第8話「琉璃乃VS珠紅」


琉璃乃が指差した方向には校門の近くで立っている西堂の姿があった。 ゆっこは不安そうな顔で琉璃乃に話してきた。 「あ・あの人ってまさか例の西堂さん?」 「そう。西堂さんよ。どうやら私を待ってたみたいね」 「待ってたってここで勝負するんですか?」 「それは相手に聞いてみないとわからないけどね」 「あっ!何かこっち見てます...」 「どうやら気付いたようね」 西堂は私の姿を見つけるとこっちに向かって歩いてきた。 「おはよう。西堂さん」 「おはようさん。琉璃乃さん。今日はどないする?」 「あなたが良ければいいわよ」 「そうか。ほな昼休み、校舎裏でええか?」 「ええ。いいわよ。昼休みね」 「1つ言っとくが次は手加減せんよ」 「どうぞ。本気できてもらって結構よ」 「る・琉璃乃ちゃん。そんな挑発的な事を!!」 「ははっ。楽しみやな。ほな昼休み待ってるで」 西堂は振り返り校舎に向かって行った。 そう、今日の昼休み再び西堂との再戦が始まるのであった。 昼休み、私はゆっこと一緒に校舎裏に向かって行った。 校舎裏にはすでに西堂が立っており笑顔で私にこう言ってきた。 「よお来たな。琉璃乃さん。ところで隣りの女は何や?」 「単なる付き添いだけどだめかしら?」 「ああ、あかんな。これはさしの勝負や。その女を引っ込めや」 「・・・わかったわ。ゆっこ。悪いけど教室に戻っていて」 「琉璃乃ちゃん。負けたらまたこの前みたいに...」 「構わないわ。でも必ず戻るから私を信じて教室に戻って」 「・・・・わかった。琉璃乃ちゃん信じて戻るわ」 ゆっこは何度か振り返りながら教室に戻っていった。 「これでいいかしら?西堂さん?」 「ああ、OKや。ところで1つ確認してええか?」 「ええ。何かしら?」 「悪いけど負けたらまた晒すで。今度は校庭に全裸で放るで」 「どうぞ。どうせなら校門でも玄関でも好きな所に晒していいわよ」 「ほおー。結構自身あるんやな。そっか。例の拳覚えたんやな」 「まあ、そういう事ね」 「うちの破り方はたしか羞恥拳で強力な性感を自らに発生させるんやろ?」 「・・・よく知ってるわね」 「うちの拳も一応、羞恥拳の一部や。それぐらいわかってるで。  けどな。無駄やで」 「どういう事かしら?」 「その感じだとあらかじめ強力な性感は与えてないやろ?今からやと  遅すぎるで」 「そういう事?そうね。あらかじめやらなければ無意味かもね」 「そや。うちの速さは体験済みや。悪いがこの勝負もらうで」 バシューン。西堂は大きく左右に展開移動しながら素早くまた琉璃乃の 後ろに回り込んでしまった。 「やっぱ早いわね..」 「ほな!行くで!!」 西堂は素早い動きであっという間にまず琉璃乃の脇の下を捕らえ、くす ぐり始めた。 「あっはははー結構くすぐったいわね」 「?」 西堂は続けて次々と琉璃乃の首からわき腹、太ももや足へと素早い動きで くすぐっていった。 「あっはははーーまあまあってとこかな?」 「なっ?琉璃乃さん?あんたなんで平気なん?」 「くすぐりが足らないからじゃない?」 「何やと?ならこれはどうや!!」 珠紅は今度は微妙なくすぐりに変え、琉璃乃の乳房を集中して攻撃してきた。 「どや?この繊細な指の感触は?」 「繊細ね...繊細って言うのはこうよ」 琉璃乃は珠紅の服の上から的確に乳首を狙って弾いてきたのであった。 「くふぅぅぅぅーーん!!」 珠紅は敏感な乳首を弾かれ一瞬身をよじらせた。 「どう?こういう繊細もいいでしょ?」琉璃乃の指先が素早い速さで珠紅の 乳首だけを的確に次々と四方から弾いてきたのであった。 「あかん。このままじゃ!!」バシューン。珠紅は後ろに大きく逃げたので あった。 「あうぅんん!!なっ?これはどういう事や?」 琉璃乃に責めれた乳首はだんだん敏感になってきており衣服でこすれただけ で強力な性感が襲ってきたのであった。 「あかん。やられてしもうたか」 「ふふっ。西堂さん。自慢の足ももう効かなそうね」 「あほか。