第7話「羞恥な特訓」
翌日、琉璃乃とゆっこは特訓のために一緒に臨時の会に行く事になった。
風呂場に入るとすでに56人の老人たちがスタンバイしており浴場の真ん中
には四方から延びてるロープが置いてあった。
「こ・これってまさか私を?」琉璃乃は嫌な顔をして聞いた。
「そうじゃ。お前を大の字に固定するものじゃ」
「こんなので固定しなくても大の字になるわよ」
「それは無理じゃ。今からやる事はお前の思ってる以上の事をやるからのー」
「・・・な・何をする気なの?西堂の技の破り方だよね?」
「そうじゃ。あの技の触感をきかなくする為に強力な性感を与え、それを
耐える特訓じゃ」
「嬢ちゃん。やめるなら今のうちじゃ。悪い事は言わんから引くのじゃ」
「そうじゃ。玄さんならこれがどんなのかわかるはずじゃ。嬢ちゃんには
まだ無理じゃ」
「・・・・そんなにすごいものなの?」
「当たり前じゃ。羞恥拳を知る者はまず女を使ってその拳を覚えるがお前は
自分自身にその拳を与えて覚えるこの違いはとんでもない事じゃ」
「ようするに嬢ちゃんがそれに耐え切れるかどうかをまず確認するんじゃよ」
「このロープは嬢ちゃんが本能的に逃げない為にするんじゃ」
「・・・そんなにとんでもないものなの?」
「もちろんじゃ。じゃが琉璃乃、お主の精神が完全に飛ぶと思ったら断念
してもらうぞ」
「それって絶頂するなって事?それは無理よ」
「絶頂ではない。絶頂はいくらしても構わぬ。失神もしても構わぬ」
「それって琉璃乃ちゃんがおかしくなる手前にやめるって事ですか?」
「!!おかしくなる?ちょっとおじいちゃん。それ本当なの?」
「その通りじゃ。普通のオナゴなら2度と正常に戻らぬ程の性感をお前に与える」
「つまり、嬢ちゃん。今からわしらが次々と連続で全ての性感を与えるのじゃよ」
「す・全てって?おじいちゃんたち56人で!?」
「そうじゃ。琉璃乃。通常なら気が狂ってもおかしくない性感がくるだろう」
「・・・・・・・・・たしかにロープは必要そうね」
「琉璃乃ちゃん。やめましょう。こんなの危険よ。あの西堂さんと話し合いま
しょう」
「そうじゃよ。嬢ちゃん。わしらも嬢ちゃんを壊す気はないのじゃよ」
「・・・でも、これを耐えなければ羞恥拳の資格はないって事よね?」
「まあ、そういう事じゃ。やるかやらないかはお前に任せる」
「琉璃乃ちゃん。やめましょう。ねっ」
「・・・・・・ゆっこ、私やるわ。おじいちゃん。いいわよ。私を縛っても」
「琉璃乃ちゃん....」
「ふぅぅーやはり、これだけ言っても無駄だったのー。いいじゃろ..
試してみよう!!」
こうして私はおじいちゃん達にロープで大の字に縛られ、そのロープを四方
から持ち上げられ空中で大の字にされる姿になってしまった。
老人たちはその姿を見て少し息を呑んだ。
空中にうかぶ琉璃乃の体には見事な美しさがあったからである。
吊るされても決して垂れることのない綺麗な曲線を描いているお尻。
寝た状態でもボリューム感がある豊かなDカップの乳房、そこからウエスト、
腰まではっきりとしたライン。
さらに、綺麗にぴったりと口を閉じつつ形の整っている秘部。
そう、かって自分らが相手した女性と比較しても相当レベルの高いプロモー
ションを琉璃乃は持っていたのであった。
今からこの体を悶えさせられるのだから特訓といってもかなりの役得がある
ものであった。
「琉璃乃よ。最後にこれをお前の口に詰めさせてもらうぞ」
玄は琉璃乃の口に何とタオルを詰めていったのであった。
「うぐぅーうぐうぐーー」(ちょっと、これはどういう事?)
