第3話「2年になっても..」
春休みが終わり始業式の日、クラス替えによって新たな1年間がこれか
ら始まろうとしていた。
意外にクラスメイトは、ほとんど変わらず数人ほどの入れ替えがあった
ぐらいでした。
だけど..私は暗い表情で始業式を迎えていた。
(どーしよ..また忘れ物をしちゃったわ..)
そう、始業式早々に忘れ物をしており、春休みの課題提出物を家に忘れ
てしまいました。
忘れ物をしたという事は例の罰をしなければならないのかも知れない。
でも今日は始業式だし..最初からパンイチなんて嫌っ。
もう、高校2年になったのだから、恥ずかしい格好なんてしたくない。
初っ端から服を脱ぐなんて、絶対にいやよ。
ましてや、大半が同じクラスメイトと言ってもまだ例の罰を知らない生
徒も教室にいるんだから、罰なんてやらないで欲しい。
もし仮に罰をするとしても1度リセットし、またパンチラからやって欲
しいと思っていた私だった。
そんな事を思ってる中、担任の先生がドアを開けてクラスの中に入って
きた。
皮肉な事に担任もエスカレーター式で一緒にあがり、何とまた同じ担任
にあたってしまいました。
「おお、みんな見慣れた顔ばっかだな。これじゃあまり紹介はいらんな」
「あはははは」「ははは」
「じゃあ、まずは自己紹介の前に課題提出物の方を後ろから集めてもらう
か〜」
その先生の言葉に合わせ、私は手を挙げました。
「あの...先生..実は..」
「ん?葉須香か。もしかして、またお前忘れたのか?」
「・・・・はい..すいません...」
「しょうがないやつだな。じゃあ、クラスメイトもあまり変わってないか
ら、例の罰やってもらうぞ。」
「!!あの...やっぱり1年の時と?」
「ああ、当たり前だ。1からやり直すとお前の忘れ癖は消えんだろ?」
「・・・はい...」
やっぱり..脱ぐことになるのね..
私は素直に諦めて先生がいる教壇の方へ歩いていく。
そう、やはり担任がそのままだった為、私の例の罰もそのまま引き継が
れる運命でした。
当然、私の罰を初めて見る男子が騒いできました。
ぼそぼそ「おい?あれ、去年の校内ベスト3位の須和さんだろ?これか
ら、何をするんだよ?」
ぼそぼそ「良く見てろよ。今からおもしろいのを見れるから」
ぼそぼそ「おもしろいものって一体何だよ?」
ぼそぼそ「へへっ、ストリップだよ。ストリップ」
私がこれから脱ぐってことの信じられない顔をしていたけど、それが普
通の反応よね..
今までの罰を知らない男子にとっては、いきなり教壇で制服を脱いでい
く私の姿を見てすごくびっくりしました。
ぼそぼそ「おい?須和さんが何で脱いでるんだ?おおースカートまで!」
ぼそぼそ「ふふっ、まだまだだぜ。ほら上も脱ぐぜ」
ぼそぼそ「すげー!!須和さんのブラ姿だ!何で下着姿になってるんだ?」
ぼそぼそ「ふふっ、まだ1枚あるんだぜ。取るのが〜」
私は男子の小声を聞きながら片手で胸を押さえ、ブラを外しました。
でも、未だに3回に1回はポロリをしてしまい、今日も進級早々新たな
クラスメイトの前でおっぱいポロリをしました。
ぼそぼそ「おお!!胸が見えたぜ。乳首までもばっちり見えたぜ」
ぼそぼそ「なんだよ?このクラス?一体どうなってるんだ?」
ぼそぼそ「あの姿でこれから何するんだ?」
新たに入った男子は何もわからず、ただ戸惑っている。
それは当然の事であり、いきなり校内で3番目の女子が下着姿で、それ
もブラジャーまで取るんだから戸惑うのは仕方ない事だと思う。
でも、これで恥ずかしいことが済んだわけではない。
私がブラジャーを先生に渡し、新たな提示版に先生がくくりつけると、
とんでもない事を言ってきたのであった。
「葉須香、理解してないやつもいるから、まずお前から自己紹介だな」
「!!わ・私からですか?」
「ああ、それとこの罰も自分から説明して紹介する様に」
「・・・・は・はい。」
私は胸を両手で隠しながら自己紹介を始めた。
「私の名は須和 葉須香です。まず、この姿の事なんですがこれは忘れん
