第1話「渡部 結樹子の妹」
渡部 結樹奈(わたべ ゆきな)、彼女はあの渡部 結樹子の妹であり、
この会社に入ったばかりの新入社員である。
姉が元気で働いてる姿を見て、この会社に入る事を決めたのだが、姉の
無残な姿を見せられて、ここ2週間は動揺が隠し切れない様子であった。
そろそろ桜が満開となる中、社内では新人研修の最終日が迫ってきてお
り、皮肉な事に結樹奈は姉と同じ恥辱なことをさせられていた。
研修最終日が近づく2・3日前からは男子社員が結樹奈の服装の変化を楽
しんでおり、女子社員の方は見て見ぬフリをしていたのだ。
だが、当の結樹奈にとっては自分が恥ずかしい目にあってる事より、姉
がここ2週間ほど職場に姿を見せてないことが心配であった。
(このままじゃ..姉さんがおかしくなっちゃう..)
そう、姉がどこにいるかは既に知っており、その姉を救うために何とか
しようと頑張っている。
今日も姉を救い出せるある人物を必死に探していたのだ。
姉からのろけ話として、よく聞かされていた人物はこの会社ではトップ
の業績をあげており、常に仕事多忙であるせいか姿を見つけるだけでも精
一杯の状況であった。
「まったく..どこにいるのよ..滝輔お兄ちゃんは..」
そう、結樹奈が探しているのはあの平田 滝輔であり、姉の結樹子の大
事な恋人になっていた。
姉を救い出してもらおうと今日も休み時間を使って、社内を探しまわる。
もう明日が泊り込みの研修最終日となるため、どうしても今日中に会い
たい結樹奈であった。
「今日も会えないのかな..お姉ちゃんが大変な事になってるのに何で仕
事に夢中になれるのよぉぉぉ〜」
平田 滝輔に会えない悔しさで声を出す結樹奈に、ついに念願の声が耳
に聞こえてきたのであった。
「結樹奈ちゃん、久しぶりだね」
「!滝輔お兄ちゃんっ!」
「元気にしてたかい..まあ、そう言う事が言える状況でもないか..」
滝輔は結樹奈の大きく揺れるおっぱいを見て恥ずかしそうに言ってきた
のであった。
「..お兄ちゃん、今おっぱい見たでしょ..エッチ」
「しょうがないだろ..そんなに大きく揺らされるとな..」
姉の結樹子よりも2サイズも大きいおっぱいを見て少し顔を真っ赤にし
てしまう滝輔。
まあ、ボタンの間隔が長い社服でノーブラのおっぱいが揺れるのだから、
どうしてもボタンとボタンの間からおっぱいの一部が見えてしまう。
油断をすればボタンを弾き飛ばしてポロリと出そうなぐらいの弾力のあ
るおっぱいでもあった。
「結樹奈ちゃん、辛かったら今からでも僕が何とかするから」
「大丈夫です..これっ、お姉ちゃんも去年いろいろやらされてたんです
よね?」
「ああ..花見に選ばれた子は皆やらされたよ..結樹子もノーブラで必
死に我慢してたよ」
「そうなんですか..何か悔しいです..こんな乳首が透ける服で研修を
やらされるなんて思ってもいなかったです」
「結樹奈ちゃん..」
そう、結樹奈もまた姉と同じに日差しが差し込む席に座る事になり、角
度によっては自慢のおっぱいが丸見えになってしまって恥ずかしい目に遭
っていたのだ。
しかし、今は自分の屈辱よりも捕まっている姉の方が心配だった。
「ねえ、お兄ちゃん。私の事よりも準備室に閉じ込められているお姉ちゃ
んを何とか救い出してあげて」
「そうか..やっぱり例の花見準備室に閉じ込められていたのか..」
「このままだと、お姉ちゃんがおかしくなっちゃうよ..」
「おかしくなるって..何かとんでもないことになってるのか」
「うん..あんまり口に出して言えないことをされてるの..」
「そうか..それだけで大体、理解できるよ」
