第31話「トイレに開いた抜け穴」(挿絵:たーちんさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 沙智菜です。最近はいろいろな事があって性癖の暴走を止めようと努力 している最中です。  それなのにまた、あんな馬鹿な事をしてしまったなんて..  美紗里と一緒に評判のいい美容院に予約を入れて行った日のことなんだ けど、家に帰る途中でいつもの癖が出てしまったんです。 「ううっ..ちょっと長いかなぁ〜」  美紗里と駅で別れて1人で家に向かう途中、希望した髪型よりも少し長 めになってることに少し不満がたまっていた。  だって、わざわざ2時間もかけてきたのに〜。こんなことなら近くの美 容院でも良かったかも。  まあ、美容院の近くの喫茶店の紅茶とケーキが美味しかったから、まだ いいんだけど。  そこって、紅茶がおかわり自由だっらから結構飲んでしまって、周りの 視線が気になった美紗里が顔を真っ赤にしてのは悪かった気がする。 「沙智菜ぁぁ..もうそれぐらいでやめた方が..」 「大丈夫、美紗里ももっと飲めばいいのに〜」  今思うと飲みすぎたかも..そんなことを思い出したせいか、ちょっと 催してきた。  まあ、これぐらいなら大丈夫だし、この先のデパートに寄ればいいと気 にせずに歩く事にした。  けど1度思ったせいか、歩くうちにますます催してきてしまったんです〜。 (ううっ..どーしよ・・・この辺の地理はそんなに詳しくないし・・・ デパートまで持つのかな・・どこか、この辺にトイレがあれば..)  そんな私の眼前に小さな公園が映りました。  当然、公園なのでトイレがあるのは間違いないんだけど..  男の人と違って、簡単に用を足せないから考えちゃう。  どうも公園の公衆トイレには何か抵抗感がありませんか?  偏見かも知れないけど、汚そうだし..もし水洗じゃなかったら絶対、 ぜったい嫌ぁぁぁ〜 (でもでもぉ〜どーしよ..このままじゃ漏れちゃうし..思い切って入 っちゃおうかな..)  少し考える私だが、このままだとデパートまで持たないので、とりあえ ず外観を見てから考えることにした。 「へぇ..結構、綺麗かもぉ」  私のイメージとは違い、トイレの外観はそれほどひどくはなく、女子ト イレの中も綺麗だったので安心した。  もしかするとデパートのトイレに負けないぐらいのレベルかも。 (よかった..これなら安心して用が足せそう)  ただ公園のトイレというと..和式が多いので手前の個室を確認してみ ると洋式で水洗だったので意外だったかも。  さっそく、用を足そうと綺麗なとこを選んで入ろうと思い3つあるトイ レを順々に覗いてみたんだけど、1番奥のトイレだけ和式となっており、 さらにとんでもない状況になっていたことに気づいた。  そのトイレのドアには張り紙がしてあって”壁が壊れてるので使わない で下さい”と書かれており、よく見るとトイレの壁には大きな穴が開いて あったんです。  っていうか、これじゃ男子トイレの個室から丸見えじゃない!  ただ、ここで私の悪い癖が始まりましたぁぁぁぁぁーーー。  何故か、そのトイレのことを時間掛けて調べてしまったんです。  んもう〜、漏れそうだという状況でやることじゃないよぉぉぉーー!  大きな穴は男子トイレとの仕切りに板に見事にぽっかりと空いており、 子供だったら楽々と穴から抜け出るほどのものだった。  いったい、誰がどんな理由で、ここまで壊したのかを聞きたくなるほど の破壊っぷりである。 (これって、首がすっぽり入るよ..無理すれば肩も通せそうかも)  これだけ大きな穴なので、当然のごとく男子トイレの個室が完全に丸見 えになっていた。  はっきり言って、ここで用を足せるのは余程、切羽つまらないと出来な いだろう。  だって、トイレの個室の扉って使ってないときは開いてるんだから!  つまり、個室を使わない男性からも覗かれてしまう危険があるってこと なのよっ!  しかし..何の目的で、ここまでの大きい穴を開けたのよ。  いや、これじゃ抜け穴じゃない..って言うか、私でもひょっとしたら 抜け出ることが出来そうだわ。  ドキッ..(抜け出るのかな..)ぶんぶんっ!(だめだめっ!何、変 なこと考えてるのよっ!)  抜け穴を見て、つい変な衝動が出てしまった。  そんな私が壁の穴の下を見ると、卑猥な落書きが書いてあるのに気づい てしまった。   ”露出が好きな貴女は、必ずここで用を足しなさい!” (何よ!この命令口調の落書きは!誰がこんな馬鹿なことするもんですか! そうよ!いないわ。うんうん)  人を馬鹿にした命令風の落書きだったが、かえって、その強さが私の中 に嫌なイメージを想像させてしまう。  こんな丸出しの穴が開いてるとこで用を足す馬鹿な恥女。  さすがの自分でもそこまでの変態行為をするわけはない。  けど、こんな穴の開いたトイレで用を足すのにはドキドキしてしまう。  入る前に周りを見たけど人の気配が全くなかったから覗かれることは、 ほぼないだろう。  そんな恥ずかしい思いの中で用を足したら、すごい快感なんだろうとつ い思ってしまった。  おしっこなんて数分で終わるし..人の気配がすれば、すぐにわかるん だから..ドキッ!  急に公園から出て辺りの様子を伺ってしまった私...  そうなんです。やっぱり、いつものイケナイ衝動がこんなとこで出てし まったんです。  意外にも、この公園って誰もいないし、しばらくトイレに来る人もいな いだろう。  トイレは公園の入口から遠いとこにあるから、おしっこする時間ぐらい なら問題はない..  例え、男子トイレに誰か来たとしても周りが静かだから、足音が響いて すぐにわかるんだからと..  ここまで安全を確認してしまった以上、私の頭には露出することでいっ ぱいになってしましました。  気が付くと女子トイレに戻って、穴の開いたトイレでショーツを下ろし ていた。  腰を下ろすと目の前には、ぷっくらとした自分のおま●こが見える。  