第19話「つづくショーツ1枚の罰」(挿絵:さばにしきさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 ぽかぽかと暖かくなってくる4月中旬、葉須香のショーツ1枚の罰は少し ずつレベルアップされることになった。  そう、こんな恥ずかしい目に遭っているのに忘れものが続き、2年にな ってからは、毎日クラスメイトの目の前でパンティ姿となって、教壇の端 の所に立っている。 「葉須香ちゃん、今日のパンティも可愛いよ〜」 「いい加減、忘れ物を止めないと、今月中にはおっぱいが出ちゃうぜ」 「そうそう、手隠しで立っていられるのも時間の問題じゃねーか。俺たち にとっては、その方がいいんだけど」 「ぅぅ..」  ニヤニヤする男子たちにいろいろ言われて悔しさいっぱいの葉須香。  だけど、彼らの言うとおりにこのままじゃ手隠し禁止を言われてもおか しくない。  そう、今の姿が見慣れたものになってきており、小さなレベルアップが 忘れ物をするたびに追加されているからだ。  まずは罰をする時の着替えに際しての恥ずかしい指示が加わった。  それはショーツ1枚になる際に、手隠しなしでブラを外すように言われた。  今までは片手で胸を押さえて、ブラジャーのホックを外して胸を押さえ ながら、ブラ抜きをしたのだが、この行為を禁止されたのだ。  つまり、外したブラを笛地に渡すまで葉須香はおっぱいを丸出しのまま にしなければならない。  まあ、すぐにブラを渡せば手で隠せるので、男子たちがおっぱいを見え るのは数十秒間といったとこだろう。  ついにおっぱいまで出して着替えることになった葉須香だが、これでも 忘れ癖が止まらない。  いつも家に帰ると後悔して、明日こそは忘れ物をなくそうと誓うのだが、 翌日にはすっかり忘れてしまうのだから情けない。  当然ながら、罰がつづくとブラをゆっくり外すようにまで言われ、最終 的には笛地にぶらさせてもらったブラジャーを葉須香自身で掲示板につけ る様になってしまう。  掲示板に備えついている棒にくくるだけの事だが葉須香のクラスの掲示 板はけっこう上の方にぶら下っているため、どうしても背伸びをしなけれ ばならず、その上、棒にくくる作業は片手では到底できないので両手でく くるはめになってしまう。  もちろんその間の両胸は完全に丸出しであり、くくる時と外す時はまっ たくの無防備で葉須香のおっぱいを見ることが出来てしまう。  くくる時は笛地以外座っているから少しは助かるのだが、外す時は必ず 男子たちが近くに寄り絶好の見せ場になってしまうのである。  ましてや下手にくくりつけた時は上下に揺れるおっぱいをしばらく見せ 放題にしてしまうのだ。 「まだ取れないのかよ。おっぱい丸出しだぜ」 「ぅぅぅ...」 「まあ、みんなで見守ってあげよーぜ。須和ちゃんのデカぱいを」 「・・・・・」 (あ〜ん〜、みんな見ないでぇぇーー!もう、いやっ!)

時には、もっとブラジャーを変な風にくくり
つけてしまう事もあり、そういう時は、もの
すごく焦ってしまう葉須香であった。
いち早く取らないと、おっぱいが丸出しにな
ってしまうことから慌ててブラの紐を解きに
いく葉須香だが、ここでとんでもないハプニ
ングを起こしてしまう。
何と解きかかっていたブラの紐の輪の中に中
指を思いきり入れてしまった。
運悪くブラ紐の輪の中に根元まで入った中指。
背伸びをして取っている葉須香にとっては大
変な状況に追い込まれたことになったのである。

そう、輪の中に入った手は当然、使うことが
出来ないので、片方の手で紐を解こうとする
か、結び目がきつくでほどけない。
結局はおっぱい丸出しのままで男子にお願い
するしかなかった葉須香であった。
「あ・あの..誰でもいいから紐を取ってく
ださい..」
「しょうがねーな。葉須香ちゃんは」
「みんな手伝ってやるとするか」