まだまだや!!」 ばっ!!珠紅は思い切り上着を脱ぎ、自分からブラをもぎ取ってしまった。 琉璃乃に引けを取らないEカップの胸が思い切り飛び出したのであった。 「あら?けっこう大きいのね」 「余裕やな?琉璃乃さん」 「余裕?そう見えるかしら?なら、もっと余裕を見せてあげるわ」 ばっ。琉璃乃も上着を脱いで上半身を晒したのであった。 琉璃乃はなぜかブラをしておらず、自慢の胸もどこか変な様子であった。 「何や?その胸は?蚊でも刺されたんか?」 琉璃乃の両胸は真っ赤に腫れあがっており何か相当の刺激を受けたかの 様子であった。 「・・・なるほど、その胸じゃ責めは無意味やな」 「まあね」 「なら、違うとこ責めたらええんや!!」 バシューン。珠紅はまた大きく左右に展開移動しながら素早くまた琉璃乃 の間合いに入ってきたのだった。 そして珠紅は太股や付け根の方へくすぐりを始めた。 「ははは・・・少しくすぐったいわね」 「!!なっ?どうなってん?」 「理由、知りたい?」 「ああ、例の拳はまだせえへんだろ?」 「拳など必要ないわ。西堂さん。スカートのホック外して見ればわかるわよ」 「スカートのホック?」珠紅は琉璃乃のスカートのホックを外した。 ホックを外すと琉璃乃のスカートは足元に落ち、何も穿いてない琉璃乃の 下半身が露わになった。 「なっ?琉璃乃ちゃん?何やそのおめこは?」 そこには既に真っ赤に充血して大きく腫れ上がっている大陰唇が見えて いたのであった。 大きく腫れ上がっている大陰唇はぱっくり思い切り開いており小陰唇の びらびらも充血して垂れ下がって見えていた。 そう、例の修行のやりすぎで琉璃乃の秘部は見るに耐えないほど変化し ていたのであった。 「あんたのせいでこんなになったのよ。おかげでパンティ穿けないのよ」 「どないしたらそんなになるんや?」 「こうすればそのうちなるわよ」 くすぐっている珠紅の体に琉璃乃の拳が炸裂した。 ピキィーーン「!!な・何をしたんや?」 「本来、あなたの技を破る為に覚えた拳、羞恥前絶拳をやっただけよ」 「こ・これが羞恥拳!?」 「それに耐えればあなたのくすぐりも耐え切れるんだって。どう?その 威力は?」 「何や?こんなのを耐え切るんか?あほなこないにすごいんか?」 「良かったらもう2、3発打ってあげるわ」 「結構や。や・やめんか...あ・あぁぁぁんんんんーー」 羞恥拳を続けて打たれた西堂は床にへたりついてしまった。 「はぁあああんんんーーーあんぅっ・・・・」 「ふぅ、これで終わったわね。けどこの腫れ本当に直るのかしら?」 自分の秘部を不安そうに見ていた琉璃乃は考えていた。 そんな中、どっからか謎の声が響いたのであった。 「あははっ。さすがですね。琉璃乃様。これで少しは楽しめますね」 「!!だ・誰?ど・どこにいるの?」 「まあまあ、慌てないで下さい。そんなに急いで連戦するのもおもし  ろくないと思いますが」 「!!あ・あなた、まさか西堂さんの仲間?」 「はい。知の三羞牙です。近いうちに来ますのでその時はよろしく、  お願いしますね。それでは」 「ちょ・ちょっと待って。ちょっと!!」 「はぁ・・はぁ・・・無駄やで。もう・・・ここにはおらへんよ」 「・・・西堂さん?」 珠紅はふらついた足取りで再度、琉璃乃の所に来た。 「!!」 「ははっ。もう何もせえへんよ。うちの負けや。これを受け取ってや」 珠紅は琉璃乃に1枚の和紙を渡したのであった。 その和紙を見ると何か見慣れたものの墨の拓がしてあった。 「こ・これってまさかあれなの?な・何のつもり?」 「ああ、マン拓や。忠誠のマン拓や」 「はあ?な・何なのよ?その忠誠って?」 「あんたを認めたって事や。そう羞恥拳の継承者としてな」 「なっ?継承者!?ちょ・ちょっとそれって?」 何かのいつの間に自分が想像していた以上の展開になっていってる様な 気がしてきたのであった。


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