第9話「裸野 結愛子へ改名します」


「おいおい、宣言なんかして..桜野さん、どうかしてしまったのか?」 「全裸勤務するって、本気なのかよ..あの桜野さんの口からそんな言葉 が出るとはな..」 「いや、ひょっとすると最初から決まっていたんじゃねーか?」 「って言うと、わざといい加減な答えを出して、素っ裸になったってこと かよ〜。まあ、よく考えたら脱いでまで通す意地じゃねーな」 「あの桃尻や美乳が毎日、見放題かよっ。こりゃ、たまんねぇぇー」  社長が出した答えを信じ込んでいる男子社員たちにとっては、結愛子の 舌の意地など全く理解できなかった。  彼らにとっては結愛子がわざと答えを間違えて、自分から望んで全裸勤 務を宣言したように思ってきたからだ。  そう思うと、彼らの目に映る結愛子の背姿が、どんどんといやらしく見 えてきた。 「おい早く、その茶番劇を済ましてこっちを振り向けよっ」 「そうだそうだ、早く土下座して、あの見事なおっぱい見せろ〜」 「全裸勤務確定なんだろ?出し惜しみすんなよな」 「ああ、どう考えても、BとEなんだからさっさと裸晒して欲しいぜ」  すでに全裸勤務が決まったかのような雰囲気になっており、座敷内は一 転して結愛子の辱しめに賛同する声が増えてきた。  当然のごとく、この欲望の声は否応なしに結愛子の耳に聞こえていた。 (何でいつの間に、私の全裸勤務が決まってるのよ?まだ、BとEが正解 だという説明がされてないじゃないっ。それとも..まさか、本当に私の 舌が間違えているというの?もし間違えてたとしたら私は..私は)  そう、万が一でもBとEが本当の正解だったら、結愛子はこれから全裸 で働くことになる。会社も自分の意思で辞めることもできない。ずっと、 恥辱の毎日を過ごさなければいけないのだ。 (どうしよう..ほ・本当に宣言どおりになったら..私..)  ふと、結愛子の脳裏に最悪の状況が思い浮かんだ。  ***<結愛子の妄想>***  翌日、社内のロビーに設置してある掲示板の前に人だかりが出来ていた。  辞令が張られているようであり、社長令嬢の崎長 奈緒が大プロジェク トのメンバーに選出されたことが記載していた。  そして、別の辞令も一緒に記載されており「食品部食品課 桜野結愛子 本日付で全裸勤務社員に確定」と書かれていた。 「すげぇ〜、桜野さんが今日から全裸勤務かよ」 「と言うことは、この掲示板の横にあるのはお披露目ってことか?」 「いくら全裸勤務確定だからって、ここまでするとはな〜」  男子社員たちが、掲示板の横に飾られているものに鼻の下を伸ばしてニ ヤニヤしていた。  そこには、目に黒い目隠しをされ、口にポールギャグをされた全裸の女 子社員が大の字で磔にされていた。  言うまでもなく、それは桜野 結愛子の成りの果てだった・・・・・・・・・ (・・・って、何私ったら変な想像してんのよぉぉっ!)  結愛子らしくない淫らな想像だった。それだけ、心が激しく動揺し理性 が崩れ始めてきたのだろう。 (やっぱり、BとEが正解だったの? もう何が何だが分からなってきそ うだわ..)  そんな結愛子に追い討ちをかけるように愛液の量が増してくる。  社長や奈緒が見ている前でおま●こがヒクヒクとし、愛液が次から次に とあふれ出してきた。その事実を奈緒にはっきりと知られたことが余計に 結愛子の動揺をはげしくさせていた。 (!こ・これは違うっ..別に感じて濡れてきてるんじゃないわ。ぁぁっ、 奈緒さんが見てる..これは、そういう意味じゃないのぉぉ)  濡れてることを奈緒に言われてしまう。結愛子がこの事を男子社員たち に言わないで欲しいという視線を奈緒に送った。  その結愛子の哀願に奈緒が軽く頭を下げて、暗黙の承諾を返してきた。  だが、次の瞬間に奈緒の口元に怪しい笑みがこぼれ、結愛子の宣言に 対しての言葉を返してきた。 「今の宣言、確かにこの私が責任を持って受け取ったわ。ところで..」  ドキンッ..「な・何ですか..」 「そんなに怯えなくていいわよ♪ちょっとした確認なんだけど、後でちゃ んと書面として約束してくれるってことよね?口約束だけっていうのも後 々、問題があるでしょ?」 (・・・これって、私にもっと恥ずかしいことを言えってことなのね..言 いたくはないけど、濡れてることを黙ってくれるなら..)  結愛子には奈緒がどんな答えを求めているのが何となく分かっていた。  今は観念して自分の口から奈緒が満足する答えを返すしかないと思った 結愛子だった。 「は・はい..BとEに納得したら、書面としても全裸勤務を約束します」  じゅわっ..