 葉須香の言葉を待ったかの様に、ブラの紐をほどくのを手伝う男子たち。 「くそーなかなか取れねーな」 「葉須香ちゃん、もうちょっと我慢してくれよ」 「う・うん..」  一生懸命に紐をほどこうとする男子たちだが、やけに体を密着させたり、 お互いに立ち位置を交代しようとする。  そう、それは身体にあたる柔らかい感触を味わう為であり、どうしても 身体が密着することをいい事に葉須香の生のおっぱいを順番に楽しんでい たのだ。  このあとは無事に紐が解けて恥ずかしさから解放された葉須香だが、1度 あることは2度あるようで、3回に1回は輪の中に指を入れてしまう葉須香で あった。  ふと気づくと、この頃の葉須香のおっぱいは日に何回も晒されることに なり、笛地以外の他の教師の授業でも恥ずかしい目に遭わされてしまう。  特に現在国語を担当している裾部は、葉須香を辱しめることを楽しみに しており、1年生だった時も手で下着姿を隠していた葉須香に問題とか朗 読等をあててきて丸出しになる様をニヤニヤしながら見ていた。  そんな裾部の前にショーツ1枚の姿を見せれば、どうなるかは大よそ予 想できるだろう。  ニヤけた顔を隠しきれない裾部が葉須香に質問を投げてくる。 「3月の終わりでブラジャー没収されたのを聞いてたが、2年になっても、 そのまま罰が続行となったというわけか」「は・はい」 「わしの現国は学期末テストの関係で3月初旬以降無かったからな。ブラ を没収されたと聞いたときは、これは行き過ぎの罰だと思って憤慨したん だぞ」「そうなんですか..」  そう、裾部が憤慨したのは確かだが、それは行き過ぎの罰に対してでは なく自分の授業がもう無いことに対しての怒りであった。  ひょっとしたら2年では、罰が消えると思ってハラハラしていた1人であ り、葉須香の罰が続行したと知って内心は大喜びしているのだ。 「先生はな。こういう行き過ぎの罰はすべきではないと笛地に言ったのだ が、お前の忘れ物を何とか止めさせたい奴の強い意志に負けてしまったよ」  当然ながら、裾部が実際に笛地に言った言葉は違うものであり、酒の席 で「葉須香の罰はそのまま続行すべきだ」と逆に熱く訴えたようだ。  自分の願いを叶えてくれた笛地に裾部は嬉しくてたまらず、こうして葉 須香の恥ずかしい姿を見れたことに感謝していた。 (笛地にはいろいろ礼をしなくちゃいけないの〜。これからの1年は楽し くなるぞぉぉぉぉーー) 「葉須香、そのショーツ1枚の罰は過激すぎるから笛地に注意しておこう」 「あ・ありがとうございます」 (そう、手隠しを早くなくすよう注意しておくぞ。ぐっふふ〜) 「さて、今日のところは笛地の罰に従って、わしの授業でもショーツ1枚 のままで立ってもらおう」「は・はい」 「問題が当たった時や朗読の時はすまんが、手隠しのままで頑張ってもら っていいな」「わかりました」  こう言えば、普通の教師なら葉須香を気遣ってなるべく当てないように するのだが、裾部はいつもより多く、葉須香に問題とか朗読等をあててきた。  結局、問題を黒板に書くときや朗読の時の本を持つときはどうしても片 手で隠さなければならない状態となり、それがけっこう難しくCカップ近 くあるおっぱいでは2,3回に1度はぽろりを出してしまう状況になった。  そして罰が少しずつレベルアップしていくと現国の授業でも裾部が勝手 にレベルアップしてきたのだ。  そう、朗読時には必ず両手で本をつかめといってきた。 「葉須香、今度からすまんが、朗読の時は両手で本を持ってもらうぞ。こ れは罰とは関係ないのだから」「えっ..そんなことしたら」 「こほんっ、これは朗読の基本だからな。罰とは関係ないのだよ。うんうん」 「・・・・わ・わかりました」  この時の葉須香は出来る限り本の死角を使いながら、おっぱいを見えな いようにしたが、横にいる裾部やわざと角度を取る一部の男子からは完全 に丸見えの状態になってしまった。  ここまで罰を悪化させていることに葉須香は何とかしたかった。  いや、早く忘れ癖を止めなければショーツさえも下ろされてしまうかも 知れない。  けれども、次の日は忘れ物をしてしまい、いつものようにショーツ1枚 のままで立たされてしまう  まだ4月なのに、自分のおっぱいが晒される回数が多くなっている。  この際、母親だけでなく家族全体で協力してもらうことも考えた。  けど、もうすぐおっぱいを出してしまいそうなのと言えるはずがないだ ろう。  しかも、迷っている間にも忘れ物を続けているので、週末の特別罰まで 追加された有様である。    週末の放課後、男子たちと笛地だけがいる教室の中で、葉須香は悔しそ うな表情で教卓の上に登った。  