第42話「ストリップ」(挿絵:さばにしきさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 木々が紅葉し始め、朝夕の寒さが厳しくなる頃、葉須香は寒さに耐えな がら全裸で教室の端に立っていた。  これだけでも恥ずかしいことなのだが、よく見るとどこも手で隠さずに いたので、全て丸出しのままだった。  そう、手隠しを禁止されているので、おっぱいも恥丘も見放題であり、 さらに忘れ物を続けるたびに足を開くことになってるので、すごいことに なっていた。  一時は笛地の異動によって罰がなくなることを願っていた葉須香であっ たが、事態は前よりも悪化した形となった感じだ。  あのスケベな裾部が罰を引き継いだせいで葉須香は前よりもどんどん辱 められているのだ。  唯一の救いは、全ての罰が自分のクラス限定で行われているとこであっ たが、その救いも裾部によって崩されようとしていた。  ついに葉須香の恥ずかしい姿が4組以外の生徒まで晒されてしまうのか も知れないのだ。 「葉須香くん、ここまで罰を悪化しても忘れ物を続けるとはな..そんな に俺に辱めて欲しいのかね?」 「そ・そういうつもりじゃ..」 「まあいい。これ以上、忘れ物が続くようなら俺のクラスでも罰をしても らうことにするからな」 「えっ!先生のクラスって..1組で罰をするんですか..」 「ああ、ただ別に忘れ物をしなければ中止にしよう。実に簡単なことだろ う?俺のクラスの男子に恥ずかしい姿を見せたくなかったら忘れない努力 をすればいいだけのことだ。なあ、そうだろ?」 「は・はい..先生の言うとおりです..わかりました。もし忘れ物を続 けたら1組で罰をします」  こうして裾部と約束を交わすことになり、忘れ物が続いた場合には笛地 がやっていた週末の特別罰を1組の男子の前でやることが決まった。 「まあ、葉須香くん。そんなに落ち込むな。これはあくまでも忘れ物が続 いた場合だけだろ?それに罰は笛地がやった週末の特別な罰をするだけだ」 「あ・あの..特別な罰って..」 「なぁに〜、全裸起立している葉須香くんなら問題なく出来るよ。嫌なら 忘れ物をしないことだ。いいね?」 「は・はい、わかりました」  裾部が出す罰に恐怖を覚え、何とか忘れ癖を無くそうとしたがいつもの ように結局は忘れ物が続いてしまい、週末の特別罰をすることになった。  それも、罰を始める前に葉須香の方から1組の教室で説明させるように 言ってきた。  もちろん、断ることが出来ない葉須香は放課後、裾部に言われるがまま に男子生徒だけが残っていた1組の教室へやってきた。  まだ普通の制服姿の葉須香に1組の男子たちが興奮を抑えきれずに歓喜 の声をあげてくる。  どうやら、これから葉須香のすることを分かっており、想像しただけで 声を出さずにいられなかったようだ。  何せ葉須香は2年生の女子の中では未だに美少女ベスト3位に入ってい る女子だからだ。 「じゃあ、葉須香くん。罰をこれからするんだが、まずは何をするかを男 子たちに説明するように」 「はい..あの〜1組の男子のみなさん。4組の須和 葉須香です。これか ら罰の説明をしますので、まずは服を脱いでいいでしょうか?」 「ひゅーひゅー。服を脱ぐって、それってストリップってことかい?」 「は・はい..ストリップです」 「おーおー」「すげぇぇー」「ぬーげ!ぬーげ!」  葉須香のストリップ宣言に大喝采が沸き起こり、教室全体がヒートアッ プした。  男子の中でも人気の高い葉須香が自分から脱ぐなんて誰もが信じられな い思いだった。今日ほど裾部に感謝した事はないだろう。  いや、裾部でなければこんなことを実現できるものではないだろうか。  「神様、仏様、裾部様ぁ」と思わず拝みたくなるぐらいの思いだ。  そんな異様な雰囲気の中で、いよいよ葉須香が服に手をかけてきた。  ただ、今まで1組の男子の前では裸を見せたことのない葉須香に躊躇い が出てしまう。 (いやぁ..やっぱり1組で脱ぐなんてできない..)  手が固まったように動かない葉須香を見て、裾部が非情な言葉を投げて きた。 「このまま脱がないつもりなら、手隠しはなしにするぞ。それでいいのか」 「そ・それは勘弁してください..今すぐ脱ぎますっ」  裾部の手隠しという台詞に1組の男子たちの興奮はさらに高まってきた。 「おいおい、まさか全部脱がす気なのか?」 「いや..さすがにそこまでいかねーだろ..」 「けど、あの裾部ならやりそーだぜ」  1組の男子たちが、葉須香がどこまで脱ぐかを話してる中で葉須香は上着 を脱ぎ、白いブラウスのボタンを1つずつ外していった。  