論もせずに、強く抱きつ
いてきた。来週には今日言えなかったことをしてくれる喜びが全身に駆け
巡ってきたからだろう。
「さあ、今日はこの辺でやめておこう。タクシーで送っていくから服を着
替えた方がいい」「はい..」
(1週間..1週間我慢すればいいのね..)
もはや結愛子は完全に中條の手で完全に堕とされてしまっており、今日
はかろうじて無事に家に帰れただけに過ぎない。
おそらく、次のデートでは結愛子は確実に中條と一緒に夜を共にするで
あろう。
それはつまり、結愛子が中條を最初のセックスの相手に選んだというこ
とであった。
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