第33話「痴態が続く女子トイレ」(挿絵:たーちんさん)


 またまたピンチ到来な懲りない沙智菜です。  今、男子トイレの奥の個室で裸でドアを必死に押さえつけてます。  内鍵が壊れてるからこうするしかないんです。 (こっちへ来ないで。もし、足音が近づいたら逃げなくちゃ..)  前のような失敗を繰り返さないように今度は、どんな些細な音でも聞き 逃さないようにしなくちゃ。  だけど、不思議に小声ばっかりで、こちらに近づく様子がない。  周兄さん、これってどういうことなの? *****沙智菜の勝手なイメージ*****************   「沙智菜、これはもうすでにバレているんだよ」   「観念してドアノブから手を放して逃げるしかないのかも」   「いっそ最終手段で、裸で正面突破だ。沙智菜」 ********************************  それは絶対いやぁぁぁぁっっっ〜〜っ!!  何かここ最近の周兄さんは大胆発言連発だよぉぉ〜  裸でなんか逃げたら人生の終わりだよぉぉ。  いくら周兄さんの命令でも、これだけは無理ですっ(うんうん)  ここは必死にドアを押さえつける!それしかないっ!  難しいかも知れないけど、これぐらいしか思いつかない。  かなり無謀な策のは重々承知だけど、じっと様子を伺っていたら意外な チャンスが到来した。  何と彼らは用を足すと、そのまま出口に向かって出て行ったのだ。 (...も・もしかして、バレてなかったのね。よかったぁぁぁーー)  どうやら私の願いが通じたのか、もう男子トイレの方からの音は聞こえ ない。  今回も無事に済んだようであり、私は心の奥からホッとした。 (危なかったよぉぉ..もう、これからは危ないこと止めなくちゃ..)  せっかくのチャンスが来たことだし、ここは早く、抜け穴を出て女子ト イレに戻った方がいいだろう。  そう思った私は音が聞こえないのを何度も確認して、ドアノブから手を 離した。ここが一番ドキドキするとこかも。  何せ、大きな音を立てて、男性が万が一でも居たら、全てが水の泡にな ってしまうから。  内鍵が壊れてるからドアは自然に開き、私の恥ずかしい姿を思い切り晒 してくれる。視界に男性用の小便器が入ってくるから自分が男子トイレで 裸でいることを再認識させられた。 (ぁぁ..さっきまで、ここで男の人がオチンチン出しておしっこしてた のよね..すぐ間近で私が裸でいたなんて考えただけで恥ずかしいぃ〜)  ドキドキッ「あと..ちょっとだけ冒険しても平気よね?」  女子トイレに戻る前に、ちょっことだけ身体を個室から出してみた。  私のおっぱいとおま●こが男子トイレの入口からでもギリギリ覗けるか も知れないライン。今の私ではこれが露出行為の限界ラインだった。 (ちょっと身体を個室から出しただけで感じるよぉ..これだけやればも う十分だよぉぉぉ〜)  ようやく身体が満足したらしく、早く戻ろうという気持ちが高ぶってき た。あとはなるべく音を立てないように抜け穴から出ようと頭を入れて、 引っかかるおっぱいも強引に押しつぶして飛び出るように抜け出たのだが..  スポンッ!ゴツゥゥーーンンッ!  どうやら自分が思ってた以上に慌てていたらしく、穴を抜けようとした 際に足を滑らせ、嵌っている腰を基点に転倒し女子便所側の和式便所の先 端の丸みを帯びた突起部分に頭を強く打ちつけてしまった。 (頭がぁ..真っ白にぃぃ..)  目の前が真っ白な光に包まれていく。くらくらとする中で私はそのまま 意識を失ってしまったのだ。  そう、恥ずかしいことに素っ裸のままで気を失ったんです。  男子トイレ側にはまだ下半身が丸々残ってるし、それも足を滑らした時 に大股開きの形になったので最悪な展開になってしまったかも。  当然のごとく、男子トイレのドアは思い切り開いてるし。  もし、さっきのように他の男性がトイレにきたら、一巻の終わりだろう。  周兄さん!!!ど・どうしよぉぉぉぉぉーーーー!!!  っ言うか、早く起きてぇぇぇーー私っ!  