第20話「春の季節は」(挿絵:さばにしきさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 今年の春のスギ花粉の飛散量は、不運なことに過去最大となるせいで葉 須香にとっては悲惨な運命が訪れてしまうことになった。  登校するときや外出するときは花粉から身を守るように、花粉症用のマ スクやゴーグル式メガネをつけて来るのだが、教室内では外されるように 言われてしまう。  当然、葉須香だけ外すのは不公平なので男子たちも外すことになり、花 粉症の男子は苦しい目に遭うが、そんな目に遭ってでも葉須香の恥ずかし い姿を見れるのなら構わないらしい。  そんな男子たちの欲望のせいで、花粉症が悪化してしまう葉須香。  それもわざと窓を全開にして外の花粉を教室内に入れるので、くしゃみ が止まらないのだ。

「くしゅっくしゅっ!くっしゅんっ!」
この頃の葉須香は常にティッシュを手に
持ってないとならないぐらい、花粉症が
ひどくなっており、葉須香が立ってる脇
には専用のごみ箱が用意されるほどであ
った。
「くしゅんっ!くしゅんっ!」ぶるんぶるっ
くしゃみがひどいせいか、すでに葉須香
の両手は鼻に固定されており、おっぱい
は完全に丸出しになっている。
その上、柔らかいおっぱいがくしゃみで
縦横無尽に動くので男子たちの興奮は
高まる一方である

もはや、葉須香のおっぱいの揺れは止ま
ることを知らず、軽くかいた汗がおっぱ
いの揺れによって飛び散っているのだ。

「くしゅっくしゅっ!」ぶるんっパンッ! 「うぉっっ..おっぱいの柏手だぜ」 「おっぱいが当たるとすごくエロいな」 「ああ、時たまおっぱいが互いに当たるからたまらねーな」  激しく動く葉須香のおっぱいにすっかり興奮してしまった男子たち。  その上、足元にはごみ場に上手く入らなかった丸まったティッシュが幾 つか散乱しているせいで男子にとってはかなりエロチックな光景となって しまったのだ。  そんな花粉症の日々が続くある日、ついに次なるレベルアップを引き起 こしてしまう。  その日は3日間快晴が続き、花粉が最高に飛ぶと言われた日に葉須香は 忘れ物をしてしまい、初めから最悪の症状でショーツ一枚の姿で立つこと になった。  当然ながら、葉須香はくしゃみが止まる事を知らず、とてもおっぱいを 隠すゆとりがない。  その上、男子たちが朝早く来て窓を開けたり、休み時間も思いきり換気 をするので教室内は花粉が充満してしまっている。  そんな状態だから服を脱いでる時から、くしゃみが止まる事なく罰が終 わる時まで手が口と鼻から離れることがなかった。  つまり、葉須香は全くおっぱいを隠すことが出来ず、おっぱい丸出しの 日になってしまったのだ。  そんな葉須香を見ていた笛地がついにさらなる罰を言ってきたのであった。 「葉須香、次からの罰は片胸だけだからな」 「片胸って..片方は出すと言うことですか?」 「そうだ。どっちかのおっぱいは出してもらうぞ」 「そんな...」  そう、ついに葉須香は自分からレベルアップを引き出すはめになってし まった。  明日、忘れ物をしたら葉須香はどちらかのおっぱいを完全に出さなけれ ばならないのである。  当然、男子たちは笛地の言葉で興奮しながら、いろいろな内緒話をし始 めた。  ぼそぼそ「おいっ!明日からついに片パイ出しかよ」  ぼそぼそ「すげーな。けどいくらなんでも、それじゃ忘れねえんじゃ」  ぼそぼそ「でも忘れたら、どっちかのおっぱいが丸出しだぜ」  ぼそぼそ「明日が楽しみだな...いひっ」  この時、葉須香は絶対に忘れないと思って帰路についたのだが、やはり 男子たちの期待に応える形になってしまう。  次の日、葉須香は情けないことにまた忘れてしまい男子たちの黄色い歓 声の中、恐れていた罰を実行することになった。  まずは、いつもの様に教壇の前で下着姿となる葉須香。  そして男子たちが注目する中、いよいよメインのブラジャーに手をかけ る時が来たのであった。  さすがにまだ恥ずかしく、この時は片手でおっぱいを抑えながら、外し て脱いだブラをいつもの掲示板にくくりつけたのである。  昨日までならこのあとで両手で隠したままで立てたのだが、もう今日は それが出来ない。  そう、今日からは、どちらかのおっぱいは隠す事が許されず、片方のお っぱいは男子たちの前で丸出しとなってしまうのだ。  