第15話「ブラジャー没収の罰」(挿絵:さばにしきさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 もうすぐ、終業式が近づく中、エッチブラがついに絆創膏を使ったトッ プレスブラまでレベルアップし、葉須香のおっぱいは乳首だけを隠したも のになってしまった。  どんどんと大胆になっていくブラの罰に葉須香は焦りを感じてくる。  けど、その割には忘れ癖が治らない。このままじゃブラの意味がないも のが出てしまう。  そんな葉須香の不安の中で、ついにカップレスブラまで罰を悪化させて しまった。  乳首が丸出しのおっぱいを下から支えてるだけのトップレスブラよりも 派手なカップレスブラ。  要はおっぱいの回りをひもでくくっている意味のないブラであった。  ただ乳首のとこだけはブラの上から下へ通している1本の紐でかろうじ て隠しているため、絆創膏は外されてしまった。  男子たちは、ほとんどおっぱい丸出しのブラの罰に興奮し、どこまで過 激になるかを楽しみにしていた。  だが、さすがの笛地も、これ以上のレベルアップをすることは出来ず、 このままでしばらく続ける予定だった。  そう、時期も3月の為、このままの罰が続くと思った矢先に、葉須香は また自分自身でレベルアップを引き起こすきっかけを週明けにやってしま ったのである。  週明け、1時間目の始業のチャイムがなるころ、葉須香は自分で自分を 呆れてた。  今日もまた忘れものをしており1時間目の教科書が無い事に気付いたの である。  そんな自分自身に呆れる中、笛地がクラスの中に入ってくると同時に葉 須香は教壇の方へ自分から歩いていく。  そう、今日もカップレスブラの罰を受けるために..  もう、ほとんど恒例のためか笛地も「ほら、今日のブラだ」とカップレ スブラを渡してくる。  さすがに家から着けてくるには恥ずかしいブラの為、罰を受ける時に付 け替える仕組みとなっていた。  カップレスブラを受け取った葉須香は、いつもの様に制服を脱ぎ始めて いく。  上の方から脱ぐようにブレーザー、ベスト、ネクタイの順で脱いでいく。  考えてみると1学期の頃は仮設更衣室で着替えたと思うと、これだけで も相当罰のレベルアップがされているだろう。  何せ、今は下着姿までのストリップが定番となっており、一切隠す事が 出来なくなったからである。  クラスメイトの前でどんどん服を脱いでいく葉須香。  残りはシャツとスカートだけとなり、シャツを捲りスカートを外せば、 いつもの下着姿となる。  ボタンを開けて脱ぐタイプだと楽なのだが、ここの学校のシャツはボタ ンが首元しかついてないタイプであり、めくる以外脱ぐ方法がないもので あった。  だが、このシャツが羞恥の引き金となって葉須香を辱めてしまう。  葉須香がいつもの通りめっくて首から脱ごうとした時、男子たちの方で 一瞬だけ騒然とした状況になる。  その状況に不思議に思った葉須香にも1つの違和感があった。  その違和感とは、シャツを首から出そうとした時、ふと胸のあたりの感 覚がいつもと違う点であり、シャツをめくった瞬間にも、やけにおっぱい が大きく上下に揺れたことであった。  不安に煽られ、急いでシャツを脱いだ葉須香におおよそ予想した光景が 映ってしまう。

何と、今日は少し寝坊して急いだせいでブラジャー
をつけるのを忘れてしまったのだ。

そう、葉須香はブラをつけているいつもの感じでシ
ャツをめくり、Cカップ近いおっぱいを思いきり揺
らしながら着替えてしまった。
つまり、男子たちは葉須香のおっぱいぽろりを見て、
思わず歓喜の声をあげようとしたが、皆一斉に口を
必死に押さえのである。

きっと、葉須香の大きく弾力のあるおっぱいを1秒
でも長くみたいという心が、男子たちの心が行動を
1つにまとめたのであろう。
男子たちは、しばらく葉須香の白く大きなおっぱい
がこぼれて揺れる姿に目を釘付けにして堪能するこ
とが出来た。
そんな事とも知らずにおっぱいを揺らしながら服を
脱いでしまった葉須香。
わずか数秒の出来事だが、男子にとってこれほど嬉
しいことはないだろう。
数秒後、ようやく自体を把握した葉須香の遅すぎた
悲鳴がこだまするのであった。

