第6話「羞恥拳、封をとく時」


琉璃乃が男湯で事のショックを受けている中、まだ女湯では猪崎による 尋問が続けられていた。 「さあ、全て正直に話しなさい。柔子先輩」 「だ・誰がてめーなんかに話すかーー!!」 「ふふ。おじいちゃん。ちょっと私に代わって」 猪崎は柔子を責めてる老人と代わり、自らの手を柔子の秘部に入れてきた。 指で小陰陰を大きく開くと愛液がだらだらと止まる事なく流れており、 猪崎はその愛液をもう1つの手で軽く指ですくい舐めながら言ってきたのだ。 「ふふっ。上の口は生意気だけど下の口は正直な様ね」 「猪崎ーーーきさまーー」 「そんな口をしても無駄ね。もう、ここ綺麗に剥けてるじゃない」 愛液で濡れているクリトリスを猪崎は指で掴みゆっくりと回した。 「はぁぁぁんんんんんーーーくぅぅぅーーーー」 猪崎の刺激は上手でさらにクリトリスを回す様に弄り始めた。 指の回転は徐々に上げ、柔子は息使いが荒くなっていき、だんだんと興奮 していったのであった。 「あああんんんんーーーいいぃぃんんんーー」 弄っていくうちにクリトリスは大きくなり、猪崎は回転から前後への押し 引きの刺激に切り替え、さらに刺激を加え始めてきた。 「はぁはぁはぁーーーいくいく・・・いいぃっ・・・・」 猪崎のクリトリスの激しい刺激に柔子の体は小刻みに震え、絶頂瞬間まで 来ようとした時に猪崎はタイミングよく全ての刺激を止めたのであった。 「・・・!!はぁはぁはぁ・・・・あと少しで・・・」 「せ・ん・ぱ・い。悪いけど気持ちよくイカしたら尋問じゃないのよ」 「そ・そんな・・・・」 「さて、柔子先輩はほっといて次いきましょう」 猪崎はそういうと隣りの先輩の方へ向かって行った。 「さて、先輩は柔子先輩と違ってじらして言うタイプではなさそうね」 「・・・・い・猪崎..あんた何をする気なのよ....」 「おじいちゃん、この子はとことん弄ってあげて」 「うん?そんな事すると失神するぞ」 「構わないわ。失神してもとことん責めて。そう私が止めるまでお願いね」 「猪崎ーーあんたーーなんて指示をーー!!」 「さあ、絶頂タイムスタートよ。先輩」 猪崎は1人1人の性格に合わせた責めをしていったのであった。 それを見ていたゆっこたちも感心と共に少し呆れてもいたのであった。 「さすが猪崎さんね。こういう事って猪崎さんの十八番って感じよね」 「そうね。見ている私たちも真っ赤になりそうだわ」 「そう言えばゆっこ。琉璃乃さんはどこに行ったの?」 「琉璃乃ちゃんなら男湯よ。西堂さんの事で聞きに行ったわ」 「そうなんだ。じゃあしばらくは猪崎さんの独壇場ね」 一方、その琉璃乃の方は来週再戦を挑む西堂についての話しが始まった のであった。 「おじいちゃん。来週、その西堂とまた闘うんだけど何か手がある?」 「西堂か...今のままでは難しいのー」 「そうじゃよ。玄さん。今のままじゃ嬢ちゃんは大変な目にあうぞ!!」 「大変な目?それってどういう事?」 「やつらの目的はわしが封した羞恥拳じゃ。つまりじゃ!まずはお前を虜  にして一気に決着をつける気じゃろ」 「・・・・じゃあ、私があのくすぐりの虜にされるって事?冗談じゃないわよ」 「じゃが、今のお前の腕では勝てぬ。やつらは分割した羞恥拳の一部を  使ってる以上、小手先の技では勝てぬ」 「それじゃ、その羞恥拳ってやつを私も覚えればいいって事なの?」 「ああ、じゃが1度あれを解けばやつらと全面的に争うのは確かじゃ」 「どっちにしても、もうあっちが勘違いしてるんでしょ?  こっちもやるしかないわよ」 「いいのか、琉璃乃?それで?」 「どーせ。技を極めればいずれはそうなる方向なんでしょ?」 「それはそうじゃが・・・」 「もう、ここまで来たら後に引く気もないわ。おじいちゃん。  