前編「3エロトリオ三暗刻再び」
今日は教育実習生による初の授業であり、どのクラスも初々しい
教育実習生たちの授業が行われていた。
だが、ある1クラスの教室だけは少し雰囲気が違っていたのである。
クラスメイトの女子たちは鋭い目をして何かを監視している。
そう、彼女らは同じクラスメイトの3エロトリオ三暗刻を監視して
いたのであった。
ちなみに三暗刻とは三瀬太の”三”、安雄の”安”、康介の”康”
から取って名づけられたあだ名なのである。
「これじゃ授業が出来ないぞ」
「五月蝿い!あんたらは、それで充分なのよ」
「ひどいでやんす。ひどいでやんす」
「これ以上、喚くと口も封じるからね」
「みせった、エロ康。ここは黙ってほうがいいな・・・」
仕方なくおとなしくなる3人。
その三暗刻の3人の姿は何と椅子に身体を鎖で縛られており、さら
に担任の舞子先生が見張っているとんでもない光景になっていた。
まるでスパイを捕らえられたかの様な姿にも見える。
教育実習生の秋永 明日菜(あきなが あすな)が、オドオドした
様子で女子たちに理由を聞いてきた。
「あの・・・後ろのあの子達、なんで鎖なんかで縛ってるの?」
「ああ・・あれ?いつもいつもとんでもない事するから手を打って
るのよ」
1番手前に座っていた学級委員の今日美は三暗刻を睨みつけながら
言ってきた。
「とんでもない事って?」
「やらしい事をしてくのよ」
「やらしい事。それってスカートをめくったり、お尻を触ったりとか?」
「そんな甘いレベルじゃないわよ。度が過ぎるレベルなのよ」
「でも、あれは酷すぎるんじゃ・・・」
「あれでも危険なのよ。だから舞子先生も監視してるのよ」
「?でも、あの子達、鎖でで縛られてるのよ..あんな状態じゃ..」
「鎖でも甘い方よ。拘束具でガチガチにしたいとこよ」
「拘束具って・・・捕虜じゃあるまいし・・・」
「ともかく、先生はあいつらの事は気にしないで授業をしてください」
「は・はい...」(何かおかしなクラスにきちゃったな・・・)
今日美と明日菜が話してる中、後ろの席では鎖に縛られた三暗刻が
内緒話を始めていた。
「へへっ。親分どうでやんすか?今回の教育実習生は?」
「なかなかいい身体だな。さすが一時期、人気女子アナで売れてた
だけの身体をしてるな」
「そうでしょ。親分。今回も探すの苦労したんすよ。親分はいつも
いつも無理ばっか言うんでやんすから」
そう、この教育実習生は元・女子アナウンサーであり去年女子アナ
を退職後に憧れの教師を目指して頑張っている女性であった。
そんな彼女をエロ康がいつもの財力を駆使してセッティングしたの
である。
【エロ康】 一見キザっぽく見えるが無類のスケベ好きでスケベの
為なら大金を惜しまないとんでもないガキである。
ちなみに家はものすごいお金持ちで、あのビ*ゲイ*
も真っ青になるほどの大金持ちなのだ。
「けど、みせった。この鎖をどうするんだ。俺たちはマジシャンじゃ
ねーんだぜ」
「大丈夫だよ。安さん。その辺はエロ康が手を打っているよ。なぁ」
「もちろんでやんす。こういう事もあろうと用務員を増やして、その
内の1人をすでに買収したでやんす」
「さすがだな。エロ康」
「けど、用務員じゃ教室に入ってこれねえんじゃ?」
「そうだと思い、用務員の特権を利用して昨日、この教室にいろいろ
仕掛けを施してもらったでやんす」
「脱帽するぜ、エロ康」
「親分、照れるでやんす。さてとそろそろ合図を送るでやんす」
エロ康が何やら廊下の方へ向けて合図を出すと、廊下でこっそり待機
していた用務員があるボタンを押してくる。
すると、教室の端の掃除用具入れの下側が少し開き、中からみせ太郎
が出てきたのであった。
【みせ太郎】 一見はただのからくり人形にしか見えないか実は高性能
のロボットであり、三瀬太の所に居候しているロボット
である。
そして三瀬太の作った羞恥アイテムを格納し管理している
ロボットなのだ。
【三瀬太】 上記のみせ太郎を作った無類の発明好きの少年。
(愛称:みせった)そして女性を羞恥に落とす羞恥アイテムを次々と
作る本編の主人公である。
みせ太郎は、舞子先生や女子たちに見つからないように現われ、三瀬太
(みせった)の側まで上手く接近したのであった。
「すまんな。みせ太郎。狭い用具入れにいてもらって」
「いいであるよ。それより鎖を外すあるか?」
「いや、今はまだ早い。それよりアイテムは持ってきてるか?」
「ばっちりあるよ。すぐにでも出すあるか?」
「ああ、頼む。まずは”チェンジどぉる”を出してくれ」
みせ太郎は羞恥次元ふろしきより羞恥アイテムチェンジどぉるを出した
のである。
「これで誰を交換するあるか?」
「まずは舞子先生を頼むよ」
「OKある。チェンジどぉるで交換あるね」みせ太郎は席の死角から
舞子先生に向けてチェンジどぉるを振りかざしたのであった。
チェンジどぉるは振りかざした相手の身体と人形の身体を交換するアイ
テムであり、舞子先生は一瞬にして人形と身体を入れ替えられてしまった。
(えっ?こ・これは一体どういう事?)