でも、こんな意識が朦朧とする中でも、のん気なことにイケナイ妄想が 始まってしまうのだ。 (こらぁぁぁ〜。妄想してる場合じゃないよぉぉぉ〜)  今回の妄想のテーマは「このまま気絶しちゃったら」と言ったとこだろう。 ==========【沙智菜の妄想】======================================================  深夜、美紗里の携帯が鳴った。「はい、信谷です」 「美紗里ちゃん、夜遅くに御免ね。あの、沙智菜ちゃんが居たら代わって 欲しいんだけど..」 「えっ?沙智菜ですか..あの、こちらには居ないんですが..」 「!!そうなの..沙智菜ちゃんがまだ帰ってこないんだけど..」 「ちょっと待ってください。沙智菜と分かれたのは昼すぎなんですが!」  電話の相手はお母さんであり、私が夜遅くなっても帰ってこないので、 私の友達全員に電話していた。  時計はすでに23時を過ぎており、誰1人として私の行方は分からないと 行ってきた。  美紗里や蘭ちゃんは急いで外に出て私のことを探し始めてたのだ。  そのころ、抜け穴があった公衆トイレに、深夜だというのに男たちが1 人、また1人とゾロゾロとやってきた。  どうやら、公衆トイレに彼らを満足させるものがあるらしい。  もちろん用を足しにきたわけじゃない。奥のトイレの個室に入るための 行列が出来ていた。  何故か、そこから私の悲鳴に近い喘ぎ声が響いてくる。  って言うか、私は何でまだトイレに入ったままなの?  それにこの男たちの目的ってまさかっ! 「おらっ!出すから、ちゃんと飲み込めよ」 「ふぁぃ..」んぐんぐ.. 「くくっ、逃げようとしても無駄だぜ。逃げたら、その可愛い乳首が千切 れちゃうぞ〜」  口の中いっぱいの異臭で私の目がはっきりと覚める。  目の前に男性がいっぱいいるのに、私のおっぱいは丸出しだった。 (こ・これって、どういうこと?)  トイレの中は異様な雰囲気いっぱいであり、自分の乳首を見ると何かで 縛られるような気がした。  ビンッ!「ひゃぁっ!!えっ?ええぇっ!」  おっぱいを引こうとした時、乳首に激しい痛みを感じた。  それは乳首を引っ張られる感じであり、どうやら乳首を糸で縛れてる感 じだった。 (な・なんで、乳首に糸が縛られてるのぉぉーー)  そう、この感触は糸で縛られたものであり、引っ張ると糸が乳首を絞ら れるようになっていたのだ。 「う・うそぉ・・・何でこんな風に?誰よ!私の乳首に糸を巻いたのはぁ ぁぁぁーーー!」  この糸を何とかしないと..  そう思って乳首を引っ張ってみたが、糸がさらに乳首の根本を絞ってき た。何かこれって、巧みに縛ってるようで引っ張れば引っ張るほど、乳首 の根本が締め付けられる仕組みみたい。 (駄目だわ..無理に引っ張ると乳首が締め付けられちゃう...これじ ゃ完全に..)  完全に乳首を糸で固定にされてしまった様であり、この場から逃げ出せ ないようにされていたのだ。

「ああぁぁ・・・・・・、私って今犯されてるの?」
逃げられないように乳首が固定されると分か
って、今頃になって自分の状況が把握できた。
「うそ..こんなことになるなんて..どう
して..」
これって、一番最悪な展開を迎えてしまった
ってことだよね?。
まさか、乳首を縛られた状態で犯されるなん
て馬鹿丸出しじゃない..
このまま、男たちに弄ばれてしまうってこと?
やだよぉぉ..そんなの絶対いやなんだから
ぁぁぁーーー
「ん!あっ、あぐぅ、うぐぅ..」
でも、私の口はすでに男たちの白濁の汁でい
っぱいになってるし、今も口の中に大きく汚
いものが出し入れしてるしぃぃ〜。
男の人のなんて今まで咥えたことなかったの
に次から次に入ってくるなんて..
おま●この方も代わりがわりに挿れる、出す、
抜く。男たちのパンパンがトイレ中に響き渡
っているなんてぇぇ〜
「へへっ、これで50回目だな」キュッキュッ
1回中で出されるたびに男たちが私の背中に正
の字を書いていってるんだけど..