「きゃぁぁぁぁっーーー見ないでぇぇーー」  今さらながら、おっぱいが出てることに気づいた葉須香は慌てて隠した のだが慌てていた隠したせいか、1回では隠せず指の間からは乳首が顔を 出してしまい、男子たちの歓喜をもっと高めてしまった。 「もう遅いぜ。全部見ちゃったぜ」 「もう1回、おっぱい全開してくれよー」 「ほら、まだ乳首が出てんぜ」 「ぁぁぁ・・・見ないでぇぇーー!」  一時の間、クラスは収集がつかない状態になってしまい、葉須香自身も とても恥ずかしく笛地に思わず助け舟を求めてしまった。  もちろん、笛地が助け舟をだすわけはなく、葉須香が恐れていた言葉を 出してきたのだ。 「葉須香、今度から忘れたらその格好だぞ」 「えっ?ブラなしですか?」 「そうだ。明日から忘れたらブラジャーは没収だ」 「そんな...」  葉須香が愕然とする中、男子たちは笛地のレベルアップの言葉に大いに 喜んでいた。  ぼそぼそ「おい!明日からブラなしかよ」  ぼそぼそ「って言うとそのうち、おっぱいも丸出しになるんじゃねーか」  ぼそぼそ「次は手隠し禁止ってか」  ぼそぼそ「こりゃ、ブラ取る時が狙い目だな」  ついに葉須香は男子たちの待ちにまったレベルアップを自分自身の手で やってしまう。  そしてこの日から葉須香の罰はショーツだけの両手隠し状態の罰になっ てしまった。  次の日、早速葉須香はその罰を受けるはめになり、まずはいつもの様に 教壇の前で制服を脱ぎ下着姿となったのであった。  そして男子たちが注目する中、いよいよメインのブラジャーを外す時が 来たのである。  ブラジャーまで外す日が来るなんて..この時ばかりは自分の情けなさ に呆れてしまう。 「どうした?早く外さないか?」 「は・はい..すいません。」  笛地に注意され、ついにブラを外す事になる。  葉須香は片手で胸を抑えながら、もう片方の手でフルカップブラの背中 のホックを外す。  隠している手からこぼれないように注意してブラを脱いだつもりだが、 ブラのホックが外れてカップが緩んだ途端、乳房が予想外に大きく揺れ飛 び出してしまう。 「あっ!いやぁぁっ」  動揺した葉須香は右胸だけを抑えるのにせいいっぱいで、もう1つの左 胸は思い切り腕の間からはみ出させてしまった。 「きゃっ!!」  葉須香は左胸が出てたことにパニくってしまい、なぜか右胸を抑えてた 手で左胸を抑えてしまう。  当然、今度は右胸が思い切りこぼれて見えてしまい、朝っぱらから自分 の両胸を晒してしまった。  顔を真っ赤にして何とか両手で隠す事が出来、慌てた葉須香は脱いだブ ラジャーを何故か笛地に差し出してしまう。 「うん?なんで俺にブラジャーを渡すんだ?」 「あっ。いえ、つい..」  よく考えれば脱いだ制服と一緒に置けばいいものをわざわざ笛地に渡そ うとしてしまった。  笛地も葉須香の困惑した状態を察して受け取らなければ問題なかったの だが、あの笛地がブラジャーを受け取らないはずはなかったのだ。 「あの...先生。その...」 「!!そうか、これ以上、忘れ物をしない様に自覚する為だな」 「えっ?あの..それは...」 「よし、これはここに置こう」  笛地は何とそのブラジャーを掲示板の所にくくりつけてしまった。  提示版にぶら下がった葉須香のブラジャーはゆらゆらとクラスメイトに 見せつける様に揺れている。  そして葉須香は黒板横の掲示板の所にぶらされてるブラジャーの脇で授 業中ずっと胸をおさえてる生活となってしまった。  葉須香は今度こそ忘れ物をしないと決心する。  ここまで罰が悪化した以上、次に待っているのはこのおっぱいを晒すこ としかないのである。  そう決意したのに、週末の瞬間手下ろしの罰まで増やしてしまう。  忘れものがひどい時の限定の罰だが、ほとんどの週末で手おろしで、お っぱいを晒してしまう葉須香。  男子たちはそんな葉須香に対して、いろんな冷やかしを言ってくる。 「もう、そろそろ片乳ぐらい出してもいいんじゃねーか」 「そりゃいいな。どーせなら毎日変えて出すのがいいなぁ」 「毎時間の方が楽しいぜ」 (だ・誰が・・・そんな破廉恥なことしてたまるものですか!)  葉須香は男子たちに心の中で抗議する。  だが、こんな恥ずかしい思いをしてもまた忘れ物をするのかと思うとや りきれない。  いつまで自分を辱しめたら目が覚めるんだろう..  