第8話「美瀬乃M、卑怯せよ!!」
今、美瀬乃Mは敵幹部のロボット「彗七皇」に苦戦を強いられでいた。
それと言うのも「彗七皇」の速さを見切れる美瀬乃が助朗にめちゃくちゃな
指示を出していたからであった。
<行くでございますわね。>ドシュューーーーーンンンン!!
「美瀬乃ちゃん!!今度こそ頼むっす!!」
「お日様の昇るほうよ!!」「昇る方っすね。」
ぼそっ「けど、天*バカ*ンの場合でね。」
バキィィィィ−−−ンンンン!!
美瀬乃Mは彗七皇の鋼鉄の脚に思い切り蹴られてしまった。
「美瀬乃!!またそんな指示を!!わしはとっても悲しいぞーーー!!」
「ちゃんと指示は出してるわよ...最後まで聞かない方が悪いのよーー!!」
<あらまあ?要するにクイズが下手という事でございますわね。>
「彗七皇!!まだまだ負けないっすよ。」
<あらあら?ではまた行くでございますわね。>ドシュューーーーーンンンン!!
「美瀬乃ちゃん!!もう1回頼むっす!!」
「19**年、産業革命を起こして有名になった***の出身国の方向!!」
「なんっすかそりゃ!?」
バキィィィィンンンン!!
美瀬乃Mはまた彗七皇の鋼鉄の脚に思い切り蹴られてしまった。
「美瀬乃!!どうしてそんな指示を!!助朗を見殺しにする気なのかーーー!!」
「今度は1回で教えてあげたでしょ?これぐらいわかって当然よ。」
<まあまあ?要するに歴史が駄目なんてございますわね。>
「ぬぬぬーーー美瀬乃めぇぇーーーー」
「じっちゃーんーーー!!もう無駄っす。これじゃ勝てないっす。」
「助郎!!まだ策はあるのじゃーー安心せい!!」
「策?またエロいのをやるつもりね...」
<あらまあ?わたくしには効きめがないでございますわね。>
「ふふふっ。ウオーターノよ。余裕を噛ませるのも今のうちだぞ!!」
<あらあら?そんな脅し無意味でございますわね。>
「助朗!!美瀬乃アイを使うのじゃーーー!!!」
「わかったっす。じっちゃんーーー!!」ポチッ。
助朗があるボタンを押すと美瀬乃Mの目が映写機のレンズの様になり空中に
映像を写し始めようとしていた。
「はははっ。これぞわしが苦心の上考えた空中固定巨大映写機なのだ!!」
ビビビィィィィーーーンン。空中に何かグロテスクなものが写り始めてきた..
「おじいちゃん?一体何を写すつもりなの?」
「ふふふっ。それは見ての楽しみなのじゃーーー!!」
ビィィンン。「ちょ・ちょっとうそぉぉーーー!!こらっ。なんてもの映すのよ!!」
美瀬乃は空中に映った映像を見て叫んだ。
何と空に女性の秘部が3D映像でくっきり映し出されたのであった。
「こらーおじいちゃん!!こんな時に何馬鹿な事やってるのよ!!」
「ふふっ。美瀬乃よ。これがウオーターノの攻略なのじゃー!!」
「はあ?何言ってんのよ?」
「助朗!!映像に向けてヘアーミサイルじゃーーー!!」
「?何だかわからんっすかやるっす!!」
「ヘアーミサイルーーー!!!」美瀬乃Mは美瀬乃の声で大声で叫んだ!!
美瀬乃Mの陰毛が鋭い針となって映像の方へ発射される。
ドバババババッッンンンン!!!
突然、映像先に現れた「彗七皇」に全弾命中したのであった。
<・・・ゆ・許しませんことよ。もう怒り心頭なのでございますわ!!!>
ドシュューーーーーンンンン!!
「じっちゃんーー!!どうするっす?見えないっす!!」
「今度は、右に美瀬乃アイを出すのじゃ!!」
「わかったっす!!」ビィィィンンン!!
<!!や・やめてぇぇぇぇ!!>
またもや映像の前に「彗七皇」が現れてしまう。
「助朗!!今じゃ攻撃じゃー!!」
「おうっ!!」今度は美瀬乃Mのパンチが「彗七皇」に炸裂した!!
バキィィィィ−−−−ンンンン!!