ここが4組だったら、こんなの大したものではないが1組の男子たちにと っては目をかっ開いで見るほどの光景であった。 (ぁぁっ..そんなに見つめないで..)  男子たちのいやらしい視線を浴びながら、葉須香がボタンを上からひと つふたつと外し、ブラが見えた所で、今度は裾を引っ張り出して、下から 外していった。  ブラ姿になっていく葉須香を見ている1組の男子たちの股間がみるみる うちに盛り上がっていく。  ほぼ全員がズボンの上にテントを張っていくのでいやがおうにも葉須香 の視線に入ってしまう。 (うそぉぉ〜、女の子の前で変なの見せないでよぉぉ〜)  男子たちの股間が勃起する中で、ボタンを外したブラウスを脱ぎ、脱い だブラウスを机の上に置いた。  これで上はブラジャーのみになり、葉須香のおっぱいのボリュームが よりくっきりと分かった。 「うひょぉぉー!やっぱ、おっぱいでけぇー」 「おいおい、あの乳はマジ反則だよ。すっげぇ〜」 「俺、ブラだけでノックアウトだ..これ以上いったら爆発するぜ」  1組の男子たちは正直なところ、葉須香のブラ姿を見られただけで満足 しきっていた。 「うおっ!スカートも脱ぐ気だぞ」 「須和さんのブラ見れただけで充分なのに、これ以上見せるのかよ」 「すげー、今度はパンティだよ。俺、1度必死に葉須香ちゃんのスカート の中、覗こうとしたんだぜ」 「お前もかい。俺も須和さんのパンティ姿を覗こうとしたことあったよ」  教室中がますます騒然とする中で葉須香はスカートのホックを外し、そ のまますとんと床に落とした。

「うぉぉっ、黒パンストだぁぁー」
「パンティが透けてるのがたまらねーよ」
葉須香のパンティーストッキング姿が露と
なると男子たちが興奮の声をあげた。
何故なら葉須香のムチムチ太ももやキュッ
とした足首が黒パンストにより、綺麗に引
き締まっていたからだ。
見事な美脚のせいか、すぐに脱ごうとした
葉須香を見て、男子が待ったをかけてきた。
「須和さん、ちょっと脱ぐのストップゥゥー」
「えっ?ストップって..」
「もうちょっと堪能させてくれよ」
「そうだそうだ。どーせなら、ちょっと捲
ってくれないか」
「ちょっと捲るって..こ・これでいいの??」
こんなところで止める男のツボが葉須香
にはいまいち分からず、とりあえず素直に
パンティの上の方をチラリと見せて止める
ことにした。
こうして2分ほど、1組の男子たちが葉須香
の美脚の素晴らしさを味わってから、脱ぐ
のが再開し、パンティストッキングをくる
くると巻きながら脱いでいった。

これで見事な下着姿となり、それを見た男
子たちが一斉に唾をごくんと飲み込んだ。
「すげー、本当に下着姿になったぜ」
「さすがに..これ以上は..っておい!」

 何と、葉須香の手がまだ動くことに全員が驚きの声を出した。 「おいおいおいぃぃっ!!まだ脱ごうとしてるぞぉぉぉーー」 「脱ぐってぇぇー。残りは下着だけじゃないかぁぁ!嘘だろ?」 「マ・マ・マジみたいだぜっ!おっぱいまで出すつもりだよ」 「手で隠す前にしっかりと見てやろーぜ」  男子たちの荒息が教室内には響く中、葉須香がなるべくおっぱいを見ら れないように片手で胸を押さえて、ブラジャーのホックを外していった。  ホックが外れ、Cカップのおっぱいがぷるんと揺れた。  そのあとで手で押さえながら、ブラ抜きをしようとしたが、何と失敗を してしまい、1組の男子たちの前でぽろりを見せてしまった。 「やったぁぁ〜、おっぱいが見えたぜっ!」 「いやぁ〜、実にいいものを見せてもらったぜ、裾部先生様さまだぜ」 「じゃあ、さっそく説明してもらおーぜ」  どうやら男子たちの大半は勝手にここまででおしまいだと思っていたら しく先走って葉須香に説明を求めてきた。  だから、このあとでくるりと背中を向けてショーツに手をかけたとこを 見た男子たちは教室がひっくり返るような大声をあげてきた。 「うおぉぉぉぉーー、そ・そ・それも脱ぐ気かよぉぉぉーー」 「マジで最後までストリップするのかよっ!!」 「先生、これはさすがにやりすぎじゃねーか」  ショーツを下ろしてくる葉須香を見て、さすがに1組の男子たちも素直 に喜ぶわけにはいかなかった。  それは当然の事だろう。1組の男子たちにとっては葉須香の水着姿を見 ただけで感激するぐらいなので、その葉須香が素っ裸になれは困惑するで あろう。  だが、すでにショーツの方は床に落ちていた。 「先生..ストリップ終わりました」 「うむっ、宜しい」  葉須香が全てを脱ぎ終わったことを報告した。 「じゃあ、最後に本当に脱いだかを皆に見せてから、手隠しをしていいぞ」 「・・・見せてからって..」 