第40話「銭湯」(挿絵:たーちんさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 沙智菜です。今回もかなり危険なことをしてしまいました。  先週から風呂釜の調子が悪くなった関係で銭湯にしばらく通うことにな ったのですが、こういう時に限って一番近い銭湯がお休みだったんです。  まあ、次に近いところに行けばいいんだけど、そこだけは行くことが出 来ないとこで..いや、私の学校の同学年の女子の誰もが敬遠しています。  何故かって言うと、実はそこの銭湯の主人の息子が同じ学校に通ってお り、時たま番台に座ってるって聞いたんです。  つまり、そこの銭湯に行くということは、最悪はその男子の前で服を脱 ぐことになってしまう。  まあ、その男子自身は子供の頃から番台の手伝いをしていたせいか女性 の裸に対して無頓着になったと聞くけど.. 「う〜ん..どーしよぉぉ」  何だかんだ言って、その同級生がいる銭湯の前まで来てしまった私。  唯一の救いと言えば、その同級生とは一切の面識がないことなのだが、  相手が知っている可能性も十分、ありえるのだ。 「結構、若い子も入ってるよね..」  良く見ると自分と同い年ぐらいの女性も数人、中に入っていってるし、 もしかすると例の男子が番台じゃないかも知れない。 (そうよね..顔見知りじゃないし..入っても大丈夫なのかも..)  外もだんだんと暗くなってることから、決意して銭湯のドアを開ける私 だが、やはり恐れていた展開が待っていた。 (ああっ!うそっ..例の男子が番頭だよぉぉ..)  番台に座っていたのは、どこかで見たような男子であり、例の同級生で あることには間違いだろう。  ただ、本当に女性の裸に慣れてるせいか、女湯の方を凝視するわけでも なく普通に週刊雑誌を見ていて私の顔もあまり見てない感じだ。 「いらっしゃい」「あの..大人1人で..」「はい..おつり」  雑誌に夢中になってる同級生が平然な顔をしておつりを渡してくる。  どうやら、相手もこちらの素性は知らないのかも.. (良かったぁぁ〜。でも、一応念のために奥で着替えよう..)  ここの銭湯は作りが古いせいか、女湯の更衣場に完全な仕切りが置いて なく、手前のところで着替えでもしたら番台に全てを晒してしまう感じで あった。  いや、一番手前で着替えた日には番台だけではなくて、男湯に入ってき た客からでも楽に覗けそうな気がする。  お婆さんやおばさんは手前で堂々と着替えるけど、若い子は大体奥の仕 切りで番台に見られないように着替えていた。  当然、私も奥のほうで着替えるつもりだったんだけど、若い子がいっぱ い出てきたせいで、しばらく待つような状況だった。  とりあえず手前の方で番台の方を何故かチェックしてしまう私.. (ちょっとした好奇心であって、ここで脱ぐわけじゃないんだから)  今いる一番手前だと、男湯の方の入り口が見えるけど上の方に仕切り布 があるせいか、相手の顔が見えない。  つまり、こちらの方も裸を覗かれても顔を覗かれる心配はないのがわか りました。  要は顔を見られてしまうのは雑誌に夢中になってる番台さんだけ..  ドキッ!  急に番台に座ってる同級生の動向を伺ってしまう私...  そう..調べたことがまた裏目に出てしまったみたいで、いつものイケ ナイ衝動が出まくってきたんです。  だって、あの感じじゃ急に雑誌をしまって覗く感じでもないし..  もし顔を知っていたら、少しは顔に出てもいいはず。  まあ、真正面で着替えるのは恥ずかしいから後姿を見せるぐらいで.. (全部、脱いだらすぐにタオルで隠していいんだし...)  ああっ..こういうのが私の悪いところなのかもぉぉぉ〜〜  何か最近は男性に見られるトラブルばっかりしたせいか、露出癖がレベ ルアップしてしまった気がするぅぅ〜  けど、やっぱり変な中年のおじさんの客に裸を晒すのは嫌かも知れない。 (そうよね..番台もこっちに知らんぷりだし、考えれば馬鹿馬鹿しいの かも..)  変な中年に覗かれて出口で待たれたりする危険を考えればやめた方がま しであり、何かいつの間にか性癖も治まってきたので、奥にいくことに決 めました。  そう決めたのに、どうやら今回も、素直にこのままいかない感じでした。  ガラガラガラッ.. (あっ..誰か男湯に入ってきた..何か若い感じよね..) 