駅からバスで10分、商店街入口前のバス停で降りて、シャッター通りの
アーケードを抜けると銭湯の看板が目に入る。
白壁が目立つ昭和の雰囲気漂う寂れた銭湯は昨日までは閑古鳥が鳴くほ
ど客がほとんど来なかった。
が、今日はシャッター通りのアーケードの中まで続くほどの大行列!
信じられないぐらいの人、人、人!それも中年男性ばかりの異常な行列
が出来ていた。
そんな行列をわき目に、顔を真っ赤にした女子高生の早紀が制服姿で、
駆け足で銭湯の方へ歩いていく。
「おい、あの子じゃないのか?三助やるのって」「うほっ、女子高生か」
「真面目そうな良い子だな」「やっぱ、斉藤さん家の娘か〜」
(わ、私だって、こんなことやりたくないのに..何でこうなったの?)
早紀は突き刺さるいやらしい視線に堪えながら、先へ進む。
中年男性たちから、しきりに「女三助」のワードが飛び交い、早紀はこ
の地域に残ってるおぞましい慣わしに悔しさを噛み締めていた。
<斉藤早紀は女三助を引き継がなければならない>
女三助って何?最初は何を言ってるのが分からなかった。三助とは昔の
銭湯を利用する客に対して有料で背中を流してくれるサービスをしてくれ
る人のことであると説明を受けた。
けれども、この地域の三助には女三助という慣わしがあり、客を目で愉
しませるサービスを提供するのが女三助であった。
そんな女三助の引き継ぎを平凡な女子高生だった早紀に昨日いきなり伝
えられ、半ば強制的にやらされる羽目になった。
それも女三助じゃ古臭いということで”銭湯露出娘”と何とも如何わし
い名前をつけられてしまった。
「おっ、やっときたか!俺が番頭の吉田だ。今日からよろしく頼むぞ」
「こ、こちらこそ、よろしくお願いいたします。で、まずは何をしたら?」
「そうだな〜。最初は客の脱衣を手伝ってやれ」
番頭がとんでもない命令を出してきたが、早紀は何故か文句をいう事が
出来ず、ただ「はい」と従って客の脱衣を手伝い始める。
「いいか!顔を近づけて丁寧に脱がすんだぞ!笑顔を忘れんなっ!」
「は、はい!わかりました」
「小生が最初ですな。うひっ、こんな可愛い子に脱がしてもらうとは楽し
みですな〜」
「お、お客様。ますは、お下の履き物を脱がさせていただきますね」
そう言うと早紀は中年男性のズボンのベルトを外し、優しくチャックを
摘んで下に下ろすと悪臭がこもったブリーフが露となる。
「!!」(ぅぅ..臭いっ..)
「ん?もしかして小生のパンツが臭いのかね?」
「いえ、そんなことありません。あまりにも香ばしい匂いにうっとりして
しまいました」「そうか、そうか。実に宜しいっ」
早紀がズボンを下ろすと目の前にテントを張ったブリーフが映った。
「ひゃっ!!」(ぼ、ぼ、勃起してる..いやぁぁぁ〜!)
「ん?もしかして勃起したチンポを生で見たことがないのかね?」
「・・・はい..まだ、、み、見たことがありません」
「ほぉ〜、今時の女子高生としちゃ珍しいですな。彼氏のを見たことはな
いのかね?もしかして付き合ったことがないとか?」
「・・・はい、誰ともつきあったことはありません。告白されたことは何度
かありましたが全て断わりました..」
「ほぉぉ〜。それはずばり処女ってことでしょうかね?」
「・・・そ、その通りでございます..」
「スバラシイッ!これでこそ小生が待ち並んだ甲斐があったというものだ!
小生が初めての勃起した生チンポを見せる男となるのですな〜!さあ、そ
れじゃ下ろしてもらおうじゃないかぁ〜」
「・・・は、はい、下ろさせていただきます」
いよいよ早紀が中年男性の股間に顔を近づけて丁寧にブリーフを下ろし
ていく。
「きゃっ!」ブリーフから解き放された汚いペニスがビンと跳ねて、亀頭
が少しだけ早紀の額をかすった。
「おっと、少し当たったようだが、気分を損ねてしまったかね?」
「いえ、お構いなく。それじゃブリーフを脱がしますね」
早紀は何の文句も言わず、足元から脱がしたブリーフを丁寧に折りたた
んで籠に入れる。それをこれから何十人もしなくてはならず、早紀の手で
裸になった中年男性たちが浴場へ入っていった。
外で待っている全ての客の服を脱がし続けるのかと思ったら、番頭が「
先客サービスはこれで終わりだ」と次の段階へ移った。
未だに制服姿の早紀に番頭のすごい台詞が響き渡る。
「今日からお前を銭湯露出娘として立派に調教するから覚悟しておけ」
「は・・・はい、よ・よろしくお願いします..」
男湯の脱衣所で女子高生の早紀が中年男性たちに三つ指をついて頭を下
げてきた。
(な・何で私が..こんな奴らに..)
