「え〜、たいへん長らくお待たせいたぁしました〜〜、さま〜ふぇすた三
河安嬢サンバカーニバル、只今よりスタートいたします〜〜」
初っ端から、なんの捻りも無くマツケンサンバが流れ始めた。亜希子は
軽く目まいがするのを感じたが、もう今更どうしようもない、覚悟を決め
て踊るしかないのだ。
フィリピン人ダンサーたちは流石に慣れたもので、もうノリノリで踊っ
ている。だが亜希子は露出過剰の衣装の方が気になって、どうしても踊り
に集中することが出来ない。
何せ、どんどんエロい人たちが増えてきている気がするからだ。
それもそのはす、さきほど亜希子が披露したY字バランス姿が一部のエ
ロい人の手によって、幾つかの画像掲示板にアップされまくっていたのだ。
そして、画像を見て興奮した連中が急いで駅探で電車の時間を調べて、
エクスプレス・カードを片手に持って、三河安嬢駅に直行した。
「おおっ、あれが例のオベンチョOLだきゃぁぁ〜」
「俺にも生オベンチョを〜」「オベンチョォォ〜オベンチョ〜」
(ああぁっ!オベンチョを連発するなぁぁぁ〜!やっぱ、さっきのY字の
時に見えてたってことなの?)
亜希子も薄々感じていた。あんな面積の小さいビキニでY字バランスを
すればどうなるかぐらいは。
そう、思い切り足を上に向けてあげた際にビキニがやはりおま●こに食
い込んでしまったのだ。
それも見事なY字バランスだったので、おま●こはあっさりとビキニの
侵入を許しており、はっきし言って恥ずかしい部分がいろいろと丸見えと
なってしまった。
それはつるんつるんの大陰唇だけじゃなく、クリトリスまでもビキニの
間から少し飛び出ていた。
不幸にも、その様子が画像掲示板にアップされており、これを見た連中
たちの興奮は凄かった。
静止画ではビキニの間から飛び出たクリトリスの包皮が捲れかかってお
り、「クリ出たあああああああぁ」「Y字素晴らしすぎw」「本場のダン
サー超えたよ」「スタイルもいいけど顔も良すぎ」「ちょっと三河安嬢い
って来る」等、絶賛のコメが書かれていた。
そして、居ても立ってもいられない気持ちになった連中が本当に続々と
駆けつけてきたので、亜希子としては全てを捨てて逃げ出したい気分だ。
常にあちこちからシャッター音が響いており、亜希子の一挙一動を見逃
さない感じだ。
(恥ずかしくて踊れない〜。もういやぁぁ〜、昔の同級生たちも来ている
じゃないのぉぉ。こんな姿、見せたくないぃぃぃ)
亜希子はなるべく知り合いの方には見せないように頑張っているが、ど
うしても見られてしまう。
「すっげ〜。あれ鈴木亜希子だよな〜。おっぱい丸出しだぜ」
「あのクソ真面目な鈴木がまさか、あんなことするなんて」
「ケツなんて、完全丸出しだな」
(いやああ〜、丸出しって言わないでぇぇ〜。ちゃんと隠してるんだから)
亜希子は同級生の男子たちから離れようと移動しても、すぐに追いつか
れる。それも今度は携帯を取り出して写メまで撮り始めた。踊っている以
上、胸を隠すことが出来ないのでGカップ巨パイは撮り放題だった。
「高校時代、誰もが見たかった鈴木のおっぱいが拝めるとはな〜」
「ああ、想像以上だ!水着になるのも恥ずかしがる鈴木がこんなことする
とはな〜。大雨..いや巨大台風がくるんじゃねーか」
「ともかく、この嬉しさを他の連中にも伝えねーと!」
同級生たちの喜びの声を聞いて、亜希子は悔しくてたまらない。それで
も尚、胸や尻を振って躍り続けなければいけない。
そんな恥ずかしさが消えないせいか、亜希子の踊りはぎこちなく、それ
が余計に目立つ羽目になっていたのであった。