「よぉっ、相変わらず雑誌読んでるのかよ」「番台の役得台無しだぜ」 「お前らか..番台がじろじろ覗いたりしたら商売なんて成り立たないぜ」 「勿体無いやつだな..俺だったら毎日興奮もんだぜ」「損なやつだぜ」  ドキドキッ..もしかして、今入ってきたのは私の学校の男子たち?  ドキドキドキッ..顔は見えないけど..姿からして3人いるよ..  ドキドキドキドキッ..どうしよう..きっと私がここにいるのが覗か れちゃう〜  顔はどうやっても見えないけど、あの男子たちが少しでも身を乗り出し たら私の裸は見られてしまうだろう。  現に男子たちが、それを証明するような会話を小声でし始めたのであっ た。  ぼそぼそ..[おい、あっち見ろよ。誰かが着替え始めるんじゃないか]  ぼそぼそ..[ちくしょ..顔は見えないけど、相当若いんじゃねーか]  ぼそぼそ..[お前ら..ここの銭湯の信用を落とすつもりか..いい 加減にしろ]  ぼそぼそ..[さりげなく見るからよ〜クラスメイトの仲という事で、 少し見逃せよ]  ぼそぼそ..[少しだけだぞ..変に顔を乗り出したらお前ら追い出す からな]  相変わらず雑誌を見ていた番台の同級生が呆れた顔をして、再度雑誌を 読み始める。  気のせいか、少しこちらの方にも呆れた顔を見せたのが気になってしま う。 (ぅぅ..あれってもしかして軽蔑の眼ってことかな..)  でも、同じ学年の男子が覗いてると思うと、自分自身が暴走をし始める。  この前のロッカーの事件と同じで脚はガクガクなんだけど、手は勝手に 動いてしまっている。  顔を覗かれる心配がなく、素性もばれる事もないと思った私は、ついに 服を脱ぎ始めていく。  それも何故か真正面であり、このままだと同級生の前でストリップを披 露する事になるであろう。 (ああぁ〜私ったら、なぜ真正面で脱ぎ始めるのよぉぉぉ〜〜)  同級生の男子たちが見ているとわかりながらも、後ろを振り向くことな く上着を脱いでいく私。  もう自分の指は上着のボタンを1つずつ外して、おっぱいを晒そうとし ている。 (このままじゃブラが見られちゃうよぉぉ〜)  心の叫びとは裏腹にボタンの方はもう全て外してあり、男子たちが見て いる前でまずは上着を脱いでしまったのであった。  ぼそぼそ..[おおぉぉ〜マジであの女、脱いでいってるぜ]  ぼそぼそ..[俺たちが見てるって気づいてないのかよ]  ぼそぼそ..[おい、そんなに乗り出すな。他の客が不信に思うぞ]  ぼそぼそ..[わかってるって。けど、このままスカートも脱いでいき そうだな]  ビクッ..ビクッン.. (ああっ..身体が感じてきちゃうぅ..まだブラしか見せていないのに..)  いくら顔を見られることはないとは言え、同級生の男子の前で大胆なこ とをしてる思うと、すごく感じてしまう。  もう、この快感から逃れられない私はそのままスカートのホックを外し、 チャックを下ろしてしまう。  そして男子たちが見ている前でスカートから手を離して下着姿を披露し てしまった。  ビクンッ..(あぁっ..下着姿を見せてしまったよぉぉ..)  とりあえず、一度後ろを振り向き、顔を見られないようにしながら脱い だ服をカゴの中に入れていった。  あとはこれ以上、脱ぐかどうかであり、ブラを取ればおっぱいまで見せ ることになってしまう。

今のところ、唯一、私の顔を確認できる番台の
男子はまだ雑誌を夢中に読んでることから、お
っぱいを出しても大丈夫なのかもしれない。
(でも..おっぱいまで出すのはやりすぎかも)
しばらくブラを取るのに戸惑う私だが、ブラの
中の乳首はピンと硬く勃っており、ブラを早く
取れと言わんばかりの興奮状態であった。
(ああぁ..すごくハシタナイ気がするよぉぉ
ぉ〜何でこんなにビンビンなのよぉ)
もしかしたら素性がばれてしまうという危険も
ありながらも興奮しまくっているエッチな私。
男子たちもまさか、ここにいるのが同級生の新
宮 沙智菜だとは思ってはいないだろう。
まだ見せていないうちから、身体中が火照って
きてたまらない。
もう、ショーツの方も恥ずかしいシミが浮かん
できており、おっぱいを出したらもっととんで
もない状況になってしまうかも知れない。
どちらにしろ、手は背中の方へ自然に向ってお
り、男子たちの前でおっぱいを出すのは間違い
ないことであろう。
(ああぁ..これが新宮 沙智菜だとばれたら、
もう学校に行けないよぉ..)
