第7話「美瀬乃M、戦闘せよ!!」


卑猥な給油も終えて、ようやく敵ロボットの所までくる事が出来た美瀬乃M。 だが、一緒に無数のカメラ小僧やその他もろもろまで一緒に来ていたので あった。 パシャパシャパシャシャ!!パシャパシャパシャシャ!! 「ちょっと何なのよぉぉーーあの人たちはっ!」 モニタを見ていた美瀬乃は大声で叫んだのであった。 「彼奴らはお宝ショットのためなら命をも惜しくない連中なのじゃ!これぞ  エッチ魂と言うものじゃ!!」 いつの間にか復活していた博士は熱い涙を流しながら力説している。 「助郎!少しはサービスカットを入れされてやるんじゃ。」 「何てじじい。もういやっ!!」(呆れている美瀬乃) 「じっちゃーん!!そんなゆとりないっす。敵ロボットから、すごい砲弾っす!!」 チュドドドドドドーーーーンン!! パシャパシャパシャシャ!!   ドカドカカカァァァァーーーンン!! パシャパシャパシャシャ!! 美瀬乃Mが砲弾から避けてる間も必死にお宝ショットを撮り続けているカメラ小僧たち。 「すばらしいぞぉぉーー砲弾ごときでは怯まない!この根性見事じゃぁぁーーー」 「なんて人たち...はぁぁぁーー」 チュドドドドドドーーーーンン!! パシャパシャパシャシャ!!   ドカドカカカァァァァーーーンン!! パシャパシャパシャシャ!! 「じっちゃーーん・・・何か足で踏みそうで怖いっすよ。」 「大丈夫じゃ!!助郎!!彼奴らはそれぐらいでは参らぬ!!遠慮は無用じゃ!!」 「いいのか?これで?」(かなり呆れている美瀬乃) グニャブニャッ!!パシャパシャパシャシャ!!   グニャブニャッ!!パシャパシャパシャシャ!! 「じっちゃーーん!!踏んでもまた起き上がって元気に撮ってるっすーー!!」 「そうじゃろ、そうじゃろ。これぞお宝エロ魂なのじゃーー!!」 「・・・・・・・」(完全に呆れている美瀬乃) 「ところでじっちゃん。攻撃はどうするっす?」 「今のところはお宝ショットを撮らせてあげるのが、サービスと言うものじゃ!!」 「なるほど!!さすがじっちゃんっす。」 「こらぁーー戦いはどうしたのよ!!敵は目の前にいるのよ。」 「ふふっ。安心せよ。美瀬乃。これしきの攻撃では美瀬乃Mは壊れぬ!!」 「だったら、攻撃しなさいよ!!」 「ばかもん!!まずは美瀬乃Mの素晴らしさを伝えなければならんのじゃ!!」 「こ・このエロじじい!!」 チュドドドドドドーーーーンン!! パシャパシャパシャシャ!!   ドカドカカカァァァァーーーンン!! パシャパシャパシャシャ!! 「見よ!!美瀬乃!!彼奴らは1人でも欠けているか?否!!この砲弾の中、  皆無事で動いているではないか!!」 「とんでもない連中・・・」 「むっ!!中にはTVカメラを積んで動いているものもおるぞ!!さすがカメラマン魂!  この鯉町、感服したぞい!!」 「なんで、こんな連中ばっかいるの?はぁぁ・・・・」 チュドドドドドドーーーーンン!!パシャパシャパシャシャ!!   ドカドカカカァァァァーーーンン!!パシャパシャパシャシャ!! 砲弾が飛び交う中、必死で美瀬乃Mのお宝映像を映す熱きエロたちだが、そんな中 砲弾を出していた敵ロボットがいきなり爆発してしまった。 ダダダダダダダッ〜〜〜〜ドバァァァァァァーーーンンン!! 「ぬぬっ!!何事じゃ!!助郎!!どうした?」 「じ・じっちゃん?いきなり敵ロボットが破壊されたっす?どういう事っす?」 「ぬわにぃぃーー!!一体どういう事じゃ?」 「おじいちゃん、敵ロボットの背後にロボットがいるわ」 「ぬわんだとぉぉーー」 モニタを見て戸惑う博士たちに、突然、謎の音声が割り込んでくる。 ジジジッ<これ以上、くだらない闘いをしては困りますのでございますわ。> 「じ・じっちゃん!!目の前にあ・青色のロボットが!!」 「ぬぬっ!!」モニタに近づく博士。 美瀬乃Mの目の前に全身を青系の色で染めた2足型のロボットが立っていた。 両肩には水瓶に似た巨大な砲台が積んでおり手には巨大な紺色の薙刀を 持っていた。 