第4話「春の季節は」
春の季節、この時期はある症状が私に襲いかかる時だった。
そう、花粉症。私の場合けっこうひどくちり紙が欠かせない時期でもあ
った。
特に私はくしゃみがひどく1度出すと止まらなくなるほどの症状でした。
この症状が私にさらなる羞恥をあたえ始めたのです。日頃の習慣とも言
えるだろうが、ついくしゃみの時は反射的に両手を口にあててしまう。
「あっ!しまった」
普段なら問題ないくせだがこのパンティ姿の状態では羞恥をあたえる癖
となった。
何故ならくしゃみの時は私の両胸はフルオープンとなりくしゃみをする
と大きく胸を上下に振るわすことなり、しかも、肝心のくしゃみが止まら
ないのだからしばらくの間私の胸は上下左右に振りながら見せていた。
「おいおい、おっぱい見せすぎだぜ」
「み、見ないで..くしゅん」ぶるんっ!
「ほこりっぽいようだから、換気すっか」
「窓開けちゃいやぁ..くしゅん」ぶるんっ!
「すげー、おっぱい揺れまくり〜」
「あ〜ん、くしゅん、くしゅん」ぶるるんっ!
男子たちはそんな私の羞恥な状態が見たいせいか何かと理由をつけてわ
ざと窓を開けて私の羞恥姿を楽しんでいた。
それにくしゃみの後は鼻がひどいのでちり紙を使わなければならなかっ
た。その時もくせで両手でかんでしまい私の胸は花粉症がおさまるまでず
っと丸出しになってしまいました。
そんな花粉症の日々が続くある日、ついに次なるレベルアップを引き起
こしてしまう。
その日は3日間快晴が続き花粉が最高に飛ぶと言われた日に私はまた忘
れ物をしてしまいいつもの格好で立たなければいけなかった。
しかも、男子たちが前の休み時間思いきり換気をしたため教室内は花粉
がひどく脱いでる途中も脱いだ後もくしゃみが止まらない状態だった。
そのため最後までくしゃみが止まらず私は結局この時間中一切胸をかく
す暇がなかった。
そんな私を見ていた先生がついにさらなる罰を言ってきたのだった。
「葉須香、来週からの罰は胸かくしなしだからな」
「えっ?そ、それって、おっぱいが丸出し?」
「って、もうずっと丸出しだろ?男子たちが無駄な換気をやめると思うか?」
「ぅぅ..」
「要は忘れ物をしなければいいだけのことだ!」
「そ、そうですよね..」
「そういうことだ!」
(さすがに、おっぱい丸出しで立つなんて嫌よぉぉぉ〜!忘れない!絶対
に明日は忘れ物しないんだからぁぁ〜!)
こうして、また自分からレベルアップを引き出すはめになってしまい、
さすがに今度こそ忘れ物しないと思ったのに..おもったのにぃぃぃ〜!
「私のばかばかばかああああああああ〜!忘れ物しちゃったよおおお」
あれだけ罰をしないと誓って、見事に忘れ物をするとは思わなかった。
もちろん、今週から私の罰は胸丸出しのパンティだけの罰になるのは分
かっている。
そして、この声を聞いた男子たちも涙を流しながら感激していた。
実は男子たち、先週末にレベルアップの朗報を聞いてから、土日が過ぎ
るのが待ち遠しくてたまらない!普通の学生なら月曜日のことを考えると
嫌な気持ちがよぎるのかも知れないのに、葉須香のクラスの男子は興奮が
止まらなくなっていた。
ほとんどの男子が両親に「あんた、まだ朝の3時だよ!どこ行くの?」
「学校さ!」と満面の笑顔で滾る思いを伝えてから、朝日が昇る中で校門
まで走っていったらしい。
そんな男子たちの期待を葉須香は裏切らずに、忘れ物をしたのであった。
「うおおお、やっぱ今日も忘れてきてるぞ!」
「おっぱい丸出し確定で忘れるのかよ!おい」
「やっぱ、早起きした甲斐があったぜ!って言うか、あまりも早く登校し
たから、ついつい校内中を清掃してしまったぜ!」「お前もか!」
(って校内ピカピカだったのは、私の罰のせい?いやあああああ〜)
「…えっと、忘れ物をしたので..こ、こ、これから脱ぎます」
「おおおおおおおおおおおお」「うおおおおおお」「ひゃっほおおおお」
「えっと、それはブラまで脱ぐってことだよな?」
「…は、はい、ブラまで脱ぎます」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉ」
忘れた以上は仕方なく、新たに追加された正面向きでの罰で制服を脱ぎ
始めていく。
制服のスカートから脱ぎ、パンティを隠すことなく上着も脱いでいく。
そして、男子たちが注目する中、ブラジャーを外す時がやってきた。
先週までは片手で胸を抑えながら、もう片方の手で背中のホックを外す
のが許されていた。
けれども、今週からはそれも禁じられていて、両手で背中のホックを外
すことになった。
言うまでもないが、目の前には男子たち。このままホックを外せばどう
なるかは誰もが分かっていた。
大概、こうなると男子たちの野次がすごくなると思いきや、葉須香のク
ラスの男子たちは一味違った。
「ストップ!葉須香ちゃん!手を止めて」
「えっ?」
「えっと確認だけど、嫌々じゃないよな?嬉々としてやられても萎えるけ
ど、脅迫みたいな感じは無しだからな!」「俺も同感っ!」「俺も!」
「…みんな、ありがと..えっと、もちろん嫌と言えば恥ずかしいから嫌
だけど、別に脅しじゃないです。忘れ物をした自分への罰と分かってるか
ら..」
「それならいいけど..俺たちの方へ向いたままでいいのか?」
「か、構いませんっ。今もすごく、は、恥ずかしいんだけど..み、見て
ください..」
「ん?何を?」「そこははっきりと言わないと!」「うむっ」
「んもぉ〜、イジワル〜!わ、わ、私のおっぱいを..み、見てください、
もうホックは外れてますから..」
そう言った葉須香は肩の力を抜く。と同時にブラの肩紐はするりと下へ
向かって落ちていった。
「おおおおおおおおおおおおおお」「うおおおおおおおおおおおお」
男子たちの雄たけび声が響き渡る!教室中に!