えっ?50回って..ちょっと待ったぁぁ〜
何か変じゃない?幾らなんでも50回も犯され
るまで気を失ってないわよぉぉ〜。

「ひひっ、口の方は100回だな」  はい?それは有り得ないでしょぉぉ〜。いくらドビュビュッでも100回 分っていったらとんでもない量でしょぉぉ〜  ましてや、あんな汚いモノを口に含んだら吐きまくりよぉぉぉーーー! ============================================================================  ハッ!パチッ!私の目がまた覚めた。  まぶたを開けた私の目の前にはドアがある。そして頭がズキズキした。 「ほっ。やっぱり..夢だったのよ。そうよね、公衆便器になるまでには 気づくわよぉぉ」  どうやら、便器に頭をぶつけて朦朧とした中で見た妄想だったらしく、 気を失った時間も時計を見ると5分程度だった。 「ぅぅ..タンコブ出来てるよぉぉーー。変な夢は見るし、頭は痛いし、 最悪な日だよぉぉぉーーー」  とりあえず、正夢なんかになったら冗談じゃないので、急いで服を着て ここから立ち去ろうと思ったんだけど、またとんでもないことが起こって しまいました。 <はぁはぁ..ぁぁっ..はぁはぁ..>ぐちゅぐちゅっ..  何か隣の個室から変な声が聞こえてくるんです。それも明らかにエッチ っぽい音がぁぁぁーー!  いつから隣に入ってきたかは分からないけど、人が気絶している間にオ ナニーを始めてるなんて.. (って言うか、何でこんなとこでオナニーなんかするのよぉぉーー!少し は常識ってものを..まあ、私もやっていたけどぉ..)  とりあえず、隣の女性も私が入っていることは知っているので迂闊に外 に出ることが出来ない。 (けど、隣の子はこっちの音をどう思ったのかな?抜け穴通ったり、ドア ぶつけたりしたから、いろんな音したと思うし..) 「あっ!そういや私..」  よく考えたらエッチな妄想中に結構、声を出してた気がするよぉぉーー。  まさか、私の声をおかずに隣の子はオナニーしてるわけぇ?  そう考えると、かなり声を殺してオナニーしてるし、明らかに私に聞か れないようにしてる感じかも.. (これって、まずいよぉぉぉーー!隣の子が変な女だったら、どうしよぉ ぉぉーー!ここはやっぱり、じっと様子見するしかないかも)  いくらなんでも男子トイレの方から進入してくることはないだろうし、 女子トイレ側は鍵がかかってるし。いざとなったら私が穴を抜けて逃げれ ばいいんだわ。  そう思った私は服を着て、隣の子がオナニーを終えて出て行くのを待つ ことにしました。  ただ、聞こえるのは小さな「はぁはぁ・・・」という声と愛液をかき回す 音だけであり、こっちは服を着てるから何も出来ないせいか、だんだん退 屈になってきた。 (いったい、いつまで弄ってるつもりなのよぉぉーー!早くイって出てい ってよぉぉぉーー!)  息を潜めてひたすら待つ私に突然、私の携帯がブルブルと鳴った。  ビクッ!(だ・誰よっ、こんな時にメール送ったのは?)  メールの差出人は美紗里からだった。寄り道なんかしてないで早く帰っ て明日のテストの予習しなさいって..数学なんだから数式を頭の中で繰 り返して覚えなさいって..私が絶対に寄り道してるのを想定して送って きている感じだった。 (今はテストどころじゃないわよっ!隣の子が早く出てくれないと、ずっ とトイレで籠城しちゃうよぉぉー)  まあ、美紗里にそんなこと話せないので、ここは無難にテストの予想な どを聞くことにしてメールしたけど返信がない.. (美紗里ったら、何で返信しないのよぉぉーー。んもぉぉー、まったく)  こ・こうなったら、私の方からドアを出て逃げるしかないわ。 (相手はまだオナニーしてるから、急いで出るわけにはいかないし)  よく考えれば相手が出て行くのを待つより、こっちの方が安全のような 気がした。  再度、相手のおま●こを掻き回してる音を確認してからドアを開けて、 走って女子トイレから逃げていきました。  どっかに隠れて、隣の子がどんな女性か確認しても良かったけど、そん な心の余裕も無かったので、そのまま家に帰りました。    今回もいろいろあったけど何とか無事で済みました。周兄さん、やっぱ しばらく露出は控えた方がいいですよね? *****沙智菜の勝手なイメージ*****************   「沙智菜、これぐらいで怖がってはダメだよ」   「隣の子と一緒にオナニーするぐらいの勇気がなくちゃ」   「そういう勇気が生まれるまで、もっと精進するんだ」 ********************************  オナニーの共演だなんて..そんな恥ずかしいこと出来ないよぉぉぉ〜。  あっ、そういえば美紗里ったら私にメールを送ったあと電源切ったって 返信がきたけど、電源切る必要がある場所からメールなんて送らないでよ。


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