「おしゅうちさま」がいる駅から近くの工事現場。
そんな工事現場の片隅の資材置き場で、新人が工事とは関係ない仕事を
やらされていたのだ。
「あの〜どうして捨てるドラム缶などを洗うんっすか」
「まあ、あとのお楽しみということだな」
新人が先輩に言われて本来捨てるはずのドラム缶を必死に洗わされている。
もしかすると新人に対する一種のいじめなのかも思う行為かも知れないが、
そう思うのは初日だけであり、2回目からはどの新人もはりきってドラム缶
を磨くようになる。
一体、このドラム缶を何に使うのであろうか?
今日初めて3つのドラム缶を洗い終わった新人が、先輩に報告すると先輩
たちがブロックを積んだ上にドラム缶を乗せて水を入れ始める。
何と、昔の山奥の工事現場でしか見られないドラム缶風呂を作り始めて
いったのだ。
「ちょっとぉ〜今時、こんな風呂に入るっ気か」
「馬鹿だなぁ〜お前、これは近隣住民へのサービスってもんだぜ」
「はぁ?こんなのに入る奴なんていないっすよ」
「まあ、俺たちは影でこっそり見てようぜ」
いい湯加減になったドラム缶3つを置いたまま、離れた場所で隠れて見る
工事現場の人たち。
新人は冷めた目で様子を見ていることから、誰も入るわけがないと強く
思っているのだろう。
時間が少し経ち、皆が食事を取りながら様子を伺っていると、ドラム缶の
方である異変が起こり始める。
そう、そっと壁の向こうからドラム缶を覗き始める女子高生たちがおり、
誰もいないとわかると辺りをきょろきょろしながら用心深くやってきたのだ。
「今日も辺りに誰もいないよね..」
「人が来ないうちに早く入ろうよ」「うん」
「早く脱いじゃお〜よ」
何と大胆にも服を脱ぎ始めてドラム缶の入浴を楽しむ女子高生たち。
思わず声が出そうになった新人の口を皆で押さえながら、女子高生たちの
裸体を楽しみ始めた。
そう、実は「おしゅうちさま」の力で、若い女性がこのドラム缶風呂を見ると
入らずにはいられない衝動をかられる様に施していたのである。
これはきっと、日ごろ一生懸命に真面目な工事をしてくれてる現場の人たち
への「おしゅうちさま」からのささやかなお礼なのかも知れない。
もちろん、「おしゅうちさま」が間近の特等席で見ているのは毎回の事である。
すでに興奮しまくって食事が喉に通らない工事現場の人たちが鼻息を立てて
小声でしゃべり始めた。
(今回の女子高生もいい身体をしてんぜぇ)(毎回ちがう子がくるんっすか)
(まぁなぁ〜、俺たちにとってはいいご馳走だぜ)(この現場きて良かったっす)
まさか男性が覗いてるとは少しも思わない女子高生たちが、ドラム缶風呂で
はしゃぎながらお風呂を楽しんでいる。
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