彗七皇は思い切り吹き飛ばれてしまった。
<!!!く・くやしいでございますわ!!>
「・・・?ねえ?おじいちゃん?これはどういう事なの?」
「ふふふっ。よくぞ聞いてくれたぞ。そう。実はあの映像に秘密があるのじゃ!!」
「あんなエロ映像にどこに秘密があるのよ!!」
「ふふっ。あれはただのエロ映像ではない。わしの秘蔵コレクションの1つぅぅぅ!!
水菜子お宝おま●こ映像なのじゃーーー!!」
「水菜子先輩の?じゃあ、あの・・あの部分は水菜子先輩の・・・」
「その通りじゃぁぁぁーー!あれこそは水菜子のおま●こ映像なのじゃぁぁぁー」
「・・・このエロじじい..何て卑劣なことを..」
<!!ゆ・ゆるしません事よ!!よくもあんな映像を!!>
「はははっ。ウオーターノよ。何を慌てておる。わしはただ水菜子とやらの映像を
流しただけではないか!!」
<そ・それは...>
「水菜子のピンクおま●こを晒したことに何か関係があるのかな?ウオーターノよ」
<!!ぐっ・・・ひ・卑怯でございますわよ!!>
「卑怯もくそもあるか。敵に情けをかけるほどわしは甘くはないのじゃ!!」
ぼそっ。「このじじいの方が外道だわ..」
「ふははっ。何と言われ様が構わぬのじゃー次はおっぱいをどんと映してやるのじゃー!!」
<いやぁぁぁぁーーやめて下さいでございますぅぅぅーーー>
「ふはは。いくのじゃー!!助朗ーー!!!」
「わかったっす!!じっちゃーーん!!」ぽちっ。
美瀬乃アイから空中にぶるぶるんと揺れるDカップの乳房が映し出された。
<きゃあああああーーー見ないでぇぇぇーーー!!>
「彗七皇」が映像を隠すかの様に映像の前に現れたのであった。
「助朗!!今じゃ攻撃じゃー!!」
「おうっ!!」美瀬乃Mのキックが「彗七皇」に炸裂した!!
バキィィィィンンンン!!
彗七皇はまた思い切り吹き飛ばれてしまった。
「はははっ。思い知ったか。ウオーターノ!!これぞ最大の秘策なり!!」
ぼそっ。「最大の卑怯の様な気がするけど...」
<もう許しません事よ。一撃でつぶすでございますのよ!!>
「ふははっ。わしの秘策に死角はないのじゃ!!」
<ふふっ。要は映像を無視してあのロボットで倒せばいいのでございますわ。>
「なるほどっ。さすが先輩。」合いの手を打つ美瀬乃。
「こらっ。美瀬乃!!お主はどっちの見方だ!!」
「あっち。」素直に彗七皇を指差す美瀬乃。
「おおっ。わが孫娘ながら恥かしいぞ。敵に魂を売ってしまうとはぁぁーー」
「こんな卑怯な仲間と思われたくないのよ!!」
<あらあら、全くその通りでございますわね。>
「助郎!!今じゃ美瀬乃パンチじゃー!!」
いつの間に背後に回った美瀬乃Mが彗七皇を吹っ飛ばした。
「はははっ。どうじゃ!!わしと美瀬乃の会話引き付け作戦は!!」
「嘘よーー!!勝手に人を卑怯な作戦に引き込むなぁー!!」
「じっちゃん。この分じゃいけるっすよ。」
ぼそっ。「助郎。後ろにもう来てるわよ。」
バキバキドカァァーーンンン!!彗七皇が美瀬乃Mを連打して吹っ飛ばした。
<むかつくむかつくむかつきでございますのよぉぉぉぉぉーーー>
ウオーターノは完全にキレてしまったのである。
「あららっ。おじいちゃん。もう駄目ね。これじゃ..」
「じっちゃーーん。何かやばいっすよーー。」
彗七皇のボディから凄まじい高温の蒸気が溢れ出た。
<あははーーもはや手加減は無用!!次で木っ端微塵でございますわ!>
「じっちゃーーん。何か危ないっす..」
「助郎。わしらには美瀬乃アイがあるのを忘れたかー!」
<あははーーそんな映像もはや無意味でございますわーー!!>
「だって。どうするの?おじいちゃん。」
「ふふふ。ウオーターノよ。美瀬乃アイをなめると大変な目に遭うぞ!!」
<もう勝手に映せばいいでございますわ。アソコでも胸でも好きなだけ映しなさいよ。>
「あらら。おじいちゃん。ほら。もう駄目だって。」
「ふはははっ。ウオーターノよ。お主、わしの秘蔵コレクションをなめておるな。」
<・・・・・・・・・・・>
「何なら究極映像、水菜子秘蔵スペシャルを出しても構わぬと言うのだな!!」
<・・・・・・・・・・>彗七皇の蒸気が少し弱まった..