どちらのおっぱいを晒すかを迷ってる葉須香に笛地の情け容赦ない言葉 が飛んでくる。 「葉須香、今日はどっちを晒すんだ?」 「・・・えっと..」 「早く決めないと両方晒してもらうぞ」 「そ・そんな..」 「さあ、どっちにするんだ?」 「・・・・ひ・左です..」 「じゃあ、左胸は隠すなよ」 「・・・はい..」  葉須香はゆっくりと左手を下ろし、みんなの前にゆっくりと振り返ると Cカップの整った左胸が、みんなの前に堂々と晒されてしまった。  何故かいつも以上に顔を赤らめている葉須香の様子がおかしい。  そんな葉須香のおかしさの原因を男子たちは、すぐにある部分を見て察 知がついたのであった。 「おい見てみろよ。葉須香ちゃんの乳首を〜」 「おおぉー乳首が勃ってるぜ。それもビンビンじゃねーか」 「葉須香ちゃんーもしかして感じてる?」 「ひゅーひゅーつまんでみたいぜー」  そう、恥かしさのせいで乳首はピンと硬くなっており男子たちの黄色い 歓声を呼んでしまったのだ。  花粉症の時は殆ど葉須香の乳首が勃起したことがなかっただけに、この 起立は男子たちを大いに喜ばさせたのであった。  完全な勃起状態の乳首に男子たちが次々と冷やかしを出し始め、そんな 状況を見た笛地が注意をし始めた。  ただ、その注意は男子たちへの注意ではなく、何故か葉須香に対しての ものであった。 「こらっ!葉須香!男子を挑発するんじゃない!」 「そんなっ!挑発なんてしてませんっ!」 「それなら、もう片方の胸を見せてみろ。そっちも勃っているんじゃない んだろうな」 「・・・・そ・それは..」 「どうした?まさか、そっちも勃ってるのか?お前、感じてるのか?」 「・・・・あ・あの..これは別に感じてるわけじゃ..」 「とりあえず見せてみろ!」 「は・はい..」  葉須香は顔を赤らめながら手をどける。  そこには男子たちの誰もが予測していた通りのピンと勃ってるもう1つ の乳首があらわとなってしまう。  笛地はそんな葉須香の乳首を見て、真面目な顔をしてとんでもないこと をしてきたのだ。 「葉須香、その固くなった乳首はなんだ?」 「それはその..」 「どれぐらい固いか、先生が確認してやろう」 「えっ..」  そういうと笛地は胸のポケットに挿していたボールペンの先のキャップ で葉須香の乳首の根元を軽く突付いてきたのである。 「ぁぁっ..やめてください」  固くなった乳首を弄られた葉須香が笛地に抵抗を見せると、笛地がおか しな事を言ってくる。 「先生は別にセクハラをしてるわけじゃないぞ。これは葉須香の乳首がど れぐらい勃起しているかの確認だ」 「確認って..そんな確認必要ないです..」 「必要はあるぞ。あんまり勃起してたら、先生もそれなりの対応をしなけ ればならないからな」 「対応って..そんな..」  笛地が相変わらず固くなった葉須香の乳首をボールペンの先のキャップ で擦り続けている。 「こ・これは感じて固くなったわけじゃないんです..」  そう、これは男子たちにおっぱいを完全に晒す恥かしさで勃ったもので あり、別に感じて勃ったわけではない。  けど、恥かしさからきているからと言っても、どうしてこんなに固く張 ってしまうのだろう。  今までだって、もう何度も男子にはおっぱいを晒している自分なのに、 今更こんな事で乳首が勃つことに疑問に思う葉須香。  だが、笛地や男子たちはそんな葉須香の疑問に答えることはなく、逆に 言葉で責めてきたのであった。 「葉須香ちゃーん、乳首ビンビンで色っぽいぜ」 「鈴でもぶら下げられるんじゃんーか」 「・・・・・・・こ・これは..」 「葉須香、男子の言う通りだ。こんなに勃っていたという事はやっぱり男 子の視線に感じ始めたのか?」 「か・感じてません!」 「そう言ってもな..感じているから乳首が勃っているんだろ?正直に言 ってみなさい」 「だから..感じてないんです..」 「じゃあ、なんで勃っているんだ?」 「は・恥かしかったんです..それで..乳首が..」 「それは、おかしいぞ。もう何度も見せているだろ?」 「それは...」  葉須香は笛地に痛い所を指摘されて何も言えなかった。  確かに乳首がいつもより固く勃っているのは間違いないからである。  だからと言って感じてますなど絶対に言いたくもない。  