「あのーなんで琉璃乃ちゃんの口を?」
「今からやる性感は琉璃乃の想像をはるかに越えておるのじゃ。口を塞がんと
歯がぼろぼろになってしまうのじゃ」
「そんなにとんでもない事をやるんですか?」
「ああ、おそらく最強の快感を味わうだろう...」
「何かとんでもない事ですね」
「そうだ。あと皆には悪いが終わるまでわしはこの子と浴場を出て構わぬか?」
「えっ?私とおじいちゃんが?」
「玄さん・・・」
「わしとて...孫娘がめちゃくちゃに乱れる姿は見るのは耐え切れんのじゃ」
「玄さん。わかったよ。嬢ちゃんの修行はわしらがきちんとやっておくよ」
「うむ。頼むぞ。琉璃乃、くれぐれも無理はするんじゃないぞ」
「そうよ。琉璃乃ちゃん。おじいちゃんの言う通り無理はしないでよ」
「うぐぅーうぐうぐーー」(わかったわ。ゆっこ。おじいちゃん。)
ゆっことおじいちゃんは浴場を出て行きついに私の修行が始まった。
「じゃあ、嬢ちゃん。行くぞ」「うぐぅ」
おじいちゃん達はまず8人がかりで私を取り囲み一斉に責めてきたのであった。
「うがぁぁぁぁぁーーうぐうぐぅぅぅんんnーー」
おじいちゃん達は次々と交代しながら私の体をあちこち責めていった。
「うがぁぁぁぁぁーーうぐうぐぅぅぅんんんーー」
「うぁぁぁんんーーーーうげぇぇぇんんんーー」
タオルで塞がれた口からは外にも聞こえる程の大きなうめき声が響き渡った
のであった。
「!!な・何なの?このうめき声?おじいちゃん?これ琉璃乃ちゃんの?」
「ああ、タオルをしてもここまでなるとは相当すごい事になってるな」
「琉璃乃ちゃん。大丈夫なんですか?このままもしかして...」
「それは大丈夫じゃ。中の連中はその手前で必ず止めるじゃろ」
「うがぁぁぁぁぁーーうぐうぐぅぅぅんんんーー」
「うぁぁぁんんーーーーうげぇぇぇんんんーー」
「おい、誰が嬢ちゃんの手足を抑えてくれ。ロープが食い込んでるぞ」
「頭も抑えんとやばいぞ。こっちにも手を貸してくれ」
「うがぁぁぁぁぁーーうぐうぐぅぅぅんんんーー」
「うぁぁぁんんーーーーうげぇぇぇんんんーー」
「・・・・おじいちゃん。何か中すごい事言ってるんですが・・・」
「・・・だ・大丈夫じゃ..わ・わしは信じておるぞ...」
「うげぇぇぇぇぇぇぇーーうがぁぁぁぁぁぁんんんーー」
「うぐううう!!うぎぃぃぃーーーーんんーー」
「腰を誰が抑えてくれーーすごい痙攣じゃぞ!!」
「そこの木の棒を持ってきてくれ。全て固定するぞ!!」
「・・・・おじいちゃん。だんだんとんでもない事言ってるんですが・・・」
「・・・だ・だ・だ・大丈夫じゃ..わ・わ・わしは信じて...」
「琉璃乃ちゃん...早く終わって...」
まるで2人は大手術をする患者を待つ家族の様な感じで琉璃乃の特訓が終わ
るのを待っていたのだ。
2時間後・・・
浴場が静まり、ガラス戸ががらがらと開き権さんが1人で出てきた。
「権さん!!琉璃乃はどうだった」
「大丈夫じゃよ。嬢ちゃんは本当に羞恥拳を覚えられるかも知れんな」
「あのー中に入っていいですか?」
「それはやめたほうがいい。玄さんも入らない方がいいぞ」
「どういう事じゃ。権さん?」
「あまりにも見せられない姿になってるんでのー」
「あのーどうしてもだめなんですか?」
「駄目じゃな。若い女性のあんたが見たら卒倒してしまうぞ」
「・・・ほ・本当に大丈夫なんですか?そんなにひどいんですか?」
「正直言って口には出来ん姿にはなっとる。じゃが嬢ちゃんは無事じゃ」
「でも、せめて少しぐらい状況を...」
「・・・全ての穴と言う穴は完全に開ききっておるのじゃ。それだけ言えば