「うわ〜、あのおねーちゃん屁っぴり腰だ〜〜!」
「ネーチャーン、盆踊りみたいだぞ〜〜〜」
「おいおい、マジでホントに素人か!?」
そんな亜希子におかまいなしに、ギャラリーからは容赦ない野次が飛ん
でくる、
「そ、そんなこと言ったって・・・」
亜希子のアタマの中はもう半パニックだ、そしてそこへ、聞き慣れた北
浜の声が飛び込んで来た。
「アキちゃ〜〜ん、恥ずかしがってるとかえってカッコ悪いよ〜〜!もう
ここまできたら開き直ってハッスルだよハッスル〜っ!!」
亜希子は「な〜にがハッスルだ、元はと言えばお前のせいだろ、この腐
れ中年が」と、思ったが、北浜の言うことももっともである。
このままヘナヘナ踊っていては恥の上塗りというか、余計にカッコ悪い
だけだ。とにかく周りで踊っているフィリピン人ダンサーについていくだ
けでもしなければ・・。
亜希子の腰の動きがゆっくりと、しかし確実に大胆になってきた・・・。
客席のヴォルテージもそれにつれてどんどん上がってくる、
「おおっ、いいぞ!もっと腰振ってくれ〜〜っ!!」
「オッパイ〜〜〜〜〜!!もっと揺らして〜〜〜〜www」
卑猥な声援に応える形で亜希子のGカップ巨パイが暴れまくり、揺れま
くった。
(あ〜ん、私のおっぱいがすごいことに〜)
亜希子にとって、天下の公道でこんなにおっぱいを揺らすことになるな
んて初めてのことだった。
おっぱいが縦横無尽に動き回り、肌を叩く音が鳴り響く。こんなにもお
っぱいが動くんだと驚くぐらいだ。
誰もが亜希子のおっぱいに時間を忘れて見入ってしまう。
(みんな私のおっぱいを見ている?いや、そんなことはないわ)
自分の胸に視線が集まってないと言い聞かせながら、亜希子は踊り続け
ている。が、ほとんどの観客は口をぽかんと開けて、亜希子のばいんっば
いんと揺れまくるおっぱいに集中した。
これだけ、おっぱいに視線が集まるのは、大きく揺れてるせいだけでは
ない。耳に「びったん、びったん」と響いてくるのだ。
まるで、音を鳴らしてるおっぱいを見てと言ってるような揺れ方だった。
響いてくる音も思わず口ずさむ程の心地いいリズムだった。
びったん、たんた、びたびったん〜。
びったん、たんた、びたびったん〜、ぴたたぁぁん♪
一緒に踊ってるフィリピン人ダンサーたちも踊りを止めて見とれてしま
うほどのびったんサウンドであった。
「オォ〜〜、スバラシィネ〜〜」
「オパ〜イ、オドッテルヨ〜、マネデキナイヨ」
「ニポ〜ンのサンバ、アナドレマセンネ〜〜」
(ああ〜ん、好きでこんな音出してるわけじゃないのよぉぉ〜。周りのみ
んなもおっぱいばっかり見てるぅぅ〜。きっと、あの元凶中年どももおっ
ぱいを見てるのねっ)
北浜たちも鼻をのばしながら見てると思ったが、意外にも彼らの視線は
別のとこへ集中していた。
「?いったい、どこを見てるのかしら..」
どうやら北浜たちは亜希子の下半身に視線を向けており、亜希子が大き
く腰を振る際に、喰い込んだビキニの間からビランビランとはみだす陰唇
に注目していた。
「北浜さん、アレはちょっとマズイんじゃないか?真っピンクのオベンチ
ョもろ見えだきゃ〜」
「たまにしか、オベンチョ出ないから大丈夫でしょ〜」
「それにしても、綺麗なオベンチョだきゃ〜」
そう、陰唇は常に見えるわけではないが、それが男たちの興奮を呼んで
いた。
(ああぁぁっ、もしかして下の見えてるの?恥ずかしいっ!すごく恥ずか
しいよぉぉぉ〜)
こんな恥ずかしい目に遭いながらも、亜希子は逃げることが出来ず踊り
続けるしかなかった。
(でも..何故か感じちゃう..)
