第5話「三羞牙の秘密」


次の日の土曜日、今日もまた恒例の老人会が銭湯で行われる事になった。 好色会の老人たちがみんな集まってる中、浴場の中からはものすごい喘ぎ声 が響いていたのであった。 「あああああんんんん。はぅぅぅぅぅぅぅぅんんんーーー」 「はあああああんんんーあああんんんんーーーいくぅぅぅー」 「もう許して下さいーーーお願い・・・あああぁぁぁんんんー」 喘いでいたのは土田と柔子ら3年の4人合わせて5人が老人たちのテクで何回も 絶頂させられていたのであった。 琉璃乃は今回の真実を確かめる為に、5人を吊るして絶頂責めにて尋問してい たのであった。 「そう?じゃあ、そろそろ素直に話してちょうだい。何人いじめてたの?」 「私たち・・いじめはもう・・・・」 「ふぅん?おじいちゃん?もう一回イかせてあげて。失神させない程度にね」 「あああああんんんん。はぅぅぅぅぅぅぅぅんんんーーー」 「先輩?先輩はどうですか?答える気になりました?」 「・・・・・・・・・」 「そう?じゃあこっちもお願いね」 「はあああああんんんーあああんんんんーーーいくぅぅぅー」 「柔子先輩?根性ヤキってなんです?何してたんですか?」 「ううっ・・そんな事は知らない・・・」 「はぁぁーー猪崎さん..どうしましょう?やっぱ私こう言うのだめみたい ですね」 琉璃乃の責めが甘かった為、5人はなかなか事実を話そうとしていなかった。 そう琉璃乃の性格上、今ひとつ責めに踏み込めない為、尋問になっておらず ただの性感責めにしかなってなかった。 そんな琉璃乃を見て猪崎が怪しい眼光をしながら琉璃乃に答えてきた。 「だめね。それじゃ。琉璃乃さんって本当にこういうのは下手ね」 「・・・でも、けっこう厳しくしたつもりなんですか?」 「ここは私にまかしなさい。えっとまずは人選を変えなくちゃ」 猪崎は自分で選んだ老人たちを今の老人たちとチェンジさせたのであった。 「ふふっ。このおじいちゃん達は下のスペシャリストなのよ。ふふふっ」 「で、どうするんですか?猪崎さん?」 「それは見てのお楽しみ。さあ、おじいちゃん達一斉にやってちょうだい」 老人たちは吊るした5人の前にそれぞれしゃがむと既に濡れている陰唇を思い 切り開き、濡れた指で上手にクリトリスの包皮を剥いたのだった。 「ひぃぃぃーーーん」「ひゃあああぁぁぁんん」 悶える5人を前に声を高々に猪崎は言ってきた。 「さあ、素直に言うのね。このおじいちゃん達はみんなクリトリスの達人な  のよ。言わないと絶頂地獄におとしてやるからね」 「猪崎ーーーてめぇーー!!」柔子先輩が猪崎に唾を吐いてきた。 「ふふっ、やっぱまだ元気な様ね。せ・ん・ぱ・い」 「猪崎ーー後で覚えてろーーー」 「どうぞ。でもいつまでその口で言えるかしら。うふふ」 「・・・・・・い・猪崎さん・・・はぁぁーー」琉璃乃は猪崎を見て少し呆れ てた。そんな呆れて見ている琉璃乃にゆっこが話し掛けてきた。 「琉璃乃ちゃん。やっぱここは猪崎さんの方が適任みたいね」 「そうみたいね...私にはあんな真似出来ないわね..」 「猪崎さんってこういうの得意なのでまかせても大丈夫ですよ」 「・・・・少し不安だけどそれしかないみたいね」 「ところで琉璃乃ちゃん。例の西堂さんの事はおじいちゃんに聞かないんですか?」 「そうだ。忘れてたわ。ここは猪崎さんにまかせて、ちょっと隣り行ってくるわ」 「ええ、しばらくはあの感じですからゆっくりしてください」 「しばらく?」 「ええ、猪崎さんってじわじわと責めるのが好きですから」 「・・・・・・・・」(呆れてる琉璃乃。) 琉璃乃は呆れながら女湯を後にしておじいちゃんが入っている男湯に向かって いった。 (それにしても、最近この会合ますます、すごくなってる様な・・・世間が  見たら驚くわね。この風景・・・) そう、今や毎週土曜の午後の3丁目の銭湯の会合は男・女湯共に貸切にして 開かれていたのであった。 