第66話「枯れ葉くぱあの罰」


 最近の葉須香はある身体の変化に少し戸惑っていた。 「あ〜ん、やっぱり、あそこが開きやすくなってる..」  全裸パレオの罰で強制くぱあを繰り返してたせいか、葉須香の割れ目は 軽い力でスムーズに開くようになっていた。  以前は罰で180度開脚をしても固く閉じていた割れ目だったのに、今 では指先で軽く引っ張るだけであっさりと開いてしまう。 (すぐに閉じるけど..今あんな開脚をしたら..思い切り開いちゃうか も..これからは割れ目を開く罰は避けなくちゃ..)  そう思っていた矢先に、また割れ目を開く罰が来るとは思わなかった。  今のところ、中を見せることはないが、それも時間の問題であろう。  そう、枯れ葉の罰でも忘れ物を続けたせいで新たなレベルアップを引き 出してしまった。 「今日から..あ、あの、枯葉の罰は残り1枚になったら..ひ、開いた あそこを..見せます」 「え?今何と言った!」「開いたあそこって言ったぞ!」「ああ言った!」 「こりゃ、どういうことだ?」 「もしかして、あのピンクのアームカバーが関係してるのか?」  よく見ると、葉須香の両腕には指先まで覆うピンクのアームカバーを着 けており、その状態でまずは両指を割れ目が閉じた恥丘へ伸ばしていく。  今、恥丘の上には割れ目を完全に隠したひし形の布が貼ってあり、両指 の先端が見えない状況になっていた。  男子の視線が集中する中、葉須香はゆっくりと布の奥へと指を入れてい き、プックリと膨らんだ大陰唇に押し当てた 「こ、これから..レベルアップをやります」 「うおい!ま、まさかっ!」 「見えてないけど..いいのかそれ!」「うおお!」  葉須香の割れ目はひし形の布で隠れており、今は布の中にある葉須香の 両指の形だけが浮かんでいた。、  男子たちは息を呑み、指の動く瞬間を待ちわびていた。 「やっぱり、指を動かすのか!!」「いや!伸ばすのか!マジか!」  男子の中から歓喜の声が上がり、葉須香の両指は大陰唇をしっかりと押 し当て、ゆっくりと左右へ引っ張り始めた。  指が左右へ引っ張られるたびに、男子たちの興奮は最高潮に達し、彼ら の視線は固定されていた。 「見ろ!形ができてくぞ!」「あれは!まさにひし形!!」「うおお」  男子たちが叫ぶ。確かに、布の下から見える粘土はひし形のように広が っていく。男子たちはその様子を目の当たりにし、目を丸くして互いに顔 を見合わせた。 「生くぱあかよ!!」「見えなくても充分すぎるぜ!」「って言うか、ま だ開くのか!!」  葉須香の指はまだ大陰唇を引っ張っており、布の端に近づくと、ぷっく らとした大陰唇の一部が布の縁から少しだけ顔を出した。  もちろん、肝心の部分は全く見えてないが。男子たちは目を見張り、信 じられない光景に釘付けになった。 「あ、あの..先生、開きましたので..お願いします」「ああ、わかっ た」  葉須香が割れ目を大きく開いたところで、許奇が近づき、糸みたいのを 引っ張るとアームカバーが固まったかのように動かなくなった。 「これは葉須香の腕や指の負担をゼロにするための固定サポーターみたい なものだ。つまり、今日からは枯葉くぱあの罰となる!」 「うおおおお!ここでくぱあ〜きたああああ〜!!」「よく考えたら、こ れってすげーぞ!」「だよなっ!今、腕と指、固定してるもんな」  そう、表向きは葉須香の腕や指の負担を無くすものだが、実際は完全に くぱあ〜を固定されてしまい、最後の1枚にならなくても、割れ目を隠す 布さえ落ちてしまえば、無防備のくぱあ姿を公開することになるだろう。  まさに、ワンチャン股間の布が落ちたら、くぱあが拝めるという男子た ちが期待に胸を膨らませるレベルアップなのだ。  毎日、葉須香のひし形を凝視し、「今日は布が落ちるかもしれない」と 期待に満ちた声が飛び交い、多く布が落ちた日には「残り1枚に近づいて るぞ!」と、さらに期待が高まるのだった。  もちろん、股間の布が落ちないことに期待感が薄れていく男子たちに許 奇が、「えーと..今日から股間の布の一部分だけ捲りやすくしましょう」 と提案するので、男子たちのがっかりしていた気持ちが一気に晴れ、再び 期待感が高まった。  こうした許奇の策略で、男子たちにとってはより興奮し、毎日が新たな 期待と驚きに満ち、くぱあが見れる日を夢見て、必死に目を凝らすのだっ た。  まあ、女子たちは相変わらず冷静に状況を見つめていた。 