第5話「繰り返す恥ずかしい忘れ物」
季節は5月、花粉症もおさまり例のくせで羞恥を見せないで済むのだが、
もうそれは意味はなく両胸を晒し出している毎日だった。
一応外からは見えにくい場所で、おっぱいを丸出しで立ってはいるが、
忘れ物が続くと週末だけ校庭から見える場所へ立つことになった。
(いやぁぁぁ〜!これって他のクラスの生徒にも私のおっぱいが見えちゃ
うってこと?)
すごく恥ずかしいんですが、校庭にいれば必ず見れるというわけでもな
い。見れる場所が決まっており、堂々とそこに集まれば先生が私を引っ込
めてしまうので、露骨な行動はできない。
なので週末の校庭での授業は場所取り合戦みたいな感じで滑稽なものに
なるらしい。
球技になると、自然とボールが特定の場所へ飛んでいくので、全選手が
取りに向かうという有り様だ。
例えば野球だと、「そのボールは俺が取る!」「いや俺だ!」「俺に任
せろ!」と遊撃手、翼手たちも塁手たちも、果てには投手や捕手までも、
9人がボールへ向かう!気づくとバッターたちもいるらしい。
「お前ら!いい加減にしろ!さっさとボール取れ!」という教師もナイス
ポジションで窓の方へ向いており、生徒たちに「お前もかい!」と突っ込
まれたのだ。
もうこんな感じで、私のおっぱいは徐々に公開されるようになり、新入
生たちにも、その恩恵を受けることになった。
まだ校内に慣れない新入生のために、私は校内案内役へ任命され、いき
なり丸出しおっぱいは勿体無いとの事でまずはノーブラ超ミニスカート姿
(パンツは穿いている。でもブラウスのボタンはかなり外してる)で新入生
の校内案内をすることになりました。
当然、新入生の男子たちは私が階段を昇るときにわざと遅れ気味につい
てってパンチラを見ようとしたり上半身を屈めた時に襟元からのおっぱい
ポロリ見ようと覗きこんだり必死になります。
私の方も恥ずかしい部分を出来るだけ見られないように頑張りました。
(だって、新入生には見せるほど、勇気がないし、恥ずかしいし!)
けど、最後には水道の水を頭から被ってしまうというドジをやらかして
結局は透け透けのおっぱいを披露してしまいました。
あと新入生絡みで、僕は部員勧誘の罰もやらされました。新入部員が集
まらない部の勧誘の手伝いをするんですが、美術部や写真部は私がモデル
となって、撮影会、写生会等をしました。
もちろん、過激なことはしてませんから!あくまでも節度あるモデルで
入部後に、忘れ物が続いてた場合、ヌードモデルを了承しました。
「葉須香ちゃん、ヌードモデル本当にいいんだね?」
「あくまでも7月まで忘れ続けたらって条件なら..」
「ああ、それはOKさ!ちなみにヌードモデルってことは下も..」
「は、はい..もちろん、下も脱ぎます!全裸となります」
「な、何か、すげー大胆発言だな..」
「いや..それはあくまでも..忘れ物が続いたらで..」
(今すでに、おっぱい丸出しで、この状態で忘れ物が続いたら、次に没収
されるのは分かってるし..そこまで悪化させないようにしなくちゃ!)
いくら何でも、おっぱい丸出しに慣れることはないけど..今の私だと、
きっと丸出しぐらいじゃ忘れ物を続けてしまうかも..
こういう約束事の罰も効き目が無さそうだし、悔しいけど、もっと恥ず
かしい罰も受け入れないといけないのかも..
やっぱり、最後の一枚だけは脱ぎたくない!そう思った私は、恥ずかし
いおっぱい罰で懲りるしかなかった。
(でも、恥ずかしいおっぱい罰ってなに?私には分からないよぉ〜)
ここはスケベな男子たちに託すしかなく、その思いが通じたのか、6月
になると両胸に油性マジックで忘れ物回数が正の字で書かれる罰が始まっ
た。
これはもう女性にとっては侮辱たる恥ずかしい罰だろう!
今度の今度こそ!忘れ物はしなくなる!罰は6月で終わりだと確信した!
「いやいやいや、私のおバカァァァァァァ〜!!」
気づくと、両胸は正の字だらけだった。すごく恥ずかしいのに何で今日
も忘れちゃうのよぉぉぉ〜!
こんなことばかり続く中、6月中旬、私は思いきり寝坊してきまい急い
で学校に来た。
もちろん、普段でも忘れる私であるから急いで来た日には絶対にいろい
ろ忘れてきたのは確かだった。
案の定、筆記道具とノートを全て忘れてしまいく今日の全授業6時間分
の正の字が加わることは間違いではなかった。
そしていつもと同じ用に先生がクラスの中に来ると同時に私も教壇の方
へ自分から歩いていった。
先生もいつもの感じで「今日も正の字か?」と用意していたマジックの
キャップをあけていた。
私はその間にテキパキと制服を脱ぎ始めていく。
いつもの通りスカートから脱ぎ、上着の順で脱ぐ際に、異様な空気を感
じた。
異様な空気は毎回感じるが今日の異様さは何かやけに静かで変な感じだ
った。
だからと言って罰は変わらないのは同じなのいでさっさと上着を脱いで、
ブラジャーを外してから先生の前に立った。
この胸にかかれる所はまだとても恥ずかしくいつも上を向いて先生と直
視しない様にしていた。
「先生、正の字お願いします。」私がいつもの様に天井を向きながらその
セリフを言い、先生もそれと同時にマジックで私の胸に書き始めていく。
書いてる途中、先生が上向きの私に少し驚いた口調で言い始めてきた。
「葉須香、お前そんなに罰を厳しくしてほしいのか?」
私は一瞬その言葉がわからなかったが、ふと下を見た瞬間その答えをす
ぐに知ったのであった。
何とあるべきものが私の腰の下の所になかった。あろうことに私はパン
ティを穿き忘れていたのだった。
今、下半身は小さな黒ひげがすきま風でひらひらと舞っている状態のま
まで晒されていた。
少しパニックになったのだろう、私はすかさず両手で下半身を隠し思い
きり大声で「す・す・すいません!パンティはき忘れました」と叫んでし
まった。
それと同時に静かだったクラスを一気に歓声で埋め尽くされた。。
先生も半分呆れ顔で「葉須香、今日は仕方ないからそのままで立ってろ」
とキケンな言葉を言ってきた。
もちろん、忘れたのは自分自身のせいでもあるので素直に従うしかない
だろう。
言うまでもないが、これが新たな罰のきっかけになってしまった。
「葉須香、次忘れたら、パンティ半下げだからな」
「は、はい」
パンティ半下げ、これはお尻を半分出すもので、手隠しOKなので、ま
だマシだった。
「…葉須香、次忘れたら、パンティ丸下げだからな」
「は、はい」
パンティ丸下げ、これはお尻を全部出すもので、手隠しOKなので、ま
だ大丈夫だと思う..
「葉須香っ、次忘れたら、パンティひざ位置だ」
「…はい..」
何かパンティがどんどん股間から離れていってる..手隠しOKでも、
このままじゃまずいかも!!
「葉須香っ、これでも忘れるのか?次はパンティ足元だ」
「……」
これってパンティ没収と変わらないのかも..7月が近づいてるし..
ヌードモデルも確定しちゃうよぉぉぉ〜!!
けど、これからの罰と比べると、この時の羞恥はまだ序の口でしかなか
ったのであった。
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