早紀は悔しさで唇を噛みしめた。目の前の中年男性たちは、早紀の近所
に住んでいるごく普通の中年サラリーマンたちだからである。
どうやら、これから早紀は中年男性たちに調教されるようだが、何故か
抵抗する様子はなかった。
時刻は夜の9時を過ぎており、中年男性たちは残業を終えてここに着い
たようだ。
昨日までは、挨拶を交わす程度の関係だったはずなのに、今日からは銭
湯露出娘と調教されることになった早紀。
「今日は初日だったから、見逃していたが、服着て脱衣所に入ってくる馬
鹿者がいるかっ!」と番頭が理不尽な説教を始める。
その説教を早紀は素直に聞き、自分から外で脱いできますと発言した。
「おっ、何だ何だ」「女子高生が出てきたぞ」「おい、服を脱いでいくぞ」
未だに行列が残ってる銭湯前に早紀が現れ、中年男性たちが見ている前
で制服を脱ぎ始めた。ここが野外であることを知りながら、下着姿になっ
た早紀は大きく息を吸い込んで、大声でこう宣言した。
「さ、斉藤早紀..地元の高校に通ってる高校2年生です。ほ、本日から..
お、女三助として、お、お客様が悦ぶように、頑張らせていただきます。
今から斉藤早紀は..す、素っ裸となりますので、じっくりご覧になって
くださいっ!」
その後は宣言通り、中年男性たちに囲まれながら、ストリップ嬢のよう
に下着を脱いでいく。今まで人前で脱いだこともなく、露出癖もない早紀
が、中年男性たちの歓喜の中で全てを脱いでスッポンポンとなった。
「この初々しさがたまらんね〜」「ワシ、この土地に生まれてよかった〜」
「息子の真司に早紀ちゃんの裸見たって言ったら怒られそうだなぁ〜」
「俺も息子に怒られるな。栄太なんて早紀ちゃんの水着写真で毎晩、抜い
てるぜぇ〜」
中年男性たちはこの慣わしに大いに喜び、早紀が裸で銭湯に戻るまでの
少しの時間、早紀の身体を堪能しまくったようだ。
こんな辱めを受けても早紀は一切の抵抗が出来ない。今まで赤の他人に
裸を見せるなんて絶対に出来なかったのに、慣わしを引き継いだだけでこ
こまで日常が変わるとは..
(ど、どうして..こんなに素直に従ってるの?)
早紀はこれから自分が銭湯で何をされるのか分かっていた。それでも逃
げずに銭湯へ戻っていき、番頭のことを何故か”ご主人様”といい始めて
きたのであった。
「ご・ご主人様、外で..は・裸になってきました..」
声を震わしながら早紀が全裸になったことを報告した。
「よしっ、今までは”普通の女子高生”として、みんな必死に我慢して接
していたが、これからは母親の跡を継いで”銭湯露出娘”として調教して
いくからな」
「は、はいっ..よ、よろしくお願いします」ズ、ズキンッ!
この時、早紀の脳裏にずっと昔の記憶がおぼろげながら蘇ってきた。
子供の頃に裸の母親と男湯に入ったような..何かをみんなに頼んでい
て..そこからだ..苦しかった生活がずい分と楽になった気がする。
何かそこで約束したような..覚えてないけど..体が覚えているので
はないか?それが抵抗できない理由なのかも知れない。
(それでも調教をされるのはおかしいけど..これから..わ・私にいっ
たい何をしてくるの?)
本来、調教という一生無縁なことをこれからされることになった早紀。
湯煙で曇ったガラス戸越しから、中年男性たちの異様な興奮が感じ取れ
る。何の約束を母親はしたか知らないけど、早紀はこの土地に生まれたこ
とを悔やんだ。銭湯露出娘などいうおかしな慣わしが存在することを憎ん
でいた。
(どうして、こんなことに..昨日までは平凡な生活だったのに..)
「くくっ、どうだね?昨日まで平穏だった生活が一変するのは?母親より
お前の方がきっと素質があるぞ」
「!やっぱり、お母さんも銭湯露出娘をしてたの?」
「その辺は覚えてねーか..じゃあ、早めに思い出させてやるよ」
そう言うと番頭は首輪をカチャリと早紀の首につけた。
ズキンッ!「・・・これって..お母さんの?」
「ほぉ〜、そこは覚えてたかい?そうだな、お前が何度も母親に欲しいと
せがんでいた首輪だよ」
「ふざけないでっ!わ、わ、私がこんなものを..欲しがるわけが..」
と理不尽な命令に従順だった早紀がついに怒り始めた。
それは本心を見抜かれたことに対しての怒りのようであり、番頭はじろ
じろと早紀の全身を見ながら鋭い指摘をした。
「ところでお前、さっきから両手を後ろに回しているのは、手の自由を奪
って欲しいのか?」「えっ?」「くく、無意識にやってたのかよ..」
「・・・こ、これはその..ご主人様が」失笑する番頭に、銭湯露出娘が恥
部を隠してはいけないことを言われたと早紀が必死に弁解する。
「そんなこと言ったかな?まあ、何かの拍子に言ったかも知れないな」
「い、言いましたっ!言いましたからっ!」
「まあ、これなら手錠は必要ねーか。まあ、これを手錠代わりに後ろ手で
掴んでいな」「タオル?」
「これから、お前の襲名のお披露目をやってやるよ。ほら、俺が引っ張っ
ていくから素直についてこいよ」
「だ、誰が..そんな破廉恥なことを..」
けれども早紀の足は紐が引っ張られる方向へ進むのであった。
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