わかるじゃろ?」
「・・・・・・は・・はい...」
「そうか。ならわしはここで帰る事にしよう。琉璃乃は悪いがお主の家に
泊まった事にしてくれないか?」
「えっ?ちょっとまさかこのまま琉璃乃ちゃんをここに放っておくんですか?」
「どうせ、無理には動かせない状況じゃろ?権?」
「まあ、その通りじゃな。じゃが明日の学校には間違いには行けるじゃろ」
「じゃあ、後で琉璃乃の制服だけ持ってこよう」
「おじいちゃん。琉璃乃ちゃんを見ないで帰るんですか?」
「わしは権を信じとる。それに孫娘のそんな姿は見たくないのじゃ」
「・・・・権さん?本当に大丈夫ですよね?」
「大丈夫じゃ。さあ後はわしらに任せてあんたも帰ったほうがいい」
「わかりました。じゃあせめて朝ここに迎えにきていいですか?」
「ああ、それは構わないさ。玄さんもほっとするじゃろ」
「そうじゃな。わしもお主が迎えにいくなら安心じゃ。よろしく頼むぞ」
「は・はい」
2人は少し不安を感じながら帰途につく事にした。
権は浴場に戻り、すっかり変わりはてていた琉璃乃を見てぼそりと言った。
「こりゃ、ひどい姿だよな...こんな姿、玄に見せたら逆上しそうじゃわい」
棒やいろんなもので完全に体を固定されている琉璃乃は見るに耐え切れない
姿となっており、顔は白目をむいて悶絶そのものの表情になっていた。
下の方も全ての穴がすっかり緩みきって開きっぱなしでだらしない様々な
液体を床に垂らし続けていたのであった。
また手や足の指やいろんな筋肉は完全にひきつっており、老人たちが手分け
して一生懸命ほぐしていたのであった。
こうして、琉璃乃の羞恥な特訓は終わったのであった。
翌日...ゆっこは朝早く銭湯に迎えに行った。
そして銭湯の入り口にはもう既に1人の女性が時計を見ながら立っていた。
「!!琉璃乃ちゃん。無事だったんですね」少し泣きそうな顔でゆっこは
その立っている女性、そう琉璃乃の元に走っていった。
「ゆっこ。おはよう。何よ。朝からそんな顔してて」
「私、心配してたんですよーもし琉璃乃ちゃんがあのままだったと思うと..」
「ふふっ大丈夫よ。結構あの間も途中途中に休みいれてくれたのよ」
「そんな風に聞こえなかったけど...」
「まあ、続きは話しながら行こ。時間もないしね」
「そうですね」
琉璃乃とゆっこは話しながら学校へ歩いて行った。
「ところで結果はどうだったんですか?」
「とりあえず、ギリギリ合格ってとこかな。本当に連続でやられたら気は
おかしくなってたわ」
「琉璃乃ちゃん。平然と言うんですね」
「ふふっ。とりあえずごめんね。もう心配しなくていいからね」
「んもう。琉璃乃ちゃん。もう無理はしないで下さいね」
「そうね。しばらくはやめとくわ。まあ、あれじゃね...」
琉璃乃は何かを思い出してちょっと赤らめた顔をして言った。
「ところで西堂さんとの勝負はやっぱりするんですか?」
「ええ、ケリは今日中につけるわ。借りは返さないとね」
「・・・あのくすぐりに勝てるんですか?」
「まあ、何とかなるわ。まずは挑戦状をたたきつけないとね」
「琉璃乃ちゃん。少し日をおいてやった方がいいんじゃ」
「・・・そうね。とりあえず挑戦状はやめとくわ」
「それじゃ、今日はやめるんですね」
「やめると言うより相手もやる気充分みたいね」
琉璃乃が指差すと校門の近くで立っている西堂の姿があった。
そう、やはり琉璃乃と西堂との対決は避けられないものとなっていたので
あった。
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