「こやつ?まさか幹部の1人..7姫将の1人か!?」 <そうでございますわ。彗星のウオーターノですわ。お久しぶりですね。博士。> 博士と会ったことのある様な事を言ってくる幹部の声に美瀬乃は1人の 女性の事を思い出した。 そう、かってこの研究所で博士と一緒にロボットを研究していた水菜子と 言う研究員の事を。 「水菜子先輩?水菜子先輩ですね。その声?」 <水菜子?誰の事を言ってるか知りませんが人違いでございますの。> 「水菜子先輩...」 「ウオーターノ!!貴様ーこんな所に現われて何をするつもりじゃーー」 <あら?わたくしは悪でございますのよ。やる事はわかっていると思うのでございますが。> 「ぬぬっ!!助郎!!早くあのくだらぬロボを倒すのじゃ!!」 「わ・わかったっす。」 <まあ?エロじじいの割には結構まともな事を言うのでございますね。> 「はっ!!助郎!攻撃の前に彼奴らを守るんじゃぁぁーーー!!」 「えっ?じっちゃん。守るってどういう事っす?」 <あらら?よくおわかりでございますね。でも、もう手遅れでございますのよ。> ゴオオオオオオーーーー!! ウオーターノの胸板より美瀬乃Mに強力な光線が発射された。 「じっちゃーん。これはもしかしてハイパーガーFをぼろぼろにした光線!!」 「うむ。ボロゾーナ光線じゃ。ハイパーガーFや様々な戦闘機に使用されている  特殊合金を一瞬にしてぼろぼろにしてしまう光線じゃ。」 「はっ!!じっちゃーん。カメラ小僧たちが泣いてるっす!!」 「ぐぬぬーー遅かったか!すまんのぉぉーすまんのぉぉーわしがもっと早く気付いておれば・・・・」 「な・何がおこったって言うの?」 「ぐぬぬーーー。あの光線は人体には一切影響はないが、金属やフィルムだけを全て  ぼろぼろにしてしまうのじゃ。許せよ。カメラ小僧たちよ。」 「じっちゃーん。カメラマンも大泣きしてるっすよー。」 「むむ・・無念じゃ。ここまで撮った作品が世に出ないとはな」 「いい事じゃないの」(頷く美瀬乃) 「ばかもーん。ここまで命をかけた意味がないではないかーーいや!!彼奴らに とって作品が消えるのは死ぬ事よりもショックな事なのじゃぞ!!」 「とんでもない人達・・・」 <そう思うでしょ?こういう人たちは根本的な治療が必要なのでございますのよ。> 「ウオーターノ!!これ以上、彼奴らを傷つけるのは許さんぞーー!!」 <まあ?まるでわたくしがひどい事でもするみたいじゃありませんこと?> 「助郎!!彼奴らを逃がすのだーー!!」 「わかったっす!!じっちゃん!!うん?じっちゃん見てくれっす!!」 「うん?何と彼奴ら!!カメラを失った代わりに必死に描写をしてるではないか!!  見事じゃーー!!素晴らしいぞ!!」 「なんてやつら・・・」 「少しでも多くの人々に伝えるその魂!!わしは感動したぞぉぉぉーーー!!」 カキカキッカキカキッカキカキッカキカキッ!! 「じっちゃん!!中には違うものを掻いてる人もいるっす!!」 「あの綺麗なおま●こを目の前にすればしかたない事じゃ。見てみぬフリをするのが 武士の情けと言うものじゃ!!」 「もういやっ!!」(手で顔を隠す美瀬乃) <あら?ゆとりある人たちでございますわ。ではでは行きますでございますのよ> ボワヨヨヨヨヨオオオオオオォォォォーーーー!! 「!!じっちゃーん。何か変な光線を出してきたっす。」 「むっ!!こ・これは!!まさかこれは!!」 「うぎゃあああーーー」「おわああああーーーー」 「!!じっちゃーん。何かみんな苦しんでいるっすよ。」 「ウオーターノ!!こ・これは!!まさかあのインポーナ光線か!!」 <ピンポンでございますの。そうインポーナ光線ですの。> 「・・・な?何なのよ。その恥ずかしい光線は!!」 「このインポーナ光線はこの世を混乱に陥る光線じゃ。そう、男性を誠実で真面目  人間に変えてしまうのじゃ!!」 「・・・案外、いい光線じゃないの?それ?」 「ばかもん。お前の様な女性アイドルが売れるのも男性ファンの性的欲求があるから  売れるのじゃ!!」 