そんな葉須香に笛地の執拗な乳首への確認が続くのである。 「ずい分とコリコリしてるが..本当に恥ずかしいだけか」 「そ・そうです..」 「まあ、先生も恥かしさで勃つのは何となくわかる。だがな、それは見ら れて快感になっている証拠じゃないのか?」 「ち・違います..快感なんてありません!」 「そうか、じゃあそういう事にしておこう。でもさっきより勃ってきてな いか?」「・・・あっ..ぁ..」  そう、男子たちの視線が乳首に集中することによって、乳首は余計に固 く張り詰めてくる。  ピンク色の乳首がどんどんと立派な姿へ変化しているのだ。 (・・・どうして..こんなになるの?)  葉須香は必死に落ち着こうとするが、視線が集中するせいか乳首はどん どん反応していく。 「すげーみるみるうちに大きくなっていくぜ」 「一回り大きくなったんじゃねーか」 「結構、エロい乳首だよなぁ〜」 「ぁぁ..そんなこと言わないでください..」  葉須香は少し甘い吐息を出しながら言ってしまった。 (はぁぅ..何でこんなに身体があついの..)  男子たちの視線や笛地のペンチェックによって、身体が少しずつ火照っ てきている。  そう、これは正しく感じ始めてるという何よりの証拠でもあろう。 (ちがうぅ..こんな事をされて感じるわけないわ..)  必死に否定する葉須香だが、自分の乳首が少しずつ勃起して、ひくひく と震えてることは分かっていた。  そう、笛地がペンのキャップで突っつく度に葉須香の身体には軽く電気 が走った様な感触が襲ってくる。  そして、それに合わせて乳首がまた大きくなろうとしていたのだ。 (このままじゃ..本当に感じちゃう..)  もう、どうすることも出来なってきた葉須香。  そんな葉須香を見て笛地がとんでもない渡し舟を出してきたのだ。 「葉須香、そんな風になるのは余計な事を考えてるからだ」 「・・・・・・・・」 「先生がお前のそんないやらしい気を飛ばしてやろう」 「えっ..」 「このままだと感じて声を出してしまうぞ」 「か・感じてません..」 「そうか、でも何とかして欲しいんだろ?」 「ぅぅ..」  葉須香は困った顔をする。確かにこのままだと感じてしまう可能性だっ てあるのだからだ。  おそらく、ろくでもない事を言ってきそうだが、今の状態から逃げられ るのならそちらを選択するしか手がなかったのだ。 「..わ・わかりました。でも本当に感じてなんか..」 「うんうん、わかった。先生は葉須香の言葉を信じよう。でもな男子を興 奮させて挑発したことには間違いないだろう?」 「挑発はしてませんが..興奮はさせました..」 「よし、それじゃ葉須香!男子を興奮させた罰としてその場で垂直飛び 30回だ。むろん両方とも手隠しは無しでな」 「そ・そんな..」  何故か、おっぱい丸出しでの垂直飛びをやらさせる事になった葉須香。  これから恥ずかしい罰を皆の前で披露することになってしまった。 「本当にしなければいけないんですが..大体、何で垂直飛びを..」 「男子を興奮させたおっぱいに与える罰と思っていい」 「そんな理不尽です..」 「ちなみに、飛び終わるまで手隠しは無しのままだからな!」 「ええっ!!それじゃおっぱいが..」 「ほら、早くしないか」 「だって..おっぱいが揺れてしまって..」 「乳首を勃たせるお前が悪いんだ。それとも、もっと違った罰が欲しいか?」 「いえ..わ・わかりました..」  葉須香は笛地の新たな罰を恐れてこの場で垂直飛びを始めることになった。  当然、垂直飛びをする度に葉須香のCカップのおっぱいは大きく上下に 揺れてしまう。  こんな笛地の理不尽な罰を葉須香は何も言えずやるしかなかったのだ。  ぴょんっ。ぶるんっ。ぴょんっ。ぶるんっ。ぴょんっ。ぶるんっ。 「おおっ、すげーおっぱいが揺れてんぜ!」  ぴょんっ。ぶるんっ。ぴょんっ。ぶるんっ。ぴょんっ。ぶるんっ。 「すげーぜ。ぶるんぶるんしているぜー」  ぴょんっ。ぶるんっ。ぴょんっ。ぶるんっ。ぴょんっ。ぶるんっ。 「もっと大きく振ってくれよー!」  葉須香は男子の冷やかしを受けながら垂直飛びを続ける。  一生懸命に飛んでいたせいか、あれほど固くなってた乳首は終わった頃 には普段どおりの状態に戻っていた。  だが、垂直飛びが終わった葉須香に笛地は、またとんでもない事を言っ てきたのであった。


第21話へ