「これを出したら最後、お前は2度と街を歩けぬだろう..」
<な・何を映したと言うのでございますの?>
「口に出せぬ程、凄いものだと言っておこう..ううっ」博士の目から熱い涙が滴りおちる。
<そ・そんな脅しが..つ・通用すると思って..>
「あれをただで見せるには惜しすぎる..わしが苦労して取った究極卑猥映像だからの..」
博士の身体が熱く震える。きっと余程の卑猥モノであろう。
<うううううぅぅ・・・・>ぷしゅーー彗七皇の蒸気が相当弱まった..
「じっちゃーん。何すか。そのスペシャル。出してみたいっす。」
「駄目じゃー助郎!あれは最後の手じゃー。あれを出せばお前もしばらく動けぬぞ。」
博士は目頭を熱くして思い切り語ったのであった。
<ちょ・ちょっとーー一体何を映したっていうのでございますのーー>
彗七皇が後ずさりし始めた...
「あれを見た男性は、しばらくは股間が疼きまくって動くこと不可なりぃぃぃーー」
博士が目を大きく開いて言葉を放つ。やはり相当卑劣なモノだとわかる。
「恐るべし...エロじじい..」美瀬乃も少し青ざめた..
<何て事でございますの..こんな事でこの彗七皇が...>
「どうだ。ウオーターノよ。降参するなら今の内だぞ。あれを出したらお前の今後の
人生は卑猥すぎてしまうぞ」
<いやぁぁぁぁぁぁぁ...それだけはいやぁぁぁーー>
「・・・外道だわ...こんなのが祖父なんて恥ずかしい..」
完全に動きを止めた彗七皇。もはや彗七皇には戦う気力が残ってなかった。
そんな時、電波が乱れ何者かの声が会話の中に入って来たのだ。
ザザザッ・・・・
【おほほっ..どうやら少しピンチみたいですわね..】
<!!ムーンラーミョ?ムーンラーミョですね。>
【おほほっ..準備は出来ましたわ。光夢機の光夢砲いつでも出せるわよ。】
「なっ!光夢砲だと..とするとお主は7姫将の1人か..」
【そうですわよ。光の光夢機のムーンラーミョよ】
「・・・ぐぐっ」
<光夢砲のお力はおわかりでございますよね?博士?>
「光夢砲?何なのよ。それって?おじいちゃん?」
「光夢砲は遠隔攻撃専用の光夢機の必殺技じゃ!!月にまで届いてクレータを
空ける程の超高圧ピーム砲じゃ!!」
【おほほっ..さすが鯉町博士どの..それなりの知識も豊富ですね。】
「ムーンラーミョよ。そんな遠隔砲で美瀬乃Mを潰せると思うのか?」
【おほほっ..臭いものは元から絶つのが常識ですわ。狙いは貴方の研究所よ。】
「なんじゃとーー!!」
<あらあら。博士。今度は貴方が大変でございますね。>
「じっちゃーん。早く逃げるっす。」
「駄目じゃ。助郎。わしはここを置いて逃げる事は出来ぬ..」
「おじいちゃん...」
「そう、わしの秘蔵コレクションを捨ててたまるかーー!!」
ずっ。「や・やっぱり、そんな事か..」
【おほほっ..なら一緒に葬ってあげますわ。発射します!!】
バシューーーンンンン。遠く離れた光夢機から光夢砲が発射された。
「ぬぬーー本気でこの研究所を狙ってくるとはーー」
「嘘ーーー!!冗談じゃないわよ。私は逃げるわよ。おじいちゃん。」
研究所は今、最大の危機に陥ろうとしていた。
果たしてこのまま光夢砲によって吹っ飛ばされてしまうのだろうか...
☆☆☆次回予告☆☆☆
迫りゆくムーンラーミョの光夢砲。
研究所にはピンク色の羞恥バリアが貼り巡った。
「じっちゃーーん!!危ないっす。早く逃げた方がいいっす。」
「大丈夫じゃ。この羞恥バリアは無敵じゃ!!」
「美瀬乃ちゃん。何とかじっちゃんを説得してくれっす。」
「・・・・・ふぅ..仕方ないわね..」
果たして美瀬乃は博士を説得出来るのか?
次回「美瀬乃M、お願いせよ!!」をお楽しみに。
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