大きな穴から丸見えと言うドキドキ感からか、左右の陰唇が恥ずかしい 事にヒクヒクと動いていた。 (うぁぁぁ・・・かなり興奮してるよぉぉ・・・)  早速、おしっこを始めようとする私だが、ここでトラブルが起こった。  何とおしっこが出てこない?漏れそうなのに..  今でも膀胱が膨れてツライはずなのに尿道が開こうとしないのだ。  ちょっと恥ずかしい事だが、少し指で開いて刺激するしかないだろう。  すぐ近くに大きな穴が開いてると言うのに私は自分の指でおま●こを開 いていく。 (ああぁ〜、誰か来たらおしましだよぉぉぉーー。ぐしょぐしょに濡れて る場合じゃないのにぃぃ)  私のおま●こはこんな状況でも愛液で濡れ光っており、その濡れてるお ま●こからは、おしっことは違う粘質系の液体がこぼれ、便器に向かって 淫らな長い糸を引きながら落ちてきたのだ。 (ああぁぁ〜ん、違うおしっこが出てるぅぅーーー)  自分の目の前では、おしっこの代わりに愛液のおしっこがネバネバと続 いている。  愛液を出してるせいか、陰唇は少しずつ充血を始め、クリトリスまでも が包皮を押し上げようとする卑猥な状態へと変化していく。 (いたたっっ..膀胱が痛い..早くおしっこの方が出てよぉぉーー)  おま●この興奮が膀胱を変に刺激する上に尿道口をピッタシと閉じてし まう。  おしっこを出したいと言うのに、今の自分のおま●こは一つの生物かの 様に勝手な淫らな動きを見せて自分を苦しめてる。 (恥ずかしいけど..尿道を刺激するしかないのね..いたたっっっ)  膀胱を解放する為に、濡れてるおま●こに指を挿れて尿道を刺激する私。  少しずつ和らいでいく尿道口を優しく揉んで開きやすくする。  ようやく開放の時が来たのか、自分の身体が少し震え始め、頭の中に放 尿を感知した感触が走ってきた。  ぴゅぅっ・・・初めの小さな噴出しの後にすごい勢いの尿が出始めた。  じょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーじょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーー  恥ずかしい音が密室のトイレの中で響き、勢いのあるおしっこが便器に 向かって放されていく。  我慢したせいもあるが、焚き火をも消せそうなぐらいの恥ずかしいおし っこが出ている感じだ。  それも、おま●こを開いてしている恥さらしな格好でおしっこをしてる と思うと今さらながら恥ずかしくてたまらない。  きっと男子トイレの方にも穴から音が漏れて響いているだろう。  けど、おしっこの開放感からか、その内、甘い吐息を出しながら気にも ならなくなってきた。  じょぼじょぼじょぼじょぼ・・・ちょぼちょぽちょぽ・・・  尿の勢いもようやく収まり、最後のポタポタとする音を聞きながら、私 は安堵の息をつく。  それと同時に放尿から来る快感に近い刺激が身体を震わしてくる。  私のおま●こは、まだ満足してないせいか未だにパクパクと淫らな開閉 を繰り返していた。 (はぁぁ・・・気持ちいい..)  ついつい放尿の余韻に浸ってしまう私だが、そろそろショーツを穿かな ければ、この前の更衣室の二の舞になってしまう。  そんな私の前にトイレの抜け穴が目の中に入ってしまった。  おしっこが終わり、あとはショーツを穿くだけなのに何故か穿けずに穴 のほうをじっと見てしまう。  そう、いつもの悪いドキドキ感が高まってきていたのだ。 (やっぱり、よく見ると..この穴ぐらいなら通り抜け出来そうよね..)  ドキドキッ..    少しぐらいなら穴から抜け出ても問題はないよね..  ドキドキドキッ..    そうよね..例え、男性が来たら足音ですぐにわかるんだから。  ドキドキドキドキッ..    数秒ぐらいなら向こう側に行ってもいいかな..  さっきまで、ここで用を足す変態はいないと言ったのに〜  それ以上のことをしようとしている私って相当、恥さらしだよぉぉぉーー  いつも思うけど、どうしてこんな考えをし始めるのよぉぉぉーーー  駄目っ!駄目っ!駄目ったら!  理性の自分が本能の自分を必死に説得するが、穴を見つめれば、見つめ るほど、穴に引き寄せられていく自分がいる。  自然に腰がモジモジし始めて、おま●こがじわじわと熱くなってくる。  自分でも情けないぐらいの恥ずかしい性癖だ。  男子トイレに行く自分のイメージが頭に浮かんでくると、ますますおま ●こが濡れ始め、再び充血がし始めてくる。 (ああぁぁ・・・マズイ!マズイ!マズイッ!わぁぁぁーー違うこと考え なきゃ・・考えなきゃ・・・)  違うことを考え、視線を穴から外そうと努力はするのだが、気が付くと また穴の方をぼーと見つめている。 (なんで..いつもこうヤバい事を考えるのよ〜穴を抜け出るなんて馬鹿 よ・・馬鹿・・)  さっきは、あんなに否定していた馬鹿な行為が、今では魅力的に感じて しまう。  ドキドキ感がますます高くなってブラがきつく感じ始めてしまい、その 上、トイレという密室のせいか、汗が身体の中に流れ始めて気持ち悪くな ってきた。 (暑い・・・上着ぐらいいいよね・・・)  自分に納得させる言葉をかけながら、上着を捲ってしまう私。  水色のCカップのブラジャーが自分の手によって出されてしまった。  このままだとブラまで捲ってしまいそうであり、それだけは制止しなけ ればならない。 (ここまでよっ!これ以上は捲らない!捲らない!捲らないったら・・・)  暗示のように繰り返すのが今の私が出来る精一杯の抵抗だった。  けど、こんな暗示で本能の私を止められるはずはなく、自分の手がブラ にかかってしまう。  そして、そのまま上の方へ捲られ、Cカップのおっぱいはブルンと大き な揺れを出しながら、こぼれたのだ。  ああぁぁぁ・・・ブラまで捲っちゃったよぉぉ〜〜  もう、いつものパタンで、自分自身が止まらなくなった私。  そして自分の服がどんどんと私の身体から離れていってる。