今日は女生徒が琉璃乃を除いて46人が裸で参加しており、好色会の老人たち の56人と合わせてほぼ100人近くがこの場にいたのであった。 脱衣所にはイかされて寝ている女生徒がごろごろしていた。 「うわぁ...相変わらずすごい風景ね。人に見られたら大事よね...」 「よぉ、嬢ちゃん。わしの相手にでも来てくれたかのー」 脱衣所で休んでいた権さんが琉璃乃に話し掛けてきたのであった。 「権さん。今はおじいちゃんにちょっと話しがあってね。中にいるの?」 「ああ、玄さんなら嬢ちゃんが連れて来たお土産をイかしておったぞ」 「あんまり、イカしすぎないでよ。あと変な事もしないでよ」 「そんな事はせんよ。もうどんな事しても勃たんしな。これは」 権さんは平然とした顔で萎えきってダランとしている一物を見せてきた。 琉璃乃も平然とした口調で権さんの一物を見ながら応えてきた。 「そう、相変わらずそこは使い物になってない様ね。おじいちゃんたち  そんなに昔は使っていたの?それ?」 「はははっ。嬢ちゃんは厳しいね。ここらの女子の様に真っ赤になっては  くれん様じゃなー」 「思い切り勃っていれば赤くなってもいいわよ。権さん」 「はははっ。残念だがもうだめでのー。昔は丸1日おっ勃ってられたが、  もうこの通り使えんな」 「ふぅん、そうだ。権さんでもいいや。1つ聞いていいかしら?」 「ん?何か心配事か?嬢ちゃん?」 「権さん。義の西堂って知ってる?」 「!!に・西堂じゃと?あやつ戻ってきたのか?ここに?」 権さんは大声を挙げた。そしてその声と共に浴場のガラス戸が開き玄も 大声を出しながら慌てて来たのだった。 「西堂だと!!や・やつはどこにいるんじゃ!!」 「・・・・・はぁぁーーやっぱり、おじいちゃんの関係の人ね....」 琉璃乃は玄の態度に確信を得て頭をかかえて呆れていた。 「ん、おらんじゃないか?おっ琉璃乃どうしたんだ、あっちで何かやって  たんじゃ・・・」 「西堂って人について聞きにきたのよ。一体おじいちゃんの何なの?」 「琉璃乃?お前まさかやつにあったのか?」 「ええ、あったわよ。昨日ね」 「まさか、やつにくすぐりを!?」 「ええ、思い切りくすぐられて失禁までさせられたわよ」 「なんじゃとーあやつめー。わしの孫娘になんて破廉恥な真似をー」 「・・・?おじいちゃん?ずい分、あの子の事知っている様ね?」 「あの子じゃと?あんなやつ、くそ野郎で充分じゃ。今やつはどこにいる!!」 「・・・・・転校生でうちの学校来てるけど....」 「転校生だとーー!!ん?あいつが転校生じゃと?」 「ええ、転校生よ。大阪の学校から転校してきたみたいよ」 「ん?琉璃乃、お前の所は確か女子高じゃ・・・なぜやつがそこに?」 「何か勘違いしてるでしょ?その子私の1つ学年上の女の子よ」 「女?それはどういう事じゃ?」 「玄さん。もしかして西堂の孫娘じゃないか?あいつもいい歳だし...」 「そうか・・・そういう事か...やつめ今さらあの事を諦めてなかったか...」 「ねえ?何かあの子が来た事に理由があるのね?」 「・・・・むむっ・・・・・・」 「おじいちゃん!!」 「しかたないのーそろそろ話す時期が来た様じゃのー」 「話す時期?一体何の事?」 「とりあえず、話すから良くおちついて聞くのじゃ。そう、あれは10年前の事・・・」 好色会・・・それは今から15年前、日本全国よりスケコマシで名が通った 老人たちによって設立されたとんでもない会であった。 その人数はおよそ100名。3大流派によって作られた会であり、玄はその 会長に選ばれたのであった。 だが、その時にはもうすでに全員のあれは使い物にならず、せっかくの会も 何も意味のないものになろうとしていた。 そんな時、玄はとてつもない事をしようと皆に提案してきたのであった。 それは自分たちの全員の技を1つにまとめたものを作ろうと言って来たのだ。 