「出来ないなら手隠しそのものを無しにするだけだ」 「わ・わかりました」  その直後、葉須香は本当にどこも隠さないままで男子の前に振り返った。  Cカップのおっぱいも縦スジがはっきり分かる恥丘も全てを晒すことに なった。それも、裾部が良いと言うまで手で隠せないのだ。これはあまり にも恥ずかしい仕打ちだろう。  4組の男子なら葉須香の裸を見慣れているかも知れないが、1組の男子の ほとんどは初めて葉須香の裸を見るのであった。  早く隠したいのに、1秒でも手で隠したいのに、葉須香はじっと拳を握 って恥ずかしさに耐えた。 「せ・先生..そろそろ隠していいですか..」 「うむ、いいだろう」  やっと、おっぱいと股間を手で隠すことが出来た葉須香が1組の男子た ちへ罰の説明を始めた。  学年3位の美少女が素っ裸で説明する姿に1組の男子たちは思わず鼻血 を出しそうなぐらい、逆上せていた。 「須和さん..いったい、どうしちゃったんだよ?」 「裾部に何か脅されているのか?正直にいっていいぜ」 「いえ..別に脅迫はされてません。い・今から説明したいと思います」  葉須香の言葉で少しだけ落ち着いた1組の男子たちが説明を聞き始めた。 「まず、この全裸姿の事なんですがこれは忘れんぼの罰を悪化させてこう なったんです」 「忘れんぼの罰を悪化してって..ここまでレベルアップしたのかよ..」 「はい..レベルアップした姿です」 「もしかして4組でも全裸になってるのかよ」 「そうです..2年の始めはおっぱいだけの罰でしたが、私がいつまでも 忘れ物をしてくるのでこうして全裸になりました」 「まさかここまで恥ずかしいことになってたなんて、噂以上だな」 「すいません、噂でどういう風に聞いてるかわかりませんが、今は4組で 全裸直立するとこまでいきました」 「おいおい、全裸直立って..まさか手で隠してないのか?」 「は・はい...隠してません」 「丸出しかよ..4組の連中、ずるすぎるぜっ」 「そう言うわけなので、1組のみんなは驚いていると思いますが、こんな 風にしてしまったのは私のせいなんです」 「そういうことなら、わかったよ。俺たちも忘れ物の罰、喜んで参加して やるぜ」 「・・・よ・よろしくお願いします」 「笛地のやつが異動して良かったぜ。こんないい目を見れるなんて」 「・・・ということでこれから行う週末の特別罰をお願いします」  葉須香は顔を真っ赤に染めて説明の最後におじきをしてしたのだが、そ れを見た裾部が怒ってきたのであった。 「葉須香、1組では手隠しでのおじきで済ませるつもりか?」 「えっ..でも先生、手を離したらみんなに裸を..」 「おじきなんて何秒もかからんだろ!少しぐらい全裸さらしても問題ない だろう!ちゃんとしたおじきをするんだ」 「わ・わかりました..」  納得できない言葉であったが、今の葉須香には抵抗は許されてなかった。  悔しさで唇を噛みながら、手を恥部から離して全裸直立の姿になった葉 須香。  数秒とはいえ、1組の男子たちに全てを見せた姿で、身体を30度ほど倒 しておじきをした。  おじきをしている間、おっぱいは振り子の様に揺れており、恥丘の方も 見られ放題となっていた。  数秒間は恥部を見られたが、これでようやく解放されると思った葉須香 のところに裾部が近づいて何か耳打ちを始めた。  その耳打ちに葉須香はさらに顔を真っ赤にさせて小声で話してきた。 <どうして私がそこまでしなくちゃいけないんですか!> <文句言わずにやってくれるなら俺も後ろに下がって見ないでやるから> <で・でも..> <少しぐらいは俺のクラスの生徒に優越感を持たせてくれよ。してくれた ら、しばらく特別罰のレベルアップはなしにしてやるから> <わ・わかりました..>  裾部の強いリクエストに素直に従う葉須香。  あの裾部が言うことを聞いたところでレベルアップしないとは思わない が、怒らせて過激なことをさせられるのを思うと諦めるしかなかった。 「こ・これから1組のみなさんだけにサービスをします..」 「うんうん、すまんな〜。それじゃ、俺は約束どおり教室の後ろの方へ行 って見てやろう」 「ありがとうございます..」  サービスという言葉を聞いた男子たちは、これから葉須香がすることに 期待をしながらじっと見ることにした。  いったい、葉須香がするサービスとはどんなものだろうか。  ただこれだけは間違いなく言える。きっとこのサービスは相当卑猥なも のであろう。


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