プロローグ
私の名は相模 結沙芽(さがみ ゆさめ)。
共学の高校に通っていて今年で2年生の女子高生です。
スタイルや容姿はほどほど、おっぱいもまあまあ。
クラスの男子たちは謙遜すぎるだとお世辞を言ってくれるけど、ごく普
通の女子生徒だと私は思う。
性格は何をするにも臆病で慎重。なので私はクラスでは真面目な女子と
しか見られず、実際羽目を外すことも出来ない。
暑いからといって胸元のボタンをブラきりぎりまで開く親友の亜李歌(
ありか)を羨ましく思う。
私もアリカのようにちょっと大胆なことをしてみたいけど、私のシャツ
のボタンは一番上もちゃんと留めていた。
「ゆさめ〜。息苦しくないの〜。みんな一番上は外してるよ」
「・・・いいの。別に息苦しくないもんっ」
(ぅぅ..アリカったら近くで見るとブラが見えるじゃない)
私も1度でいいから、みんなの前で大胆なことがしたい。
実は私、露出癖のある女の子であり、日ごろから人前で恥ずかしいこと
がしたくてたまらないのだ。
けど、現実としては1度も露出行為などしたことがない。
スカートが風で少し捲れただけで悲鳴をあげて隠してしまう私に何が出
来ようか..
これじゃ、露出癖があってもいつまでも何も出来ないままで終わってし
まうだろう。
(ぁぁっ..漫画や小説の様なことが私に出来たら..)
今の私が出来る精一杯の恥ずかしい行為は露出行為を主題とした漫画や
小説を買いにいくことぐらいだ。
それも買いにいくときは思い切り変装して、わざわざ秋葉原まで行って
買ってくるのだ。
明日の休日は丁度、欲しかった露出漫画の単行本が発売されるので、ま
た変装して買いに行こうと思っていた。
ただ最近はいろんなことが秋葉原で起こっているので臆病な私としては
かなり怖い。
信号渡る時は左右、遠くの方まで確認してからダッシュで渡るようにし
てるぐらいだから。
目的の漫画も買えて、後は帰るだけと思ったとき、私の目の前でとんで
もないことが起こった。
何と公衆の面前で突然、1人の女性がストリップを始めたのだ。
全裸になったとこで、すぐに警官に押さえられてパトカーで連れていか
れてしまったけど、間近で生の露出行為が見れたのは生まれて初めてのこ
とだった。
ドキドキッ..(すごい..みんな見てるのに裸になるなんて)
正直な話、私には絶対に真似出来ないことだろう。
はっきりと断言できる私の足元で何かがコツンと当たってきた。
(ノート?ピンク色のノート..これって、もしかしてさっきの女性が落
としたのかしら..)
警察に届けた方がいいと思った私はそのノートを拾ったのだが、ノート
を手にした時に頭の中に謎の声が聞こえてきたのだ。
<くーくくくっ。こんなに早く堕ちるとは予想外だったな〜。まあ、あの
女もいっぱい快感を得られたからいいだろう。これだから、女って面白いっ>
(!!ノ・ノートが私の頭の中で喋ってる..これはどういうことなの..)
私が偶然に拾ってしまった謎のノート、シェイムノート。
これから、このノートが私にとんでもない辱めをあたえてくるとは今の
私が思うはずなかったのであった。
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