「あれ絶対落ちないし、捲れるだけだよね」「残り1枚にもならないよう にもしてるよね」「って言うか、もう罰自体そろそろ終わるよね?」と、 男子たちの興奮とは対照的に、冷静な判断を下していたのだ。  女子たちの言う通り、もうGW間近となるので、枯れ葉くぱあの罰は終 わりに近づいてきており、葉須香から罰の終わりが告げられた。 「あ、あの..先生が言ったのですが、この枯れ葉くぱあの罰は今日で終 わりだそうです..なので..今日は半分落ちたら..股間の布は強制的 に外されます」  今日が4月30日でGWも近づいているので現状の罰が終わることは男子も 薄々予想していたが、最後の最後で嬉しいサプライズが来るとは思いもし なかった。  何せ、今まで半分以上残った日は1度も無く、今日は大荒れの天気で強 風が吹き荒れるというのだ。  いや、今までのことを冷静に考えれば今日に限って半分以上残りそうだ が、それでも葉須香の口からこれほどの悪条件を言わせることが大事だと 男子たちは思っていた。 「葉須香ちゃん、今の言葉に二言はないね!」「絶対だよ」 「は、はい..必ず..ひ、開きます..」と言った途端、股間の布の周 りだけパラパラと落ちるところが許奇の憎い演出というところであろう。  が、葉須香もこうなることを知っていたかのように両指を股間に持って いき、軽く2つの陰唇を摘んできた。 「あ、あの、罰の最後なので、ほんの少しだけ広げる部分を増します..」  大胆にも股間の布の端から今までより陰唇が飛び出ており、すごいくぱ あを見れますポーズに男子たちは心の中で、「ちきしょぉ許奇め〜。これ 絶対半分落ちねーだろ」と思いながらも、「まあ、それでも俺たち放課後 まで期待し続けるんだよな」と誰もが苦笑していた。  予想通り、枯れ葉は半分ギリギリまで落ち、許奇の最終判定でセーフと なり、葉須香のおま●こが晒されることは無かった。  だけど、この罰で葉須香自身に陰唇を摘むところまで進めることが出来 た成果は大きい。  そう、枯れ葉くぱあの罰では毎回、縦スジの恥丘を2つのぷっくらと厚 めの左右の大陰唇に変えていたからだ。  しかも演技じゃない。本当に股間の布が落ちたときは、あの両指は陰唇 を摘んだままで、中身を拝ませてくれるはずだ。  それほどの実現性を見せられたら、枯れ葉の罰でおま●こが晒されなく ても構わないと男子たちは思った。  ただ、今回の罰で大きな誤算と反省があった。  それは葉須香が途中から強力な花粉症の薬を常用していたので、目論ん でいた企みが全部駄目になってしまった。  窓を全開にしようが、わざと杉の花粉を身に着けて教室に入っても大し た反応を見せなかった葉須香。  去年みたいなくしゃみを連発させれば、枯れ葉の罰でおま●こを晒すの は容易だったはず。  しかも股間の布も最後まで落ちないようにされてるので悔しくたまらな い。  男子たちがこの誤算に悔やんでると許奇が明確な回答を出してきた。 「えーと..葉須香くんが花粉症に人一倍気をつかってたのは君たちのせ いだよ..トラウマってことかな」「どういうことだ!」「トラウマ?」 「えーと..去年、葉須香くんは花粉症が元でおっぱいを多く見せること になり、それがきっかけで、おっぱいは完全に公開になったはずだね?」 「!そういうことか..」「もっと詳しく頼むぜ」 「えーと..葉須香くんは花粉症に必要以上に恐れてるんだよ。また花粉 症が元になって、おま●こ開きを当たり前にしてはいけないという強い潜 在意識が働いているんだね。本人が意識しているものに関しては忘れ癖が 起こっても、さすがに潜在意識では忘れ癖が出ないということだね」  そう、許奇の言うとおり、葉須香は花粉症の薬を飲むことを特に意識し ておらず、いつの間にか常用しているようだ。  これを忘れるようにするなんて相当無理な問題だ。 「そんなに花粉症のこと、悔いていたのか..」「まあ、分かるな..」 「確かに花粉症前の俺らは葉須香ちゃんのおっぱいを見ようといろいろ頑 張ってたな〜」「でも花粉症が終わったら、おっぱい丸だしになったよな」 「えーと..だから枯れ葉の罰ではどんな悪条件でもおま●こを見せない ようにしたんだね。潜在意識で花粉症の薬を飲んでるのなら、それを逆に 利用するべきなんだね〜」 「えっ?」「どういうことだよ」  許奇は何と葉須香の潜在意識に安心感を与える作戦を考えていたらしい。  花粉症がピークの時に、男子たちの下心丸出しの作戦でも無事に乗り越 えられたことを潜在意識にたくさん覚えさせることだった。  