老人たちはそれに大いに賛成し5年の歳月をかけて全ての羞恥の技が含んだ ”羞恥拳”を完成する事が出来たのであった。 しかし、いざ完成したその拳を見直してみると、とんでもないものが出来て しまいあまりにも世に出すには危険すぎるものとなってしまった。 そこで玄はこれを世に出さず封印する事を決意した。だがそれを残りの流派 が反対し始めてしまった。 「なぜ、今さら封印などするのじゃ!!」 「そうじゃ、我らの5年の努力の結晶ではないか!」 「・・・これはわしらの手に負えるものではない。こんなの身につけたら、  その男は何をするかわからんぞ」 「玄、話しは違うぞ。わしらはこの拳を世に出す為にここまで来たのじゃぞ」 「そうじゃ玄!わしらの5年間を無駄にするつもりか?」 「ともかく、これは封印じゃ。まあ、お前らが作った箇所は好きにするがよい」 「そうか・・・なら今日限りでわしらはこの会を抜けさせてもらうぞ」 「わしらも同じじゃ。世話になったな。玄」 「すまんな。2人とも・・・わしの勝手で...」 「どうせ、わしらには無用じゃが、わしは諦めておらんぞ」 「そう、もし貴様がこの拳の封を解くならわしらはその拳をもらいにいくぞ」 「無駄じゃ。わしの所は全て女系じゃ。もう、わしの腕を継ぐものなどおらぬわ」 「そうか...なら構わぬが..わしらはいつも主を見張ってる事を忘れる  でないぞ」 「そうじゃ、貴様が封をとこうするなら我らは再び主の前に現われるぞい」 「無駄な事じゃが、この玄、しかと肝に命じておこう」 こうして好色会は3つに分裂し、そのままの状況で今日まで続いていた。 「という事じゃ。やつらめ。羞恥拳を手にする為に動きおったのじゃ」 「ちょっと待ってよ。私そんな拳覚えてないわよ」 「たしかにまだ封をしとるが、琉璃乃お主が我らの技を次々と習得しているのは  事実じゃ」 「それはそうだけど・・・・」 「琉璃乃、今のお前の技術はもう例の拳を覚えられるレベルまできておるのじゃ」 「えっ?」 「ようするに、やつらはわしがお前に羞恥拳を覚えさせる為に修行させてると思  ったのじゃよ」 「そんなー!!じゃあ、彼女はその分かれた2人のどっちかの孫娘なの?」 「ああ、羞辱派の連中のトップ連中の孫娘じゃ」 「羞辱派?何それ?」 「嬢ちゃん、それはわしから話そう。好色会は嬢ちゃんもわかってると思うが女  をイかせる目的で作ったもんじゃ。じゃがのーそんなわしらにも流派があってのー」 「流派?」 「そうじゃ、わしらはあくまでも女性を気持ちよく絶頂させる事を目的にこの腕を  磨いてきたのじゃ」 「ええ、それはわかるわ。でも他の流派もそれが目的じゃないの?」 「イかせる目的では同じだが手段が違うのじゃ。嬢ちゃんが相手した西堂の羞辱派  は女にとことん辱しめを与えて絶頂させるのじゃ」 「辱しめを与える?何をそれ?」 「世の中にはいろいろな快感があっての。やつらは屈辱をどんどん与える事によっ  て女をとりこにするのじゃ」 「だから・・・くすぐりって事?」 「ああ、やつらの屈辱の1つじゃよ。それは」 「・・・・1つ?ま・まさか、こんな恥ずかしいもの他にもあるの?」 「ああ、やつらは辱しめの集団だからの。やつらの辱しめの拳はどれも、たちが  悪いのじゃよ」 「じゃあ、三羞牙ってもしかしてその流派の...」 「そうじゃ、三羞牙はやつら羞辱派のトップにいる3人の事でそれぞれ女性を屈辱 に落としてとりこにする辱しめの技の持ち主なんじゃ」 「ちょっと待ってよー。私はそんなとんでもない連中に狙われているって事?」 「・・・まあ、そういう事じゃのー」 ついに明らかになった事実に琉璃乃は少し愕然として叫んだのだった。 「そんなーーなんでそういう目にばっか遭わなくちゃならないの」 そう、だんだんとんでもない展開になっていく事に琉璃乃はショックを隠せないの であった。


第6話へ