「だから、お兄ちゃん。お姉ちゃんを早く部屋から助け出してあげて!」
「う〜ん、少し難しい問題だけど、あまりひどい事をさせない様にやって
みるよ」
「ありがと、お兄ちゃん♪やっぱり頼りになるわっ」
滝輔の言葉が嬉しくて思わず抱きついてしまう結樹奈。
ノーブラのおっぱいの柔らかい感触が伝わって滝輔はさらに顔を赤めて
しまうのであった。
「お・おいっ、あんま抱きつくなよ..」
「だってぇ〜嬉しいんだもんっ。お兄ちゃん、大好きぃぃ」
はたから見ると、まるで熱々カップルの抱擁みたいに見えており、まず
いと思った滝輔は慌てて結樹奈を離そうとした。
「わかったから、もういいだろう..人が来たらどうするんだ」
「いいじゃないの〜嬉しくてたまんないんだもんっ」
「もう頼むから離れてくれないか〜結樹奈ちゃん」
「ああ〜ん、強引に押しちゃいやぁぁ〜」
なかなか離れようとしない結樹奈に滝輔はちょっと強引に身体を引き離
そうとするが、逆にこの状況を楽しまれている。
今は結樹子がいないからいいのだが、姉が居る前でもわざと抱擁してく
る悪い癖があるから滝輔には困ったことである。
ともかく、人が通る前に何とかしなければと思った滝輔は力を入れて結
樹奈の身体を押したところ、何と足を滑らして転んでしまったのだ。
ドシンッ..「いたぁぁぁ〜お兄ちゃん、何するのよぉぉ」
「ご・ごめん..そんなに強く押したわけじゃ..いっ!」
滝輔は突然、驚いた顔をして変な声を出してしまう。
それは転んだ結樹奈のスカートが捲れており、その奥側が見えてしまっ
たからだ。
これが下着ならそれほど真っ赤になって慌てることではないか、奥に見
えたのは下着ではなく、黒々とした毛が見えていた。
そう、結樹奈は上だけではなく下の方のショーツも着けていなかったみ
たいであった。
「お・おいっ..しゅ・しゅかー・・とを..」
「いたたたっ..しゅかー?何?お兄ちゃん?」
「スカートを早く..め・めくれてるんだよ..」
「あっ..ご・ごめんなさい..」
滝輔に言われてスカートの中のおま●こが丸見えたのに気づく結樹奈。
顔を赤くしながら滝輔にこう聞いてきたのであった。
「お・お兄ちゃん..やっぱり見ちゃった?」
「すまない..ちょっとしか見てないから..」
「ぅぅ..やっぱり見ちゃったんだ..でも気にしないでいいよ」
「結樹奈ちゃん?」
「もう、ここもいろんな人に見られてるし..」
「本当なのか?」
「知らなかったの?お兄ちゃん。結樹奈のおま●こは誰でも覗けるように
なってるんだよ..」
悲しい表情で言ってくる結樹奈の言葉に滝輔の中に怒りがこみ上げてくる。
「あ・あいつらめ〜、こうなったら今からでも何とかしてやるよ」
「お兄ちゃん..」
「待ってろよ。こんなくだらない事、全て止めてやるからな」
「いいの..お兄ちゃん..」
「結樹奈ちゃん..どういうことだ」
「もう明日が研修最終日なのよ..今さら、止めてもらってもしょうがな
いもん..それよりもこれを見て」
そういいながら、何と結樹奈が再びスカートを捲りあげておま●こを見
せてくる。
突然の結樹奈のおかしな行動に目を逸らしながら滝輔が慌てて注意した。
「結樹奈ちゃん、何でスカートをめくるんだよ..早く戻して」
「お兄ちゃんに聞きたいことがあるの。だから目を逸らさないで見て」
「聞きたいことって何だ..答えるから早く言ってくれ..」
「ちゃんとここに目を合わせないと言わないっ」
「結樹奈ちゃんっ!」
「私、真剣なの..だから見て」
「わかった..」
結樹奈の言葉に諦めて、視線を捲ったところに合わせる滝輔。
姉の結樹子と同じ綺麗なおま●こに思わずドキっとしてしまう。