そうすれば花粉症のピークが過ぎれば潜在意識は安心して、薬を飲むか の判断を葉須香自身に任せるだろう。  現にGWが過ぎれば、葉須香はマスクを外して登校してくることから、 それまで潜在意識が強く働くということだ。 「えーと..今年の花粉の飛散量は過去数年間の中では最大級なんだね.. 去年と違って、5月の頭まで花粉症は続くと思うよ」 「おおおっ!そこまで考えての作戦かよっ!」 「俺たち、ずっと先生についていくっす!」「俺も!」「僕も!」  男子たちは許奇に尊敬の眼差しを向けた。この教師と生徒の関係はかっ ての笛地を彷彿とさせるものだった。  こうして、枯れ葉の罰は男子たちの期待を裏切る形で終わってしまい、 ゴールデンウィークが始まったが、3年4組の男子たちは退屈で仕方がなか った。  人が混んでいる中で行楽地に行って何が楽しいのだろうか?そんな疑問 を抱きながら、ぼんやりと数日過ごしていた。 「あああ〜、葉須香ちゃんに1週間も会えないなんて耐えきれねええ〜!! そうだ!許奇から暇なときには勉強だねと渡された問題集でもやるか〜」  宿題というわけでもないが、あの許奇が用意した分厚い問題集が気にな った男子は、退屈しのぎには丁度いいと不満を感じずに問題を解き始めた。  この問題集は全教科を網羅しており、許奇特製のものであった。最初に これを渡されたとき、男子たちは「なんてくだらないものを作ってきたの か」と思ったが、実際にやってみると意外にも面白かった。  パズルを解くように問題を解いていくと、自然と「ああ、やっぱりな」 という結論が見えてきた。 「ちきしょぉ、許奇のやつめ!やるじゃないかっ!他の奴らもきっと気づ いたよな」  3年4組の男子たちは皆、同じ時間に勉強しており、ある事に気づいて嬉 しそうに叫んだ。  この特製問題集は、真面目に解いていくと自然といくつかのキーワード が浮かび上がるようになっており、それを繋げるとウェブのURLが浮かん できた。  それは問題集を解いた褒美であり、示されたウェブページにアクセスす ると、<ただいまコール中です!>というメッセージが流れてきた。 「うおっ!これってもしかして!」「あ、今度は井上君ね。こんにちは」  何と、今の葉須香と直接映像で繋がるページであり、画面には私服の葉 須香が明るく「先生の問題集解いたんだね。これって私と3分間だけ繋が るだけのものだから、そんなに必死に解かなくても大丈夫だよ。応用問題 は難しくて時間かかるので、基本問題だけで良いと思うよ。うん」 「そうなんだ。俺は葉須香ちゃんと喋れれば充分だよ」  そう、男子にとってGWに3分間、葉須香とお喋り出来るだけで満足だ った。 「じゃあ、もう3分だね。他の基本問題でもアクセス出来るみたいだから.. せっかくのGWなんだから応用問題までしなくていいと思うよ」 「ありがと、葉須香ちゃん!じゃあまた」「うん、またね」  ほとんどの男子たちは、ここで葉須香が応用問題を勧めないことに何か を察したようで、再び問題集に向かい、次のキーワードを見つけるために 集中し始めた。 「応用問題に活路あり!絶対、何かあるぞ!俺は頑張るぞぉぉ〜」  基本問題とは違って、応用問題にはノーマル、ハード、ベリーハードの 3段階が用意されていた。 「うおおおっ!GWめちゃ楽しくなってきたぞおおお〜」「頑張るぞおお」  退屈だった時間は一気に吹き飛んだような気がした。男子たちは応用問 題に向かい、次のキーワードを見つけるために集中し始めた。 「よっしゃー!ノーマル解いたぞぉぉぉ!キーワードもゲットしたぜ」  応用問題ノーマルは予め撮ったご褒美映像らしく、URLを入力すると、 新しい映像が再生された。画面に映し出されたのは、葉須香が家族旅行を 楽しんでいる姿だった。 「おおっ!GW2日目は家族旅行だったのか。え?これって許奇がプレゼ ントしたのかよ。しかも、あの有名な最高級グレードの宿かよ!」 「ノーマルのご褒美は家族旅行の映像でした!」  葉須香は笑顔で両親が撮ってるカメラに向かって手を振っていた。両親 と一緒に観光地を巡り、美しい景色を楽しんでいた。  両親と一緒に写真を撮ったり、地元の名物を食べたりして、仲良く旅行 を満喫するだけの映像だったが、それを見た男子は充分満足だった。 「が!これで終わるはずはないっ!許奇のやつ、絶対続きの映像を分けた な!俺はこのままハードを解くぜ!」  案の定、ハードを解いた映像は旅行の続きであり、許奇がプレゼントし た高級酒をたらふく父親が飲んでしまったらしい。 