ぼの私に対しての罰なんです」
「罰って..こんなすげーのいいのかよ?」
「実はそれにも理由があって..始めは大した罰じゃなかったんですが、
私がいつまでも忘れ物をしてくるのでここまでレベルアップしました」
「レベルアップって..おいおい、おっぱい出すまでアップしたのか」
「・・・は・はい..きっと、新しいクラスメイトの人たちは驚いていると
思いますが、ここまでひどくしたのは私のせいなのでわかってください」
「おおっ、何だか分らないけど大歓迎だぜ」
「・・・以上で私の紹介を終わりにします」
私は顔を赤らめながらおじきをして自己紹介を終わった。
先生はその自己紹介に少し補足をつけて話しはじめてきた。
「先生はな。別にセクハラをやってるわけではない。葉須香が忘れ物をし
なければ何も問題がない事だ。そうだろ?」
「はい・・先生...」
「まあ、先生としてはここら辺でやめてくれると嬉しいのだが、もうこれ
以上だと後はないからな。」
「・・・・・・・・」
「ともかく、胸を丸出しになる前にやめてもらいたいものだな」
「・・・・はい...」
こうして、私の羞恥な始業式は終わり2年生としての生活が始まりまし
た。
だけど、私の忘れ癖だけはまだ直らず、相変わらず私は新しいクラスメ
イトの目の前でパンティ姿で教壇の端の所に立っていた。
そして、だんだんとこの姿は元・クラスメイトや先生にとっては見慣れ
たものになってきました。
だから、忘れ物が続いていく内に、この私に対してだんだんととんでも
ない事を要求してきたのです。
まず、以前は先生にぶらさせてもらったブラジャーを自分でつける様に
なりました。
掲示板に備えついている棒にくくるだけの事だが、私のクラスの掲示板
はけっこう上の方にぶら下っているためどうしても背伸びをしなければな
らないのです。
その上、棒にくくる作業は片手では到底できず両手でくくるはめになっ
てしまいます。
もちろん、その間の両胸は完全に丸出しであり、くくる時と外す時はま
ったくの無防備で私のおっぱいは丸出しになります。
今はとりあえず、くくる時は先生以外座っているから少しは助かるんだ
けど、外す時は必ず男子たちが近くに寄り絶好の見せ場になってしまうん
です。
まして下手にくくりつけをした時は上下に揺れるおっぱいしばらく見せ
放題にしてしまいます。
つまり、私のおっぱいは必ず見られるってことなんです。
何で毎日、クラスメイトにおっぱいを見せなくちゃいけないのよ〜。
こんなのおかしいっ!おかしいのに..文句を言えないなんて..
要は忘れ物をしなければいいだけの事であり、おっぱいを出すのを分っ
て忘れ物をしてしまう私の方が大馬鹿かも知れない。
こういうことをしているから、図に乗ってくる人も出てきました。
それも教師が..とんでもないことを言ってきました。
相手は国語教師なんですが、以前の下着姿の時と同じ様に私に問題とか
朗読等をあててくるのです。
はじめは両手が使えない事からそういうのは無かったはずなのに、最近
はそんな事に関係なくあててきます。
当然、問題を黒板に書くときや朗読の時の本を持つときはどうしても片
手にしなければならない状態になります。
片手の状態はけっこう難しくCカップ近くある私では2,3回に1度は
おっぱいをぽろりしてしまう状況でした。
それだけでも恥ずかしい事なのにスケベな国語教師はパンイチの私に、
朗読時は必ず両手で本をつかめと言ってきました。
早い話、おっぱいを出して朗読しろってことです。
その時は出来る限り本の死角を使いながら見えないようにしたけど、横
にいる先生やわざと角度を取る一部の男子からは完全に丸見えの状態でし
た。
でも..それよりももっと恥ずかしい事が私に大きく迫ってきました。
それはこの春の季節がらの特定の症状であり、この症状が私自身にさら
なる羞恥を与えてくるのは確実に間違いないことでした。
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