(ぁぁっ..また濡れて..) 「ありがとう。もし、全裸勤務になったら、貴女の苗字も改名していいか しら?もちろん、社内だけの話だけど」 「・・・はい..改名も構いませんが..私の苗字は何になるんですか?」 「桜野じゃ清楚すぎるから、裸野(はだかの)にしてもらうわ。全裸勤務 の女子社員にはお似合いの名前でしょ?」  じゅわぁっ..「は・はぁぃ..裸野 結愛子で結構です。名刺も社員 証も裸野 結愛子に変えてください。それと私のことをこれから、裸野と 呼んでくださいぃ」 「いい答えね。じゃあ、そろそろ土下座をしてちょうだい。”裸野”さん」 「は・はぃ..」  濡れてることを言わない代わりに結愛子は奈緒の満足する答えを言い続 けた。次第に結愛子の目の焦点が合わなくなり、虚ろとなっていく。  無理もないだろう。素っ裸で全裸勤務宣言を口にし、恥ずかしい受け答 えをさせられれば、頭の回路がおかしくなってしまうだろう。  一時的だが、今の結愛子は理性を失っており、身体中の力も無くなって いく感じだ。そしてガクンと膝から折れるような形で地べたに正座した。  結愛子はそのまま前に手を前につき、頭を地面に押し付けた。 「・・・この度は身分を弁えず数々の無礼な発言、失礼いたしました。その 責任はこの通り、裸となって謝罪いたします。及び、償いとしてどんな恥 ずかしい罰でも喜んで受け、奈緒様のご命令なら裸で何でもします」  ついに裸で土下座した結愛子。そんな土下座を前にした奈緒が席を立ち 上がり、結愛子の間近までやってきた。  そして、奈緒は勝ち誇った顔をしながら、土下座の結愛子を見下ろして きた。  周りから見ると、これは完全なる結愛子の敗北の構図となった。  高級ブランド品を身にまとった奈緒の足元には、真っ裸の結愛子が土下 座し、平伏して許しを乞いている。  奈緒にとっては至悦の瞬間だろう。自分にとって反抗的な結愛子をここ まで屈服させることが出来たのだ。 「ふふんっ〜♪最高の土下座ね。裸野さん、もっと平伏しなさいっ」 「はい、すいません」 「そう、それでいいのよ♪」 (んふふ〜、貴女の不様な土下座姿、すっごく気持ちいいわよぉ〜。どう せなら、もっと不様にしてあげるわぁ〜。美乳に桃尻ですって〜!貴女に そんな綺麗なものは必要ないわっ!そうだわっ♪まずは桃尻を不様な尻に 変えてあげるわぁ〜)  男子社員たちの評価が高い結愛子の桃尻が気に入らなかった奈緒はとん でもない命令を出してきた。 「いつまで土下座してんのよ。次はそのまま4つんばいになって、お尻を 高くつきあげなさいっ」「えっ?」 「何モタモタしてんのよ。どんな恥ずかしい罰でも受けるんでしょ!」 「は・はい、すいません」と結愛子は奈緒の言うがままに4つんばいとな り、お尻を思い切り突き上げてきた。 「これで、よろしいですか?」 「ええ、ちょうどいい位置だわ」と言うと突然、奈緒が手を高くあげ、そ のまま結愛子の桃尻目掛けて、思い切り振り下ろした。  パチィィィィーーーンンッ!「ああぁぁっ」「失言したお仕置きよっ」 「そ・そんなぁぁ..お尻を叩くなんて..」  パシィィィィーンンッ!「口答えは無用よっ。これも罰の1つよっ」  奈緒は容赦なく、結愛子の桃尻を親の敵でも打つような勢いで連続で叩 き続けた。パチンッ、パシンッ、パチンッ、パシンッ 「ぁぁっ..勘弁してください..お願いします..」  真っ赤になっていく結愛子の尻を見て、奈緒の興奮が高まってくる。 「尻を叩いてる間は貴女の裸が晒されなくて済むのよ。感謝しなさいっ! もっと叩いてくださいと嘆願しなさいっ!」  バシィィーーンッ、バシッバシンッ!バシッバシッバシィィーン! 「痛いっ..痛いっ..ああぁっ、やめてぇ〜」  結愛子の尻は、可哀想なほど真っ赤っかとなってきた。おそらく、奈緒 が力いっぱい叩いているからだろう。 バシッバシッ、バシッバシッ! 「いたい..ああっ!いたい..いたいぃ」  もう結愛子の口からは苦痛の言葉だけとなり、この痛みから解放される のなら何だってしてもいいと思い始めていた。  バシッ!バシィィーーンッ 「な・何でもしますっ!しますから、やめてください」  尻叩きに耐え切れなくなった結愛子が叫ぶが、奈緒は黙々と叩き続けた。  バシッバシッ、バシッ! 「晒しますっ!どこでも晒しますからぁ〜」  もう何よりも尻叩きをやめてもらえることを優先することにした結愛子 だった。  奈緒の口元がニヤリと緩む。この惨めな女が、あの凛とした結愛子だと 思うと大笑いしたくなってきた。 