先週あれほど必死に手隠しして脱いだのが嘘に思えるかのように、葉須
香の生のおっぱいが堂々と晒された。
「こ、これからは..罰の際は..おっぱいを隠さずに..脱ぐことにな
りました」
「おおおおおおおおおおおおおお」「うおおおおおおおおおおおお」
(こ、これも罰だから..いくら何でも、ここまで恥ずかしい目に遭った
んだから、忘れものはしなくなるよね?)
全身真っ赤にしながら、私はブラジャーを以前と同じ黒板横の掲示板の
所にぶらさげたあとで、手を下したままで男子たちの方へ振り向いた。
しかも先生に言われた台詞を発言して。
「きょ、今日から、須和 葉須香は、お、お、おっぱいを一切、隠しませ
ん!これから忘れ物をした場合、おっぱいは丸見えにするのを誓いますっ」
何と2年生になったばかりの4月で、私はおっぱいまで丸出しにするこ
とになりました。
でもでも!これで本当に最後の最後なんだからあああああ!
本日を持って罰は終了。懲りに懲りた私は翌日から忘れ物をしなくなり
ましたとさ!で、この物語も終わりにするんだから!
そう!絶対に、絶対ぜったぁぃぃ今日で終わりですっ!!
丁度、この日は月曜日で、この罰を拝めた男子たちも、さすがに火曜は
無いな!と思っていた。
で、火曜日はどうなった?男子たちが教壇を見ると顔を真っ赤にして反
省している私がおっぱい丸出しで教壇の端の所に立っていた。
「おいおい、葉須香ちゃん、いくらなんでも..」
「い、言わないでぇぇ〜!自分が一番分かってるからああ〜!あ〜ん」
で、翌日の水曜日でも..
「って葉須香ちゃん、今の状況分かってる?」
「は、はい、今日も..お、おっぱい丸出しです..恥ずかしいです」
まさかの木曜では..
「マジか..葉須香ちゃん..それでいいのか?」
「あ〜ん、分かってます〜!私も好き好んで、丸出しにしてませんから〜」
「じゃあ葉須香ちゃん、明日忘れたら、俺たちの選んだダンスで踊っても
らうぜ。そういうのを加えてもいいよな?」
「は、はい、その方が今度の今度こそ!忘れ物をしないと思います」
「俺たちは、おっぱい見れて嬉しいけど、慣れちゃうのは勘弁だぜ」
「こ、こんなの慣れませんったら!!」
結局、金曜では男子たちが用意したダンスを男子たちの掛け声に合わせ
て歌って踊ることになりました。
「金曜、俺たち煩悩だらけ!葉須香ちゃんのエクササイズで、みんなの股
間にフルボッキー!!」
(って男子たち悪ノリすぎるぅぅ〜)
「「いざいざいざいざ!いざ忘れん!」」
「「(月曜!)忘れました(火曜!)忘れました。日々で恥かき、翌日忘
れる、おっぱい丸出し!」」
(いやあぁぁぁ〜!それ一番反省してんのぉぉぉ〜)
「「(水曜!)おっぱいです(木曜!)おっぱいです!葉須香パイ!葉須
香パイ!フルボッキー!発射オーライ?」」
(発射はダメぇぇぇ〜!!)
「「おっぱぁぁーい!おっぱぁぁーい!フルフルフルフル、フルボッキー!
おっぱぁぁーい!おっぱぁぁーい!いざいざいざいざ!いざ忘れん!」」
(って、よく見ると女子たちもノリノリだよぉぉぉ〜)
<男子一同>「「はすかん!はすかん!揺らして!はすかん!」」
<女子一同>「「はすかん!はすかん!揺らして!はすかん!」」
<葉須香>「まことにまことに揺らして、見せちゃいますっ!」ぶるるっ!
(って私も何やってんのよっ!)
<男子一同>「「はすかん!はすかん!揺らして!はすかん!」」
<女子一同>「「はすかん!はすかん!揺らして!はすかん!」」
<葉須香>「須和 葉須香の わすれんぼぉ〜♪明日はきっと罰なしでい
こう!もっと強く誓おう!胸を揺らして笑顔出そう!だから決意はダブル
ピース(アヘッ・・・)須和 葉須香の わすれんぼぉ〜」
(もう、こんなダブルピースまでして歌って踊って懲りたから、来週こそ
は忘れ物は絶対しないんだからあああ!!)
で、翌週でも私はその掲示板の近くで授業中ずっと胸を丸出しにしたま
まであった。
そうなのだ、こんな羞恥をさらしても私はまた懲りずに忘れ物をするの
だろう。
第5話へ