第9話「美瀬乃M、お願いせよ!!」
今、研究所は最大の危機に陥ろうとしていた。
そう、7姫将の1人「光夢機」から研究所に向けて超高圧ピーム砲が発射された
のである。
月にまで届いてクレータを空ける程の超高圧ピーム砲。それが今研究所を
狙ってきたのであった。
【おほほっーー光夢砲!発射します!!】
バシューーーンンンン。遠く離れた光夢機から凄まじい勢いの光夢砲が発射された。
光夢砲が狙う先は鯉町研究所。
すでに多くの研究員たちが退避を始めていた。
「おじいちゃんは本当に残るのね?」
「当たり前じゃ!!わしの秘蔵コレクションを無駄には出来ぬ!!」
「じゃあ、持って逃げればいいでしょ?」
「持って逃げられるほど、わしのコレクションは少なくないのじゃ!!」
「・・・呆れた..このエロじじいは...」
「美瀬乃よ。見るがいい。ロボットものの定番のバリアを見せてやろう。」
ビィィィーーンン!!突然。研究所にピンク色のバリアが貼り巡った。
「悪趣味な色のバリアね...」
「これぞ!!羞恥バリアじゃ。触れたものはみんな喘ぐと言う恐怖の
媚薬効果もあるのじゃー!!」
「でも、相手はビーム砲じゃ?」
「問題ない。耐久性もばっちなのじゃー!!」
【おほほっ..そんなバリア無意味だと思わないのですか?】
「私もそう思う..」
【見なさい..この映像を..】
突如、研究所のスクリーンに強制映像が割り込んでくる。
そこには海面を走る光夢砲が映っていた。
「それがどうしたのじゃ。」
【この先には某国の無人空母の艦隊がありますのよ..】
「知っておる。貴様らを倒す為に某大国が数十兆円かけて作った艦隊じゃろ。」
「数十兆円?すごい艦隊ね...」
「彼奴らの砲弾が1度火をつけばどんな大国も1時間で落ちるじゃろ・・・」
バシューーーーンンン!!ドバババババッンンン!!
バババババッンンン!!ドガァァァァァァッッッッッ!!
映像には光夢砲が一瞬にして無人空母艦隊を木っ端微塵にする映像が流れた...
「さすが...月にまで届きクレータを空けるビーム砲じゃ...」
「落ち着いて見てる場合じゃないわよ。あんなのこんなバリアで防げるわけないでしょ。」
「大丈夫じゃ!!この前のテストではすぐにひび割れしたが今度は問題なしじゃ!!」
「あのひび割れは私がキックの練習してて開けたんだけど...」
「なんですとーー」
「嘘じゃないわよ...」
「だ・大丈夫じゃ..この前より1割増の強度があるのじゃ!!」
「いくらなんでも私のキックはそんな化けもんじゃないわよ!!」
<あらあら。もはや最後でございますわね。博士。>
「じっちゃーーん!!危ないっす。早く逃げた方がいいっす。」
「大丈夫じゃ。この羞恥バリアは無敵じゃ!!」
<そうでございますわ。最後までいてくれると嬉しいでございますわ。>
「美瀬乃ちゃん。何とかじっちゃんを説得してくれっす。」
「私が?」
「お願いっす。このままじゃ、じっちゃんが..」
「・・・・・ふぅ..仕方ないわね..」
<あらまあ?そんなエロじじいを助けるんですか?>
「まあ、これでも一応祖父だしね..」
<でも、こんな破廉恥巨大ロボを作ったんでございますのよ。>
「破廉恥巨大ロボではないぞーーー。それ以上の淫乱ロボなのじゃー!!」
思い切り力説する博士。
ぴききっ。「そうよ。なんで私がこんなじじいを助けなくちゃいけないのよ。」
「美瀬乃ちゃん。それはあんまりっすよ。」
<あらまあ。ひどいのは博士の方でございますわ。>
「そうよ。ひどいのはおじいちゃんよ。」
「美瀬乃ちゃん....」
「でも...研究所をこのまま壊すのも反対よ。」
「美瀬乃ちゃん?じゃあ、じっちゃんを....」
<あらあら?お人よしですわね?それでいいでございますの?>
「・・・お人よしじゃないわよ。先輩...」美瀬乃は外をじっと見ていた。
「お嬢?どうするつもりじゃ?」まだ残っていた塔兵衛じいが問いかける。
「こうするつもりよ!!!」
美瀬乃は突然、博士を持ち上げ、そのまま思い切り振り回して外に向けて
飛ばしたのであった。
「どりゃああああーーー」ぶんっ!!バリリリーーンン!!