「あっははははははは〜、やめて欲しければもっと自分の口から詳しく晒 して欲しいって言いなさいっ。ただ晒しますって言葉じゃ分からないのよ〜」 バシッバシッバシィィーン! 「わ・わかりましたぁぁ〜、は・裸野結愛子の卑猥な裸をみんなの前で晒 させてください。お・おま●こも開きますのでぇ〜」  涙がぼろぼろ流れる中で、結愛子は自分が考えた精一杯の卑猥な哀願を 奈緒に言った。 「あっははははははは〜、いい答えだわぁぁ〜。いいわ♪そろそろ、ここ の馬鹿男共も痺れを切らしてるようですし、やめてあげるわ」 「あ・ありがとうございます。奈緒様」  結愛子がすっかり従順になったとこで、ようやく奈緒が叩く手を止め、 結愛子に最後の命令を出した。 「じゃあ、裸野さん。あなたはこれから立ち上がって、あそこを自分の手 で開いてから男子社員のほうへ振り向きなさい。ここまではいいかしら?」 「はい..立ち上がって、おま●こを開いてから振り向きます」 「その後は、もう1度全裸勤務することを宣言しなさい。いいわね」 「はい..おま●こを開きながら、宣言いたします」 「上出来ね♪裸野さん。振り向く合図は私が出すから、合図と同時に思い 切り振り向くのよ〜」「はい。思い切り振り向きます」  よほど、尻叩きが効いたのか、今の結愛子には奈緒に抵抗する様子が一 切なかった。  奈緒の方も結愛子が確実に堕ちたことを確信した。  どうやら、奈緒は念には念を入れて、結愛子を堕としてきたらしい。  宣言で理性を狂わし、土下座で理性を壊され、尻叩きで躾を仕込まれた 今の結愛子は奈緒の操り人形と化しており、どんな恥辱な命令も迷わず実 行するだろう。  男子社員たちも、これでようやく結愛子の裸を拝めるとなって、奈緒の 合図を今か今かと待ち望んでいた。 「じゃあ、まずは立ちなさい」「はいっ」 「素直で結構ね〜♪それじゃ、次は自分の手でアソコを開きなさい」 「わかりました」結愛子はためらうことなく、自分の指で大陰唇を摘んで 左右へ引っ張った。  くぱぁ〜♪「奈緒様、これでよろしいですか?」 「はぁ?それ何の冗談?それが開いたっていうのかしら〜」 「すいません。もっと開きます」結愛子は痛みがくるほどまでに思い切り 引っ張った。 「な・奈緒様ぁ..こ・これが限界です」 「・・・ダメね。もっと開きなさい」 「ぅぅ..わかりました」尻叩きの痛みに比べたら、まだこれぐらいの痛 みの方がマシと思い、激痛を覚悟して更に引っ張った。 「こ・これ以上はもう..」 「んふふ〜♪それで許してあげるわ。こんなに女性のアソコが伸びるなん て初めて見たわよ。貴女らしい、実に卑猥な姿だわぁ〜」 「はぁはぁ..お褒めの言葉、ありがとうございます」  奈緒が満足する受け答えをする結愛子。激痛がくるほど、大陰唇を引っ 張っている今の状況では、奈緒の機嫌を損ねるわけにはいかなかった。  もはや奈緒の言うがままにするしかない。それがどんなに恥ずかしいこ とでも結愛子は笑顔で実行しなければいけない。  そんな結愛子の後ろ姿を見て、座敷内の男子社員たちは驚きと喜びの声 をあげてきた。 「すげーな。ついに、ま●こまで開かせやがったぜ。こっちから全然見れ ねーのが悔しいぜ」 「しかし、どんだけ手で開いたんだ。まさか、これから桜野さんのぱっく りおま●こまで見れるとはな〜」 「おい、そろそろ桜野さん振り向くんじゃねーか。美乳とおま●このWセ ットだなんて、今日は最高の日になりそうだ」 「今度こそ頼むぜ!この前の誕生会みたいなお預けは勘弁してーぜ」 「ああ、俺らをこれ以上、生殺しにすんなよな〜」  男子社員たちの異常な視線が集中する中、ついに待望の合図が座敷内に 響き渡った。 「さあ、裸野さん。今から振り返って存分に自分の裸を晒しなさいっ!」 「はい..わかりました」結愛子が素直に頷き、足を動かし始めた。  もうここまで来たら、誰も邪魔することは出来ないだろう。  男子社員たちは数秒後にくる歓喜の瞬間を声を出して待っていた。 「うぉぉぉ〜、ついに来たぞ。この時がぁぁぁーー」 「桜野さん〜、早く俺たちに全てをぉぉぉーー」 「振り向くぞぉぉぉーー!ふりむくどぉぉぉぉーーー」  結愛子がくるりと振りむいた瞬間、座敷内は男子社員たちの割れんばか りの歓声が響いた。  はたして、これで結愛子の全てが晒されてしまったのだろうか?  が、座敷内で男子社員たちが肩と肩を抱き合っているとこを見ると、結 果は見えてるのかも知れない。


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