今から特別罰をするようであり、男子たちの前で「すいませんでした」 と頭を下げて謝らなけらばならない。  今からすることを思うと恥ずかしさで顔が真っ赤になってしまう。  何故なら、頭を下げる時のおじきはきちんとしなければならず、一切お っぱいを隠す事が出来ないからだ。  つまり、おじきをする30秒ほどの間、おっぱいを垂らしたままで謝る ことになっているのだ。  週末の罰を終えて、家に帰った葉須香は悔しさで両手でベットを何回も 叩いていた。  ばんっばんばんっ(本当に何とかしなくちゃ..何とかしなくちゃ..)  ことある度に晒されるおっぱいの罰に葉須香は何とかしようと思い始め た。けれども、具体的な対策が思いつかない。  いっそ..諦めた方がいいのだろうか?いや、両親も忘れ物がひどいか らと言っても、物心ついた頃から忘れ物を繰り返したとしても、決して諦 めてはいけない。  あんな破廉恥な罰をこれ以上、続けさせてたまるのですか。  きっと忘れ癖は治るはずだわ。今度の今度こそ、罰のない日々を過ごす のよと葉須香は誓う。 「頑張るんだからっ!ファイトよ。葉須..はくしょんっ」  窓を開けて自分に活を入れるつもりだった葉須香であったが、最後にく しゃみをしたせいで中途半端な意気込みになってしまった。  しかし、この中途半端な意気込みがこれからの恥ずかしい運命を意味づ けられていたのかも知れない。  そう、また恥かしい出来事が葉須香の身に迫ってきており、春の季節が らの特定の症状が引き金となったのだ。  その症状とは花粉症であり、葉須香の場合、花粉症の症状はかなり酷く 常にちり紙が欠かせない程であった。  特に大きなくしゃみを1度出すと止まらなくなってしまうから、葉須香 にとっては早く終わって欲しい時期であろう。  一応、花粉症の薬を飲めば少しは症状が軽くなるのだが、忘れ癖がひど い葉須香はあろうことに薬をいろんなとこに置き忘れて無くしてしまうのだ。  そのせいで定期的に飲むことが出来ず、症状を悪化させてしまった。  そして、この症状が葉須香に更なる羞恥をあたえる事となる。  日頃の習慣とも言えるのだろうが、ついくしゃみの時は反射的に両手を 口と鼻にあててしまう葉須香。  普段なら問題ない癖だが、ショーツ1枚姿の罰の状態では羞恥をあたえ る癖となる。  そう、口と鼻に手を当てればたちまち葉須香のおっぱいは丸見えとなっ てしまう。  たとえ手をあてないと意識しても自然に手は離れてしまうので男子たち にとってはこれほど楽しい事はないだろう。 「くしゅんっ!」ぽろんっ♪ 「おおぉぉーーーおっぱい丸見えーー!!」 「見ないでーー!!」さっ。 「くしゅんっ!」ぽろんっ♪ 「またまた、おっぱい丸見えーー!!」 「いやぁぁーー!!」  どうしても、くしゃみの時に手を放してしまう葉須香。  当然、その時は葉須香のおっぱいは丸出しとなり、くしゃみが出る度に 丸出しとなったおっぱいを上下に振るわすことになるのだ。  特に、大きなくしゃみの時は止まらなくなってしまうので、その時は葉 須香のおっぱいはしばらく上下左右に大きく揺れ動いてしまうのである。 「くしゅんっ!くしゅんっ!」ぶるるんっ。 「おおぉぉーーー揺れる揺れるぅーー!!」 「くしゅんっ!見ないで...くしゅんっ!」ぶるるんっ。  男子たちは葉須香の羞恥な状態が見たいせいか、何かと理由をつけてわ ざと窓を開けてしまい、葉須香の揺れるおっぱいを楽しんでいる。  その上、くしゃみの後は鼻水が出てしまうので、ちり紙を使わなければ ならない。  さすがに年頃の女性である以上、鼻水を垂らした姿では立ちたくないか らだ。  その時も癖で両手でかんでしまい、葉須香のおっぱいは花粉症がおさま るまでは、ほとんど丸出しになってしまうことになるだろう。  花粉症という大きな難関まで加わり、ますます大変な状況となってきた。  どうにかしたいと思う葉須香だが、いくら考えてもどうすることも出来 ない。  いったい、どうやって花粉症の時期を乗り越えればいいのだろうか?  何としても次のレベルアップが言い渡される前に花粉症の問題を何とか しなければいけない葉須香であった。


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