「それは違うと思う...」 「ともかく、あれをくらうと数年間は女性に興味を持たなくなってしまうのじゃ!!」 「じっちゃーん!!大変っす。集まっていた野次馬がみんな帰っていくっす。」 「ぬぬ。なんてむごい光線じゃ。こんな美味しいシーンを興奮させなくさせて  しまうとは。」 「・・・いいんじゃない。なんか敵を応援したくなる感じね。」 「ばかもーん。こんな敵に日本を支配させていいと思っているのかーーー!!」 「そうっすよ。美瀬乃ちゃん。相手は敵っすよ。」 (・・・私の敵はこのじじいの気もするけど...) 「とりあえず、助郎!!先制攻撃じゃ!!」 「じっちゃん!!まかしとけ!!まずはこれだー!!」 助郎がボタンを押すと美瀬乃Mは自分でスカートを思い切りめくった。 「!!なっ!!ちょっとなんでスカートを!?」 「ヘアーミサイルーーー!!!」美瀬乃Mは美瀬乃の声で大声で叫んだ!! 美瀬乃Mの陰毛が鋭い針となって発射され敵ロボットに刺さっていった。 「助郎!!使いすぎには注意するのじゃ。すぐにパイパンになってしまうぞ!!」 バキッッッッッーーーンンン!!!グシャーーーーンンン!! 「このエロじじい!!なんで下の毛を飛ばすのよ!!」 「ばかもーん。上だとどっかのキャラクターになってしまうじゃろ!!」 <はああー相変わらず下品な開発をしてるでございますのね。> 「ウオーターノ!!このわしの科学力なめるでないぞー」 ドカドカドカカカッァァァンンンンーーー。 ウオーターノの愛機「彗七皇」に刺さったヘアが次々と爆発を始めた。 「どうだ。今まで傷1つ付かなかったお前の伝説は敗れたのじゃ」 <伝説?何の事でございますの?> 「とぼけるでないぞ。今まで誰も傷つけられないとして言ってたではないか!」 <それは貴方たち勝手に言った事ですの。単に傷1つ付けられないほど  弱すぎたのでございますのよ。> 「ぬわんだとぉぉーーー!!」 <これしきの攻撃、無意味でございます。>ドシュューーーーーンンンン!! もの凄い速さで移動する彗七皇に助朗は敵の姿を見失ってしまう。 「!!じっちゃん!?見えないっす。早すぎるっす!」 「助郎!!右から来るわ!!」 「えっ?右?」バキィィィィンンンン!! 美瀬乃Mは彗七皇の鋼鉄の腕に思い切り吹き飛ばされてしまった。 <ふふっ。さすが美瀬乃ちゃん。今のが見えたんですね...> 「水菜子先輩....」 「ぬぬっ!!美瀬乃、しばらく助郎のサポートを頼むぞ!!」 「うん!わかったわ」 「助郎!!起つんじゃー!!こんなとこで倒れたら全国数千万のフェチが泣くぞー!!」 「そんなにいるわけないでしょ!!」 「助郎!!起つんじゃー!!美瀬乃Mの羞恥技はまだこれからなんじゃぞー!!」 「なんですって・・・・」(少しむっとする美瀬乃) 「わかったっす!!じっちゃん!!行くぞ!!彗七皇!!」 <望む所でございますわね。>ドシュューーーーーンンンン!! 「美瀬乃ちゃん!!どっちっす!!」 「左!!」「左っすね。」 ぼそっ「の反対だけど..」 「へっ!?」 バキィィィィンンンン!! 美瀬乃Mはまた彗七皇の鋼鉄の腕に思い切り吹き飛ばされてしまった。 「美瀬乃!!お前なんて事を!!わしは悲しいぞーーー!!」 「だ・誰が喜んで羞恥を晒さなくちゃいけないのよーー!!」 <あらまあ?この勝負、楽に勝てそうでございますわね> 美瀬乃Mは今、美瀬乃のせいで危機に立たされてしまった。 だが、これしきで参る博士ではなくまだまだ羞恥な戦いが終わるはずはないのだ。
☆☆☆次回予告☆☆☆
ウオーターノの愛機「彗七皇」の速さに助郎は追いつかなかった。 その上、でたらめに指示する美瀬乃のせいで状況は不利に追い込まれた。 「じっちゃーんーーー!!もう無駄っす。これじゃ勝てないっす」 「助郎!!まだ策はあるのじゃーー安心せい!!」 次回「美瀬乃M、卑怯せよ!!」をお楽しみに。


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