そう、気がつくと上着やスカートが洋服掛け
にかかっている。
(いやぁぁ〜、もう下着姿になってるじゃな
いぃぃぃ〜)
まるで脱衣所で脱いでいるかのような手早い
脱ぎぶりに、呆れちゃう思いだよぉぉ〜。
もう当たり前のようにブラまで外してるし、
残りはショーツ1枚だけなんてぇぇ〜
(こ・これを脱いだらダメよぉぉぉ〜)

理性を振り絞って阻止しようと思ったんだけ
ど、チラリと下半身の方を見ると穿きかけの
ショーツの股部に愛液が垂れてるのが目に入
った。
(そういえば、まだ穿いてなかったよぉぉ〜
って言うか、このまま上に上げたらシミだら
けになっちゃうじゃない)

愛液が治まるまで脱ぐしかないと思い、この
ままショーツを下げることにした。
片足をあげてショーツを引き抜くとこまでき
たものの、ここで開いた穴をじっとみつめて
しまう。
(このまま脱いだら..絶対に変なことをし
そうだよぉぉぉ〜)

 でも、手遅れかもしれない。お汁は止まらないし、身体は快感でヒクヒ クしてるんだものっ。  結局、シミだらけのショーツは足元から抜かれてしまいました。  これでソックスと靴以外、全て脱いでしまった私は股間と胸を押さえな がら穴から見られないように隠していた。  いや、今さら隠す必要なんてないのは分かっているけどぉぉ〜。  だからって、堂々と見せつけるなんて出来ないんだものっ。    けれど、快感が増していくと私の手は少しずつ恥部から離れていき、無駄 なあがきで終わってしまった。


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