私がその拳を引き継ぐわ」 「琉璃乃....いいのか?それで?」 「いいわよ。でもちゃんとあの子に勝てる拳を教えてよね」 「そうか。なら封を解こう。そしてお前に西堂の技の破り方を教えておこう・・・」 「でも、あのくすぐりを本当にその拳で何とか出来るの?」 「もちろんじゃ。あの技の根本は触感を中心にしたもの。つまりじゃ。  その触感を上回るものを自らに与えれば何も感じないのじゃ」 「!!上回る?それってどういう事?」 「羞恥拳の1つに前もって自らに強力な性感を発生させ、その後のあやゆる性感  に耐え切る技があるのじゃ」 「それって何か意味あるの?」 「男には重大な問題でのー。相手をいかせる為にあれを維持しなければならぬ  のじゃ。その為に作った技なのじゃ」 「はぁぁぁーーなんとなくわかったわ。要するに1度思い切り自分でイってから  後の感触に耐えるって事ね」 「ああ、じゃが女と男ではその性感力が違う。お前の場合、相当の性感を自分  に与えてそれを超えなければならぬのじゃ」 「そうね。でもやるしかないわね。来週にはあの子と闘わないとならないから」 「わかった。なら、わしらがそれに耐え切る特訓をしてやろう」 「・・・スケベ。またとんでもない特訓でしょ?」 「まあその通りだな。じゃが、これをしなければただの自滅で終わるだろう..」 「いいわ。受けてやるわ。あの子にはもう負けられないから」 「よし、じゃあ明日臨時の会を開こう。そこにお前1人で来るが良い」 「わかったわ。じゃあ明日よろしくね」 琉璃乃はそこを後にして女湯に戻っていった。 「玄さん。いいのかい?あの拳の封をといてしまって」 「西堂が動いた以上、他にも動いてるやつがおる。もうあの拳しか琉璃乃を  守る手段はないのじゃ」 「しかし嬢ちゃんがあれに耐え切れるのかい?」 「耐え切れなければ西堂のとりこにされるだけじゃ・・これもまた運命じゃ」 「玄さん・・・」 琉璃乃が女湯に戻ると土下座をしている5人の姿が見えた。 「猪崎さん。土田さんたち素直に答える気になったのね?」 「ええ、やっと反省してくれたわ。で、どうします?この子達の罰は?」 「罰なんかいいわ。それよりも来週いじめた相手に謝ってくれればいいわ」 「琉璃乃さん。それだと甘くありませんか?」 「いいのよ。ここはそういうグループじゃないのよ。そんな罰いらないわ」 「わかったわ。先輩たち、琉璃乃さんの言う通りちきんと謝るのよ」 「は・はい」「ごめんなさい」 「さあ、後はいつもの様に楽しんでね。空気重いですよ」 「・・・・・琉璃乃さんは甘いんだから...」 「いいじゃありませんか。猪崎さん。それがいい所なんですから」 「そうね。先輩たちもしばらくは何もしなそうだしね」 「そう言えば、琉璃乃ちゃん。西堂さんの事、何かわかりましたか?」 「やっぱり、あの子おじいちゃん達と関係してたわ」 「そうだったんですか。で、どんな関係だったんですか?」 「ええ・・・ゆっこ、ちょっと耳を貸して。実はね・・・・・」 「!!ええー!!そんなすごかったんですか?この会って?」 「そうみたい、とりあえず明日はその拳の特訓でまたここにね」 「よかったら私も手助けに行っていいですか?琉璃乃ちゃん1人ってのも」 「ゆっこ、一緒にきてくれるの?私もゆっこがいるなら安心できるわ」 「良かった。じゃあ私明日ここに来ていいんですね」 「ええ、おじいちゃんにも話しておくわ。サポートをお願いね」 「はい。琉璃乃ちゃんのために頑張るから」 こうして私は翌日ゆっこと一緒に臨時の会に行く事となった。 そう、そこで私はかなり羞恥な特訓をされるのはわかっていた。 だが、西堂に勝つ為にはもう後には引けない事でもあった。


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