けど、運が良く今の罰を悪化させずに3学期を終え、終業式を迎えるこ とが出来た。  この日は男子たちにとって一番悲しい日となるだろう。  何せ、終業式を持って1年生が終わることになり、葉須香と分かれるこ とになるからだ。  運が良ければ2年生でもクラスが同じになるかも知れないが、おそらく 何人かの男子は葉須香と別のクラスになるのは間違いないことだった。  終業式が終わり、クラスメイト全員が教室へ行き、お別れ会をやること になった。  もちろん、葉須香の罰とは全く関係なくこの時は皆で楽しくゲームをす るだけだった。  楽しいゲームも終わり、最後はカラオケでいこうと決め、教室の窓ガラ スに暗幕を掛けて教壇にライトを当てて順番に歌うことになったが、男子 のほとんどは皆、悲しい歌ばかり歌って泣いていた。  どうやら、それだけ葉須香との1年が楽しかったらしく、葉須香自身に も想いが伝わったみたいだ。  男子たちが歌ったあとは女子たちが歌い、葉須香は笛地の提案でトリで 歌うことが決まっていた。  そしていよいよ、葉須香の番になると、何故か教壇を照らすライトの光 が急に弱くなった。  どうやら葉須香が歌う曲は笛地が決めていたらしく、わざわざ曲にあっ た衣装まで用意したみたいだ。  暗闇の中から葉須香が衣装を着て現れると男子たちの歓声が響き渡る。 「おおっ!黒マントだぞ。葉須香ちゃんが黒マントを着てるぞぉぉーー!」 「おい、良く見ろよ。ひょっとしたら黒マントの下は何も着てねーんじゃ ないか」 「それはすげぇぇーー!けど、いったい何を歌うつもりなんだ?」  男子たちが不思議がる中、葉須香が曲名を言ったが、今いち伝わらなか った。  まあ、男子たちが分からないのも当然だろう。  どうやら古い曲らしく、とりあえず黒マントを揺らして歌うのは確かみ たいだ。  暗闇をバックに、黒マントを着けた葉須香が笛地に教わった振り付けを 見事に再現して歌うのだが、本当に黒マントの下には下着をつけておらず 全裸風に見えていた。  でも、実は股間のとこだけはこっそり肌色のシールを張っていたので、 丸出しになっていたのはおっぱいだけであった。   ただ大胆な姿には間違いなく、葉須香が曲に合わせて身体の向きを変え ると当然ながら、マントが捲れて、葉須香の肌が露わとなる。  はっきし言って、横向きになるとぷるんと揺れるおっぱいは見えており、 下の方も見えそうな勢いであった。  どうやら、お別れ会での大サービスということで葉須香もこの時ばかり は堂々とやろうと決意したのだ。  まあ、ライトの光が弱いので、そんなにはっきりと見ることは出来なか ったのだが、曲の終わりに近づくとマントの揺れが激しくなるので、正直 なところ、いろんなとこが丸見えになったであろう。  そして曲の最後は横向きに立つ葉須香の黒マントが肩から脱げていくよ うにし、完全な素っ裸となる終わり方をした。  ただし、マントが肩から脱げると同時に笛地がライトの光を弱くしてい ったので、全裸となったと時には真っ暗となっていた。  真っ暗となったところで葉須香が男子たちの方を向き、別れの挨拶とし めの挨拶を行った。 「みなさん、1年間ありがとうございました。今日は大胆ですが、このま まの姿で挨拶を続けたいと思います」 「おおっ、出来る限り長く話してくれぇぇーー」 「ちくしょぉぉー、目がまだ慣れないぞぉぉー!」  そう、この時の葉須香も素っ裸のままなので、男子たちは必死に目を暗 闇に慣らそうと努力した。  これも笛地が考えた憎いサービスであり、葉須香は本当にどこも隠さな いままで挨拶を続けた。  まあ、結果としては目が慣れる寸前のところで挨拶が終わったので男子 たちの努力は徒労に終わったかも知れない。  こうして恥辱な高校1年生が終わった。  春休みの間、葉須香は今までの罰を思い出しながら、次の2年の事を不 安に思っていた。  2年の担任も笛地に当たったらどうしようと..  何せ、わずか1年の間にスカートを一瞬めくって見せる罰が、おっぱい を見せるとこまでレベルアップしていたからだ。  もし、笛地が担任になったら次の2年では、どこまで晒されるかわから ない。  必死に笛地が担任にならないように願う葉須香。  だが、そんな葉須香の願いが受け入れられる事はなかったのであった。


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