「美瀬乃ちゃん。ありがとうっす。」
「礼を言われるつもりはないわよ...」
「お嬢?今のは超弾投げ!!彼奴をどこに飛ばしたんだ?」
「あれに向けただけよ。」
美瀬乃は光夢砲の軌道に向けて博士を弾丸の様に飛ばしたのであった。
「これぞ、超一石二鳥投げよ!!不死身のじじいの盾の出来あがりよ」
「さすがお嬢じゃ!!見事じゃ!!」
塔兵衛じいは左側の太い眉を持ち上げ叫んだ。
バリリリーーン。博士は羞恥バリアをも軽く突き破って空中へ飛んでいく。
「おああっ。せっかくのバリアがーーーー」
「やっぱり、こんな事で壊れるモロいものじゃないのよ!!」
バシューーーーーゥゥゥゥゥーー遠くから強力な光源が見えてきた。
「おじいちゃん。ばいばいー。」
「鯉町よ。安らかにのー。」
「おあああーー美瀬乃!!塔兵衛!!薄情だぞぉぉぉーーー」
博士は空中にて光夢砲の直撃を受けた!!
博士の身体がすごい勢いで蒸発してる様だが光夢砲を食い止めている。
さすが博士。凄まじい生命力を見た様な気がする。
「じっちゃーーーんんんーーー」
<なんてやつですございますの?凄すぎるでございますわ..>
【・・・わたくしの光夢砲が?こんな人ごときで...】
「おあああああーーーこんな所でくたばるものかーーー」
「しぶといわね...」
「しかしお嬢..彼奴が蒸発したらここもまずくなるぞい。」
「そうね。本当に消滅したら目覚めは悪そうね..」
「おあああああーーーもはやここまでかぁぁ・・・」
博士が徐々に光の中に飲み込まれていく...
もはや、博士が消滅するのは時間の問題だろう。
「どうする、お嬢。彼奴も限界じゃぞ!」
「しょうがないわね..エロを増幅するしかないのね..」
「エロを増幅だと?」
「・・・おじいちゃん!!これを見てぇぇ!!」美瀬乃は思い切り上着とブラを捲った。
べろんっ。ぼろろん。美瀬乃のFカップの立派な胸が大きく揺れたのであった。
「うおおおおぉぉぉっ!!孫娘のおおおぉぉっぱぁぁぁいいいいぃぃぃーー!!」
凄まじい気が博士から発しられ、博士の身体が再生していく。
だが、まだ五分と五分である。
「も・もう少しパワーを..美瀬乃..わしに元気をわけてくれ..」
「..足元見てるわね..まあ、いいわ。今回だけよ!」
美瀬乃は思い切りショーツを脱いで、今度はスカートを捲った。
ぺろんっ♪美瀬乃のおま●こが元気良く露になったのだ。
「うおおおおぉぉぉっ!!孫娘のおおおぉぉおま●こぉぉぉぉおおおおおおーー!!」
美瀬乃のおま●こパワーで一瞬にして光夢砲を吹っ飛ばしてしまった。
「す・すごいっす!!じっちゃーーんんーー!!」
<・・・・・そんなぁぁ...こんな事があっていいのでございますの?>
「素晴らしいぞ。お嬢。これは絶倫元気爆発拳と名付けさせてもらうぞ。」
「そんなもんに名付けないで!!」
「助郎!!今じゃ!!敵がひるんだ隙にあれをやるんじゃ!!」
空中で完全復活していた博士が大声で叫んだのであった。
「おおっ!!わかったっす。」助郎があるボタンを押すと突然、美瀬乃Mは秘部に
指を突っ込んだのであった。
「こらっ!!何やってんのよ。こんな時に!!」
「こっちも超高圧ピーム砲を見せてやるのじゃ!もう充血して剥けるはずじゃぁぁ!」
「充血って..何を剥く気よぉぉーーー」
「もちろん、クリトリスの包皮じゃぁぁーーピンクに充血しまくったクリトリスを
やつに見せ付けるのじゃぁぁぁー」
「いくぞぉぉーー!クリストファイヤーー!」
充血しまくった美瀬乃Mのクリトリスがよりピンクに輝き、ピンク色の超高圧ピーム砲
が発射された。
バシューーーンンンン。
<こ・これは..光夢砲と同じもの..避けられない..>
ズバァァァァァァァーーーー。彗七皇の身体に大きな穴が開いてしまった。
「ははは。どうじゃ!!わしが作った超高圧ピーム砲はーーー!」
「さすがっす。じっちゃーん!!」
バキバキィィ・・・クリストファイヤーの威力によって彗七皇の身体が崩れていく。