舞子はいきなり自分の身体が小さくなったことに驚いてしまう。
それも、あのみせ太郎に掴まれてることを知り、ショックを受けたのだ。
(あ〜ん、またこの子ら変なアイテム使ったのね〜信じられない〜)
小さくなった舞子先生に対して人形の方は逆に大きくなり、舞子先生の
姿をして呆然と立ち尽くしてる状態となっている。
その姿に一部の女子たちが猜疑心を持ち始めたのであった。
「ちょっと不自然でやんすね。親分、どうしましょう?」
「う〜ん、今日美がこっちを鋭い目で見てるな..このままじゃ気付
かれるな」
「・・・たしかにまずいでやんすよ。他の女子たちもだんだん注目し
てるでやんす」「・・・安さん。なんかいい知恵ないか?」
【安さん】 見た目はごっつい親父に見える小6のガキである。
見た目も老け込んでいるが、中身も中年親父の様なエロ
を好む所から安さんと呼ばれている。
その安さんが名案を三暗刻に出してきた。
「ふふっ。今は授業中だぜ。こういう場で女子を黙らす手はあの手
しかないな」
「もしかして、おしっこでやんすね。また、沸くワクにょっとで
いくでやんすね」
「いや、トイレにはすぐ行けるからそれは無理だな」
「じゃあ、安さん。どうするんだ?」
「みせった。ちょっと耳を貸してくれ」
三瀬太に耳打ちを始める安さん。その内容に三瀬太が感心し始めた
のである。
「ふむふむ。なるほどね、安さん。これなら女子たちも黙るだろうな」
「うん?何でやんすか?安さん。親分〜、2人だけでずるいでやんす」
「わかったよ。ほら、耳を貸せ」エロ康にも事の内容を伝えた。
「それはナイスでやんす。安さん。見事でやんすよ」
「じゃあ、行くとするか。みせ太郎。”貝々ぱらぼら”だ!」
「OKある。貝々ぱらぼらぁぁーーー」
貝々ぱらぼら。一見ただの貝殻型の小型のパラボラアンテナだがこれ
を付けると近場にいる対象女性に痒みを与える事が出来る貝殻である。
「えっと、ダイヤルは小学生で対象はおま●こっと。あとはスイッチONある」
みせ太郎がスイッチを入れると教室内の女子たちが次々と腰をもじもじ
し始めてくる。
(!!な・なんなの?あ・あそこが痒くなってくるぅぅ・・・)
前の席にいた今日美も顔を真っ赤にして腰をもじもじし始めた。
「ふふっ、見るでやんす。女子どもみんな慌ててるでやんすよ」
「どうだ。みせった。これならおしっこと違い、トイレでオナニーしに
いくことも出来ないだろ」
「さすが、安さん。こういう事は頭が回るね」
「まかしておけよ。こういう事は。でも後はお前にまかせるぜ」
「そうでやんす。そろそろ親分の出番でやんすよ」
「そうだな。おい、みせ太郎ちょっと耳を」
三瀬太は、みせ太郎に何やら耳打を始める。
「OKある。あやつり用紙ぃぃーーー」
あやつり用紙。名の通り、動かない人形や静物に用紙に書いた動きを
させる優れアイテムである。
「親分、人形じゃギコチナイ動きでバレるでやんすよ」
「今日美のとこに行ってもらえれば全て上手くいくさ」
「なるほど。今日美は早めに抑えておかないとな..」
「そういう事だ」
「けど、小さくなった舞子先生にも早く悪戯したいでやんすね」
「そうだな。せっかく小さくなってるしな」
「まあまあ、2人とも..気が早いなぁと言いたいが少しはいいか」
三瀬太は目でみせ太郎に合図を送ると小さくなった舞子先生の身体を
大きく振ってくる。
「おおぉぉーー舞子先生、小さくてもおっぱいは最高だな」
「すばらしいでやんすーーーボインボインでやんすーー」
みせ太郎が振ることにより、舞子先生のEカップの胸が思い切り三瀬太
たちの目の前で大きく揺れているのであった。
(こ・こらぁぁぁっーーーや・やめなさいぃぃーーー振らないでぇぇーー)
「これは着せ替えセットを用意しなければいけないやんすね」
「着せ替えセットより中世拷問ジオラマに組み込みたい気分だな」
「安さん。ちょっと危ない発言だぜ」
【舞子先生】 実は元アイドルであり憧れていた教師になれた新人美人
教師なのだが、これもエロ康の財力が成したものだとは
全然知らない先生である。
「親分、早くミニ舞子先生で遊ぶでやんすよぉぉーー」
「おい、それよりも先にやることがいっぱいあるぜ」
「安さんの言うとおりだ。今は今日美を何とかする方が先だ」
「わかったでやんす。しばらくの我慢でやんすね」
三瀬太は再び目でみせ太郎に合図を送ると舞子先生が逃げないようにしっ
かりと紐で身体を固定していった。
そのころ、三瀬太がセットしたあやつり用紙によって人形が今日美のとこ
まで歩いていく。
そう、これから三瀬太の邪魔となる今日美に、またとんでもない事が起こ
ろうとしているのだ。
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