男たちの視線が恥部に集中していくうちに、身体が火照ってくるようだ。
見られたくないはずなのに、股間がじゅわっと濡れてくる。
「なあ姉ちゃん。ここらであのY字バランス見せてくれよ」
「なっ!?」男たちは亜希子にとんでもないリクエストをしてきた。
(何言ってるのよ。Y字バランスをしたら、あそこがぁぁぁ)
「ほら!早く早く」「Y字〜、Y字〜!」
「で・できるわけ..そんなのできるわけ..」
だけど亜希子の左足はどんどんリズムに乗って上に持ち上がっていく。
そして曲のテンポに合わせて、「さん、はい」とY字バランスを見せる。
もちろん、すぐにY字バランスはやめるが、左足をあげてる間はおま●
こはモロ見えとなっているはずだ。
「うおおおっ、くっきり見えたぁぁ〜」
「きたああ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ああっ!!!!!」
「おい、またさっきの曲だ。今度はこっちでーーー」
「あっ..嘘ぉぉ〜。さっきのリズムがまた流れてる」
どうやら、同じリズムが繰り返される曲だったらしく、やっぱ同じポー
ズを繰り返さないといけないという思いで再度、Y字バランス披露。
「おおおおっ」「すっげぇぇぇ」
(ああぁぁ、何か疼いてきちゃうぅぅ)
Y字バランスをするたびにビキニが食い込んでいき、ぱっくり開いたお
ま●こを刺激してくる。
「あ、また同じリズムがぁぁ」
遠くから見ると、いい感じの踊りに見えるのだが、間近で見ると花びら
アクロバチックショーだ。
(やだぁぁ〜、恥ずかしいことをやってるのに..すごく気持ちいいっ)
確かにやっていることは、ただのおま●こ披露なのに、甘い吐息を出し
てしまう。
「おっぱい姉ちゃん、素晴らしいぜ!今度は自慢のおっぱい揺らせよ」
「そーだ。そーだ。さっきのばいんばいんだぁぁ」
何がばいんばいんよ..でもやりたくて仕方ないの..見られて恥ずか
しいのに..胸を揺らすのなんて嫌なのに..見せたいのぉぉぉ〜〜
どんどんと理性を失っていく亜希子。気がつくとイベントの方は中盤に
差し掛かった。
最初はあれだけ恥ずかしがっていたはずだったのに、この頃になると流
石に慣れたと言うか、胆がすわったと言うか、もう一心不乱に体をくねら
せ踊りまくっていた。
亜希子自身も気付いていないのだが、猛暑に加えて、彼女一人に集中す
る見物客の熱い視線が身体中に突き刺さっていく。恥部にも遠慮なく視線
が集まっていた。じろじろとおっぱいやおま●こを見られる視線。
手で触れられてるような感じに陥ってしまいそうな粘々とした視線。
もちろん、亜希子を悩ますのは視線だけではない。写真も次々と撮られ
ており、おっぱいやおま●この接写だけでなく脇の下やお尻の穴までもカ
メラに収めようとするものさえいた。
(ああぁぁぁ〜。この変態どもを排除してぇぇぇ〜。もう、いやぁぁぁ〜)
亜希子はこの変態行為に吐きたくなるほどの気持ち悪さを感じたが、あ
まりにも続くと、次第に亜希子の身体に変化が起こってきた。
いつしか、激しい羞恥が強烈な性的快感と変わって亜希子を襲い、彼女
からまともな思考力を奪ってきたのである。
おそらく亜希子をここまで狂わしさのは彼らのしつこさかも知れない。
視線にしても写真にしても、ずっと亜希子を狙い続けている。
デジカメや携帯を使って撮ってるものは、何回も何回もメモリーカード
の入れ替えを行なっており、亜希子のすべてを撮り続けている。
彼らの中には連写をしてる猛者もいるので何万枚という亜希子の写真を
撮っているのだろう。
特に恥部に対しての彼らの視線や写真は異常すぎるもので、ベストショ
ットを狙う団体が必死に動きまくっていた。
(んもぉぉ..どんだけ撮れば..気がすむのよぉぉ..)
ここでようやく10分間の休憩が入り、踊り続けていた亜希子は休憩所に
行く力もなく、その場で大の字に寝転んだ。
当然のごとく、見物客に囲まれて写真を撮られる有様。
シャッター音が鳴り響き、頭の天辺から足の指先まで全身余す所なく、
撮り続けている。ここまで必死に撮られると逆に悪い気がしない。
(そういえば私..普段写真なんか撮られたことなかったわ..)
これだけの見事なボディと容姿を持っていれば写真を撮られてる機会は
多いと思いがちだが、実際はほとんど無いらしい。
そう、美人すぎる亜希子にカメラを向けるのはなかなか勇気がいること
なのだ。それにカメラを向けようとすると亜希子は恥ずかしさから睨んで
しまうので大概の男性は怯んで撮ることが出来ない。
混浴の時も亜希子が裸で堂々としてくるので男性の方が目のやり場に困
って萎縮してしまう。気の弱い男性なら股間を押さえながら逃げてしまう。
いつしか亜希子本人が自分に魅力がないのかなと思い始め、イベントな
どに出ることを拒んでしまう。
私なんて、どーせ胸だけがでかいだけのおっぱいねーちゃんなのよと、
ますます自分に自身を持てなくなる悪循環になっていく。
だからこそ、このシャッターシャワーが心地よくなってくる。男たちの
汚い野次もどことなく気持ちよく感じてしまうのだ。
「ちっ、もう休憩時間終わりかよ。まだいろいろ撮りてーのに」
「まあ、次はもっとはじけた踊りを期待してーよな」
(・・・わかったわ..もう恥ずかしがるのはやめるわ..思いっきり踊っ
てみせてあげるわ)
休憩が終わり、立ち上がる亜希子に取り囲んでいた見物客も離れていく。
「おい!次はもっとすげーの頼むぜ!」
「おっぱいやお尻を思い切り揺らしてくれぇぇ」
「何ならポロリしちゃっても大歓迎だぞーーー」
相変わらずの下品な野次だが、それだけ期待をしているのも亜希子には
分かっていた。
「いいわっ!これでもかというぐらいに見せつけてあげるわっ!」
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