<そんなぁぁーー!!こんな技で・・こんな技で・・>
彗七皇の身体が徐々に崩れて戦闘不能となる中、彗七皇のコクピットモニタに
1つの映像が入ってきた。
ジジジジッッーー<!!映像?このお姿は!?>
映像に映ってきたのは7姫将のリーダ、サンミーコの映像であった。
<・・・サ・サンミーコ様!!>
『どうやら...あのエロじじいを甘く見たのが敗因ですね..』
<!!サ・サンミーコ様?ま・まだ闘えます..どうかもう少し..>
『今、彗七皇を失うわけにはいきません...わかりますよね?』
<けど...こんな技で引くには...>
『こんな技で敗れればそれ以上の屈辱ですよ』
<・・・・・・・そ・それは>
『今は引くのです。引くことも戦術の1つですよ。』
<・・・仕方ありませんでございます..回収お願いします..>
『では、物質交換開始します。エロじじいにはいい物を送ってあげるわ。』
敵本部にいるロボット「超照天」が何かを唱え始めた。
そう、この「超照天」は現在の科学では実現出来ない物質瞬間移動が
出来るのである。
ただし、一方的な移動は出来ず同質量のものを入れ替える事により
物質瞬間移動を可能としているのであった。
ビィィィーーーンン。彗七皇は超照天により敵本部まで一気に戻された。
『大丈夫ですか?水菜子?』
<すいません..超照天の力までお借りしてしまうとは..>
【しょうがないですわよ。光夢砲も跳ね返す連中なんだから..】ガシャンガシャン。
重量型の光夢機がゆっくりとやってきた。
<!!ムーンラーミョ?ここから光夢砲を出したんでございますか?>
【サンミーコに軌道修正してもらったテストを兼ねてね】
『そう、我々がいちいち雑魚に対して出向くのは面倒だしな。』ガシャンガシャン。
<でも、悔しいでございます..あんな人形ロボにやられるなんて..>
『ふふ、その人形ロボも連続の戦いには耐え切れないはずだ..』
<サンミーコ様?何を代わりに送ったんですか?>
『我らの同士、7姫将さ。樹木の樹守丸さ..』
そのころ美瀬乃Mの所には、7姫将の1人、樹木の樹守丸が現れたのであった。
{・・・・はぁぁぁ、水菜子姉たんは、こんなのに負けたんだっちゅね}
「・・・じっちゃん..また新たな敵が出たっすよ!」
「慌てるでない。助郎!!今度は樹守丸が来るとはな..」
{博士たん..まだ。こんな無駄なことをやってたんだっちゅね..}
「おじいちゃん..今度の敵も知ってるの?」
「ああ、樹守丸のウッドナナヨ。戦いを好まぬ平和主義者じゃ」
「平和主義者?それじゃ戦いに来たんじゃないの?」
{そう、ナナヨたんは戦いは嫌いだっちゅ。でもエロも嫌いだっちゅ}
「助郎!!奴の光線には目を合わせるんじゃないぞぉぉーー!!」
「わ・わかったっす..じっちゃん...」
{遅いだっちゅ!萌えもえになるんだっちゅぅぅぅぅーーー♪}
美瀬乃Mが不思議な光の中に包まれてしまった。
助郎は果たしてどうなってしまうのであろうか?
☆☆☆次回予告☆☆☆
かって、萌えという強烈な時が存在した。
それは決して恥部を出さずとも男たちを興奮させるものであった。
その萌えもえの中で生まれたのが樹葉花たんというセーラ・スク水・ブルマ少女
であった。
「下がブルマで、上はスクール水着、その上にミニ上着とミニスカート
のセーラー服。決め手はピンクのオーバーソックスなのじゃぁぁーー」
「それってセーラ服の下にスクール水着を付けて、更にブルマを穿いてる
ってこと..何だかなぁぁ..」
「馬鹿ものぉぉぉーー全て付けてるから萌えなのじゃぁぁぁーー」
「その通りっす。これぞ萌えもえっすぅぅーー」
すっかり萌え漬けにされてしまった博士たち。
果たしてエッチは萌えに勝つのであろうか?
次回「美瀬乃M、萌えよ!!」をお楽しみに。
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