「ほら、見てるから早く何でも聞いてくれ..」
「お兄ちゃん、やっぱりお姉ちゃんも花見の前は、こんな風にノーパンに
されていたの?」
「・・・ああ..そうだったみたいだよ」
「そうだったって?お兄ちゃんは見なかったの?」
「花見の前日に少し話したときに捲れたのを見てしまったけど、本当に穿
いてなかったなんて信じたくなかったよ」
「そうなんだ..じゃあ、あんまり何をやらされてるなんて知らなかった
んだ..」
「ああ、申し訳ないが知らなかったよ..結樹奈ちゃんも同じ風に晒され
てるとわかったら何とかするべきだったよ。ごめん..本当にごめん」
「ありがと、お兄ちゃん。でも安心して。晒されてはいたけど、こんな間
近ではお兄ちゃんが初めてだから..」
「えっ..」
「完全に晒される前に、最初にお兄ちゃんに全部見て欲しかったの..」
「..結樹奈ちゃん」
「私って..姉さんと違っていやらしい女よね?」
「結樹奈ちゃん..そんなことないよ。いやらしくなんてないさ」
「そう?でも、お兄ちゃんに見られて濡れはじめてるのよ..こんな汁、
姉さんは出さないわ」
確かに今の結樹奈の秘部からは、愛液が少しずつ溢れ始めており、滝
輔はそんな秘部を目の前にして何を言っていいか迷ってしまった。
「...結樹奈ちゃん、どうしたんだ?もし辛いなら我慢せずに言って
くれ。もしかすると、研修も花見もつぶすことだって出来るんだから」
「ありがと..その気持ちだけで嬉しいの。でも本当に姉さんだけは何と
かしてあげて」
「ああ、わかった。何とかして見せる。だから結樹奈ちゃんもスカートを
戻してくれないか」
「うんっ」
ようやくスカートを戻して立ち上がった結樹奈に滝輔はほっとする。
あまりにもエッチなことをしてきた結樹奈の行動に、どうしていいかわ
からなかったからである。
「じゃあ、私そろそろ時間だから、先輩たちの手伝いにいくね」
「・・・ああ、結樹奈ちゃん。姉さんのことは何とかするから頑張るんだぞ」
「うん。ありがと」
結樹奈はそう言うと振り返り、元気に走っていく。
そんな結樹奈の走る姿を見て1年前を思い出す滝輔。
(あの時と同じか..このまま、研修が終わって、花見もはじまってしま
うのか)
これから、去年と同じことが繰り返されると思うと滝輔は悔しくてたま
らない。
ましてや、自分の恋人の妹が同じ事をさせられるのだから、本当に何と
かして止めたい気分であった。
(とりあえず、結樹子の方を何とか助けないと..けど..)
妹の願いである結樹子を助けようと考えた滝輔に1つだけ気になる点が
頭に浮かぶ。
それは実力の高い結樹子をどうやって、ここまで堕としたのであるかだ。
ここ1年で結樹子は相当な実力を付け始めており、いろんな恥辱にも耐
えられる彼女を捕まえて、ずっと閉じ込めるのは、かなり至難なことである。
(やはり、高桐さんが全面的に出てきたってことか..)
今の結樹子を押さえるとしたら、去年花見の司会をやったあの高桐 菜耶
でしかなく、高桐が相手となると滝輔ではとても敵う相手ではないのだ。
(ここは1度、先輩に相談するしかないのか..)
急いで、先輩に連絡を取り始める滝輔だが、はたして間に合うのだろうか?
そう、もう研修最終日が明日となり、花見の方も中止にならなければ研
修後に開催されるので、時間が足り無すぎる。
それに去年と同じで何か嫌な予感がし始めてくる。
だがその胸騒ぎは滝輔の予想をはるかに上回っている恥辱な状況になる
とは思ってもいなかったのであった。
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