「ひっく〜、葉須香ぁぁ、先生のご好意で立派な湯船まで用意したなら、 ここは家族水入らずで浸かろうじゃないかぁ〜」 「お、お父さん、これ、カメラで撮ってるから!お母さんもカメラを切っ て〜」「ひっく〜。お母さんも脱ぐから大丈夫よ〜」 「そういう問題じゃなーい!ああ〜カメラストップ〜」  映像としては、葉須香も結局裸にされて、酔っ払いの両親と入浴するだ けのものだが、これを見た男子は興奮が止まらず、大量の鼻血を出してし まう。 「これ凄すぎじゃねーか!葉須香ちゃんのお母さん、肌若すぎだし、童顔 だし、おっぱいもデカすぎだろっ!葉須香ちゃんのアソコは見えないけど、 お母さんの方は丸出しでいいのかよ!って言うか、真っピンクかよ!」  すっかり精魂尽き果てた男子はベリーハードは翌日にすることにした。 (まあ精の方は物理的にいっぱい出したんだけどね)  ちなみにベリーハードの映像は、迎え酒で朝から出来上がった両親が、 なかなか起きない葉須香に悪ふざけを思いついたようで、昭和のエロ寝起 きドッキリを再現したものになっていた。 (もちろん葉須香は素っ裸にされて色々されても起きなかったらしい)  他の応用問題では、許奇がGW初日に葉須香の家に訪問した際に撮って 幾つかに編集したものがあった。  ここまで信頼あるのかよ。と言いたくなるぐらい、許奇に生活の一部始 終を撮られることを葉須香は許していた。 「先生の嘘つきっ!家庭訪問は建前は目的はこっちでしょ?」 「まあまあ、ちゃんと両親とお話しましたし、撮影も許可いただきました から〜」「えっ?許可って」「えーと..忘れ癖を改善するための原因を 調査する為の撮影と言ったら、お二人とも快諾してくれましたよ〜」 「そ、そんなぁ〜」「これも罰の一環だと思ってくれると有り難いですよ」 「ぅぅ..」(何か、許奇先生って交渉上手だよぉ〜)  これは名歯亀には絶対に出来ない芸当だ。まだ赴任したばかりなのに、 葉須香の信頼をがっちりつかんでいた。  おかげで葉須香が用を足すシーンを見ることが出来るなんて夢みたいだ ろう。 「先生っ、こ、これは、さすがに..」 「えーと..大丈夫ですよ。映してる僕も肝心なとこは見えませんので」 「そもそも..カメラを前にしたら..で、で、出ません」 「えーと..じゃあ僕に合わせて深呼吸して..はいっ、すーと息を..」  すぅぅーー、はぁぁーー、すーはー・・・「!!あっ、うそっ」 (※この後はおしっこが出たが、肝心の音の部分は許奇が控えめに編集し た)  もしかしたら枯れ葉の罰でおま●こを公開せずに終わったのは、葉須香 に罪悪感を持たせるためだったのか?  実は枯れ葉の罰は何回か判定が難しいところがあって、許奇が審議して 全てセーフにしてくれたのだ。 (…これ、本当はアウトよね..けど見せたくないし..)  そう、葉須香自身は絶対に開きたくない。けれども、判定がアウトなの も間違いない事実だった。  それなのに許奇はセーフだったねとおま●こ公開の危機を救ってくる。  これが何回もあって、あげくに罰自体が終わってしまうなんて納得のい かない男子たちだが、セーフでホッとする葉須香を見ると抗議する意欲も 失せてしまう。  いや許奇なら何かやると信じていたから男子たちも文句を言わなかった。  やはり葉須香の罪悪感を上手くつかって、この撮影の罰を成功させたの であろう。これって許奇の手のひらでクラスメイト全員が踊らされてる気 もするが、素直に踊るのが気持ちいいのだ。  GWに勉強するなんて勿体無いじゃないか。いや勿体無いこそ何かを得 られた時は嬉しさが倍増する。  大体、何人の男子がこのカラクリに気づいたのか。言うまでもないな、 全員だろう。  誰もが許奇がわざわざ俺たちの学力をあげるためだけにこんな問題集を 作らないと思ったからだ。それにしても一体、この問題集に幾つのお宝が 潜んでいるんだよっ!  何故か、葉須香自身も顔を真っ赤にしながら、いろんな撮影に応じてい るし、入浴シーンや着替えシーンまで撮らせるなんて、どれだけ俺たちは 勉強すりゃいいんだ。ちきしょぉ〜!勉強が楽しくてしかたねーぜ! <補足>3分生会話は実はビーリアルと同じ感じで、通知が届くと1分以 内に葉須香はカメラに出なければいけない。運が良い男子は入浴中の葉須 香と生会話出来たようだ。


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