ショーツの愛液のシミが広がっていく中、私は
ついにブラジャーを外すことを決意した。
背中の方でホックを外す音が響き、肩からスト
ラップが自然にずれていくとブラジャーの中か
ら私のCカップのおっぱいが弾けるように飛び
出したのだ。

(あああぁ〜、まだホック外しただけなのに、おっぱいがこぼれちゃった よぉぉぉ〜)  ドキドキしながら脱いでたせいなのかな..おっぱいの揺れだけでブラ を弾き飛ばしちゃうなんて〜。恥ずかしいぃぃっ。  当然、覗いてる男子たちも思わず小声ではない普通の声で歓喜極まって る状況であった。  [デケェェーーー、すげーいいおっぱいが飛び出たぜぇぇー]  [乳首が真っピンクで綺麗だし、その上、すげービンコ勃ちじゃねーか]  [ちきしょぉぉーーー顔がどんなのか知りてぇぇーー。おい、どんな顔 か教えてくれよぉぉ]  [銭湯の信用に関わることは言うつもりはない...] (うあぁぁっ・・・見てるよぉぉ〜じっくり見てるぅぅ〜私のおっぱいを...)  乳首がすごく固くピクピクと震えている。もし男子たちが見ていなかっ たら思わず擦ってしまいそうなほど快感が高まっている気がする。  やはり同級生の前で自分からおっぱいを出す快感が相当なものなのかも 知れない。  気がつくとショーツの方は愛液でびしょびしょになっており、もうこち らの方は躊躇することなくおろす事にしないと..  さすがに愛液びっちょりのショーツを知られてしまったら、わざと脱い で見せてる事に気づいてしまうからだ。  そう、例の更衣室のトラブルは愛液を見られてしまったことが問題であ って今回も同じ繰り返しだけは避けなければいけないだろう。  ついにショーツにまで手をかけて下ろしてしまったのだが、こっちは愛 液の重さで一気に床に落ちてしまった。  そして顔を見られないようにしなければならない状況だったので、床に 落ちたショーツはそのままにして急いで女湯に駆け込んだ私であった。  そう、恥丘が愛液で濡れて光っていたので、ここだけはさすがに男子た ちにじっくり見られるわけにはいかなかった。  まあ、男子たちは下の方も見れただけで良かったらしく、私が女湯の中 に行くと同時に彼らもその場をすぐに離れた感じであった。  あとはさっさと身体を洗って出ることを考えなければいけない私。  ゆっくり湯につかって銭湯を出たところを見つかった日にはあれが新宮 沙智菜かもいう誤解をされてしまうからである。(まあ、誤解じゃないけ ど)  銭湯だというのにカラスの行水のように素早く洗って再び更衣場に戻り 服に着替えていく。  番台の男子はまだ雑誌に夢中になっていたせいか、私があがってもこち らを見ようとはしない感じであった。 (今回はその方がいいんだけどね..ちょっとがっくりかも..)  とりあえず、裸を見せた男子たちの声は女湯を出るときに男湯の方から 聞こえたのを確認したから見つかる可能性はゼロなんだけど、意外なトラ ブルが私の身に降りかかったのだ。 (一応、外に出るとき、顔を隠して走って帰ろう..)  急いで女湯を出る私に、意外な言葉が聞こえてくる。  それは一番恐れていた言葉であり、大失態をしてしまった破滅の言葉で あった。 「あいつらなら、まだ湯に入ってるから心配しなくていいよ」 「!!」 「素性はわかることはないけれど、こういうことは控えた方がいいと思う よ。新宮さん」 (うそぉぉぉぉ〜何で私の名前を知ってるのよぉぉぉーー)  私の名前が出たことで口がぱくぱくして言葉が出ない私に向かって番台 の男子はさらに言葉を出してきた。 「自分ではわかってないかも知れないけど、結構新宮さんは俺のクラスで タイプだという奴が多いみたいなんだ」 「そ・そうなの..」 「あいつらも下手なアイドルのヌードよりも新宮さんの体操着姿に興奮し てた連中だから事実を知ったら大事だな」 「あ・あの..」 「大丈夫だよ。俺は何も言うつもりはないし、正直新宮さんの裸を見ても 何も思わないから心配は無用だよ」 「そう..」(何かそれも頭にくるような気もするけど..) 「まあ、早く出たほうがいいよ。あいつらはいつも同じ時間に来るから、 また来るなら今日の時間に合わせてくるのをお勧めするよ」 「ありがと..」(もう来れるわけないでしょ!)  番台の男子に素性を知られてしまったことにショックを抱えながら家に 帰って後悔する私。  彼は私のことを一切、何も言わないって言うけど..絶対に露出狂であ るってこともばれちゃってるよぉぉ〜〜周兄さん! *****沙智菜の勝手なイメージ*****************   「今回はかなり大失敗をしてしまった感じだな..」   「その番台の男子が本当に何も言ってこないことを祈るしかないな」   「とりあえず、彼のいうとおり、もう1回行ってみたらどうだ」 ********************************  そんなハシタナイ女じゃないですよぉぉぉ〜〜  一応、あの日の後で、いろいろこっそり探って聞いた見たけど、私の事 を何にも言ってないのは確かでした..  けど、この一件で彼に脅されでもしたらおしまいかも..


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